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2007年7月 8日 (日)

暁星vs関東第一

Kumazemi Report 2007-07-08
2007年T1リーグ第6節
清瀬内山グラウンド(曇)
暁星   vs   関東第一
3
2 前半 1
1 後半 0
1

今日はT1リーグを見に行きました。インターハイ出場を決めている関東第一と暁星の試合です。

ここまで6試合で4勝2分と負けなしの暁星に対して関東第一は3勝2敗1分という成績です。

ゲームは序盤から暁星がやや優勢で進んでいきます。7番と9番の選手に12番の選手が絡んで、FW22番の選手に前を向かせてシュートを打たせる戦法です。対する関東第一は読みのすばらしいDF13番の選手中心の守りから奪ったボールを7番の選手につなぎ、9番、10番、26番の選手を絡めてカウンターを仕掛けます。

Kanichisensei先制したのは押されていた関東第一でした。13分頃、速攻気味に右サイドを突破して入れた低めのクロスに、フリーだった7番の選手が押し込みました。あっという間でした。

これで流れは関東第一かと思いましたが、ここまでTリーグ負けなしの暁星はリズムを崩さず攻撃の手を緩めません。

すると20分くらいだったでしょうか、暁星は左サイドでの粘りから中央へ通したところ、関東第一DFのややクリアミスぎみの対応を見逃さず、22番の選手がゴール正面から蹴りこんで同点となります。

この時間帯はやや関東第一のDFが下がり気味だった感がありましたが、そこを突いて得点に結びつける暁星はやはりさすがですね。

Gyoseigyakutenそして24分、暁星は中盤でのボールの奪い合いから、サイドを使わず中央に通し、ワンツーのようなショートパスをパパッと交換してまたもや22番の選手がゴール前から蹴りこんで逆転します。

しかし、この暁星22番の選手はいい選手ですね。あどけない顔つきですが、必殺仕事人的な感じがします。ここぞというチャンスにいい所にちゃんといるんですよね。しかも受けてからシュートするまでが速い!名門は代が替わっても次から次へとすごいのが出てきますね。ゲームの方は前半このまま2-1で終わります。

Kanichi10cross 前半は下がり気味だったDFを修正してきた関東第一が10番の選手の縦横無尽なアクションでチャンスを作りますが、あと一歩詰め切れません。対する暁星は「危ないな」という展開には、バイタルエリアあたりにあっという間に8人くらい集結して守ります。運動量もすごいですし、この集中は最後まで切れることはありませんでした。

関東第一はもっと遠めからでも積極的にシュートを打った方がよかったのではないかと思いました。確実にやろうとする姿勢も大切ですが、劣勢でしたのでリズムを取り返す意味でも、強引でも何でも一つ思い切ったプレーがあったら少し展開が変わっていたかもしれません。

Hagesiikobo後半の中盤以降、少しゲームが荒模様になってきましたが、暁星が後半30分にくらいにゲットしたPKを確実に決めて3-1とし、このまま押し切って勝利を収めました。

両チームとも自陣深い位置から中盤、前線と1対1の攻防には見ごたえがありました。個人的には関東第一の10番の選手が履いていたエンジ色のスパイクがやたらカッコイイなと思ってみてました。また、このエンジが関東第一の個性的なユニフォームにぴったりマッチしてるんです。息子に買ってやりたいので19センチのサイズが売ってたら誰か情報ください(笑)。

Machup

kumazemi's favorite players 2007:暁星の7番

2007年6月25日 (月)

帝京vs修徳

Shakehand 総体都大会準決勝、インターハイ代表決定戦です。

修徳はヤマだった前回の実践学園戦を5対1と圧勝して準決勝に駒を進めてきました。対する帝京は関東大会での優勝はなりませんでしたが、初戦では元横綱の國學院久我山を退けてきました。

両校はもう何十年も前から東京でしのぎを削ってきた間柄であり、この2校抜きでは東京の高校サッカーを語ることは不可能なのであります。

その両雄がインターハイ出場をかけた準決勝で当たりました。

ゲームは立ち上がりから帝京が攻めまくります。私世代は何となく帝京=スロースターターというイメージがあるのですが、今の帝京はその頃とは違いますね。猛暑といえるような天候でしたから、消耗する前に得点しておきたいということもあったと思いますが、とにかく「人」をがっちり押さえて修徳に攻撃の糸口を見つけさせず優位に展開していきます。

Shutoku_head 一方、修徳は押されながらも、あまり手数をかけずに、両サイドを使って速攻を仕掛けます。

ただ、ちょっと気になったのがキャプテン4番の原選手です。今日はキックの精度がいまひとつで、ボールが足にヒットしていない感じでした。パスの強弱も微妙にずれていて、「通ればチャンス!」という場面でボールスピードが足りない場面が何度かありました。原選手自身も首をかしげていたシーンがありましたので、本人が一番納得いってないのだと思います。この原選手はご存知の方も多いかと思いますが、あの昨年度選手権東京Aブロック決勝の暁星戦で反撃の狼煙を上げるFKを決めた選手ですから、今日の原選手はいつもの原選手ではなかったのかもしれません。

前半は押す帝京にしぶとく凌ぐ修徳という感じでこのまま0-0で終わるかなと思った前半終了間際、攻撃のリズムが出始めてやや前掛かりになっていた修徳に対し、帝京がそのお株を奪う速攻を仕掛け、左サイドから速めのグラウンダーのボールにエース新選手がダイレクトで合わせて流し込んで先制します。本当、この攻撃はアッという間の出来事で、修徳はあまりの速攻に絶対にプレッシャーを解いてはならない新選手に決定的な仕事をさせてしまいました。修徳にとってこの1点は大きかったですね。

後半は立ち上がりから攻撃的に行った修徳に対し、帝京はいつもの自分たちのスタイルで戦い、7分に2点目、15分にはFKからサインプレーみたいなのを使って3点目を奪います。

しかし、修徳もこの3点目を失った直後にやはり得意のサイド攻撃からエース10番小澤選手の見事なヘディングシュートで1点返します。真夏のように暑く照りつける太陽に苦しみながら帝京から最低あと2点奪わなければならなくなった修徳は、本当にきつかったと思います。

しかし、やっぱり修徳は修徳でした。このような状況下でも決してあきらめず攻撃を仕掛け、帝京が退場者を出して1人少なくなってからの猛攻にはすごいものがありました。ただ、何度かあった決定的ビッグチャンスを決め切れなかったのが痛かったです。そしてゲームはこのまま3-1で終了、帝京が昨年に引き続きインターハイ切符を手にしました。見てて思ったのはやはりこの結果は現時点での横綱と張出大関の実力差であるということです。特にディフェンス面では帝京に一日の長がありました。

Seriai2

でもやっぱり帝京対修徳というの何度見ても興奮しますね。今日も帝京の試合巧者ぶりと修徳の不撓不屈は健在でした。修徳は選手権に強いですから、また秋が楽しみです。予選勝ち上がり組みで唯一関東大会組に挑んだ修徳に拍手を贈ります。

kumazemi's favorite players 2007:修徳の7番、10番

2007年5月22日 (火)

都調布北vs都保谷

Kumazemi Report 2007-05-20
平成19年度高校総体都大会1次(D)2回戦
実践学園高尾グラウンド(晴)
都調布北   vs   都保谷
2
1 前半 1
1 後半 1
0 延前 0
0 延後 0
2
2 PK 0

20日は高尾まで行ったものの、ちょっと用事があったので15時キックオフのこのゲーム開始には間に合わず、後半からの観戦になってしまいました。

しかし延長戦からPKまでもつれ込むエキサイティングなゲームですばらしい選手も発見しましたのでリポートします。

着いて早々でした。保谷の10番の選手が中央から次々に調布北の守備をかわし、1人で持ち込んでシュートを決めるシーンに遭遇しました。これで保谷が2対1と勝ち越します。

「上手だなぁ」と思いましたが、保谷はこの10番の選手だけでなく、8番、9番、14番の選手など技術の高い選手がたくさんいて、ちょっと見ただけで「正小結はさすがだな」と感じました。

完全に保谷のペースでした。

Chofugk 対する退場者を出して1人少ない調布北は一言で言うと「ひたむきに」プレーしていました。やや長いボールを多用しているなとは感じていましたがでも「ひたむき」でした。一番がんばっていたのはGKの選手ですね。やや神がかったファインセーブを連発して自陣ゴールを守り続けます。まさしく「守護神」です。

しかし、後半30分には私がこの日一番「うまいなぁ」と感じた保谷の14番の選手のワントラップボレーなんかも飛び出してなかなか調布北が流れを引き戻せない時間が続きます。

しかし、終了間際、これまたこの日の私イチオシの調布北10番の選手がバイタルエリアで高い個人技を発揮して粘り、右サイドのウラへパスを通します。そしてそこからの見事な折り返しから混戦となったところ蹴りこみ、同点に追いつきます。

私が勝手に思うにこの同点ゴールには布石があったと思います。その流れを変えた一つのプレーとはこの同点ゴールの直前に調布北の10番の選手から左サイドの15番の選手に通ったパスです。

それまでロングボールか中央こじ開け主体でなかなかサイドに有効な展開ができていなかったのですが、この一本のパスは10番の選手にバイタルエリア付近でも焦って中をこじ開けようとせず、いったん外へ出そうという意識の変化ではなかったかと思うのです。このような展開でしたから、保谷は中のマークがやや甘くなって失点してしまいました。

本当、サッカーは一つのプレーで流れがガラッと変わりますね。この同点劇の直後の終了寸前には、決定的場面を故意にファウルで阻止したとして保谷の選手が一発退場になってしまいました。

そしてゲームは延長でも決着つかず、PK戦に突入、後半の後半から主導権を失ってしまった保谷は調布北GKのナイスセーブもあったりして4人連続で決められず敗退してしまいした。こんな高い技術を持っている保谷の選手が次々とPKを外していくシーンを見て、サッカーにおけるメンタル面の影響の恐ろしさを感じました。

最後に今日のナイスショットを掲載します。調布北10番の選手のシュートシーンです。プレーもすばらしいですが、とてもハンサムでかっこいいので深大寺界隈ではモテモテで有名なのではないでしょうか(サッカーと関係ないことでごめんなさい)

Chofu10shoot

kumazemi's favorite players 2007:都立保谷の14番、都立調布北の10番

2007年5月21日 (月)

実践学園vs都新宿

Kumazemi Report 2007-05-20
平成19年度高校総体都大会1次(D)2回戦
私立武蔵高校グラウンド(晴)
実践学園   vs   都新宿
7
2 前半 0
5 後半 0
0

総体都大会2回戦Dブロック実践学園高尾グラウンド会場の試合です。

聞いたところによりますと都立新宿高校は20年ぶりの都大会出場で、1回戦都小金井北戦の勝利は30年ぶりの都大会での勝利だそうです。

私はこういうストーリー大好きです。そして天はそんな物語をちゃんと見ていて、30年ぶりに都大会で1勝した歴史ある公立校に、西の正大関が立ちはだかるシナリオを書いていました。

この両チームでは選手個々の経験も違うでしょうし、技術やスピード、パワーも違います。練習環境も違います。無論、格段に実践学園の方が優位です。

しかし、優位である実践学園は勝利はもちろんのこと、おそらく焦点を当てているであろう次のブロック決勝と二次トーナメント初戦に向けて内容が求められます。修正不要なストロングポイントの確認や短期間で修正でき得る課題の抽出も大事です。しかし、内容の乏しい試合、即ち全体としてよくない、まるで実践学園らしくないゲームですと、実績ある強豪とはいえ立て直すのはさすがに容易ではなくなります。

したがいまして新宿が実践学園らしさを出させず、どこまで食らいついていくがポイントだったと思います。

J789実践学園は写真の9番の選手を基点に7番の選手と8番の選手が絡んで、左右から、中央から、スピードのある攻撃を仕掛けます。

あえて言いますと、中盤での新宿のプレスがやや甘く、ここを自在にやられた感はありました。

しかし、それも無理はありません。中盤で都度飛び込んで行けば、個々の技術と局面打開力に勝る実践学園に守備の枚数を抜かれ、ゴール前の守備が薄くなってしまいます。

ボールを支配され、中盤を制されるのはやむを得ないこととし、守備において絞るタイミングやバランスを失うことだけは避けながら人数をかけて最後の最後で守り、奪ったボールを早めに前線キャプテン11番の選手にあてる作戦だったのだと思います。

S4heisou開始10分過ぎくらいから実践学園はこのような作戦に有効なサイド攻撃をどんどん仕掛けます。それも簡単にクロスを上げるのではなく、執拗に切り込んでいきます。新宿も体を張って守りますが、この攻撃は新宿の選手たちの体力をかなりの速度で奪っていたのではないでしょうか。

実践学園の次々に繰り出すスピードを保持したまま精度の高いダイレクトプレーには私も唸るしかありませんでした。

そして前半10分少し過ぎたくらいだったと思いますが、右サイドからのピンポイントのクロスにドンピシャのヘッドを合わされ実践学園が先制します。そしてその後30分くらいだったでしょうか、それほど処理が難しそうではなかった低めのクロスを新宿GKがファンブルしてしまい、そこを押し込まれて2対0となります。確かにファンブルはファンブルなんですが、実践学園の選手は間に合わなくても簡単にキャッチさせないような動きをしていましたし、ファンブルしたところをちゃんと詰めてて押し込むのもさすがです。

こういうプレーは相当練習していないと本番では出ません。大体、GKが何でもないボールをファンブルする可能性はそんなに高くありませんし、たぶんシュートがポストに当たって跳ね返ってくる確率より低いのではないでしょうか。しかし、どんなに確率が低くても相手ゴール付近では何が起こるかわからない、何かが起これば即得点のチャンスになるのだ、ということを80分間頭に入れてプレーするのは口で言うほど簡単ではありません。

Sgoalmae

結果的には大差がつきましたが、先の関東予選で“横綱”帝京とがっぷり四つの戦いをしながら、都立つばさ総合に破れてここから戦わざるを得なくなった手負いの獅子状態の実践学園相手に新宿はよく戦いました。

スタンドには年配の新宿高校のOBらしき方も観戦に来られていました。私の時代は応援に来てくれる人などほとんどおらず、強いて言うなら当時付き合っていた彼女(女房じゃないです・・・)が忍んで来てくれるぐらいでしたから羨ましいです。

新宿の選手の皆様、これから勉強の方も大変になってくるとは思いますが、都大会で1勝したことに誇りにして、学業にもサッカーにも精一杯取り組んでいってください。

2007年5月14日 (月)

都駒場vs都立川

Kumazemi Report 2007-05-13
平成19年度高校総体都大会1次(B)1回戦
都立川高グラウンド(晴)
都駒場   vs   都立川
3
0 前半 1
1 後半 0
1 延前 0
1 延後 0
1

総体都大会1回戦です。西の前頭筆頭が西の正関脇に挑みました。

立川は先の関東予選(新人戦)初戦で“大関”東京朝鮮相手に1対2と惜敗したものの延長まで持ち込む大健闘を見せており、実は密かにマークしていたのであります。

この立川がはご存知元祖“都立の強豪”駒場とどう戦うか、みどころのあるゲームになるだろうと思っていたのですが、本当にそういうゲームになりました。

開始直後、いきなり立川が駒場DFのちょっとした躊躇からボールを奪い、決定的な場面をつくります。これがこのゲームがもつれるプロローグになりました。立川は攻撃の組み立ては10番の選手と11番の選手のホットラインに19番の選手のスピード、対する駒場は9番の選手の高い技術とスピードから10番と11番の選手へといった感じでしょうか。特に11番の選手の前半17分の振り向きざまのシュートは、会場でも「おおお!」と声が上がっていました。

11toppa2 しかし、立川の11番の選手もすばらしい選手です。長身を生かしたヘディングの競り合い、ポストプレー、左右へ流れての突破と何れも高いパフォーマンスを表現できる選手で、駒場守備陣も相当神経使っている感じでした。

前半15分すぎくらいからは、攻撃がシュートで終わる場面が増えてきた駒場が徐々にペースを掴んでいきますが、立川は出足が早く、ぎりぎりのところまであきらめないで「つま先だけでも当ててやる!」といった感じの気迫あふれるプレーでよく守っていました。

                                                                                   そして前半はこのまま0-0で後半勝負だなと思った矢先の41分、バイタルエリアちょい手前あたりにふらふらっと上がったボールに立川6番の選手が反応、駒場の3番と4番のDFの選手が寄せきれなかったところをうまくコントロールし、思い切りよく右足を振りぬきます。これが決まって立川が先制、直後に前半終了のホイッスルが鳴りました。

駒場にしてみれば予想外の展開だったかもしれません。前半0-0はゲームプラン内だったと思いますが、1点ビハインドでの折り返しは想定外だったのではないでしょうか。

後半、駒場は怒涛の攻撃を見せます。立川もGKの選手のファインセーブ連発と私が今日一番感銘を受けた2,4,7,12番の立川DFのがんばりで必死に守ります。28分には左サイドに流れた高い技術をもつ駒場9番の選手にいいボールが出ました。ファーストタッチでそのままゴール方向にコントロールしていれば即シュートが打てたと思われましたが、中(やや後ろ)にコントロールしてしまいました。これも焦りからかもしれません。下の写真はそのがんばりに私が感銘を受けた立川DFカルテットの皆様です(それにしても後方の駒場応援団、すごい数です)。

Tachikawadf12_2 Tachikawadf4_2 Tachkawadf7_2 Tachikawadf2_2

しかし、関脇はそう甘くはなかったです。選手交代含めてこれでもかこれでもかと勝負をかけてくる駒場に対し、立川はだんだんファウルが多くなってきます。そして後半30分、ついに耐え切れなくなったかバイタルエリアで駒場にFKを与えてしまいます。これを一人おとりに使ってDF5番の選手が得意の左足を一閃、ボールは立川ゴールに突き刺さり、同点に追いつきます。その後は今日はあまり仕掛けていなかった駒場のエース10番の選手も前を向いて突破を図るようなプレーが出始めましたが、ゲームはこのまま終了、延長戦に入りました。

ここまで本当によくがんばっていた立川ですが、延長前半直後の2分くらいに見事なダイレクトプレーから右サイドに流され、そこからの低いクロスに合わされて勝ち越し点を奪われてしまいます。これでもう持ちこたえるパワーがかなり薄くなってしまったようです。11番の選手も孤立してしまい、奪ってもつなぎ先をがっちり押さえ込まれてしまいました。そして延長後半6分くらいに20番の選手の右サイドでの粘りあるプレーから3点目を奪われ、勝負がつきました。

それにしても立川の健闘が光るゲームでした。格上相手に真正面から堂々と戦っていました。はっきり申し上げて強いチームだと思います。

立川の皆さん、7地区は激戦区ですが選手権でも都大会に出てきてください。11番の選手をもう一度見たいですし、DFカルテットの皆さんとももう一度会いたい気持ちです。

これだけがんばりましたから、次はもっといい試合ができます。サッカーと勉強の両立も大変だと思いますが、顔を上げて選手権上位進出目指してすぐにスタート切ってください。

Yokuganbatta

kumazemi's favorite players 2007:都立駒場の5番、都立立川の1番(GK)

2007年5月 5日 (土)

都江北vs本郷

Kumazemi Report 2007-05-03
平成19年度高校総体地区予選東支部2回戦
都葛飾野高グラウンド(晴)
都江北   vs   本郷
1
0 前半 0
1 後半 0
0

総体地区予選の一戦、本郷対都江北のゲームです。

それにしてもこの両チーム、公式戦でよく当たります。何か因縁めいたものも感じますね。ここ3年でも下記のとおり3回当たってます。

  • 一昨年の選手権地区予選決勝:○本郷1-1PK5-4都江北×
  • 昨年の選手権地区予選決勝:○都江北3-2本郷×
  • 今年の新人戦地区予選一次:○本郷2-0都江北

Img_0015都江北にしてみれば、ついこの間の新人戦完封負けのリベンジマッチということになるのでしょう。試合前からリラックスしつつもかなり気合が入っていました。左の写真はその試合前のブラジル体操です。隊列組んで声を出し、乱れず淡々と繰り広げられたこの光景には何か不気味な迫力を感じました。

試合はといいますと予想に反して比較的静かな立ち上がりでした。たぶんお互いに手の内知り尽くしているでしょうし、前回の新人戦地区予選こそ2点差ついたものの、他は大接戦になってますから、負けたら終わりのトーナメントでは立ち上がりは慎重に進めたのでしょう。ただ、ゲームの方はどちらかと言えば本郷がやや優勢だったと思います。本郷は20分過ぎあたりから少しずつテンポもよくなり、左サイドからの有効な攻撃も見られるようになって行きます。

しかし、先の関東予選(都大会)では敗れたもののあの実践学園相手に敵地で先制してさんざん苦しめたほどの実力を有している本郷が、有効な攻撃はするものの決定的なチャンスをつくれません。心なしかパスの質もよくなく、何かもがき苦しんでいるような感じを受けました。よく見ると実践学園戦(関東予選)と一部メンバーも変わっていたようなので何か特殊なチーム事情があったのかもしれませんが、とにかくこの日の本郷は大人しい本郷でした。

一方、都江北は本郷とは対照的によく声を出していて、最終ラインの選手たちは中盤や前線の選手を鼓舞し続けていたのが印象的でした。前半はこのまま0-0で終わり、後半勝負となります。

Img_0113 Img_0120

後半は左サイドを突破した7番由利選手がシュートを打ったり、絶好な位置でのFKのチャンスもありましたがいずれもボールは都江北GKの手に難なく収まってしまいます。

ただ、都江北も上述のようにバックはよく声を出し、GKの選手もキャッチングやキックが安定していました。このように都江北が本郷のよいところを出させないようによく集中を切らさず守ったとも言えます。ラグビー用語で申し訳ありませんが、ボールへの集散も都立江北がうまくできていました。

このような展開でしたので、決定的チャンスが先に都江北に訪れたのも必然だったかもしれません。後半22分でした。GKが出そうで出られないバックラインの裏側にパスを出し、本郷DFが一瞬処理するのに躊躇したところをあっという間に2対1の局面を作って江北一の運動量を誇る11番の選手がゴールを決めました。

Kouhokugoal

残り10分足らずで追う展開になった本郷もリズムをつかめないながらも必死に攻撃し、特にサイドから崩そうと激しく仕掛けますが、ここでも都江北は体を張って徹底抗戦します。これは最後まで集中してできていました。下の写真は自陣ゴール前で必死に守る都江北の守備と終了直前に訪れた絶好の位置での本郷FKの場面です。

Kouhoku_difence Hougo_lastchance

                                このFKはアイデアはよかったのですが、ボールは無情にも右にそれ、万事休すとなりました。

それにしても都江北は毎年チーム力が安定していますね。一つ“壁”を超えたら、そのままガーッと行きそうな気配を感じてきました。

kumazemi's favorite players 2007:都立江北の17番

2007年5月 4日 (金)

都文京vs日大豊山

Kumazemi Report 2007-05-03
平成19年度高校総体地区予選東支部2回戦
都葛飾野高校グラウンド(晴)
都文京   vs   日大豊山
2
0 前半 1
2 後半 0
1

総体支部予選(東支部)の5月3日の一戦です。勝てば都大会出場をかけて本郷-都江北の勝者と戦う大事な一戦です。

ゲームは日大豊山が技術の高い10番の選手を軸に長い距離を走れる11番の選手を絡めて攻撃を組み立てます。一方、都文京は中盤の7番の選手がゲームをつくり、最後はキャプテン9番の選手にボールを供給して得点を狙います。

前半はやや日大豊山が押していたのではないでしょうか。こんな中、前半25分バイタルエリア付近からのループシュートが決まって日大豊山が先制します。

Bunkyofk都文京は7番の選手によるいい位置でのFKなどもありましたが、前半は無得点に終わりこのまま1-0日大豊山リードで折り返しました。

前半の都文京はややボールの収まりがよくなく、なかなかよい形でボールを保持できなかったのが苦しい展開になってしまった一つの要因ではないでしょうか。

でも前半を見ていて都文京の精力的によく動く7番の選手は、きっとこのチームの中心プレーヤーであることは間違いなく、何かやってくれそうな予感のするいい選手だなと感じました。

そして後半ですが、都文京が少し戦い方を変えてきて、これが見事にハマります。

後半の都文京はボールの収まりの悪さの修正もさることながら、あまりこねくり回さないで、速めに浅めのバックラインを敷く日大豊山の最終ラインとGKの間を狙う作戦に出ました。

この展開の中、後半15分まんまとこのポイントにボールが出され、9番の選手の飛び出しもあって日大豊山GKのミスを誘ってゴールが無人となってしまい都文京が同点とします。

そしてその数分後でした。失点を機に日大豊山は守備を修正しようと思っていたと思いますが、またもこのエリアに出されたボールに都文京9番の選手が走りこみ、今度は2番のDFが並走していたものの振り切り、ゴール左隅に落ち着いて流し込み逆転に成功、このまま都文京が逃げ切りました。

Bunkyo_kessyougoal

それにしても都文京の9番の選手の飛び出しは絶妙でした。本当、オフサイドギリギリで飛び出していきます。そしてスピードもさることながら腕の使い方がうまく、決勝点の場面でもこの腕(左腕)を巧みに使って完全に体を入れたことがこの決勝点ゴールにつながりました。

4日は都江北に敗れてしまい、残念ながら昨年に続いての総体都大会出場はなりませんでしたが、日大豊山相手に逆転勝ちした経験は大きいと思います。点は取れるチームですから、守備をもっと強化して選手権上位進出を実現ほしいと思います。

2007年4月 9日 (月)

帝京vs堀越

Kumazemi Report 2007-04-07
平成19年度関東大会東京予選2回戦
清瀬内山グラウンド(曇)
帝京   vs   堀越
8
2 前半 0
6 後半 1
1

関東大会予選、帝京と堀越の一戦です。帝京は1月の創価戦を2-0、堀越は日本学園を1-1からPKで退けての2回戦です。

清瀬内山グラウンドは応援する人がグラウンド内に入れず、外を囲むネット越しに観なければならない状況でしたが、たまたま私が陣取った位置の前は帝京の練習だったのでよくチェックしたのですが、明るく練習しながらもものすごく気合が入っていたのがわかりました。

結果的には実力差以上にこのゲームに臨む「気合」の差がスコアに出てしまった試合になりました。これほどの実力差はなかったと思います。

前半は個々の技術と徹底的に仕込まれた高い戦術、特にプレスの速さと局面局面であっという間にコンパクトな三角形を作って打開していく戦術で序盤から帝京がボールを支配します。

しかし、なかなかフィニッシュに持っていけません。逆に堀越は少ないチャンスを速攻気味に展開し、シュートまで持っていっていました。決定的な場面も前半11分に堀越にありました。惜しくもポスト右に外れてしまいましたが、帝京のDF陣もまだ落ち着く前でしたし、これが決まっていたらまた違った展開になったのではないでしょうか。

Photo_197 Photo_198

それにしても帝京はすごいです。中盤の素早いプレスと3番のキャプテンのDFラインの統率によって落ち着きを取り戻したあとは堅く守っていきました。

堀越のがんばりもあって前半は0―0で進みますが、堀越の左コーナーキックを防いだ直後に帝京が速攻を仕掛けたところ、ペナルティエリア内で倒してしまいPKを与えてしまいます。これで均衡が破れ、一気に帝京が押せ押せになります。願わくば、これも結果論ですが堀越はこのまま1点のビハインドのままで前半を終了したかったと思いますが、帝京は猛然とあと1点取りに来ます。

Photo_199 ちょっとわかりにくいですが、右の写真が2点目です。ここまで堀越は3番、5番、6番の守備陣が帝京の10番の選手に決定的な仕事をさせないように注意を払い、しかも中央からは崩されない守備を集中してやっていたのですが、速いプレスでボールを奪って右に左に振り回してのサイド攻撃についに耐え切れなくなって失点してしまいました。

前半で2点差をつけた帝京は、後半怒涛の攻撃を仕掛け続けます。前半の賢明な守備でで少々疲れてしまったのか、後半寄せが甘くなってしまい、堀越ゴールに容赦なく襲い掛かって6点をもぎ取りました。

堀越も意地のPKで1点返しましたし、私は堀越の9番の選手に才能を感じました。総体予選までにまたぐーっと成長してくると思います。

サッカーではいろんな要素がからまって圧勝も可能と考えられる相手に勝ったものの僅差のスコアになったり、実力差はさほどないので大差がついたりするとても複雑極まりない難解なスポーツです。だから人々を引き付けるのです。

まして高校年代ではそのゲームの過程におけるほんの些細なことがメンタルな部分に大きく影響を及ぼすこともあります。それは昨年の選手権予選準決勝で台風の目になっていてすばらしいチームだった関東第一が、よもやの退場劇もあって暁星に5点差で敗れたゲームでもわかります。

今日は最後に現時点で東の横綱である帝京10番の選手のシュートシーンを載せたいと思います。

8

kumazemi's favorite players 2007:堀越の9番

2007年1月23日 (火)

国士舘vs芝

Kumazemi Report 2007-01-21
平成19年度関東大会東京予選1回戦
実践学園高尾グラウンド(曇)
国士舘   vs  
4
2 前半 1
2 後半 0
1

新人戦都大会1回戦、実践学園高尾会場第二試合です。

Photo_162

4地区予選で日体荏原、大森学園、高輪、東京となみいる有力校を次々と撃破してきた芝が国士舘に挑みました。

Photo_167まず、国士舘10番の選手が挨拶代わりのオーバーヘッドを見舞います(写真) 。

惜しくも枠を外れましたが、このような飛び技を何なく繰り出す国士舘はフィジカルスキルが高く、よくワールドカップなんかでアフリカ勢に対して使われる「身体能力の高さ」で芝を徐々に押し込んでいきます。

この差は国士舘がセカンドボールを制する形で現れました。

Photo_164奪ったボールをいい形で攻撃に結び付けられない芝に対して、拾ってはつないで、展開して、を繰り返す国士舘が前半半ばに右サイドからのクロスにダイビングヘッドであわせて先制します。

その数分後には今度は左サイドからうまく抜け出して冷静に中へ折り返されたボールに7番の選手が芝DFともつれながら飛び込み、右足で押し込んで2点目をあげます。

これで2点先行された芝は、DFの2番の選手が指示と鼓舞の声を出し続けますが、国士舘の速い寄せと上述の通りのセカンドボールへの対処の速さとうまさでなかなか流れを引き寄せられません。たびたび3番の選手が外へ流れてものすごいスピードでタテへの突破を図るのですが、国士舘も複数で潰しにいきます。

Photo_168早めに1点返したい芝に前半26分、セットプレーからビッグチャンスが訪れます。左サイドで得たFKをゴール前やや深いポイントに放り込み、飛び込んできた3番の選手にタイミングが合いました。しかし、ボールと蹴り足のタイミングが合わず、ゴールに蹴りこむことはできませんでした。写真のとおり、ミートするにはかなり難しい高さのボールでした。この数分後にはコーナーキックからのこぼれ球を芝7番の選手がミドルを放ちますが、枠をとらえることはできませんでした。ただ、この2つのビッグチャンスで芝が確実に流れをつかみました。

Photo_169

そして前半37分、左サイドからのロビングボールに瞬間的スピードを生かして鋭く抜け出した芝3番の選手がいったんボールをきちっと止めて、国士舘ゴールにシュートを突き刺しました(写真)。

これで2対1となり、ゲームはわからなくなりました。

後半、いい時間に1点返して折り返した芝がどう出てくるのかがポイントでしたが、ハーフタイムでハッパかけられたのでしょうか、国士舘が持ち前のフィジカルスキルをいかんなく発揮し、ボールを支配していきます。

Photo_170圧力を増す国士舘に対し、守備の時間が長くなって来た芝はだんだん中盤が間延びするようになってしまい、クリアしたボールもことごとく拾われ、波状攻撃を仕掛けられます。

そして後半20分に右コーナーキックから完璧にヘッドで合わされて3対1、終了間際には左サイドを振り切られてゴールに向かって切り込まれ、国士舘16番の選手に右インサイドでシュートを決められ4対1、これで勝負ありました。

後半は芝の運動量がやや落ち、寄せが甘くなったところを国士館に突かれてしまいました。

しかし、芝の3番の選手のスピードはすごいです。足の回転数が普通のプレーヤーとは違いますね。ただ、この日は本調子でなかったのかプレーがやや淡白な感じがしました。それでもサイドに流れて危険なポイントに持ち込まれたときには国士舘DFが3人4人がかりで止めに行ってましたからすばらしい選手だと思います。また、1人成長が楽しみなプレーヤーと会うことができました。

芝は敗れてしまいましたが、相手の国士舘はトップ層に位置する高校ですから全く下を向くことはないと思います。夏までにフィジカル面を鍛えれば、DFを3人も4人も引き付けられるエースがいますので、総体はもっといいチームになるでしょう。

kumazemi's favorite players 2007:国士舘の6番、芝の3番

2007年1月22日 (月)

実践学園vs本郷

Kumazemi Report 2007-01-21
平成19年度関東大会東京予選1回戦
実践学園高尾グラウンド(晴)
実践学園   vs   本郷
3
2 前半 1
1 後半 0
1

高尾にある実践学園グラウンドで行われたのですが、これがまたすごいグラウンドなんです。全面人工芝一面とれてフットサルコートみたいのもあります。さらに野球場、テニスコート、合宿所、部室・・・どれをとってもクラブなみです。しいて言うなら観客席下のコンクリートむき出しの部分にラバーでも貼っていただけたらいいかなと思いました。

ゲームは挑戦者本郷が先制し、実践学園が追う展開で始まりました。実践学園はしっかりした技術でボールを扱い、ダイレクトを多用して徐々に中盤を制圧していきます。中央では短いパス交換及びダイレクトプレーで本郷に寄せさせず、そこで創り出した時間にサイドを駆け上がらせてチャンスを作っていきます。このゲームでは実践学園5番の選手のサイドアタックはすごい迫力でした。

この展開を執拗に行う実践学園に対し、前半36分くらいだったと思いますが、サイドアタックしてきた選手を止めるため本郷DFがファウルを犯し、FKを与えてしまいます(写真下左)

Photo_157

Photo_158

実践学園の二人が何やら短い言葉を交わした後、低いライナー性のボールが打ち込まれ、混戦となったところを13番の選手が押し込みました。拡大するとわかりますが、この場面、実践学園4人に対して本郷は2人と、壁に数人立っているとはいえややゴール前が手薄だったような気がします。

このまま1対1で前半終了かと思いましたが、終了直前、本郷がビルドアップしようとしたところを実践学園8番の選手にインターセプトされ、そのままゴール前まで持ち込まれ冷静に決めれらてしまいました。結果論ですがこの時間帯に献上してしまったこの1点がその後本郷に重くのしかかったのではないかと思います。しかし、これも実践学園の中盤での速い寄せが本郷の焦りを誘った結果だと思います。

早くに先制されたものの前半のうちにきっちりひっくり返して折り返した実践学園は、後半持ち前の速いパス回し、素早いチェック、スピードに乗ったサイド攻撃に奪われたボールも自陣に来る前に奪い返す豊富な運動量で主導権を握って優位に試合を進めます。そして耐え切れなくなった本郷は後半20分に3点目を奪われます(写真下左)。

Photo_159これも結果論ですが、実践学園はボールの落ちどころやルーズボールへの対処などセカンドボールの奪取で本郷を大きく上回っていたように見えました。寄せたり競ったりして邪魔しても邪魔しても転がったボールや地面に落ちたボールをマイボールにできない状態はかなり苦しかったと思います。ここは五分五分の勝負に持ち込まないと余計に疲労もしますし、精神的に追い詰められてしまいます。ここらへんが強豪校のしたたかなところですね。

Photo_161右の写真は視野の広い本郷の7番の選手がロングフィードで劣勢な局面の打開を図るシーンです。

本郷にはこの視野の広い7番の中盤の選手に加え、前線に9番と11番の2枚のすばらしい選手がいますので、総体予選では生まれ変わってくるでしょう。

実践学園は8番の選手を基点にサイドスペースを有効に使った攻撃を武器に次は国士舘と戦います。国士舘はそう簡単にはさせてくれないのでタイトなゲームになると思いますが、2回戦屈指の好カードですのですばらしいパフォーマンスを期待しています。

kumazemi's favorite players 2007:実践学園の8番