国士舘vsかえつ有明
Kumazemi Report | 2013-04-14 |
平成25年度関東大会東京予選2回戦 |
駒沢第2球技場(曇) |
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関東大会東京都予選2回戦最後のレポートは駒沢第二球技場の3試合目、国士舘対かえつ有明です。空が徐々に雲に覆われ、肌寒さを感じさせる中でのキックオフとなりました。
立ち上がりは国士舘の時間帯でした。センターフォワード9番の選手へクロスボールを入れ、ゴール前でのチャンスを伺います。シンプルにボールを前に運び、試合を押して進めると、13分にゴールが生まれました。ロングボールの処理がバタついた隙を逃さずに先制に成功します。適切な表現かわかりませんが、どこかあっけない形でのゴールでした。16分にも、左CKからニアサイドで8番の選手のヘディングシュートがありましたが、これはGKのナイスセーブに阻まれます。
ここまで防戦一方のかえつ有明でしたが、19分、20分とシュートが出ると、短くパスを繋いでのテンポ良いプレーが見え始めてきます。26分、29分に縦にスピードのある攻撃から、7番、14番の選手がそれぞれゴールを狙いました。そして32分、左CKのこぼれ球を、16番の選手がゴール正面から決めて同点に追いつきます。
直後の34分には国士舘10番の選手が、右CKからエリア中央でドンピシャのヘディングを放ちましたが惜しくもクロスバーに当たります。こぼれたボールを詰めますがこれも入らず。先制点を境として両チームの形勢が逆転した前半は1-1で終わります。
後半に入ってもかえつ有明が優位に試合を進めますが、なかなか崩すことはできません。14分には、これまでの短いパス回しとは違いロングボールでDFライン裏を狙う動きもありましたが、オフサイドとなってしまいました。
15分、国士舘は右CKに中央9番の選手が見事に頭で合わせますが、これはバーの上。17分には今度はかえつ有明が、FKの素早いリスタートから10番の選手がシュート。左のポストに弾かれたボールは詰め切れず、お互いに大チャンスをモノに出来ません。
後半20分を過ぎると、試合はやや膠着状態に。どちらもゴール前での決定的な場面を作ることができず、延長戦突入もやむなしと思われたロスタイム、国士舘にゴールが生まれます。右CKのこぼれ球をゴールに蹴りこんだのは13番の選手でした。
かえつ有明は残り僅かの時間にシュートを撃ちますが、ゴール左外へ。最後の最後で勝利を手繰り寄せた国士舘が次のラウンドへの切符を手にしました。ホイッスルが吹かれた瞬間の国士舘選手の喜びが、試合の激しさを物語っていたようでした。
惜しくも敗れたかえつ有明、まだ4月とは思えない程のコンセプトの完成度でした。この試合での課題をクリアし、さらに完成度を上げたかえつ有明のサッカーを観てみたいです。
取材:コータロー
kotaro
これ、いい写真だなー
投稿: kumazemi | 2013年4月18日 (木) 01:37