修徳vs都城東
Kumazemi Report | 2013-04-21 |
平成25年度関東大会東京予選準々決勝 |
駒沢第2球技場(雨) |
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4月中旬とは思えないような寒さと激しく降る横殴りの雨の中、駒沢第二球技場の1試合目、修徳対都城東の試合が始まりました。関東大会東京都予選準々決勝です。
立ち上がり、まず見せ場を作ったのは都城東。4分、左サイドからの攻撃を起点として、18番の選手だったでしょうか、ゴール正面やや左から強烈なシュートを放ちます。修徳GKが弾いたボールを9番の選手がゴールに押しこみましたが、オフサイドの判定。都城東は、前半を通して左サイドからの崩しが目立ったように思えました。
6分には都城東GKが交錯プレーにより負傷(頭だったと思います)、数分間プレーがストップしました。治療を受けプレーに戻った彼には観客席から温かい声援が送られます。
ピッチが水浸しの状況で、両チームともパスが長くなったり、トラップが大きくなったりと思い通りのコントロールができず、なかなか決定機は訪れません。そんな中、修徳が徐々にゴールへと迫り始めます。27分の左CKを皮切りに、32分には5番の選手のミドルシュート、33分の右CKからのエリア中央でのヘディングと攻め立てます。都城東にも35分、右サイドからのボールを受けた9番の選手の思いきりの良いシュートがありました。
37分、ゴール正面でやや距離のあるFKを得たのは修徳でした。直接狙われたボールはクロスバーに跳ね返されますが、3番の選手が頭で押し込み先制点をあげます。続いて40分、左サイドからのクロスにDF2人の間に飛び込んだ修徳の選手が倒れPKが与えられると、これをしっかりと決めてあっという間に2点リードとしました。
やや雨の弱まってきたところで後半開始です。追いかける立場の都城東の気持ちが前へ前へと向かっていたこともあるのでしょうか、修徳が中盤より前でボールを奪い速攻を仕掛けるシーンが目立つ立ち上がりでした。
後半20分、都城東9番の選手がエリア内左からゴール右上を狙うシュートを撃ちますが、惜しくもクロスバー上へ。27分には、7番の選手とのダイナミックなワンツーで中盤を一気に前へ駆け抜けた9番の選手が再びシュート。枠を捉えることができませんでしたが、非常に迫力あるプレーでした。
このまま都城東の時間が続くか?と思われましたが、修徳が再び短時間で得点を重ねます。31分に左からのクロスがそのまま入った(ように見えました)形で3点目、34分に再び左からのボールを中央で合わせて4点目と、勝利を一気に決定づけました。
ありきたりですが「決定力」という言葉が頭に浮かんだ試合後でした。ピッチコンディションの悪い中で懸命のプレーを見せてくれた両チームの選手たち、また、荒天下で最後まで試合を見守っていた関係者、観客の皆様に拍手を贈らせて頂きます。
勝った修徳の準決勝は帝京戦。激しい試合となるでしょうか。
取材:コータロー
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