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2013年5月13日 (月)

東京vs都羽村

Kumazemi Report 2013-05-12
平成25年度高校総体都大会1次(E)1回戦
私立武蔵高校グラウンド(晴)
東京   vs   都羽村
5
0 前半 0
5 後半 0
0

所用があり前半のみの観戦となってしまったので、東京の後半の怒涛の攻撃は観れませんでしたが、記録は残したいと思います。

結果的に後半に突き放されたわけですが、前半は一進一退だったと思います。逆に都羽村の方が急ぎすぎない落ち着いたプレーが多かったと思います。東京の攻撃の方がサイドの突破を織り交ぜた速い攻撃が多かったような気がしました。

そんな中、前半東京の攻撃を0に抑えたのは都羽村DF4番の選手のクレバーな守備にあったと思います。間合いのはかり方や出るときと出ないときの判断や危険なスペースを察知する能力が高いです。また、常に守備のバランスが崩れないように気を使っているのもよくわかりました。

Img_3260

 

負けはしましたが、都大会で強豪私立に食らいつくことができたことは都羽村にとって財産になるでしょう。ただし1点返せなかった事実はきちんと受け止め、選手権までには攻撃力を高めてきてほしいと思います。 この夏にどのようなトレーニングをするかが本当に重要です。

2013年5月12日 (日)

都調布南vs京華

Kumazemi Report 2013-05-12
平成25年度高校総体都大会1次(E)1回戦
私立武蔵高校グラウンド(晴)
都調布南   vs   京華
4
1 前半 2
3 後半 0
2

高校総体都大会1次トーナメントです。かなり気温が高い中でのゲームとなりました。

支部予選で足立学園を破り接戦を勝ち抜いてきた京華と同じく支部予選で都国分寺を退けてきた都調布南との戦いです。

序盤はポストプレーも上手くタテへの突破も鋭い7番の選手と大型FW11番の選手を擁する都調布南のペースで進みます。対する京華は開始直後からガンガン出てくる相手を受け止めながらも比較的ボールを持たずにシンプルに前に運ぶ展開に持ち込みます。

Img_3210 それでも前半6分には攻守のキーマンである京華6番の選手が、一瞬前が空いたチャンスを逃さずに強烈なミドルを見舞います。これは惜しくもポスト右に外れますが、両校持ち味を出しながら一進一退の展開になっていきます。

持ち味という点では都調布南は再三左サイドからのドリブル突破を試み、サイドから攻撃を仕掛けようとする強い意図を感じました。

このような展開の中の前半17分、ゴール前の粘りから一瞬の隙を突いて放ったループ気味のシュートが都調布南ゴール右へ吸い込まれ、序盤やや押し込まれていた京華が先制点をもぎ取ります。

Img_3223_2 この先制で京華の出足が俄然良くなり、素早いプレッシャーで都調布南の中盤での攻撃の組み立てを攪乱、都調布南FW11番の選手への決定的なボールの供給を阻みます。ただこの11番の選手は大柄で空中戦が強いだけでなく、足下の技術も高い選手で、相手DFにとってはとても厄介な選手なことは間違いありません。

序盤のいいリズムを取り戻したい都調布南ですが、前半24分には自陣左エリアの角度のないところから京華のストライカー9番の選手に逆サイドのネットに突き刺さるシュートをくらい、2点のビハインドとなります。勢いづいた京華はこのFW9番の選手が本領を発揮、逆に都調布南の守備陣に淡白なプレーがちらつき始めて完全に京華の流れになります。特に京華の6番-11番-9番の3選手の距離感が良くなったと感じました。

ただ、前述のとおり都調布南の左サイドを中心としたタテへの速い攻撃を京華は嫌がっている感じはしました。すると前半36分に左からの低いライナー性のクロスを京華GKの選手が弾いたところを11番の選手が押し込み、前半終了間際に都調布南が1点返します。

京華1点リードで折り返した後半、前半のうちに1点返しておいた都調布南の圧力が京華の選手を徐々に消耗させていき、セカンドボールやルーズボールの対処で優位に立つ場面が増えていきます。すると都調布南ベンチは後半6分に19番の選手に代えて9番の選手を投入します。この交代直後の後半10分、右からのグラウンダーのクロスにこの9番の選手がダイレクトで合わせたシュートが京華GKを頭上を抜き、ついに同点に追いつきます。

Img_3235 2対2と振り出しに戻ったゲームは、暑さの中で激しさを増していきます。両校の選手みな汗びっしょりでもうここからは足が止まった方が負け、というような展開になっていきます。それでも追い付いた都調布南の勢いの方がやや京華を上回り、セカンドボールを拾っては波状攻撃を仕掛けます。これは京華の選手にとってはボディブローのように効いていたかもしれません。攻撃もやや単調になっていってしまいました。

この暑さの中での2対2という過酷な戦いでしたが、後半31分、都調布南が左サイドを突破して折り返したクロスに中央から見事なシュートを決めてついに逆転します。京華もFW9番の選手を絡めてワンツーでの中央突破を図るなどあきらめずに攻撃を仕掛けますが、後半は足が止まってしまいました。ゲームはこの後の後半38分にもダメ押しの4点目を決めた都調布南が4対2で勝利いたしました。

16歳前後の高校年代における夏の80分ゲームは相当きついはずです。暑い気候でのゲームにおける体力消耗のコントロール、判断力低下を防ぐ対策、信じて走る気力の維持等々いろんなことを思いめぐらされたゲームでした。

日陰のないピッチサイドで、応援グッズを手に立ったままずっと声を出して応援していた両校の保護者の皆様には、長い間高校サッカーを観ている私からも厚くお礼申し上げます。

Kumazemi_new_rogo

2013年5月 7日 (火)

都東久留米総合vs帝京

Kumazemi Report 2013-05-06
平成25年度関東大会東京予選決勝
赤羽スポーツの森公園競技場(晴後雨)
都東久留米総合   vs   帝京
0
0 前半 0
0 後半 0
0 延前 0
0 延後 0
0
7 PK 6

平成25年度関東大会都大会決勝です。

1367971910130_2 表記のとおり都東久留米総合が優勝しました。激しい攻防だったようですが、両校堅い守りでスコアレスドロー、サッカーに旗判定はないのでPKでの決着となりました。

TEAM kumazemi記録係(のっぽろ改め)しまほっけが単身で赤羽に乗り込み、試合内容をわたしたちが全身全霊を込めて開発したKUMAZEMI RECORDERに記録してきました。

このKUMAZEMI RECORDERにも過去のゲーム記録がだいぶ貯まってきました。東京の高校サッカーにおける得点の傾向や攻撃のパターン、ディフェンスの動きなどが分析できるツールになりつつありますので、いずれ日本で唯一無二の「モバイル型ゲーム分析ツール」になる日も近くなってきました。

高校サッカーのますますの発展と東京代表の全国制覇のためにがんばります!

Kumazemi_new_rogo_2_3

 

 

2013年4月30日 (火)

都東久留米総合vs実践学園

Kumazemi Report 2013-05-06
平成25年度関東大会東京予選決勝
赤羽スポーツの森公園競技場(晴後雨)
都東久留米総合   vs   帝京
0
0 前半 0
0 後半 0
0 延前 0
0 延後 0
0
7 PK 6

準々決勝とは打って変わって、晴天に恵まれた準決勝第一試合は東久留米総合と実践のカードとなりました。

新チームになってから初観戦となる東久留米総合に期待をしながらも、近年チームとして安定してきた実践、試合前から好ゲーム必至のぶつかり合いに沢山の観客が駒沢第二に詰めかけました。 序盤から激しくぶつかり合う両チーム、前半4分に東久留米6番と実践8番が激しく競り合い東久留米6番が傷んでしまいます。交代かと思わせるくらいの激しさでしたが、幸い大事には至りません。

1_ そんな中いきなりチャンスをつかんだのは東久留米でした。前半5分のCKから、こぼれ球を5番の選手がゴール正面からハーフボレー、これが左隅に突き刺さり1-0とします。更に猛攻を仕掛ける東久留米は10分にハーフウェイ付近から14番のスルーパスに9番が反応、実践DF10番とGKが飛び出し阻止しようとしますが、東久留米9番の右足が一足先にボールに触れると、ループ気味に蹴られたボールは無人のゴールに吸い込まれ2-0とします。

序盤はとにかくシンプルに前に運び、最短距離でゴールを狙う東久留米の戦略が見事にはまりました。 対する実践も徐々にロングボールを中心に実践スタイルを見せつけます。21分には2番からのアーリークロスに8番が反応しますが、これは惜しくもゴールをとらえきれません。30分には前線11番・8番・6番からチャンスを作りますが、東久留米の粘り強いDFになかなかゴールを奪えないまま前半が終了します。

前半、特に目立ったのは東久留米のセカンドボール支配率の高さでした。とにかく高い位置からのプレスに優れ、実践のカギとなるDFからの精度の高いボールを蹴らせず、結果支配率を高めることが出来たように感じました。

Photo 後半、どのように実践がギアを入れ替えてくるかが見ものでしたが、またも主導権を握ったのは東久留米総合でした。7分に左サイドのオーバーラップからクロスが入り、9番がシュート、こぼれたところに14番が押し込み3-0とします。

前半から東久留米の前線にかき回されていた実践DF陣は足が完全に止まってしまいました。 後半40分に実践11番にゴールを奪われ3-1としますが、時すでに遅く、3-1で東久留米が勝利を手にしました。

この試合、驚くべきは後半20分を過ぎても、東久留米はキャプテンの10番を中心に足が止まらず、チーム全体のプレスが効果的で実践に「らしいサッカー」をさせませんでした。また、例年になく小柄が選手が多いと感じましたが、特に両サイドMFは攻守にわたりアクセントとなった良い選手だと感じました。自分たちが勝つために必要な要素を理解し、とにかく徹底したリスクコントロールが取れているチームに仕上がっていました。

この試合は東久留米に軍配が上がったわけですが、「差」があったとすれば、攻撃面における「ゴールへのプロセス」ですね。東久留米は空いたスペースにボールと人が連動し、とにかくシンプルに前に運ぶ。一方、実践は得意とするサイド攻撃に主眼を置きすぎていた気がします。中央でもっと勝負し続ければ、よりサイド攻撃を活かすことにつながるように思いました。 関東大会への切符を手にした東久留米総合には、是非頑張ってもらいたいと思います。 また、6日の帝京との決勝戦も見ものですね!!

取材:ぬまちちぶ&おび天

2013年4月28日 (日)

中大附属vs明大明治

Kumazemi Report 2013-04-28
平成25年度高校総体地区大会西支部
明大明治グラウンド(晴)
中大附属   vs   明大明治
3
2 前半 0
1 後半 0
0

関東大会都大会と重なって始まった総体地区予選ですが、今日は調布味スタ近くの明大明治グラウンドで行われた中大附属vs明大明治のゲームを観ました。

人工芝はすばらしく、このような人工芝フィールドで部活動に打ち込める明大明治の選手たちがとても羨ましいです。

試合の方は両校ともコンパクトでスピーディなサッカーを展開し、攻守が目まぐるしく入れ替わるスリリングなゲーム展開でした。

Img_3182_2 特に明大明治FW9番の選手の仕掛けと中大附属右サイド11番の選手のスピードは素晴らしかったです。中大附属の10番の選手はゲーム作りが上手く、全体的に球際に強さを発揮した中大附属がややゲームを優位に進めていたと思います。

すると前半19分、明大明治陣内左サイドの深い位置で得たスローインから中大附属10番の選手が粘って振り向き中央へ配球、これを受けた6番の選手がややマークが甘いと見るや思い切りのいいシュートをゴール右上に突き刺し、中大附属が先制します。ここでも10番の選手の巧みな反転からの配給が決定機を演出しました。中大附属10番の選手は上手いです。

続く前半30分の中大附属は、右サイド裏に出たスルーパスに抜け出た9番の選手がGKと1対1となってループを選択、しかし無情にもボールはバーの上を通り過ぎていきます。これは決めておきたいチャンスでした。

Img_3200_2 しかし直後の前半31分、押せ押せの中大附属は右サイドから攻撃を仕掛け、いったん下げて11番の選手がタメを作って上げたクロスにFW9番の選手が全く躊躇せずに右足を一振り、このものすごいボレーが決まって中大附属が2対0とします。

完全に流れを掴んだ中大附属は速いプレスで明大明治のパスサッカー封じ込め、なかなかいい形でFW9番にボールが入らない明大明治には耐える時間が続きます。

明大明治はDF5番の選手がしきりに声を出して中盤の選手にコーチングしていました。おそらくプラン通りに展開できない歯がゆさがあったのでしょう。逆に言えば中大附属が読みと運動量で上回ることで明大明治にストロングポイントを出させなかったということではないでしょうか。ゲームは後半にも1点追加した中大附属が明大明治に完封勝利いたしました。

中大附属は全体的にバランスのとれたいいチームです。春のこの時期にかなりのチーム力が形成されているとみて間違いありません。都大会まで進んだなら要チェックです。

Kumazemi_new_rogo

2013年4月27日 (土)

帝京vs修徳

Kumazemi Report 2013-04-27
平成25年度関東大会東京予選準決勝
駒沢第二競技場(晴)
帝京   vs   修徳
2
0 前半 0
2 後半 0
0

先週とうって変わって夏っぽい気候のもと行われた準決勝第2試合です。

Img_3138 勝てば関東大会出場が決まるゲームですので、立ち上がりから両校とも激しく足を動かして真っ向勝負になります。お互いにプレッシャーをかけ合い、シュートがほとんど生まれません。

帝京はFW19番の選手のポストプレーや打点の高いヘッドから攻撃を仕掛けますが、修徳もそこはわかっていて素早く人数をかけて決定的な仕事をさせません。

修徳は長めのボールを使いながら、スピードのある左サイド11番の選手の突破や7番の選手の緩急つけたボールさばきを起点に突破口を開こうとします。また、修徳の前線からの守備が効き、後半まで足が持つかと心配になるほどの動きでした。

Img_3142 このような展開の中、前半35分に帝京は左クロスからゴール前で受けた選手が胸でワントラップしてボレー、見事なシュートでしたが惜しくもGK正面で得点には至りませんでした。

前半は両校激しく動くもスコアレスで折り返し、後半勝負となります。

帝京は後半から6番の選手に代えて7番の選手を投入してきます。そして、後半のホイッスルが鳴って約1分後でした。帝京が右サイド攻撃からクロスを入れますが、この場面で修徳守備陣がボールに気を取られてファーサイド4番の選手のマークが甘くなっていたところ、そこにボールが流れ、これを難なく4番の選手が決めます。後半始まってすぐで、あっけにとられた感じで帝京が先制します。

Img_3144_4 勢いづいた帝京は3分4分と立て続けにCKを得るなど押せ押せになります。先制され防戦に回った修徳でしたが、この苦しい時間を耐えて15分過ぎから盛り返してきます。

ここが勝負どころと見た修徳ベンチは後半22分に11番の選手に代えて小柄な14番の選手を投入、24分には2番の選手に代えて高さのある16番の選手を投入します。対する帝京も24分に4番の選手に代えて11番の選手を投入します。さらに後半30分にはエース9番の選手に代えて19番の選手を投入してまで流れを引き寄せに行きます。

そして後半33分でした。帝京はサイドを突破した交代で入った11番の選手が見事なクロスをファーサイドへ供給、これに走り込んだ7番の選手がヘッドで押し込み2対0となります。ここでも修徳守備陣はボール保持者から遠い反対側のエリアに潜む選手のマークがやや甘くなってしまいました。

前半の激しい攻防からどういうゲームになるかと思いましたが、後半開始早々に得点した帝京が2対0で押し切り、プライドをかけた名門対決を制して関東大会出場を決めました。

修徳は技術はもちろん持久力もありますが、ボールを奪って攻撃に切り替える際のパス精度にやや安定を欠いたことで劣勢になってしまったのではないかと感じました。

帝京高校には関東大会で大暴れしてほしいと思います。がんばってください。

Kumazemi_new_rogo

2013年4月23日 (火)

修徳vs都城東

Kumazemi Report 2013-04-21
平成25年度関東大会東京予選準々決勝
駒沢第2球技場(雨)
修徳   vs   都城東
4
2 前半 0
2 後半 0
0

4月中旬とは思えないような寒さと激しく降る横殴りの雨の中、駒沢第二球技場の1試合目、修徳対都城東の試合が始まりました。関東大会東京都予選準々決勝です。

立ち上がり、まず見せ場を作ったのは都城東。4分、左サイドからの攻撃を起点として、18番の選手だったでしょうか、ゴール正面やや左から強烈なシュートを放ちます。修徳GKが弾いたボールを9番の選手がゴールに押しこみましたが、オフサイドの判定。都城東は、前半を通して左サイドからの崩しが目立ったように思えました。

6分には都城東GKが交錯プレーにより負傷(頭だったと思います)、数分間プレーがストップしました。治療を受けプレーに戻った彼には観客席から温かい声援が送られます。

ピッチが水浸しの状況で、両チームともパスが長くなったり、トラップが大きくなったりと思い通りのコントロールができず、なかなか決定機は訪れません。そんな中、修徳が徐々にゴールへと迫り始めます。27分の左CKを皮切りに、32分には5番の選手のミドルシュート、33分の右CKからのエリア中央でのヘディングと攻め立てます。都城東にも35分、右サイドからのボールを受けた9番の選手の思いきりの良いシュートがありました。

37分、ゴール正面でやや距離のあるFKを得たのは修徳でした。直接狙われたボールはクロスバーに跳ね返されますが、3番の選手が頭で押し込み先制点をあげます。続いて40分、左サイドからのクロスにDF2人の間に飛び込んだ修徳の選手が倒れPKが与えられると、これをしっかりと決めてあっという間に2点リードとしました。

Img_9051

やや雨の弱まってきたところで後半開始です。追いかける立場の都城東の気持ちが前へ前へと向かっていたこともあるのでしょうか、修徳が中盤より前でボールを奪い速攻を仕掛けるシーンが目立つ立ち上がりでした。

後半20分、都城東9番の選手がエリア内左からゴール右上を狙うシュートを撃ちますが、惜しくもクロスバー上へ。27分には、7番の選手とのダイナミックなワンツーで中盤を一気に前へ駆け抜けた9番の選手が再びシュート。枠を捉えることができませんでしたが、非常に迫力あるプレーでした。

Img_9070

このまま都城東の時間が続くか?と思われましたが、修徳が再び短時間で得点を重ねます。31分に左からのクロスがそのまま入った(ように見えました)形で3点目、34分に再び左からのボールを中央で合わせて4点目と、勝利を一気に決定づけました。

ありきたりですが「決定力」という言葉が頭に浮かんだ試合後でした。ピッチコンディションの悪い中で懸命のプレーを見せてくれた両チームの選手たち、また、荒天下で最後まで試合を見守っていた関係者、観客の皆様に拍手を贈らせて頂きます。

勝った修徳の準決勝は帝京戦。激しい試合となるでしょうか。

取材:コータロー

2013年4月22日 (月)

実践学園vs成立学園

Kumazemi Report 2013-04-20
平成25年度関東大会東京予選準々決勝
駒沢補助競技場(雨)
実践学園   vs   成立学園
2
0 前半 1
2 後半 1
0 延前 0
0 延後 0
2
7 PK 6

冷たい雨の降りしきる中、駒沢補助球技場で関東大会東京都予選の準々決勝が行われました。対戦カードは、二回戦で保谷高校に3-0と順調な滑り出しを見せた昨年度本大会の準優勝の実践学園と1、2回戦でどちらも1点差のゲームをものにしてきた復権目指す成立学園の戦いとなります。

両校ともに、今日のようなコンディションではちょっとしたミスが致命傷になりかねないと十分に承知の上、試合序盤はどちらかというとセーフティにロングボールが中心となります。

そんな中、成立は7分に得たコーナーキックより実践DF陣の処理のもたついたすきを狙って6番がいち早く反応しゴールへ押し込み1-0とします。

Img_1163

しかし、実践も徐々にペースに持ち込み、DFからの精度の高いロングキックに反応し圧力をかけ始めます。12分にはハーフウェイを少し超えた所からの実践5番のFK。ストレートに伸びたボールは成立DF、GKともにお見合いをしてしまい、さらにスリップしてそのままゴールかと思いましたがポストにはじかれます。実践5番はFKはもちろんのこと、センタリング、短い距離のパス、全てにおいて素晴らしいパスセンスの持ち主でした。

一方、成立はDFからのビルドアップで28分に4→7→11→10、クサビとスルーパス、正確なセンタリングでチャンスを演出しますが、あとわずかのところで得点には至りません。

前半は途中から攻守ともに連動した成立ペースで終了します。

実践は後半頭から3番に代えて前線に14番、15分に6番→15番、成立は10分に7番→18番、18分に13番→14番を立て続けに投入します。23分に成立はCKが11番にピタリ合い、2-0かと思われましたが、叩きつけたボールは枠を外れ、実践はギリギリのところで踏みとどまります。その2分後、実践は成立陣地の深い位置左サイドでFKを得ます。もちろんキッカーは5番、鋭いボールが中に入ると「どんぴしゃ」で4番が頭で合わせ1-1に持ち込みます。

Img_1176

その後も選手交代などでギアを入れ替えるも両校攻め手を欠き、延長へと突入します。延長に入り両校ともに惜しいところまではいくものの、なかなかゴールは遠く時間だけが過ぎていきます。

(※正直、寒すぎてペンが走りませんでした。私のメモには意味不明な模様がただただ描きなぶられていました)

前後半+延長の100分を戦い抜いた両校の決着はPK戦へともつれ込み、7-6で実践が勝利をもぎ取りました。

負けはしましたが、成立学園は全体を通して守備意識の高さ(ベンチからの指示も、まずはいい守備から攻撃へ!が伝わってきました)、を感じました。また、個々人での攻撃・守備ではなく、常に連動を目指したサッカーを展開しているため、フリーランニングの質が高いようにも感じました。中心となった8番の選手は小柄ながら爆発的な運動量で成立を引っ張るダイナモですね。

Img_1191
勝った実践は、27日準決勝で東久留米総合との対決。

互いに東京を代表する2校の対戦、どちらが勝ってもおかしくない、間違いなく好ゲームが期待できます。頑張ってください!!

取材:ぬまちちぶ&おび天

2013年4月21日 (日)

帝京vs国士舘

Kumazemi Report 2013-04-20
平成25年度関東大会東京予選準々決勝
駒沢第二競技場(雨)
帝京   vs   国士舘
1
0 前半 0
0 後半 0
1 延前 0
0 延後 0
0

真冬並みの寒さの中、関東大会東京都予選の準々決勝は説明不要の強豪対決となりました。

何をいまさらですが両校とも基本技術がしっかり身に付いているゆえ、スリッピーなピッチ状態でもスピーディにボールを動かしながらしっかりとパスを繋いで攻撃を組み立てます。ただ、このパスワークの点で前半は帝京に分があり、全体的に帝京優勢で進行します。

対する国士舘は帝京のパスワークを警戒しながらロングパスを活用して攻撃、あまりリスクを冒さずまずは前半無失点で折り返し、後半に勝負をかける作戦だったかもしれません。

前半35分には自陣でのボールの奪い合いで国士舘4番の選手が負傷してしまい、15番の選手に交代するアクシデントが発生します。そしてこの直後の前半36分、帝京は右からの絶妙なクロスにややフリー気味にヘッドで飛び込み、「決まったか!」と思いましたが、国士舘DFが少し反応が遅れたものの最後は寄せていたため、ボールはクロスバーをかすめていきました。前半はこのまま0対0で終了します。

20130421_130736 後半はアタマから帝京が4番の選手に代えて17番の選手を投入、後半勝負の匂いがプンプンしてきます。対する国士舘は前半とは見違えるほどアグレッシヴに変貌、一気にペースを握り、特に帝京の左サイドの裏を狙うなどサイド攻撃を仕掛け始めます。すると後半6分に左からのクロスに、ゴール前で虎視眈々と狙っていた5番の選手にボールが渡ってシュート、いいコースに飛びますが無情にもポストを直撃します。

後半17分には国士舘6番の選手が左サイド裏のスペースにピッチ状態を計算した完璧な強度のパスを供給、これに事前にアイコンタクトしていた8番の選手が反応、中央へ正確なクロスを入れます。するとここにまたもや5番の選手が待ち構えていてシュート、これもいいコースに行きますがわずかにゴール左に外れてしまいました。このように前半と見違える動きを見せる国士舘が20分過ぎまで帝京を押しまくります。

流れが良くなるとルーズボールも自軍に有利に動くので国士舘はセカンドも拾えていいリズムが続きます。対して帝京は我慢の時間が続きますが最終ラインの守備は一貫して安定、ゲームはこのままスコアレスで終了して延長戦に突入します。特に帝京キャプテン8番の選手の決して自陣でこねくり回さない守備におけるシンプルなプレーはすばらしかったです。

延長前半、国士舘はアタマから6番の選手に代えて18番の選手を投入します。そして、延長戦が始まってわずか3分後でした。敵陣浅めの位置でボールの供給先を探していた帝京9番の選手がいきなり右足を一閃、ボールはまさか打つとは思っていなかったであろう国士舘GKの右手をかすめてゴール左に突き刺さり帝京が先制します。距離にして35メートルから40メートルくらいあったのではないでしょうか。これには会場どよめきました。

終始パスワークで確実なゴールを奪いに行くスタイルを貫いていた帝京が、攻撃においてこのゲーム唯一結果度外視しての思い切ったプレーでした。これが決まってしまうのですからサッカーは本当にわかりません。

この後国士舘は猛然と反撃、延長後半はいっそう激しく攻撃を仕掛けますが、帝京の集中を切らさない守備を崩すことはできず、このまま帝京が1対0で国士舘を破りました。

ずっと人気が落ちない高校サッカーの面白さの一つに「結果を度外視した思いつきのスーパープレー」というのがあります。オールドファンには懐かしい小松晃さんの50メートルシュートとかまさにそうです。ユース年代のサッカーもプロレベルを意識した高度なサッカーになってますが、たまに「あーあ、やっちゃった」的プレーとか「あとはボールに聞いてくれ」的プレーを見せてくれるとても上手い選手に、私個人はワクワクしてるみたいです。

Kumazemi_new_rogo

2013年4月17日 (水)

国士舘vsかえつ有明

Kumazemi Report 2013-04-14
平成25年度関東大会東京予選2回戦
駒沢第2球技場(曇)
国士舘   vs   かえつ有明
2
1 前半 1
1 後半 0
1

関東大会東京都予選2回戦最後のレポートは駒沢第二球技場の3試合目、国士舘対かえつ有明です。空が徐々に雲に覆われ、肌寒さを感じさせる中でのキックオフとなりました。

立ち上がりは国士舘の時間帯でした。センターフォワード9番の選手へクロスボールを入れ、ゴール前でのチャンスを伺います。シンプルにボールを前に運び、試合を押して進めると、13分にゴールが生まれました。ロングボールの処理がバタついた隙を逃さずに先制に成功します。適切な表現かわかりませんが、どこかあっけない形でのゴールでした。16分にも、左CKからニアサイドで8番の選手のヘディングシュートがありましたが、これはGKのナイスセーブに阻まれます。

ここまで防戦一方のかえつ有明でしたが、19分、20分とシュートが出ると、短くパスを繋いでのテンポ良いプレーが見え始めてきます。26分、29分に縦にスピードのある攻撃から、7番、14番の選手がそれぞれゴールを狙いました。そして32分、左CKのこぼれ球を、16番の選手がゴール正面から決めて同点に追いつきます。

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直後の34分には国士舘10番の選手が、右CKからエリア中央でドンピシャのヘディングを放ちましたが惜しくもクロスバーに当たります。こぼれたボールを詰めますがこれも入らず。先制点を境として両チームの形勢が逆転した前半は1-1で終わります。

後半に入ってもかえつ有明が優位に試合を進めますが、なかなか崩すことはできません。14分には、これまでの短いパス回しとは違いロングボールでDFライン裏を狙う動きもありましたが、オフサイドとなってしまいました。

15分、国士舘は右CKに中央9番の選手が見事に頭で合わせますが、これはバーの上。17分には今度はかえつ有明が、FKの素早いリスタートから10番の選手がシュート。左のポストに弾かれたボールは詰め切れず、お互いに大チャンスをモノに出来ません。

後半20分を過ぎると、試合はやや膠着状態に。どちらもゴール前での決定的な場面を作ることができず、延長戦突入もやむなしと思われたロスタイム、国士舘にゴールが生まれます。右CKのこぼれ球をゴールに蹴りこんだのは13番の選手でした。

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かえつ有明は残り僅かの時間にシュートを撃ちますが、ゴール左外へ。最後の最後で勝利を手繰り寄せた国士舘が次のラウンドへの切符を手にしました。ホイッスルが吹かれた瞬間の国士舘選手の喜びが、試合の激しさを物語っていたようでした。

惜しくも敗れたかえつ有明、まだ4月とは思えない程のコンセプトの完成度でした。この試合での課題をクリアし、さらに完成度を上げたかえつ有明のサッカーを観てみたいです。

取材:コータロー