都文京vs日大豊山
Kumazemi Report | 2007-05-03 |
平成19年度高校総体地区予選東支部2回戦 |
都葛飾野高校グラウンド(晴) |
![]() |
|
![]() |
総体支部予選(東支部)の5月3日の一戦です。勝てば都大会出場をかけて本郷-都江北の勝者と戦う大事な一戦です。
ゲームは日大豊山が技術の高い10番の選手を軸に長い距離を走れる11番の選手を絡めて攻撃を組み立てます。一方、都文京は中盤の7番の選手がゲームをつくり、最後はキャプテン9番の選手にボールを供給して得点を狙います。
前半はやや日大豊山が押していたのではないでしょうか。こんな中、前半25分バイタルエリア付近からのループシュートが決まって日大豊山が先制します。
都文京は7番の選手によるいい位置でのFKなどもありましたが、前半は無得点に終わりこのまま1-0日大豊山リードで折り返しました。
前半の都文京はややボールの収まりがよくなく、なかなかよい形でボールを保持できなかったのが苦しい展開になってしまった一つの要因ではないでしょうか。
でも前半を見ていて都文京の精力的によく動く7番の選手は、きっとこのチームの中心プレーヤーであることは間違いなく、何かやってくれそうな予感のするいい選手だなと感じました。
そして後半ですが、都文京が少し戦い方を変えてきて、これが見事にハマります。
後半の都文京はボールの収まりの悪さの修正もさることながら、あまりこねくり回さないで、速めに浅めのバックラインを敷く日大豊山の最終ラインとGKの間を狙う作戦に出ました。
この展開の中、後半15分まんまとこのポイントにボールが出され、9番の選手の飛び出しもあって日大豊山GKのミスを誘ってゴールが無人となってしまい都文京が同点とします。
そしてその数分後でした。失点を機に日大豊山は守備を修正しようと思っていたと思いますが、またもこのエリアに出されたボールに都文京9番の選手が走りこみ、今度は2番のDFが並走していたものの振り切り、ゴール左隅に落ち着いて流し込み逆転に成功、このまま都文京が逃げ切りました。
それにしても都文京の9番の選手の飛び出しは絶妙でした。本当、オフサイドギリギリで飛び出していきます。そしてスピードもさることながら腕の使い方がうまく、決勝点の場面でもこの腕(左腕)を巧みに使って完全に体を入れたことがこの決勝点ゴールにつながりました。
4日は都江北に敗れてしまい、残念ながら昨年に続いての総体都大会出場はなりませんでしたが、日大豊山相手に逆転勝ちした経験は大きいと思います。点は取れるチームですから、守備をもっと強化して選手権上位進出を実現ほしいと思います。
コメント