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2012年12月31日 (月)

修徳vs鳴門

Kumazemi Report 2012-12-31
第91回全国高校サッカー選手権1回戦
駒沢陸上競技場(晴)
修徳(東京A)   vs   鳴門(徳島)
2
0 前半 0
2 後半 0
0

東京A代表修徳の初戦です。キックオフ30分前到着を目途に向かいましたが、駒沢着いたらものすごいファンの数で、当日券売り場は長蛇の列になっていました。高校サッカーは本当に人気がありますね。それにしてもバックスタンドの修徳大応援団すごかったです。

Img_2977_3 ゲームは序盤は五分五分の展開でしたが、鳴門は修徳の快速ツートップに裏を取られないよう守備に高い意識を持っていたように思います。鳴門DF3番の選手はこのツートップに引けを取らないスピードを持っていました。

しかし、徐々に14番本橋選手を中心に精度のあるショートパス交換が出始めた修徳が流れを掴み、押し気味に展開していきます。34分には右サイドでの14番本橋選手の粘りから別のFWの選手がタテへ抜け出しシュートまで持っていくシーンもありました。

対する鳴門も11番の選手を使った巧みなポストプレーからサイド、特に右をワイドに使った攻撃を仕掛け、修徳の快速FWを捕まえながらシンプルな速攻を仕掛けていました。そして修徳押し気味ながら前半は0対0で折り返します。

後半に入ると前半我慢した鳴門が攻勢に転じます。前半よりアグレッシヴになり運動量も増えてパスがつながるようになります。こうなるとルーズボールも鳴門に有利に転がるようになるから不思議です。スポーツにおける「流れ」は本当に重要です。

Img_2988 しかし、後半13分でした。修徳は鳴門陣内バイタル付近での巧みなパス交換から14番本橋選手が右側をスッと抜け出してボールを受け、これをGKの位置をよく見て蹴り込み修徳が先制します。

前半耐え、後半攻勢に転じようと鳴門にとっては、リズムを掴みかけていた矢先にくらった先制点でした。

誰もが認める中心選手のゴールで修徳は大いに盛り上がります。ここから快速FW9番小野寺選手と10番大塚選手がスピードを生かして裏を取る動きを繰り返しますが、鳴門の守備陣は冷静さを欠くことなくオフサイドの網にことごとくかけていき、ゲームはまだわからないなと感じました。ここから鳴門ベンチが立て続けに動き、後半16分、23分、27分と選手交代を敢行、点を取りに行きます。このような中、修徳14番本橋選手が足を負傷、時間も残すところ10分切っていましたので18番の選手に交代しました。

鳴門も差は1点ですので前掛かり気味になって必死に攻撃しますが、東京予選から安定さを維持する修徳守備陣は決定機を作らせません。そして3分のアディショナルタイムに入ったところで修徳は右CKから遠目にいた8番城ヶ瀧選手のヘディングシュートをゴール前にいた9番小野寺選手がヘッドで押し込み決定的な2点をゲットします。これで勝負ありとなりました。

高い技術に裏打ちされたパスサッカーに伝統のスピードを生かした攻撃で7年ぶりに出場した修徳が初戦を突破しました。次戦は第二試合PKで野洲を下した強豪青森山田ですが、臆せず思い切り戦ってほしいです。がんばってください。

Img_3006

 Kumazemi_new_rogo

2012年11月21日 (水)

実践学園vs関東第一

Kumazemi Report 2012-11-17
第91回全国選手権東京Bブロック決勝
味の素フィールド西が丘(雨)
実践学園   vs   関東第一
1
0 前半 0
1 後半 0
0

Aブロック決勝の熱気冷めやらぬまま、東京Bブロックの決勝戦が行われました。対戦カードはこちらも東京を代表する2校、関東大会東京予選と総体東京予選を準優勝し、総体ではベスト16まで勝ち進んだ実践学園ともう1校は関東2部プリンスリーグで現在4位につける関東第一となります。

恥ずかしながら、今季1戦も関一の試合を観ていなかったため、個人的には昨年の準優勝チームからどのような変貌を遂げているかを確認するうえでも絶好の機会となりました。

戦前、皆さんがどのような試合を予想されていたかは分かりませんが、両チームのストロングポイントがぶつかり合った素晴らしいゲームとなりました。

試合序盤、お互いに失点を避けるためセーフティーな運びを意識してか、リスクを背負ったプレーではなく相手の出方を見つつのリアクションサッカーから入ります。

3分、実践8番の選手が左ペナルティエリア内でシュートフェイントから切り替えし、右足でクロスを入れます。しかし、ここは関一のGKがパンチング。ここで関一のGKに触れないわけにはいきませんね。プロ注目のGK渋谷君、この日もキャッチング、キック、コーチングがさえわたります。特にキックの精度は本当に素晴らしいですね。

19分ロングボールに反応した関一9番が胸トラップから抜け出しシュート。こちらは実践GKがセーブします。15分を過ぎ、やや関一が試合のペースを握りだします。18番の細かいパスやドリブル、15番の精度の高いパスからの仕掛けが目立ち始めます。サイドでのトライアングルを作り、そこでワンタッチ・ツータッチではたいて相手を崩し、中央のFWへ供給していく関一のサッカーが徐々にテンポ良く展開します。

しかし、実践はチーム全体でのハードワークによる守備を徹底し、ボールを回されても、ボランチとDFの距離感が良く関一の前線に決定的な仕事をさせません。33分には実践の8番が右に展開し、センターリングが上がります。8番が自ら走り込んでヘディング。しかし、関一DFの寄せも良くシュートはバーを越えます。ここまで3試合で11得点1失点の関一に対し前半は実践の深町監督の言うとおり、どちらかというと失点をせずに隙を狙っていく実践のゲームプラン通りに進んだように思います。

後半は実践がどこまで高い位置から前半のようなプレスをかけ続けられるか、関一はそのプレスをどのように崩すかが見所となります。

20121119184441後半5分、関一が右サイドのトライアングルから細かいパスとドリブルで18番が抜け出しチャンスを作ります。しかし、ここも実践DF陣がしぶとくクリアします。

逆に7分の実践、関一のパスをインターセプトし2番の選手がミドルシュート、バーを越えます。

9分に関一8番に代えて19番(1年生)がピッチへ送り込まれます。まだ線の細い選手ではありますが、関一らしい卓越した技術の持ち主です。この交代をきっかけに、関一はセカンドボールが拾え出し、更に左サイドでの支配率が高まり、14番の選手が躍動します。

それに対し、実践はサイドのケアと攻撃への早い切り替えを行うためやや疲れの見えた7番に代え13番を投入します。

その直後、関一9番がペナルティエリア付近でファールをもらいます。これまでの流れから14番がキッカーとなるかと思いきや・・・・GKがキッカーとしてセットします。私も勿論そうですが、会場内がザワつきます。コロンビアのイギータ、パラグアイのチラベルトが頭をよぎります。

前半から精度の高いキックを見せていたGKですので期待が高まりましたが軌道が低く壁に弾き返されてしまいます。

15分以降も関一のポゼッションが続き、ボランチの7番、15番も攻撃参加の時間が増え、厚みがまします。17分、関一はインターセプトから15→7→9→10とつなぎシュートまで持ち込みますが、ここも実践DFが体を寄せ良い体勢で打たせません。

ここから一進一退の攻防が続きますが、どちらも決定的な場面を作ることができないまま時間だけが過ぎていきます。時間だけが過ぎたと書きましたが、内容は非常に濃く、後半のこの時間帯であっても集中力を切らさず、球際も厳しくチェックする両チームは本当にレベルの高いことを証明しています。

このまま延長に入るかと思われた38分、後半から勢いを増していた関一14番から突如矢のようなアーリークロスが入ります。この日の天候は雨、スリッピーなピッチに走るボール、中に走り込んだ9番がスライディングで足を伸ばします。当てれば確実に点につながる場面でしたが、ボール一個分届かず流れます。この場面、実践は本当に肝を冷やしましたと思います。

しかし、ドラマはここから始まります。

実践はDFからのロングボールを左サイドへ。関一DFはクリア。スローインから実践はコーナーフラッグあたりでキープし、狙い通りコーナーキックを得ます。ロスタイムに入った41分のコーナーキック。残りは1~2分程度、後半途中から投入された14番がボールをセットします。関一GK前に実践20番と4番が貼りつき動きを封じます。

14番によりインフロントにかけ蹴られたボールはニアサイドポスト付近へ弧を描きます。関一GKと実践4番が同時にジャンプした次の瞬間、ボールはGKの手をかすめることなくネットを揺らしました。一瞬静止画のように会場が静まり返り、一気に歓声・悲鳴が入り混じります。

1-0で実践リード。残り1分。圧倒的な攻撃力を持つ関一も時すでに遅く、無情にもホイッスルは鳴り響きます。7割のボール支配率から果敢にゴールに迫った関一、それを真っ向から跳ね返しワンチャンスをものにした実践、どちらも本当に白熱したゲームを繰り広げてくれました。

勝利をつかんだ実践は、あれだけボールを支配されながらも誰一人走ることを止めず戦い抜きました。あの走力には本当に脱帽ですね。

20121119184543残念ながら2年連続決勝で涙をのんだ関一ですが、噂どおりの攻撃力、その攻撃力を支えるDF陣、素晴らしいチームであることに嘘はありませんでした。

全国行きの切符を手に入れた実践は、30日の開幕戦を聖地国立競技場で福岡代表東海大五と戦います。13:10kick off。東海大五は90回大会も開幕戦でしたね。くじ運強い!!

 

取材:おび天

2012年11月18日 (日)

修徳vs暁星

Kumazemi Report 2012-11-17
第91回全国選手権東京Aブロック決勝
味の素フィールド西が丘(雨)
修徳   vs   暁星
2
2 前半 0
0 後半 0
0

私が11月10日の記事でぼやいたばっかりに、全く私たちと関係ない方1名がTEAM kumazemiの中途採用に応募されてきました。もちろん採用試験なしで即採用、お名前を宮崎県ご出身ということでおび天さんとさせていただきました。そのおび天さんの取材記事第一弾をぬまちちぶの写真入りで掲載します!

soon小雨の降りしきる中、東京Aブロックの決勝戦が西が丘サッカー競技場で行われました。

対戦カードは東京を代表する名門チーム、修徳高校vs暁星です。我らTEAM kumazemiも全員参加で観戦。かくいう私はkumazemi初参戦、新参者による初めてのレポートとなります。

修徳は夏の総体チャンピオン。ただし、決勝までの戦績はどれも1点差と僅差の勝負をものにしてきました。堅守速攻にプラスして本当に粘り強い印象のチームです。

一方、暁星もこれまでの戦いは簡単なものは一つもなくこちらも厳しい試合を勝ち進んできました。厳しいプレスから厚みのある攻撃が魅力のチームです。

そんな中始まった決勝戦、前半4分、修徳のFK。キッカーは10いましたがここは暁星GKのファインセーブ。10分、またも修徳10番が裏に抜け出しGKと1対1になりますがここもGKのファインセーブにあいます。

Img_2955

Img_2960_2 一方の暁星は、16分にFW9番の選手が抜け出し、GKと1対1になりますがシュートは左にそれてしまいます。暁星の9番は身長が大きく、懐が深い、更にゴールへ向かう姿勢が素晴しい選手だと思います。

前半、どちらともにチャンスを作りゴールへ迫りますが、ここから膠着状態に入ります。どちらも中盤をコンパクトにし、修徳は暁星の9番にクサビが入らないよう前からのプレスを徹底し、暁星は修徳の得点源である9番、10番、14番にいい形で受けさせないよう供給元の8番、13番を抑えます。

前半は0-0かと思われた34分、ゲームは一瞬にして動きます。修徳右サイドからセンターにボールを動かし、13番から左サイドに大きな展開をします。14番の選手が縦に仕掛けると思いきや、ニアサイドにアーリークロスを出すと、そこに走り込んだ10番が左足で合わせ先制します。暁星のDFが揃っていなかった状況を瞬時に判断し、ピンポイントアーリー、14番の精度の高いクロスに驚かされます。

さらに前半終了間際の39分、修徳は14番のコーナーキックより9番がヘディングで決め2-0とします。この2点目は簡単に決めたように思われるかもしれませんが、上体を後ろに流しながらのヘディングは芯の強さを感じさせるゴールでした。ここで前半は終了します。どちらも大きな流れをつかんでいなかった前半の膠着状態から2点をもぎ取った修徳、やはり馬力がありますね。

20121119184414

しかし、後半に入ると暁星は中央にボールを集めクサビからの突破だけではなく、よりシンプルにサイド展開から流れを作るためMFの7番を起点にサイドにちらします。そこで立ちはだかったのが、修徳のGK、13番、6番。GKは飛び出しのスピードやフィールディング、キックの精度が非常に高く、安定した守備を見せます。

ボランチの13番は中央・サイドともに起点となる部分を強靭なボディコンタクト、落ちることのない持久力により抑え込みます。また6番は再三繰り返されるサイド展開にも動じず冷静に対処します。

20分に13番、31分6番を投入し、流れをつかみたい暁星でしたが、今日の修徳はプレーにブレがなく、なかなかゴールへ近づくことができません。

終了間際、暁星GKからのFKでペナルティ内混戦からシュートを放ちますが、ここも鉄壁のDF陣に跳ね返されてしまいます。

そして試合終了のホイッスルが鳴り響きます。80分戦い抜いた両校の選手には会場に詰めかけた沢山の高校サッカーファンより温かい拍手が沸き起こります。

修徳は夏冬連覇の偉業を達成しました。ここ何年も夏冬連覇したチームはありませんでしたが、新たな歴史を作り変えてくれました。

残念ながら負けてしまった暁星ですが全員でハードワークに努め、1戦1戦たくましいチームに変貌を遂げました。また、暁星は個人的に今大会のベスト応援団です。一丸となって立ち向かう有志に本当に胸が熱くなりました。

全国行きの切符を手にした修徳は来月31日に徳島代表の鳴門高校との対戦が決定しました。

kumazemi's favorite players 2012:修徳の14

Kumazemi_new_rogo  

 

2012年11月11日 (日)

関東第一vs帝京

Kumazemi Report 2012-11-11
第91回全国選手権東京Bブロック準決勝
味の素フィールド西が丘(曇り)
関東第一   vs   帝京
2
2 前半 0
0 後半 0
0

午前中の用事だけ調整つけ、12時半までに西が丘退場mustでタイムスケジュールを組んでやっぱり来てしまいました。

序盤、どういう展開になるか興味深く観ていましたが、関東第一は開始1分、3分と立て続けに右CKを得るなど、出足速くいい流れを引き寄せます。関東第一は正確かつ的確な判断によるパスワークで中盤を制圧、見事なポゼッションサッカーを展開します。

帝京相手に臆することなくいたるところで高い技術を発揮、ポストプレーからのサイド展開、長い距離を走ってのサイドをえぐる展開、ドリブルを絡ませて中央をこじ開ける攻撃と多彩な攻撃で帝京を自陣に押し込めていきます。

Img_2854_3このような展開の中、前半10分ゴール前こぼれ球を3番の選手が見事なボレーを突き刺し、押していた関東第一が先制します。

引き気味の帝京もDFラインを統率して押し込まれながらも裏を取られないよう配慮していましたが、このボレーは防ぎようがありませんでした。常に準備ができている関東第一の選手たちをあっぱれというほかありません。

しかし、まだゲームは序盤、帝京の盛り返しに期待したいところ、13分にこの試合帝京のファーストシュートが生まれます。ものすごいシュートでしたが惜しくもポスト右でした。このあたりから高いボール保持率から分厚い攻撃を仕掛ける関東第一に、要所を締めてカウンターからチャンスを窺う帝京という感じになってきました。

そして前半23分でした。左サイドからの攻撃でボールを受けた関東第一8番の選手が帝京DFと間合いを計りながらピンポイントのクロスをファーサイドへ供給、これに再三ポストプレーからの飛び出してチャンスを狙っていた10番の選手が飛び込みながらボレー、これが決まって2対0となります。

Img_2865_5

 

前半はこのまま2対0で終了します。私はもっとこう着して後半に勝負がもつれ込むかと持っていました。正直ここまでは関東第一の一方的なペースになるとは思ってもいませんでした。

前半の帝京はボールを奪って速攻を仕掛けようにもサポートが遅いと見るやあっという間に関東第一にコレクティブゾーンに追い込まれ、3人がかりでボールを奪われるシーンもありました。

Img_2917 しかし、後半に入るとやや下がり気味だった帝京は前目でプレーするようになり、徐々に盛り返していきます。2点のリードを持つ関東第一があまり無理をしなくなってきた点もありましたが、帝京は8番の選手も前に位置し、スピードにある11番の選手が仕掛けてリズムを掴みます。それでも関東第一の守備は安定さを欠くことはなく、各々がきちんと仕事をします。これは本当に見事です。人とボールが動くサッカーを最後まで展開、試合はこのまま2対0で関東第一が勝って決勝に駒を進めました。

思うに個々の技術に大きな差はなかったと思います。差があったとしたら動きの質でなかったかと思います。80分通してボールに触れてるのはほんの僅か、試合時間のほとんどを占めるボールを持ってないときの動き、位置取り、この確からしさが高度なポゼッションサッカーを具現する礎であるとあらためて感じました。

それにしても関東第一のサッカーは観ていてとても楽しかったです。

kumazemi's favorite players 2012:関東第一の15番 

Kumazemi_new_rogo

2012年10月29日 (月)

國學院久我山vs東京朝鮮

Kumazemi Report 2012-10-28
第91回全国選手権東京Aブロック準々決勝
駒沢第二競技場(雨)
國學院久我山   vs   東京朝鮮
1
0 前半 1
1 後半 0
0 延前 0
0 延後 0
1
5 PK 3

Aブロック準々決勝です。雨の中1点を争う激しい試合になりました。

いつも通りゆっくりスタートの久我山に対し、東京朝鮮は序盤からガンガン攻めて主導権を握ります。総体都大会で都三鷹に完勝した際の取材記事でも取り上げた東京朝鮮11番はこの日も健在でした。久我山も彼を徹底マーク、突破を許さない布陣を引きます。

それでも全員が前への意識が高い東京朝鮮は前半12分に左サイドの突破から最初の決定的チャンスを掴みます。これは決められませんでしたが、前半28分、上述東京朝鮮11番の選手が浮き球を競り合った際のこぼれ球を7番の選手(よく見えなかったのですが確か7番の選手だったと思います)が蹴り込み、東京朝鮮が先制します。雨天の中、久我山が持ち前のリズミカルなパスサッカーを出し始める前に一気に攻めて先制点を奪う理想的な展開になります。

先制され終始押され気味だった久我山はベンチが動き、早くも前半34分に14番の選手を投入します。この14番の選手は総体都大会では先発メンバーでしたの私もよく覚えています。この久我山ベンチの判断が後半天も味方につけて吉と出ます。ゲームはこのまま東京朝鮮1点リードで前半を折り返します。

201210281 14番の選手を投入した後の前半ラスト5分で決断したか、後半に入ると久我山ベンチは次々とカードを切ってきます。まず後半4分に5番の選手に代えて18番の選手を、そして後半7分には11番の選手に代えて20番の選手を投入します。このあたりから雨が弱くなってきてほぼ曇天の状態になったこともあり、久我山のダイレクトやワンタッチを多用した華麗なパスサッカーが奏でられてきます。そしてこの20番の選手が東京朝鮮自陣右サイドで暴れまわり、東京朝鮮の素早い押し上げによる攻撃の厚みを完全に消し去りました。

完全にボールを支配され、アゲンストの流れを察知した東京朝鮮は全員を引き気味に配して守備強化戦術を採り、1点を守りにいきます。しかし、久我山の攻撃にひたすら耐えるこの戦術は徐々に選手の持久力を奪っていきます。東京朝鮮はボールを奪っても単調な速攻にならざるを得ず、押し上げもままならないために久我山に波状攻撃をくらい、後半20分まではかなりきつそうでした。

それでも1点を守りきるべくボールにも相手にも必死にくらいつき、最後の最後は自由にさせず、この久我山の猛攻に耐える姿には悲壮感すら感じました。

しかし、後10分というところだった後半29分、久我山のFKのチャンスの際に痛恨のファウルでPKを献上、これを久我山はきっちり決め同点となります。

201210282_2

後10分逃げ切ればという時間帯にPKで追いつかれた東京朝鮮はかなりきつい精神状態に追い込まれたことでしょう。息を吹き返した久我山のこの後の激しい攻撃に防戦一方になってしまいます。

しかし、東京朝鮮は足をつる選手を続出させながらも何とか耐えぬき、ゲームは延長戦に突入します。休憩時間で再度闘魂を注入した東京朝鮮は、延長前半に中央突破から決定機を掴むなど踏ん張り、対するスマートさが売りの久我山も延長前後半通じて想像以上の持久力を有していることを見せつけました。久我山に関してはその技術の高さに目を奪われがちですが、サッカーの基本中の基本であるゲームを通じて走りきる力もきちんと備えています。

ゲームの方は延長戦でも決着つかずPK戦にもつれ込み、先攻の久我山が5対3で準決勝進出を決めました。

東京朝鮮の11番の選手を本大会でもう見れないのはとても残念ですが、先制され残り時間が少なくなってきてもロングボールを多用することなく自分たちのスタイルを貫き通し、最後は追いついてPKで振り切ってしまうところはさすが國學院久我山です。

田邊草民選手や右高選手級の傑出したスーパースターはおらず、どちらかというとここまで静かな評価で来ていた久我山ですが、するするっと4強まで来ました。次の修徳戦はかなりのハイレベルのゲームとなること必至です。

Kumzeminame

2012年10月28日 (日)

修徳vs多摩大目黒

Kumazemi Report 2012-10-28
第91回全国選手権東京Aブロック準々決勝
駒沢第二競技場(雨)
修徳   vs   多摩大目黒
1
1 前半 0
0 後半 0
0

生憎の雨、しかも時おり強く降る中駒沢第2競技場で行われたAブロック準々決勝です。

201210281 さすがに傘をさしながらメモを取ってデジタル一眼レフをいじくるのは無理でした。携帯カメラですがご容赦ください。

当然ながらかなりのスリッピーなピッチになったわけですが、両校とも速い球足をきちんと測ってプレーします。さすが東京Aブロック8強です。

ゲームは技術、戦術眼、スピードで上回る修徳がペースを掴みます。特に中盤の浮き球を制圧する8番の選手とボールを多く触ってはチャンスを演出する14番の選手は目立つ存在で、修徳の攻守の要ですね。

その修徳が前半3分、CKから押し込んであっさり先制します。序盤のセットプレー一発で1点もぎ取りました。

先制された多摩大目黒ですが、やや押されながらもピッチ全体を使って攻撃し、特に10番の選手が中央で前を向けた時はいい攻撃につながります。

早い時間に先制した修徳ですが、その後はやや攻めあぐね、なかなかいい形でフィニッシュに持っていくことができません。それでも決定的パスの供給者である14番の選手がボールを持つといい何か起きそうな雰囲気になります。そういう意味ではこの14番の選手が修徳のキーマンですね。ゲームの方は前半はこのまま修徳1点リードで終了します。

後半に入ってもエンジン全開とはならない修徳ですが、後半6分のエースストライカー9番の選手の左サイド突破からのクロスに8番の選手が合わせた場面、その4分後のまたもや8番の選手のゴール前の粘りから生まれたエース9番の選手の強烈なミドルなど、さすがと唸らせる攻撃もありました。しかし、全体的には押してはいるものの完全な修徳ペースという感じは受けませんでした。さすがにベンチからも相手に合わすことなく自分たちのプレーをするよう檄が飛びます。

201210282 何とか追いつきたい多摩大目黒はベンチも動いて後半12分に7番の選手に代えて14番の選手を投入、この14番の選手が技術が高くボールが持てるので、多摩大目黒の攻撃リズムが変わっていきました。後半25分にはこの14番の選手が右サイドで修徳DFを3人引き付けて中央にボールを供給、シュートまでつなげるチャンスもありました。14番の選手がペナルティエリア付近でボールを持つとすかさず修徳の選手が2~3人で囲みに行ってましたので、修徳も彼のドリブル突破をかなり警戒していたようです。

その修徳は後半に入って8番の選手が積極的に攻撃参加、前半より攻撃の厚みは増します。後半31分にその8番の選手が見せた右スローインから個人技で多摩大目黒DFを抜き去り、一瞬で振り抜いてクロスバーをかすめたシュートはすごかったです。

しかしゲームは前半3分の修徳先制以降両校ともゴールは生まれず、1対0で修徳が勝利しました。サッカーでbe carefullと言われている開始5分内での失点ですが、あの開始3分の失点がなければ、今日の修徳はやや大人しかっただけに、多摩大目黒にとっても違う展開になっていたかもしれません。後はあの途中から入った14番の選手ですね。もう少しプレーを見たかったです。

夏王者の修徳は苦しみながらも4強一番乗りを果たしました。次は久我山と東京朝鮮の勝者と戦いますが、どちらが来てもかなり見ごたえのあるゲームになるでしょう。

Kumzeminame

2012年10月22日 (月)

多摩大目黒vs都墨田川

Kumazemi Report 2012-10-21
第91回全国選手権東京Aブロック2回戦
実践学園高尾グラウンド(晴)
多摩大目黒   vs   都墨田川
4
1 前半 0
3 後半 1
1

実践学園高尾グラウンド第3試合Aブロック2回戦です。

このAブロック左側は修徳、都駒場、國學院久我山の選手権に複数回出場した名門に加えて早実と東京朝鮮の強豪が鎮座するブロックです。この試合に勝った方が駒沢補助で辛くも都駒場を退けた夏のチャンピオン修徳に挑むことになります。

ゲームは序盤こそ一進一退でしたが、徐々に多摩大目黒が出足速くプレッシャーをかけ、リズムを掴んでいきます。対する墨田川はセットプレーや敵陣深い位置でのスローインでは190cm級のDF6番の選手を上げるなどいくつかあるストロングポイントを使って先制点を狙います。

しかし、前半20分過ぎあたりからは多摩大目黒が完全にペースを握り、24分には左からの攻撃で中央に位置していた8番の選手が墨田川GKと1対1になる場面がありましたが、少し焦ったかGK正面に蹴ってしまい、先制のチャンスを逸してしまいます。

押し込まれてなかなか自陣から思うようにビルドアップできない墨田川ですが、辛抱しながらチャンスを窺います。

前半38分にも多摩大目黒はFKからの混戦でGKと1対1になる場面もありましたが、これも墨田川GKのすばらしいプレーで阻止され、押しながらも最後詰め切れない展開にややしびれ気味になっていきます。前半このままスコアレスで折り返すのかと思った終了間際の40分、多摩大目黒の18番の選手がゴール正面からミドルを決めて先制します。何とかスコアレスで折り返して後半の40分間で1~2点差の勝負に持ち込みたかったであろう墨田川としては時間的にも痛恨の失点でした。

後半はまずは追いつかなければならない墨田川が前に出ようとしますが、多摩大目黒のプレッシャーは全く緩まず、墨田川にプレーの判断に要する時間を与えません。それでも墨田川は2点目を奪われれば極めて勝利が厳しくなるがゆえ、我慢しながらチャンスを窺います。

しかし、後半20分でした。右サイド約30mの位置から墨田川ゴールのファーサイドに蹴り込まれたFKに飛び込んでヘッドで押し込み2対0となります。

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さらに後半25分にはまたしても右サイドのゴールまで約25mのFKをファーサイドに蹴り込み、今度はその折り返しを体押し込み3対0となります。

完全に崩されないよう何とか耐えて我慢していた墨田川でしたが、この2発のセットプレーからの失点で完全に劣勢になってしまいました。

それでもすぐに反撃して1点返して意地を見せてくれましたが、ゲームはもう1点追加した多摩大目黒が4対1で勝利、修徳に挑むことになりました。

実力的に多摩大目黒が上だったとは思いますが、前半40分の失点がなければもう少し違う展開になっていたでしょう。しかし、どんなに点が取れそうで取れない展開であっても最後の最後にそうさせないところに多摩大目黒にしたたかさがあるのかもしれません。

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修徳戦はそう多くの決定機はないと思われますので、決めるところは決めないと厳しくなりますが、きっちり修正してくることと思います。次戦あっと驚くようなゲームを期待しています。

墨田川はもしかすると2年生主体かもしれませんが、もし3年生の選手がいたならばこれからの受験に向けたスパートにエールを送りたいと思います。

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2012年10月21日 (日)

都豊島vs明大中野八王子

Kumazemi Report 2012-10-21
第91回全国選手権東京Bブロック2回戦
実践学園高尾グラウンド(晴)
都豊島   vs   明大中野八王子
2
2 前半 0
0 後半 1
1

快晴の実践学園高尾グラウンドのBブロック2回戦です。勝った方が第1試合で東京実業を4対2で下した総体代表校実践学園と戦います。

両校とも中盤7番の選手が配球源ですが、明大中野八王子は彼の巧みなキープから両サイドの俊足の選手がタテに仕掛けて攻撃します。開始直後こそ五分五分の展開でしたが、次第に明大中野八王子が流れを掴み、前半13分にはこの7番の選手の配球から左サイドを駆け上がった10番の選手がえぐって切り込み、速いクロスを入れますが、中の選手が合わせ切れず、シュートはバーの上へと外れてしまいました。でも、明大中野八王子は優位に進めていきます。

ところが高校サッカー観戦の醍醐味でもある恐ろしいまでの高校生の思い切りのよさが、明大中野八王子に傾いた流れを一気に変えてしまいます。それは前半14分に起こりました。それは都豊島の11番の選手が放った、右サイド約40mはあろうかというおよそシュートを打つエリアではないところからのロングシュートです。これが見事なスピードで弧を描き、特段前に出ていたわけではない明大中野八王子GKの頭上を抜けてゴールに吸い込まれていきました。これには場内からどよめきの声が上がりました。それもそのはずプロでもこのようなロングを決められる選手はそういません。我慢の展開だった都豊島はこの一発で流れを取り返します。

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よもやの長距離弾にあっけにとられていた明大中野八王子でしたが、気持ちを切り替えて得意のサイド攻撃を仕掛けます。特に10番の選手が執拗に都豊島DF13番の選手に1対1を仕掛けていました。

しかし仕掛けられた都豊島13番の選手もやられたらやり返すべく食らいつき、決定的な突破だけはさせまいと必死に阻止します。この戦いは見ごたえがありました。

そしてこの都豊島DF13番の選手の粘りが、追加点につながります。前半終了間際の38分でした。都豊島から見て右サイドからビルドアップを狙う明大中野八王子10番の選手に、高い位置まで上がっていった都豊島DF13番の選手が絡みついてボールを奪取、そのまま中央の7番の選手に供給、受けた7番の選手がバイタルほぼ中央からシュート、これが決まって2対0となります。決めた7番の選手は青森山田から鹿島に入団した柴崎選手を髣髴させるセンス抜群のすばらしい選手です。申し訳ないですがこれから勝手に「2地区の岳」と呼ばせてもらいます。

早めに1点返したい明大中野八王子は、後半アタマから2人の選手を交代し、反撃を開始します。一進一退が続く中で双方チャンスをつくりますが、明大中野八王子はルーズボールが拾えず苦労します。2点ある都豊島もプレッシャーかけつつも時間を効果的に使います。ここでも「2地区の岳」7番の選手が巧みにキープしたかと思えば、コーナーに向かって長いドリブルしたりと逸る相手を翻弄します。

ところがこれまで前線から激しい守備で貢献していた8番の選手が負傷退場、足をつる選手も出始めると都豊島も徐々に受け身になり、後半31分左CKからの混戦から10番の選手が正面から蹴り込み明大中野八王子が1点返します。

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残り10分を切っているところでの反撃の狼煙を上げるこのゴール、この後ゲームがどう展開していくのか会場は大いに盛り上がってきます。しかもアディショナルタイムは5分の表示。明大中野八王子の大応援団はヒートアップします。

しかし、負傷者を出しながらもゲームはこのまま都豊島が逃げ切り、実践学園への挑戦権を得ました。両軍の7番対決あり、サイドでのマッチアップあり、滅多に見られないロングシュートありと見所の多いゲームでしたが、オフザボールにおける動きの質に少しだけ都豊島に分があったように感じました。でも本当にすばらしい試合でした。

kumazemi's favorite players 2012:都豊島の7

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2012年9月17日 (月)

暁星vs東京成徳

Kumazemi Report 2012-09-16
第91回全国選手権東京Aブロック1回戦
早大東伏見グランド(曇り時々雨)
暁星   vs   東京成徳
5
1 前半 0
4 後半 1
1

東伏見会場第2試合です。1回戦屈指の好カードということもあってたくさんのお客様が詰めかけました。

両校とも総体のゲームも見ていましたが、序盤の展開見ていて暁星がすごくパワフルに成長していたのには驚きました。特にFW9番の選手は一回り大きくなった感じがしました。本人嫌がるかもしれませんが何となくフッキに雰囲気が似ています。

この9番の選手はもちろん大柄で体格も良いのですが、外見だけで空中戦を制することはできません。体幹の強さ、空間認知力、ジャンプのタイミングのとり方、腕の使い方・・・と外見からだけでは掴みきれない能力が必要とされるのです。そして私はこの暁星9番の選手は、これら空中戦を制す能力のほとんどを持っていると見ました。これもあってこのゲームは随所に迫力ある空中戦が展開される試合となりました。

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ゲームの方は開始直後から激しく圧力をかけた暁星が6分に4番の選手が押し込んであっさり先制しますが、この後は東京成徳にミスを突かれてミドルを打たれたり、速攻からシュートまで持ち込まれるなどやや攻めあぐね、前半はこのまま暁星1点リードで折り返します。

しかし、ハーフタイムに喝を入れられたか後半に入って暁星の攻撃力が爆発、後半13分にセットプレーからヘッド一発で2対1、14分には左クロスから小柄な14番の選手の首を捻った見事なヘディングシュートが決まって3対0となります。

暁星相手に3点ビハインドとなってしまった東京成徳はやや運動量も落ち、得意なはずのショートパス交換も激しい寄せで精度を欠き、苦しい展開になります。そして疲労もピークに差し掛かる後半23分と27分には立て続けにゴールを奪われ、予想もしなかった5対0というスコアになります。

しかし、意地を見せたい東京成徳は後半29分、11番の選手がやや距離のあるほぼ中央の位置からものすごい左足のボレーを暁星ゴールに突き刺して1点返し、ゲームは5対1で暁星が勝利しました。

あわよくばで東京成徳が前半で先に得点を取り、リードして折り返したらもっとゲームはもつれていたかもしれません。ので、前半6分とう早い時間帯での先制点献上悔やまれます。東京成徳は中盤に技術がしっかりした選手が多く、私としてはもう少し見たかったです。東京成徳の選手と関係者、保護者、友人の皆様、お疲れ様でした。

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次戦パワフルになった暁星と駿台学園のゲームは激しい戦いになるものと思われます。

 

2012年9月16日 (日)

都日野台vs東京

Kumazemi Report 2012-09-16
第91回全国選手権東京Aブロック1回戦
早大東伏見グランド(曇り時々雨)
都日野台   vs   東京
3
0 前半 1
3 後半 0
1

いよいよ平成24年度選手権都大会が始まりました。今年もチーム一丸となって取材したいと思ってます。いたらない点も多々あると思いますが、よろしくお願いいたします。

今日の私たちは東伏見、私立武蔵、駒沢第2の3か所に配置されましたが、その中の東伏見会場第1試合の都日野台と東京の対決です。

序盤は東京が10番の選手のシンプルかつ正確なプレーを起点に流れを掴みます。東京は出足が良くてチェックが速く、都日野台に楽なプレーをさせません。この10番の選手と7番、9番の選手が絡んだ中盤は華麗ですらありました。この3人は本当上手です。

対する都日野台は若干受けに回ったか、やや耐える時間が続きます。しかし、前半20分過ぎから盛り返し、25分の7番の選手から左サイド10番の選手への大きなサイドチェンジからミドルシュートまでつなげた攻撃で一気に流れを掴みました。ここから都日野台は執拗に左サイドから攻撃を仕掛け、守勢に回る時間が長くなった東京からパスの精度を奪っていきます。

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しかし前半終了間際の38分、左サイドに位置していた東京10番の選手がパスを受けるとロッベンばりに中央に切れ込み、このタイミングしかないだろうというタイミングでミドルを打ったところこれが見事に都日野台ゴールに吸い込まれ、守勢に回っていた東京がいい時間帯に先制します。前半はこのまま1対0東京リードで折り返します。本当サッカーはわからないスポーツです。

後半に入ると嫌な時間に先制された都日野台が開始直後から猛反撃、後半6分にこれまた10番の選手が起点となって中央へボールを供給、これを前半に再三この10番の選手と一緒になって左サイドから攻撃を仕掛けていた14番の選手が押し込み、都日野台が同点に追いつきます。これで前半嫌な時間に失点したムードは吹っ飛び、4分後の後半10分にはこれまた10番の選手が倒されて得たFKから3番の選手が飛び込んでヘッドを突き刺し、あっという間に都日野台が逆転します。

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都日野台はこの後も5番の選手のドリブル突破も冴え、スピードに乗った攻撃を展開していき、東京の持久力もどんどん消費させていきましたが、東京もあと1点を奪うべく必死に攻撃を仕掛けます。後半20分過ぎからの両校の攻防は見ごたえがありました。

そして後半40+1分に都日野台はカウンターからの右クロスに5番の選手が合わせて3点目を奪い、勝負を決めました。

途中雨が降ってきてスリッピーになりましたが、よく鍛えられた両校は確かな技術で迫力あるプレーを見せてくれました。感謝です。

それにしても都日野台が試合前のアップで見せてくれた音楽に合わせたダンス体操良かったです。特になぜか途中で出てくる倒立のパートでは、逆立ち苦手な選手がバタバタ倒れて調和が思いっきり乱れていたところがナイスでした。次戦かえつ有明戦でも調和の取れてない高校生らしい美しくない全員倒立を期待します!