お母さんのためのフットショー講座4
師走ですね。ちょっと仕事が立て込んでしまって、ブログの更新がおろそかになってしまいました。すみません。
さて、久々のフットショー講座です。今日は再度シザースフェイントについて勉強しましょう。今回は複合型です。「そんなことぐらいあたしだって知ってるわよ」とは言わないでお付き合いください。何せ私のカテゴリでこのフットショー講座がもっとも難易度の高いコンテンツなのですから。と、言いますのもシザースをキャプションつき連続写真でご紹介するだけなら友達に頼んで空き地で実演してもらって撮ればいいのですが、私は「実戦」の「どういった局面」で「その技が繰り出されるか」というリアリティにことのほかこだわっているからなのです。
したがいまして私の取材は①ゲームの戦評をメモりながら、②ゴールシーンなどいい場面を撮影し、③FAVORITE PLAYERを探して撮り、④フットショー講座の構図をイメージしながらネタを撮る、という四役をこなすわけであります(これ、かなり難しいです・・・)。
私の能書きはこれくらいにして本題に入ります。教材は選手権準決勝の修徳vs国士舘戦から国士舘11番の選手の左サイドの局面打開の場面を使用します。
まず、相手と対峙しましたら、自分の「抜ける」間合いを計ります(写真上左)。次に大きく右足を上げ、マシューズで右に行く振りをします(写真上中)。このアクションは大きいほうが効果的です。そして右のアウトサイドに当てると見せかけて内側から外側にまたぎます(写真上右)。
そしたらまたいだ右足に重心を乗せてしっかり踏み込み、左に行くと見せかけます(写真上左)。そこで素早く重心を左足に移動し、右足のアウトサイドでしっかりボールを捉えます(写真上中)。最後に瞬間スピードを上げて相手の右側を抜けていきます(写真上右)。
でも、この場面はゴールから離れていく右側より左側(タテ)に行けたらよかったかもしれませんね。修徳4番の選手(国士舘11番の選手と対峙している修徳DFの後ろ、原選手)が比較的距離を空けて右側の突破に備えているフシがあったからです。ここでタテに抜いて置き去りにすると、修徳4番原選手がカバーに入って来ざるを得ず、するとたぶんですが原選手が引き付けられた分、ゴール前に国士舘の2列目の選手が飛び込むスペースができ、そこへこの11番の選手から早い弾道のパスがゴロで供給されますと合わせるだけで得点になる可能性が高かったとも考えられるからです。
しかし、静止画をゆっくり観ながら結果論を講釈するのはこれくらいでやめときます。この場面で国士舘11番の選手が右側を抜く方がベストと判断したには何がしかの理由があるはずで、外野専門の私なんぞにあれこれ言われたくはないはずだからです。
以上、シザースフェイントでした。
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