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2006年12月31日 (日)

暁星vs滝川第二

Kumazemi Report 2006-12-30
第85回全国高校サッカー選手権開幕戦
国立競技場(晴)
滝川第二   vs   暁星
2
0 前半 0
2 後半 0
0

下馬評では滝川第二優勢の声が大きかったのは事実ですが、戦い方と流れによっては暁星にも勝機ありとふんで観ていました。心の中では11月30日の記事「東京に意地」で勝手なこと書いたことを思い出していました。

暁星の選手は100%の力を出して私のお願いを実践してくれたと思います。特に自陣バイタルエリア付近での寺島選手の体を張った必死のディフェンスはすばらしかったです。不用意なファウルもせず滝川第二の有力な得点源であるこの位置でのFKをほぼ封印したと思います。うれしかったですし、感動しました。

試合の方は、暁星が後半2点を失い敗れました。多田選手というモンスターを有して総合力に勝る滝川第二が強かったのです。滝川第二は風上だろうと風下だろうと、また急ごうがゆっくりやろうが11人全員がいつ何時も正確にボールコントロールでき、動きの緩急/パスの強弱もほぼ完璧にできるチームでした。

暁星の選手、指導者の方々、ご父兄の方々、OBの方々、お疲れ様でした。選手はよくがんばりましたし、夏の地区予選から今日まで相当に成長し、進化しました。ブログではいつも信憑性の薄い勝手なことを書いていますが、この夏からの成長と進化については私がこの目で夏から見てきましたことなので信じてください。

寺島選手ほか暁星の3年生と私はこれでさようならですね。とても寂しいです。正直このブログも最初は週末の暇つぶし程度でした。でも「なんで暁星が地区予選から出てるんだろ」と見に行った都立小山台戦から暇つぶしじゃなくて本気に変わりました。

試合の最後の方は目がかすんでうまく撮れませんでしたが、今日の記事でいくつか写真を載せさせていただき、都立久留米高校にエールを贈って今日の日記は終わりにします。

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都立久留米の選手の皆さん、作陽高校にはここ最近東京代表が何回かやっつけられています。何とかリベンジお願いします。ケーブルテレビで拝見しましたが選手の皆さんのコンディションもいいようですね。とにかく皆さんは帝京を破っています。自信もって平常心でぶつかってください!

2006年12月29日 (金)

挑戦前夜

Photo_103

いよいよ暁星高校が全日本ユースチャンピオン滝川第二に挑む日がやってきました。

暁星の選手の皆さん、あなたたちは東京のチャンピオンです。

勝てます。

2006年12月26日 (火)

新人戦地区予選組にズームイン!

地区予選を勝ち上がってきた16校のうち、その戦跡から注目校をご紹介します。もちろん無手勝流です。

しぶとさNO.1=私立日本大学第二高等学校(5地区)

成績見れば一目瞭然、5地区で優勝するまでの7試合で3勝4分(2PK勝)。しかも勝負どころだった一次トーナメント初戦の専大附属戦は2-2からPK勝ち、二次リーグでの都立保谷戦、決勝トーナメント初戦の国学院久我山戦をいずれも無失点に抑えてドロー(久我山戦はPK勝)。特に専大附属戦は後半猛攻かけて追いつき、5人全員決めてのPK勝ち。実にしぶといです。予選免除校の皆さん、日大二高にPK戦に持ち込まれたら勝ち目ないですよ。注意してください。付け加えますと私は専大附属戦を観戦したのですが、私が取材した学校は旋風を巻き起こす(選手権の暁星を筆頭につばさ総合、かえつ有明、大東大一など)といういい流れがありますから、ご父兄の皆様はどうぞ私を信じてみてください!(でも選手の皆さんはちゃんと練習してね)。

※昭和2年開校。私立の難関校。杉並区天沼1-45-33西武新宿線上井草下車徒歩20分。

粘着力NO.1=私立芝高等学校(4地区)

初戦の日体荏原戦こそ5-0の圧勝でしたが、続く第二戦は私が密かに有力視していた大森学園に2-2からのPK勝ち、準々決勝は実力校の高輪に2-1、準決勝は来期からのT2リーグ昇格で勢いに乗る東京高校に2-1、決勝は強豪正則学園に前半で3点先行されながらも食い下がって敗れはしたものの3-4と1点差負けと相当の根性を持っていることが伺われます。石松選手というすごいFWの選手もいるようですし、予選免除校とて甘く見ていると痛い目に遭うかもしれません。

※中高一貫校で高校募集なし。東京都港区芝公園3-5-37日比谷線神谷町駅下車徒歩5分。

防衛力NO.1=私立駿台学園高等学校(3地区)

ご存知東の正関脇です。都大会に出場すること自体は別に驚くことではありませんが、地区予選4試合オール無失点、しかも準決勝では東京成徳も完封し、決勝でも3試合で22点(そのうち3点は成立学園から)取ってきた保善をがっちり完封(結果はPK勝)しました。都大会で当たった学校は当然のごとく「嫌な相手だなぁ」と思うでしょうが、勝ち負けどころかシュートを打てるかどうかもわかりませんので心してかかってください。

※昭和7年創立。体育コース有。北区王子6-1-10南北線王子神谷駅下車徒歩7分。

岩陰作戦NO.1=都立江戸川高等学校(1地区)

一次トーナメント1回戦3-1、2回戦5-1、決勝リーグは○2-1、○3-2、●1-2と5戦4勝1敗で都大会切符を手にしました。ご覧のとおり全試合で失点してます。しかし得失点差も関係するリーグ戦では1地区優勝候補最右翼の葛飾野に敗れたもののきちんと1点とって最小得点差で敗れました(これは2位までが通過するリーグ戦の戦い方ではセオリーどおりですね)。1地区は、都立葛飾野は決まりであとの一席は都立小岩か都立城東だろうなと思っていたので、ちょっと意外でした。圧勝するわけでもないけど取りこぼさない、岩陰に潜みながらスルスルっと出てくるところがいいですね。

※昭和15年創立。旧制府立十六中。江戸川区松島2-38-1総武線新小岩駅下車徒歩20分。

と、今日はこれまでです。

読者の皆様でこの新人戦地区予選を勝ち抜いた16校のいずれかで伝えたいエピソードがございましたら、ぜひメールをください!

2006年12月24日 (日)

つばさ総合vsかえつ有明

Kumazemi Report 2006-12-24
2006TリーグT3参入決定戦
都つばさ総合高グラウンド(晴)
都つばさ総合   vs   かえつ有明
1
1 前半 0
0 後半 1
1
PK

来期のT3リーグ参入決定戦第一戦です。

両チームとも選手権都大会ベスト8に入り、新しい歴史づくりへの第一歩を踏み出した強豪で、この時のメンバーがほとんど残っていて、来年は各大会での上位進出が大いに期待できる高校です。

何より両チームに「MY FAVORITE PLAYERS 2006」がいますので見ないわけには行かず、つばさ総合高校に参上いたしました。羽田ICで降りればいいものをカーナビのないクマゼミカーははるか手前の鈴が森で降りてしまって第一京浜から産業道路をトコトコ走ってきたのですが、到着して唖然としました。このような400メートルトラック(たぶん)とサッカー場一面とれて観戦スペースもある都立高校の校庭をはじめて見ました。つばさ総合の選手たちはうらやましいです。

さてゲームですが、確かに重要な試合で戦評も大事なのですが、この時期のチームの観戦ですので、チームとしてというより「個」にフォーカスして観させていただきました。まずはお約束のMY FAVORITE PLAYERSを目で追ったのですが、かえつ有明の中村選手(選手権都大会の時の11番の選手です)が松葉杖をついているではありませんか。どうしたのでしょうか。重症の肉離れかそれとも骨折してしまったのでしょうか。とにかく無理せずきちんと治して都大会には出てきてほしいです。

Photo_95 そんでもって試合が始まって再びびっくりしました。選手権都大会での石神井完封の立役者、佐々木選手(当時背番号4)が10番背負ってFWになっているではありませんか!中村選手不在によるものなのか正式なコンバートなのかはチームの方しかわかりませんが、とにかく驚きました。

私、勝手に彼はかえつ有明の不動のセンターバックかと思っていましたが、東海大菅生戦後にチームに何か新しい方針が打ち出されたのですね。

ただ、この試合の佐々木選手に限っては、何かFWにまだ戸惑っているというか馴染んでないというかややぎこちなさを感じてしまいました(佐々木君ごめんね)。

一方、つばさ総合は11番"つばさのケビン・キーガン"井上選手も順調そうで、度々左サイドを得意の高速ドリブルで突破するなど元気な姿を確認できました。

Photo_96

Photo_97

                                   この試合ではつばさ総合の19番の選手の動きがよかったと思いました。前半はたびたびかえつ有明守備陣の深いところでプレーする場面があり、ひとつのポイントになっていたと思います。前半はつばさ総合が間違いなく押していました。

Photo_99 Photo_100

                           この流れでつばさ総合が前半1点を先制し、このまま前半は1-0で終わりました。

後半、かえつ有明が開始直後から盛り返し、同点に追いつくのですが、私はかえつ有明は8番の選手がポイントのような感じがしました。

あと、後半両チームとも当たりが激しくなっていきましたが、かえつ有明の選手は強いですね。新チームながら経験豊かなつばさ総合相手にガツンガツンいってましたね。かえつ有明が後半の序盤にあったチャンスをきっちり決めていたら結果はどうなっていたかわかりませんが、ゲームは1-1のまま終了しPK戦でつばさ総合が勝ちました。次の都立保谷戦に勝てばT3リーグ参入です。

Photo_101

 

2006年12月23日 (土)

新人戦都大会出場校決定

新人戦都大会出場校が決定しました。組み合わせ抽選は30日です。

1地区 都立葛飾野 都立江戸川
2地区 本郷 学習院
3地区 駿台学園 保善
4地区 正則学園
5地区 日大二 都立保谷
6地区 日本学園 都立駒場
7地区 都立三鷹 都立立川
8地区 都立国分寺 創価

予選免除校(選手権都大会両ブロックベスト8)

暁星 修徳 都立つばさ総合 関東第一 国士舘 早実 堀越 都立福生
都立久留米※ 東海大菅生 かえつ有明 大東大一 東京朝鮮 駒大 実践学園 帝京

※統合されることが決まっている都立久留米はどうなるのかわからなかったのでそのまま校名を載せました。

ひとこと言わせて!

①国学院久我山が日大二にスコアレスのPK戦で敗れました(ううう・・・新人戦都大会は西の横綱不在です)。

②やはり成立学園がいないというのは・・・(ちょっとさびしいですね)。

③組み合わせにもよりますが日本学園は虎視眈々と頂上を狙ってると思われます。

④本郷の選手権は地区予選敗退で終わりましたがここで名門の意地を見せてくれると思います。

⑤都立葛飾野も要注目です。近年かなり力をつけてきていると思われます(指導されている方々が優秀なのだと思います)。

いよいよ2007新チームの本格的な戦いが始まりますが、その前に30日の暁星、31日の都立久留米をみんなで(できれば石原都知事含めた全都民で)応援しましょう!

2006年12月19日 (火)

お母さんのためのフットショー講座4

師走ですね。ちょっと仕事が立て込んでしまって、ブログの更新がおろそかになってしまいました。すみません。

さて、久々のフットショー講座です。今日は再度シザースフェイントについて勉強しましょう。今回は複合型です。「そんなことぐらいあたしだって知ってるわよ」とは言わないでお付き合いください。何せ私のカテゴリでこのフットショー講座がもっとも難易度の高いコンテンツなのですから。と、言いますのもシザースをキャプションつき連続写真でご紹介するだけなら友達に頼んで空き地で実演してもらって撮ればいいのですが、私は「実戦」の「どういった局面」で「その技が繰り出されるか」というリアリティにことのほかこだわっているからなのです。

したがいまして私の取材は①ゲームの戦評をメモりながら、②ゴールシーンなどいい場面を撮影し、③FAVORITE PLAYERを探して撮り、④フットショー講座の構図をイメージしながらネタを撮る、という四役をこなすわけであります(これ、かなり難しいです・・・)。

私の能書きはこれくらいにして本題に入ります。教材は選手権準決勝の修徳vs国士舘戦から国士舘11番の選手の左サイドの局面打開の場面を使用します。

Photo_89 Photo_90 Photo_91

まず、相手と対峙しましたら、自分の「抜ける」間合いを計ります(写真上左)。次に大きく右足を上げ、マシューズで右に行く振りをします(写真上中)。このアクションは大きいほうが効果的です。そして右のアウトサイドに当てると見せかけて内側から外側にまたぎます(写真上右)。

Photo_92 Photo_93 Photo_94

そしたらまたいだ右足に重心を乗せてしっかり踏み込み、左に行くと見せかけます(写真上左)。そこで素早く重心を左足に移動し、右足のアウトサイドでしっかりボールを捉えます(写真上中)。最後に瞬間スピードを上げて相手の右側を抜けていきます(写真上右)。

でも、この場面はゴールから離れていく右側より左側(タテ)に行けたらよかったかもしれませんね。修徳4番の選手(国士舘11番の選手と対峙している修徳DFの後ろ、原選手)が比較的距離を空けて右側の突破に備えているフシがあったからです。ここでタテに抜いて置き去りにすると、修徳4番原選手がカバーに入って来ざるを得ず、するとたぶんですが原選手が引き付けられた分、ゴール前に国士舘の2列目の選手が飛び込むスペースができ、そこへこの11番の選手から早い弾道のパスがゴロで供給されますと合わせるだけで得点になる可能性が高かったとも考えられるからです。

しかし、静止画をゆっくり観ながら結果論を講釈するのはこれくらいでやめときます。この場面で国士舘11番の選手が右側を抜く方がベストと判断したには何がしかの理由があるはずで、外野専門の私なんぞにあれこれ言われたくはないはずだからです。

以上、シザースフェイントでした。

2006年12月13日 (水)

ペラーダスター

1皆様はご存知でしょうか。

ミナミオリジナルのスパイク「ペラーダスター」です。写真はオールドファン(???私も入っちゃいます・・・)からの復活希望に応え、ワールドカップイヤーということで本年100足速限定で販売された「SUPER PELADA」です。あの手この手を駆使して入手いたしました。

てっきり製造中止になって影も形もなくなったものだと思ってましたが、どっこい生きてたんですね。

復刻限定版はカンガルー革でホワイトにシルバーのラインです。私の時代はブラックにホワイトライン、ブルーにイエローラインがあったように記憶しています。当時からカーフ革とカンガルー革があって、私は好んでカンガルー革のブラックを履いておりました。

なんで高校時代にペラーダスターを履いていたかといいますと、帝京の選手や修徳の選手が履いていたからです。ただそれだけです。プレーでは足元にも及びませんので、せめてカッコだけでもとお茶の水までせっせと買いに行っていたのであります。

日本にプロリーグがなかった80年代、私は日本リーグの選手とかより身近で凄さを感じることができるサッカー強豪校の選手にあこがれていたんですね。同じ高校生で私と何が違うのか、当時は真剣に悩みました。あんなプレーができたらなぁと、本当、羨ましかったです。

今の子供たちの憧れはTV露出から言ってロナウジーニョとか中村俊輔選手あたりでしょうか。私の時代はまずは名取選手に小角選手(いずれも帝京)、日本リーグだったら木村(和)選手に金田選手の日産コンビ、海外だったらベルント・シュスターにルンメニゲ、そして実況は金子アナウンサーで解説は岡野俊一郎さんで決まりです。

しかし、こうして復刻版とはいえペラーダスターを手にしますと、もう一度ペラーダスターを履いてグラウンドを駆け回る選手たちを見たくなってきますね。

ミナミスポーツの経営幹部の皆様、私も微力ながら応援しますので、限定版なんて言わないでぜひペラーダスターの製造販売を復活してください!

2006年12月12日 (火)

2006年度東京のレビュー

■三大会都大会
東(延61チーム) 西(延74チーム)
114戦56勝58敗 146戦74勝72敗
.491 .507

上表は2006年度の東京の主要三都大会の東西の勝敗です(またもや勝手に東西に分けさせていただきました)。試合は全部で260試合ありました。組み合わせで東同士西同士もありますので100%正確ではないですが、これは東西同じ条件ということで集計上、無視しました。

これは東京の高校サッカーの話ですが、その他野球なども含めて部活の顧問をやっている先生は大変ですね。授業や進路指導のほかに練習、練習試合、合宿、公式戦とほとんど休みなしじゃないでしょうか。今、教員の激務性が社会問題になっていますが、何も今に始まったことじゃないですよ。何をどうするのかはわかりませんが、被評価者である現場の先生方に不評らしい評価制度はこの際やめちゃって、もっと血の通った現場主義で教員の待遇を考えるべきです!

話を本題に戻して、この表から都大会切符獲得の倍率を延べ出場校を高体連加盟数で除して、これまた勝手に求めてみますと、東が3.93倍、西4.59倍ですので、西の方が狭き門ということになります。都大会出場1校の格差は東西で0.66倍です。これが違憲かどうかは最高裁に任せるとして、私も漠然と西の方がレベルが高く粒そろいだなぁと感じていましたが、数字を拾ってみて納得しました。

で、主要三大会別に見ると下表のようになります。

□選手権都大会
東(20チーム) 西(27チーム)
41戦23勝18敗 49戦22勝27敗
.561 .449

Photo_1

□総体都大会
東(26チーム) 西(30チーム)
43戦17勝26敗 67戦38勝29敗
.395 .567
□新人戦都大会
東(15チーム) 西(17チーム)
30戦16勝14敗 30戦14勝16敗
.533 .467

総体は文句なしに西が制圧しましたが、選手権は優勝した暁星を筆頭に1地区のかえつ有明や関東第一、4地区の都立つばさ総合、3地区大東大一などががんばって東が盛り返しました。

私は東京が覇権を奪還するためには、地区の底上げがとても大事であると思っています。ここが強化されれば必然的に都大会のレベルも上がります。下部組織を充実させたりしてもっと強くなろうと努力している強豪校に離されないよう、他の高校もがんばってこれら強豪校が都大会初戦とてうかうかできないような状態を作り出してほしいです。

下部組織を編成した一貫指導のような仕組みは国見、市立船橋、星陵、野洲あたりはもうできあがっているのではないでしょうか。近辺にJのクラブも複数ある中300校以上がひしめいてる東京では、ある特定の高校だけがいい選手をたくさん集めることは容易なことではありません。才能豊かな選手がある程度分散するのは仕方がなく、理想的な一貫指導体制は難しいのではないかと思います。

よって東京には東京に合った強化メソッドを考える必要があるのではないかと思います。現在は既に優れた指導者の方々はメソッド作りに着手されていると思います。

とまあ、自分でもよくぞここまで無責任に書けるなとも思いますが、東京の覇権奪還を切に願っていますゆえの熱さからですので、どうぞお許しください。

強化という点で私にできることは何ひとつありませんが、東京の覇権を奪還することを信じて、ささやかながらブログを通して応援していきたいと思っています。

2006年12月10日 (日)

本郷vs都竹早

Kumazemi Report 2006-12-10
平成18年度東京都新人選手権決勝リーグ
学習院高等科グラウンド(晴)
本郷   vs   都竹早
5
2 前半 0
3 後半 0
0

東京都新人選手権2地区決勝リーグ、一次トーナメント最終戦で東の゛張出小結"京華を破った都立竹早と、私世代では名前聞いただけで萎縮してしまいます古豪本郷のゲームです。

ゲームの方は地力に勝る本郷の押せ押せの展開となりました。

ゲームが始まってすぐの5分に本郷が右サイドを突破し、角度のないところからファーサイドのゴールネットを揺らして先制します。そしてその10分後には左コーナーキックをファーポスト付近で頭で合わせ、開始10分で本郷が2-0とリードします。

本郷は、ポストプレーもうまくて左右に流れてスペースを作ったり、一度下がって追い抜いたりと実に効果的なオフザボールの動きができ、かつシュート力のある11番の選手を軸に攻撃を仕掛けます。そしてここに5番、9番、10番の選手が巧みに絡んで決定的なチャンスを作ります。一方、都立竹早は奪ったボールを早く9番の選手に預けて、そこを起点に攻撃を仕掛けたいのですが、本郷のプレッシャーの速さと強さにことごとくこのルートを遮断され、攻撃の糸口がなかなかみつからない状態が続きました。

10 リーグ戦ゆえ、もつれてくると得失点差も関係してくることから、都立竹早は何としても前半は0点に抑えたかったはずなんですが立て続けに失点してしまい、リズムを全くつかめないまま前半が終わりました。

この前の試合で学習院が筑波大附属に4-1と3点差つけて勝っています。前半終了で2点ビハインドの竹早は後半点を取らなければ都大会が遠のいてしまします。よって積極的に出てきました。

ベンチも動き出し、後半8分先に本郷が5番の選手に替えて17番の選手を入れ、その後の12分に都立竹早は7番の選手に替えて14番の選手を入れます。しかし、この直後、本郷が右コーナーキックから10番の選手がどんぴしゃりのヘディングシュートを決めて3-0となります。竹早DFが10番を捕まえきれていませんでした。

10_1竹早は後半30分にコーナーキック3連発のチャンスがあったのですが、集中を切らさない本郷にシュートまでもっていけず得点できませんでした。この後、前がかりになったところをサイドに流れる準備をして速攻を狙っていた本郷11番の選手に、中盤からまんまと正確なボールが供給され、戻りきれない竹早DFをあざ笑うかのように張り出していたサイドから右インサイドで巻いたロングシュートを決めました。

結局、終了間際にもゴール前混戦から10番が押し込んで5点目を上げた本郷の完勝でした。

本郷と都立竹早の差は奪ったボールを次にどう動かすかの速い判断とそれを可能にする周囲の第3、第4の動きの再現性、受けたボールのコントロール精度の差のような気がします。

私はもっと都立竹早の9番の選手のプレーが観たかったです。彼は周りもよく観ることができますし、技術もあります。

この時点で学習院と本郷が勝ち点3、得失点差はそれぞれ3と5ということで、この2校が優位になりました。2地区の次戦は12月17日(日)本郷は筑波大附属と、都立竹早は学習院高等科とぶつかります。

kumazemi's favorite players 2007:本郷の11番、都立竹早の9番

2006年12月 9日 (土)

夕陽

7911926 ブログのリニューアル作業していて、ふと太陽は燦燦と輝くだけでなく、夕陽になって沈んでいくものでもあることに気づいてしまい、妙に気になってきました。

人間、いつ何時も輝いていられるわけじゃなく、何やっても輝くことができないときがあります。

でもこれも人生です。

守備で相手に1本もシュートを打たせなかったのに、20本シュート浴びせても1点も取れずにPKで負けることもあります。

これもサッカーです。

結果と成果は違います。

私たち大人は、高校サッカーに必死に取り組んできた彼らの成果が何だったのかを見てあげなければならないのではないでしょうか。

大人たちに成果を見てもらえた子達は、サッカー以外でも自分が輝く可能性を持っていることに気づくでしょう。

大人たちに結果だけを要求され続けた子達は、この持てる可能性に気づかないまま大人になってしまうかもしれません。

子供でもないし大人でもないこの17、8歳の時に、誰と出会いどう過ごしたかというのはその後の人生に少なからず影響を持つような気がします。

太陽はちゃんと沈んでちゃんと昇ります。雨や雪、曇ではっきり出てこないときもありますが、でも昇る沈むを毎日きちんと繰り返しています。そして人間の生活に張りと潤いを与えてくれます。

やっぱり人間にとって一番大事なのは「誠実」であることではないでしょうか。