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2008年8月29日 (金)

2008選手権都大会出場校決定

24日で全地区予選が終了、都大会出場校が決まりました。

【選手権東京都大会地区代表29校】

地区 地区予選突破校 トピック
都江戸川、都城東、都葛飾野 都立三強揃い踏み
学習院、足立学園、都足立 本郷PKで破れる
青山学院、都新宿、海城、東京成徳  大東大一PKで敗れる
高輪、正則学園、青稜、大森学園 都つばさ総合、敗退
中大杉並、早大学院、東亜学園 都石神井敗退。堀越も敗退。
農大一、日本学園、都野津田、都山崎 都山崎は強そうです。
都南平、都府中東、八王子、都松が谷 都南平が快進撃。
都福生、都久留米総合、都国分寺、都東大和 東大和も強そうです。創価敗退。

この32校に予選免除校が加わり、およそ50校前後を2ブロックに分けて代表の座を競い合います。

今年度は春の王者が駿台学園(準Vかえつ有明)、夏の王者が國學院久我山(準V国士館)でした。

本年度は、本郷、大東大一、都つばさ総合、東海大高輪台、東工大附、堀越、創価といった実績を有する高校がすでにこの地区予選で姿を消しています。

反面、復活してきた学習院(2地区)、専大附属、都保谷、都石神井の強豪3校を全て完封して勝ち上がってきた早大高等学院(5地区)、都日野台、桐朋を破った都南平(7地区)、総体に続き都大会出場を果たした青稜(4地区)、東京実業と昨年Aブロック準V都つばさ総合を破った高輪(4地区)と楽しみなチームも多いです。

ここで敗れ去った高校の選手や、サッカー部に所属しながら断腸の思いで総体で引退した3年生の皆さん、応援にまわる部員の皆さんのためにも、都大会では最高のパフォーマンスをお願いいたします。

また、高校サッカーのすばらしいところは勝った負けただけではなく、いろんな思いの詰まったドラマ的スポーツエンタテインメントであるところです。ファンの皆様、OBOGの皆様、そして保護者の皆様、どうぞ勝敗や結果だけにとらわれず、自分なりのサッカー観で楽しんでください。

Azisuta

※写真と本文は関係ありません。

選手権地区予選が終わりましたので、私の暦は秋になりました。

Kumzeminame

2008年8月28日 (木)

大森学園vs東工大附

Kumazemi Report 2008-08-24
第87回全国選手権東京大会4地区予選
都つばさ総合高グラウンド(雨)
大森学園   vs   東工大附属
2
1 前半 1
1 後半 0
1

4地区決勝4連戦の最後の試合は、東の小結である東工大附属に大森学園が挑みました。前の試合後半から強くなった雨で、砂のグラウンドは見ているだけでも重くなっているようでした。

最初の5分間は東工大附が押し込みますが、それを凌いだ大森学園が一気に攻勢に転じます。前半8分、自陣からのロングボールがゴール正面にこぼれたところを、9番の選手がダイレクトボレーでゴールに突き刺しました。13分には再び9番がゴール右角度の無いところから強烈なシュートを放ちます。これは左ポストに弾かれましたが、この選手はチャンスあらばシュートを撃っていく姿勢が全身から伝わってきていました。また、11番の選手も活発に動き回り、東工大附ディフェンス陣を翻弄していきます。

P1070532一時は大森学園の勢いに飲まれた東工大附でしたが、前半20分頃に立て続けにコーナーキックを得て同点弾を狙います。そして前半22分、左からのコーナーキックを、ファーサイドの長身5番が完璧なヘディングでゴールしました。このゴールにより今度は東工大附が勢いに乗って攻める時間となります。押し込まれた大森学園はミドルシュートで反撃するのが精一杯で、次々と上げられるセンタリングへの対応に専念する形となっていました。激しい展開の前半は1-1で終わりを迎えます。

後半はやや落ち着いた立ち上がりとなりましたが、7分に均衡を破る得点が生まれます。大森学園がゴール正面やや左25mでFKを得ると、キッカーの7番の選手がゴール右に一直線でボールを送り込みました。大森学園が再びリードを奪います。

ここからは前半の再現かのように、再び東工大附が猛攻を仕掛けます。後半14分にスルーパスから1対1のチャンスを作ったのをはじめ、休む間もなく大森学園ゴールに迫っていきます。しかし最後の最後でゴールを割ることができず、試合は2-1で大森学園の勝利となりました。

大森学園はほとんどの時間を守備に追われながらも、思い切りの良い2得点で見事勝利しました。積極的にどんどん得点を狙っていく姿をまた見せて欲しいですね。

P1070535

取材:コータロー

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

総体は青稜に都大会進出を阻まれた大森学園が東工大附属を破って都大会出場を決めました。この試合、CKからヘッドで同点弾突き刺した東工大附属を、大森学園が直接FKからの決勝点で勝利ですか。セットプレーは恐ろしいですね。

Kumzeminame

2008年8月27日 (水)

青稜vs都小山台

Kumazemi Report 2008-08-24
第87回全国選手権東京大会4地区予選
都つばさ総合高グラウンド(雨)
青稜   vs   都小山台
3
0 前半 0
3 後半 0
0

雨が降ったり止んだりと不安定な空の下で試合は続いていきます。第3試合では青稜と都小山台が対戦しました。

前半4分に青稜が、6分には小山台がまずフリーキックからチャンスを伺う序盤となりました。前半10分を過ぎた頃から徐々に青稜ペースとなり、猛攻の時間が始まります。青稜のシュートをゴールラインギリギリで都小山台DFがクリアする場面もありました。

青稜でチームを引っ張っていたのは中盤7番の選手でした。絶えずチームメイトへの声かけをしていましたし、14分にはポストに嫌われてしまいましたが約35mのミドルシュートを放つ活躍を見せます。チーム全体で積極的にシュートをしていく青稜の時間帯が続きました。

P1070527

対する都小山台は、上手く守られて攻撃をなかなか組み立てられず苦しい戦いとなります。その中でも健闘していたのが9番の選手でした。相手DFを背中に背負ってボールを受けることが多かったのですが、やわらかいボールタッチで反転して突破を試みていました。小山台は時間と共にリズムが良くなっていきましたが決定機までは持ち込めず、また青稜も攻め疲れなのかゴールに近づく回数が少しずつ減っていきます。こうして無得点のまま前半は終了しました。

試合が動いたのは後半に入った直後でした。後半1分、青稜9番の選手だったでしょうか、ペナルティエリア左でフリーになり落ち着いてシュートを決めて先制点を上げました。リードして一気に流れを掴むかと思われた青稜でしたが、守りきる意識が強くなってしまったのでしょうか、監督は「守りに入るな!」と指示を出していましたが受け身のプレーが目立つようになり都小山台がボールを持つ時間が多くなり、ディフェンスラインの裏を狙ってボールを送り青稜ゴールを脅かします。しかし、次の得点を決めたのは青稜でした。
雨が強まってきた後半30分、左サイドのスローインを起点としたパスから、10番がGKとの1対1を制してリードを2点に広げます。続いて34分にも追加点を上げ、終わってみれば3-0のスコアで青稜が勝利しました。

青稜はリードして受け身になってから、もう一度盛り返して見事追加点を奪うという難しいことをやってくれました。相手に渡った流れを取り戻せるのは力のある証拠だと思います。都大会でもその粘り強さを見たいものです。

取材:コータロー

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

総体都大会で、あの駒大高と延長までもつれ込む熱戦を演じた青稜が都大会出場を決めました。私の注目する青稜9番(総体時)の選手も順調に仕上がってるようですね。選手権都大会は独特の雰囲気がありますから、これにのまれないよう、落ち着いて持てる能力を100%発揮して欲しいです。彼は本当に要注目です。

Kumzeminame

2008年8月26日 (火)

高輪vs都つばさ総合

Kumazemi Report 2008-08-24
第87回全国選手権東京大会4地区予選
都つばさ総合高グラウンド(雨)
高輪   vs   都つばさ総合
2
0 前半 0
0 後半 0
1 延前 0
1 延後 0
0

この日第2試合目は、東の張出大関の都つばさ総合に前頭筆頭高輪が挑むカードとなりました。自校グラウンドで試合をするつばさ総合の応援はもちろん多かったですが、高輪もそれに負けないくらいの応援団が詰めかけていました。

試合は両者の激しい応酬で幕を開けます。キック・アンド・ラッシュという表現がまさにぴったりの、ボールを奪ったら速い展開で前線につないでシュートを狙う攻防が繰り広げられました。お互いに気持ちが入りすぎとも思える程のプレーの中、地力で上回るつばさ総合が徐々にペースを握っていきます。

前半10分には、ゴール正面約25mからつばさ総合10番の選手がフリーキックでゴールを狙いますが、これはわずかに右にそれました。つばさ総合はFW17番、ボランチの14番が攻撃のアクセントとなり、高輪ゴールに次々と迫っていきます。

つばさ総合の攻勢に対し、高輪は文字通りの全員守備で必死にピンチを凌いでいきます。中でも光っていたのが中盤8番の選手でした。ここぞという時に相手を止める力と、運動量の豊富さはすごかったです。もちろん彼だけではなく、チーム全体の運動量が半端なものではなかったため、最後まで持つのか心配になるほどでした。こうして高輪が耐えて0-0でハーフタイムを迎えます。

P1070514_2

後半1分、6分と高輪がシュートを撃ち、反撃を感じさせましたが、再びつばさ総合が主導権を握りはじめます。長い時間攻めているためか、やや攻撃が単調になりがちでしたが、右サイドバック4番が積極的にオーバーラップするなどでアクセントをつけていました。後半12分、15分と17番が絡んだチャンスが生まれますが、いずれも高輪GK、DFの体を張ったブロックに阻まれゴールにはなりません。攻めるつばさ総合に守る高輪、という構図で進んでいきましたが、後半30分過ぎから高輪がカウンターで決定機を作るようになります。後半32分には、中盤でボールを奪い出したスルーパスに9番が走り込み、DFをかわしてシュートを放ちます。しかしこれは枠に飛ばず、スコアレスドローのまま決着は延長戦に持ち越されることとなりました。ちょうどこの頃から雨が降り始めます。

延長前半2分にも、高輪が先ほどと同じパターンでつばさゴールを脅かします。延長戦に入って明らかに試合の流れが変わりました。ここまで攻め続けてきたつばさ総合がなかなかシュートまで持ち込めなくなったのに対し、守備に忙殺されてきた高輪はボールが良く通るようになってきます。そして延長前半9分、中盤左サイドのフリーキックから高輪8番が上げたセンタリングを4番の選手が合わせると、ボールは右ポストに当たりゴールに吸い込まれました。高輪が先制し、延長前半は終わります。

P1070517雨が止んで始まった延長後半もペースを握ったのは高輪でした。延長後半1分、8番の選手だったでしょうか、スルーパスに反応してGKと1対1となったところを、冷静にシュートを決めてリードを2点に広げます。つばさ総合が前がかりになり、自陣に大きなスペースができていたところを上手く突いたゴールでした。後の無いつばさ総合は猛攻をしかけますが、完全に勢いに乗った高輪の守備を崩すことができませんでした。終了直前には18番の選手がゴール正面でGKと1対1になりますが、シュートはキャッチされ万事休す。高輪が2-0で激戦を制し、地区予選を見事突破しました。

昨年は都大会決勝まで駒を進めたつばさ総合、ここで姿を消しました。これが一発勝負というものなのでしょうが、気になる選手も多くいただけにちょっと残念な感もあります。ただ、彼らを上回って勝ち進んだ高輪イレブンを見続けられるのは非常に楽しみです。運動量に裏打ちされた全員サッカーが旋風を起こすのでしょうか。

取材:コータロー

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竹原先生率いる高輪は、コータローからの情報によるとスタミナがあって集中力が切れず、ここぞという場面での決定力もあるすばらしいチームとのことでので、都大会が大いに楽しみですね。対するつばさ総合は、昨年度は関東大会に出場して選手権都大会準Ⅴですから、今年のチームは他校には執拗にマークされ、周囲からは否が応でも前チームと比較され、といった感じで大変だったと思います。堀川先生、いつかまた旋風を巻き起こしてください。

Kumzeminame

2008年8月25日 (月)

正則学園vs明治学院

Kumazemi Report 2008-08-24
第87回全国選手権東京大会4地区予選
都つばさ総合高グラウンド(曇)
正則学園   vs   明治学院
1
1 前半 0
0 後半 0
0

選手権都予選への出場校が続々と決まった今週でしたが、その最後を締めくくったのは4地区でした。この日は都つばさ総合高校グラウンドで4試合が行われ、それぞれ勝利した4校が都予選への切符を手にしました。雲行きの怪しい中始まった第1試合では、正則学園と明治学院が顔を合わせました。

立ち上がり最初にチャンスを作ったのは明治学院でした。前半6分、カウンターから11番がドリブルで切れ込みGKと1対1となりますが、決めることはできませんでした。正則学園は長身の18番をはじめ空中戦の強い選手を前線に擁しており、両サイドからのセンタリングが大きな武器となります。また、右サイド8番の選手が何人もの相手選手を引きつけられるドリブラーだったため、右サイドからの攻撃が自然と多く見られました。12分には、その8番のドリブルから得たコーナーキックをヘディングでゴールに突き刺し、先制点を奪います。パターンにはまった得点、という印象でした。

P1070505

リードしてからはしばらく正則学園の時間帯が続きます。自陣でボールを奪った瞬間の、前線の8番、11番、18番の動き出しの早さが非常に良く目立ちました。明治学院は10番、11番が軸となりパスを丁寧につないでボールを前に運ぼうとしますが、上手く守られてしまいなかなかゴールに近づくことができません。しっかりと守って、カウンターで一発を狙う形でチャンスを伺う形となっていきました。前半はこのまま正則学園のリードで終えます。

後半も正則学園ペースで始まります。前半は大人しかった18番が積極的にボールに絡みはじめ、またセンターバックの5番が積極的に前に出てミドルシュートを狙うなど、勢いを感じさせるプレーを見せました。押し込まれる時間が続く明治学院でしたが、後半21分にはフリーキックのこぼれ球を6番がシュートするなど、セットプレーからゴールに近づく場面が増えてきます。そして試合終了間際の34分に最大のチャンスを迎えました。12番の選手が中盤でボールを奪いロングパスを出すと、7番の選手がディフェンスラインの裏に抜け出しGKと1対1の局面を迎えます。しかし思い切りよく撃ったシュートはゴール右に外れてしまい、試合は1点のリードを守りきった正則学園の勝利となりました。

P1070508

この日は1得点に終わりましたが、正則学園の両サイドからのセンタリングの数は凄まじいものがありました。都予選でも空中戦でのゴールシーンを期待したいですね。

取材:コータロー

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

正則学園はサイド攻撃が得意のようですね。実力校がまず第一のハードルを超え、都大会出場を決めました。敗れた明治学院も守備をきっちりして真正面から戦い、決定的チャンスも作ったようです。正則学園は間違いなく都大会ではマークされるものと思いますが、得意のサイド攻撃にさらに磨きをかけて、最高のパフォーマンスを見せてください。

 

Kumzeminame

2008年8月24日 (日)

東京4地区速報!

第1試合:正則学園1対0明治学院(終了)

第2試合:都つばさ総合0対2高輪(終了、延長戦決着)

第3試合:青稜3対0都小山台(終了)※青稜、後半30分に2点目、終了間際にとどめの3点目

第4試合:東工大附1対2大森学園(終了)※大森学園、後半7分に直接FK決め勝ち越し

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

今行なわれていることを今知ることができたら、高校サッカーはもっと盛り上がりますね。

Flying_gutsman

2008年8月11日 (月)

流経大柏vs市立船橋<幻の決勝戦>

Kumazemi Report 2008-08-04
平成20年度全国高校総体決勝
埼玉スタジアム2002(雷雨)
市立船橋   vs   流経大柏
0
- 前半 -
- 後半 -
0

千葉県決戦となった今年のインターハイ。試合開始時刻の17時が近づくにつれて期待が高まってきますが、雲行きも怪しくなってきました。開始15分頃前から降り出した雨は次第に強まり、雷がかなり近い距離で落ちます。当初は17時半キックオフに変更となった試合でしたが、雷雨が止む気配が全くないため、安全確認ができてから30分後のキックオフがアナウンスされました。

P1070332

しかし、いくら待てども雨足は弱まらず19時前だったでしょうか、試合中止と両校優勝が発表されました。安全上仕方のないこととはいえ、この対戦カードが観られないのは非常に残念でした。

P1070333

by コータロー

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2008年度全国高校総体は、アクシデントもあって流経大柏と市立船橋の両校優勝で幕を閉じました。市立船橋は総体連覇、流経大柏は昨年の全国選手権に続いて高体連大会冬夏連覇となりました。

何をどうやったら千葉県のようになれるのでしょうか。

一県だけ別ルート走っているような気がします。

Kumazeminame

2008年8月10日 (日)

流経大柏vs佐賀東

Kumazemi Report 2008-08-03
平成20年度全国高校総体準決勝
駒場運動公園競技場(晴)
流経大柏   vs   佐賀東
2
0 前半 0
2 後半 0
0

前日の準々決勝を勝ち抜いた流経大柏と佐賀東が、駒場運動公園競技場で対戦しました。会場では気温が35度を超えたとアナウンスされていましたが、ピッチ上の体感温度はそれ以上だったのではないでしょうか。

過酷な環境でのゲームとなりましたが、両チームとも中盤で激しくボールを奪い合います。流経大柏は、9番久場選手と10番田口選手にボールが入ると、何かしてくれるような予感を漂わせていました。また、チーム全体として高い位置からどんどんプレッシャーをかけに行こうという姿勢が非常に良く伝わってもきていました。

P1070284佐賀東は、前半14分に10番桃井選手がすり抜けるようなドリブルからチャンスを作りCKを獲得します。このCKからゴール前で混戦となりますが、流経大柏DFが必死のクリアで凌ぎました。ここからしばらく佐賀東の時間帯となりましたが、ボールを奪ってから前へ運ぶ際の約束事が徹底されているようで、自陣からでもあっという間に前線の選手にボールが渡るシーンが非常に多く見られました。

前半25分頃から、徐々に流経大柏のペースとなります。決定的な場面になると必ずと言って良いほど久場選手がボールに絡み、シュートまで持ち込みますがなかなかゴールにつなげることができません。両者拮抗した前半はこのまま0-0で終了します。

後半開始直後の3分に流経大柏が先制点を奪います。右サイドのスローインから上手くボールを回して、ペナルティエリア内の14番吉村選手がゴールを決めました。

P1070288_3 後半10分を回ったあたりから、佐賀東の選手たちの足が止まり始めます。猛暑のせいもあるのでしょうが、後半立ち上がりに決められた影響というのもあったのだろうと思います。中盤での激しさはあまり変わらなかったのですが、流経大柏が高い位置でボールを取る機会が多くなりました。後半18分には、右からのスローインを10番田口選手がヘディングしたボールがバーに当たるなど、追加点を狙っていきます。

そして迎えた後半30分、流経大柏が見事な攻撃で2点目を決めました。中盤で久場選手がボールを持つと、すかさず田口選手がDFラインの裏へ走り出します。その動きに合わせてふわりと浮かせたパスが出ると、田口選手はしっかりとコントロールしてシュートを撃ちました。走り込むタイミングとパスの質の両方がバッチリかみ合った綺麗な得点でした。

残り時間わずかとなり、リードされた佐賀東は前がかりとなってどんどんシュートを撃っていきますが、ボールを枠内に飛ばすことができず、試合は2-0のまま幕を閉じました。

P1070291_2

決勝進出を決めた流経大柏には、見事という形容詞しか浮かんできません。決勝ではどういう試合を見せてくれるのか、非常に楽しみでした。今回は敗れてしまった佐賀東も、流れるようなパスでボールを前に運ぶ攻撃は、また観たいと思わせるものでした。選手権予選の動向も気にしていきたいと思います。

取材:コータロー

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今大会、佐賀東は旋風を巻き起こしましたね。九州も各県実力が拮抗してきて、どんどんレベルが上がっている感じがします。でも、勢いある相手をきっちり迎え撃つ流経大柏はさすがです。

Flying_gutsman_2

2008年8月 9日 (土)

市立船橋vs大津

Kumazemi Report 2008-08-03
平成20年度全国高校総体準決勝
駒場運動公園競技場(晴)
市立船橋   vs   大津(熊本)
2
1 前半 1
1 後半 1
2
4 PK 3

駒場運動公園競技場での準決勝2試合目は、市立船橋と大津が顔を合わせました。第1試合と同じ「千葉県vs九州」という構図は、今の高校サッカーの勢力図を表しているのでしょうか。

中盤でのボールの奪い合いが特徴的だった第1試合とは変わって、両校ともロングボールで一気に相手ゴール前まで進める序盤となりました。ボールの動きが非常に速く、お互いにどんどん決定機を作っていく見応えのある展開です。

P1070314時間が経つにつれて大津がキープする時間が増えていきます。市立船橋DFラインが若干下がり気味だったこともあり、中盤で大津の選手が前を向いてボールを持つシーンが目立ちました。この試合初めてのゴールが生まれたのが前半17分のことでした。大津右サイドからのセンタリングを、ファーで14番谷口選手が折り返すと、ニアに詰めた9番黒木選手が倒れ込みながらのシュートでゴールしました。

先制された市立船橋でしたが、すぐさま反撃に出ます。しかし、19分にDFのミスを突いた10番中村選手のシュートはバーに跳ね返され、21分の9番笈川選手のシュートもGKにセーブされます。こうしてシュートまで持ち込みますが、流れとしては大津ペースという印象はぬぐえません。前半30分頃には、大津ディフェンスが市立船橋にボールを前に運ばせない程でした。

ただ、それでも同点に追いついてしまうのが市立船橋の強さなのでしょう。前半32分に、左サイドを12番鈴木選手がドリブルで上がっていくと、グラウンダーでセンタリングを出します。それを10番中村選手が綺麗にトラップしてから左足を振り抜いてのシュートでゴールを決めました。1-1の同点でハーフタイムを迎えます。

後半に入ってもお互いにゴール前でのプレーが目立ちます。後半2分には市立船橋11番野口選手がシュートを撃ちますが、GK江藤選手がセーブしました。12分に大津が得たゴール正面のFKは、GK若尾選手が好守を見せてました。

P1070317

次に試合を動かしたのは、後半20分頃に3人を入れ替えた大津でした。右サイド深い位置からのセンタリングを9番黒木選手が何とか触り、ゴール左隅に流し込み再びリードを奪います。残り時間も少なくなり追いつめられた市立船橋でしたが、ここで驚異的な粘りを見せました。後半31分に右からのCKを得ると、12番鈴木選手の蹴ったボールを、ニアサイドに走り込んできた7番望月選手が頭で合わせて、再度試合を振り出しに戻しました。そしてスコア2-2のまま前後半70分が終了し、PK戦へと突入します。

さっきまでは賑やかだったスタジアムが急に静まりかえり、両チームの選手が決勝戦への切符をかけてゴールに臨みます。ここで主役となったのは、試合終了間際に交代した市立船橋GK有富選手でした。PKストッパーとして投入される重圧をものともせず、大津3人目のシュートを見事防ぎました。4人目まで蹴り終わった時点で4-3で市立船橋のリード。大津5人目が蹴ったボールがゴール上に外れてしまい、市立船橋の決勝進出、決勝での千葉県対決が決まりました。

2度も同点に追いつき、PK戦のためにGKを代えて勝利する市立船橋の底力を感じた一戦でした。大津も素晴らしいサッカーを見せてくれましたし、暑い中良い試合を見せてくれた両校選手に拍手を贈り、感謝したいと思います。

取材:コータロー

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ものインターハイ史に残るようなすごい試合だったようです。私も観たかったです!これで決勝が千葉対決となりました。このときはまさか決勝戦があのような展開になるとは想像もしておらず、同県決戦にワクワクドキドキしていたのですが・・・

Flying_gutsman_3

2008年8月 8日 (金)

市立船橋vs作陽

Kumazemi Report 2008-08-02
平成20年度全国高校総体準々決勝
埼玉スタジアム第2(晴)
市立船橋   vs   作陽
4
3 前半 0
1 後半 0
0

準々決勝の埼玉スタジアム第2グラウンドには、流経大柏に続いて千葉県代表の市立船橋が登場しました。岡山の作陽と準決勝進出をかけての試合が始まります。

両者ともに多少相手の出方を伺いながらの立ち上がりとなりました。市立船橋は10番中村選手が中心となって攻撃を組み立てていきます。対する作陽は、ワンタッチでのパス交換を多用しながら、隙あらばロングパスで裏を狙っているようでした。

流れを大きく変えたのは前半18分のワンプレーでした。市立船橋9番笈川選手が中盤でパスを受けると、ボールを前に運びながら周囲を見渡します。と、そこから一気にスピードを上げ、ドリブルでペナルティエリアに進入しました。作陽の体を張ってのディフェンスにバランスを崩しますが、倒れ込みながらも足を伸ばして撃ったシュートがゴールに吸い込まれました。こうして市立船橋が先制します。

直後の21分には、市立船橋の中村選手が左サイドを突破してセンタリングを上げると、このボールが作陽DFに当たってオウンゴールになり、リードは2点に開きました。作陽としては、決して内容で押されていた訳ではなかっただけに痛恨の3分間となってしまいました。

26分には作陽が見せ場を作ります。左サイドからのロングボールに合わせて抜け出した7番吉田選手が、GKが前に出てきたのを見てループシュートを狙いますが、勢いが弱くキャッチされてしまいました。続く29分には再び市立船橋がゴールを奪います。中盤でボールを奪って笈川選手につなげると、ドリブルでDFを突破しGK山本選手との1対1を制してスコアを3-0としました。市立船橋は試合を通して前線から激しくボールを追いプレッシャーをかけており、高い位置でマイボールになればドリブルで一気にゴールまで持ち込める強力な武器が見事にハマったのがこのシーンだったと思います。

後半に入り作陽が押す時間帯がありましたが、得点が生まれたのは市立船橋側でした。後半17分、市立船橋GK若尾選手からのロングフィードを作陽DFがトラップミスすると、中村選手がそこを逃さずボールを奪い4点目となるゴールを決めました。

作陽はここからもパスをつないでの攻撃で得点を狙いますが、どうしてもゴールが遠く反撃することができません。4-0で市立船橋が勝利しました。

得点差こそ大きくついたこの試合でしたが、流れが一方に大きく偏っていたというわけではありませんでした。こうした試合でも一気に得点を決めることができるのが、市立船橋の勝負強さなのかもしれません。そんな市立船橋の中でも一際目立っていたのが12番鈴木選手でした。運動量が非常に豊富で、ここぞというときに最適の場所にいるタイプの選手でしょうか。個人的に注目していきたいと思います。

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取材:コータロー

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作陽に4対0ってすごいね。市立船橋さすがです。笈川選手は将来楽しみですね。

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