新人戦地区予選組にズームイン!
地区予選を勝ち上がってきた16校のうち、その戦跡から注目校をご紹介します。もちろん無手勝流です。
しぶとさNO.1=私立日本大学第二高等学校(5地区)
成績見れば一目瞭然、5地区で優勝するまでの7試合で3勝4分(2PK勝)。しかも勝負どころだった一次トーナメント初戦の専大附属戦は2-2からPK勝ち、二次リーグでの都立保谷戦、決勝トーナメント初戦の国学院久我山戦をいずれも無失点に抑えてドロー(久我山戦はPK勝)。特に専大附属戦は後半猛攻かけて追いつき、5人全員決めてのPK勝ち。実にしぶといです。予選免除校の皆さん、日大二高にPK戦に持ち込まれたら勝ち目ないですよ。注意してください。付け加えますと私は専大附属戦を観戦したのですが、私が取材した学校は旋風を巻き起こす(選手権の暁星を筆頭につばさ総合、かえつ有明、大東大一など)といういい流れがありますから、ご父兄の皆様はどうぞ私を信じてみてください!(でも選手の皆さんはちゃんと練習してね)。
※昭和2年開校。私立の難関校。杉並区天沼1-45-33西武新宿線上井草下車徒歩20分。
粘着力NO.1=私立芝高等学校(4地区)
初戦の日体荏原戦こそ5-0の圧勝でしたが、続く第二戦は私が密かに有力視していた大森学園に2-2からのPK勝ち、準々決勝は実力校の高輪に2-1、準決勝は来期からのT2リーグ昇格で勢いに乗る東京高校に2-1、決勝は強豪正則学園に前半で3点先行されながらも食い下がって敗れはしたものの3-4と1点差負けと相当の根性を持っていることが伺われます。石松選手というすごいFWの選手もいるようですし、予選免除校とて甘く見ていると痛い目に遭うかもしれません。
※中高一貫校で高校募集なし。東京都港区芝公園3-5-37日比谷線神谷町駅下車徒歩5分。
防衛力NO.1=私立駿台学園高等学校(3地区)
ご存知東の正関脇です。都大会に出場すること自体は別に驚くことではありませんが、地区予選4試合オール無失点、しかも準決勝では東京成徳も完封し、決勝でも3試合で22点(そのうち3点は成立学園から)取ってきた保善をがっちり完封(結果はPK勝)しました。都大会で当たった学校は当然のごとく「嫌な相手だなぁ」と思うでしょうが、勝ち負けどころかシュートを打てるかどうかもわかりませんので心してかかってください。
※昭和7年創立。体育コース有。北区王子6-1-10南北線王子神谷駅下車徒歩7分。
岩陰作戦NO.1=都立江戸川高等学校(1地区)
一次トーナメント1回戦3-1、2回戦5-1、決勝リーグは○2-1、○3-2、●1-2と5戦4勝1敗で都大会切符を手にしました。ご覧のとおり全試合で失点してます。しかし得失点差も関係するリーグ戦では1地区優勝候補最右翼の葛飾野に敗れたもののきちんと1点とって最小得点差で敗れました(これは2位までが通過するリーグ戦の戦い方ではセオリーどおりですね)。1地区は、都立葛飾野は決まりであとの一席は都立小岩か都立城東だろうなと思っていたので、ちょっと意外でした。圧勝するわけでもないけど取りこぼさない、岩陰に潜みながらスルスルっと出てくるところがいいですね。
※昭和15年創立。旧制府立十六中。江戸川区松島2-38-1総武線新小岩駅下車徒歩20分。
と、今日はこれまでです。
読者の皆様でこの新人戦地区予選を勝ち抜いた16校のいずれかで伝えたいエピソードがございましたら、ぜひメールをください!
atsu様
コメントありがとうございます。日大二高はブログ本文のしぶとさだけでなく、まとまりのあるいいチームとお見受けしております。都大会でもかなり期待できると思います。
投稿: kumazemi | 2006年12月30日 (土) 01:05
楽しく拝見させていただいてます。日大二の評価はとてもうれしいです。やっと認められるチームになってきたと思いたいです(^^;。スポーツ推薦などで生徒を集めなくとも都大会に出られるチームであり続けて欲しいものです・・・。
投稿: atsu | 2006年12月28日 (木) 22:27
ジジ様
情報お寄せいただき、ありがとうございました。風間選手なみっていうことは相当の選手ですね。
投稿: kumazemi | 2006年12月27日 (水) 10:33
芝高校のフォワードの石松くんはおそらく四地区ではトップの力があると思いますよ。暁星の風間君と比べても見劣りしないと思います。
投稿: ジジ | 2006年12月26日 (火) 22:25