Social Media

取材記事の検索ができます 高校名入れてみてください


ご協力お願いします

  • Quickvoter

    Q.見聞録を見た私は

    高校サッカー部員です
    クラブユースにいます
    中学生です
    部員の保護者です
    サッカー指導者です
    高校サッカーファン!
    女子マネです


    -view results-

    by pentacom.jp

ユニオンスポーツ

【特別掲載】第101回全国高校サッカー選手権大会決勝フォト

  • 決勝戦のスコア
    インテンシティとコンパクトネス。Japan's Wayを示してくれました。

kumazemi's favorite players new era

  • 岡山学芸館19番木下選手
    ポストコロナ2022から私がこの目で見た素敵な選手をご紹介いたします。

kumazemi's favorite players 2018

  • 帝京10番の選手
    2018年度の私が勝手に好きになった選手をあげていきます。

kumazemi's favorite players 2012

  • 修徳の14番
    1年のブランクに再開すべきか悩みましたが、やっぱりやります。

kumazemi's favorite players 2010

  • 明治学院の8番
    2010年、この企画も4期目に入りました。少しずつでも続けます。

kumazemi's favorite players 2009

  • 修徳11番宇都宮選手
    2009年私が将来性があってイケてて面白いと思った選手たちです。

kumazemi's favorite players 2008

  • 実践学園8番
    2008年は仕事の関係であまり取材に行けなかったです。

kumazemi's favorite players 2007

  • 繁澤選手(都三鷹)
    2007年、新人戦からインターハイ、選手権とずっと追いかけました。

kumazemi's favorite players 2006

  • 久留米20野村選手
    2006年夏から冬、私がグラウンドで出会えたすばらしい選手たちです。

【特別掲載】第85回全国高校サッカー選手権大会決勝フォト

  • 応援席に挨拶する盛商イレブン
    2007年1月8日の感動劇です。応援マネージャーはガッキーでした。

【特別掲載】第86回全国高校サッカー選手権大会決勝フォト

  • 終了のホイッスル
    流経大柏は半端じゃなかったです。大前選手あっぱれ。

Football Photo

  • 都城東8番の選手(2013年関東大会予選)
    私が撮影した高校サッカー写真集です。favorite playersも入ってます。

My Relaxation

  • お盆の駒沢公園
    心の趣くままに撮りとめたフォトブックです。息抜きしましょう。

Sanctuary

  • 新国立競技場
    数々の激闘が繰り広げられてきたみんなの思い出の場所です。

アクセスランキング

Powered by Six Apart
Member since 12/2006

« 2006年10月 | メイン | 2006年12月 »

2006年11月30日 (木)

東京の意地

今日の日記は言葉のみのノーフォトグラフでいきます。この3日間いろいろ考えてました。

今年の東京代表の暁星は13年ぶり10回目、都立久留米は14年ぶり2回目の出場です。それぞれの前回出場時は暁星が初戦で福山葦陽に1-1からPK負け、都立久留米は初戦で東海大五に0-1と破れました。

思えば選手権で東京代表が優勝したのは帝京が四日市中央工業との両校優勝した平成3年まで遡らなければならず、ここのところはなかなか上位に食い込めない年がずっと続いています。

私は選手権の歴史の中で、東京にとって大きな出来事だったのが、平成6年(1994年)の決勝で帝京が市立船橋に0-5というスコアで敗れたあの一戦にあるような気がします。

もちろんそれまで帝京は決勝に進んだ大会は全て優勝していたわけで、決勝不敗神話が崩壊したという側面もあるのですが、それより市船森崎選手にハットトリックまで決められての0-5というスコアで負けたことが大きいと感じているのであります。

それまでの私の帝京に対するイメージから彼らは大敗しないものと思っていました。ですから、それは衝撃的なことだったわけです。市立船橋はこれが初優勝で、その後の全国では市立船橋が国見と並んでチャンピオンとして君臨していったのは皆さんご存知だと思います。ここでバトンタッチが行なわれた気がしてならないのです。

帝京は平成9年(1997年)、平成10年(1998年)にも決勝に進みますが、いずれも東福岡に敗れ準優勝に終わっています。そして、ここで抵抗力を失ってしまったのか、ここから東京冬の時代へ突入していくことになります。

Jリーグ開幕が1993年で首都圏に複数のプロチームがありましたから、このプロリーグ創設と何か因果関係があるような気もします。でも、それは千葉や埼玉も同様だと思うので、本当のところはよくわかりません。

私は今年の東京代表2校には、この冬の時代に終わりを告げるような戦いを期待しています。

確かに前評判はそれほど高くないかもしれません。入ったブロックも厳しいブロックと言えるでしょう。

でも、暁星は國學院久我山、修徳を撃破し、都立久留米はインターハイベスト4の帝京を破っての出場です。何ら臆することはありません。あなた達はこの東京で最強の高校チームなのです。私はあえて、精一杯悔いのないようプレーしてほしい気持ちの表現を封印し、どんな泥臭いサッカーでもいいですから意地と気合で戦ってほしいという気持ちを表現します。怒られてしまうかもしれませんが、面白いサッカーでなくていいです。とにかく初戦を突破してください。突破したら次の試合で思いっきり面白いゲームを見せてください。

私は偶然にも全日本ユース決勝を観戦する機会があり、そこで滝川第二を観ました。そのときの印象から暁星の選手の皆様にお願いがあります。それは以下の4つです。

  1. PKの練習を徹底的にやっておいてください。
  2. 自陣バイタルエリアでは絶対に不用意なファウルはしないでください。
  3. 80分間、足を止めないで下さい。
  4. ボールをいつよりもまして大事に扱ってください。

平時の私は「勝つこと」より「感動」にこだわる方ですが、この全国選手権初戦だけは「勝利」に「こだわらせて」いただきますことをどうぞお許しください。

2006年11月26日 (日)

保善vs成立学園

Kumazemi Report 2006-11-26
平成18年度東京都新人選手権3地区準決勝
城北高グラウンド(曇)
保善   vs   成立学園
3
2 前半 1
1 後半 2
3
4 PK 3

「赤い魂」保善高校と成立学園のゲームです。負ければ都大会出場を断たれる3地区予選の準決勝です。私的には、願わくば都大会準決勝ぐらいで当たっていただきたいカードで、入場料払っても観る試合です。何せ東の張出大関対東の正関脇の戦いですから(番付表)。

序盤から6番、8番、9番、10番の選手の高い個人技とボール保持者への素早くかつ的確なサポートで成立学園が押し気味で進んでいきます。

対する保善高校はDF2番の選手(キャプテン)の読みとコース切り、DF5番の選手の体格を生かした守備で対抗、奪ったボールを前線11番の選手に当てて崩そうとする展開だったと思います。

でも成立学園は保善高校の11番の選手に危険なゾーンでは決定的な仕事をさせず、保善高校は上述した成立学園の攻撃カルテットの創造豊な攻撃にやや翻弄され、守勢に回っていきます。そして左サイドから中央へ展開され先制点を許し、20分には10番の選手に完璧なミドルシュートを決められ2-0となります。このように成立学園は攻撃カルテットのイマネジネーションから早めに敵陣バイタルエリアを制圧し、中央から攻撃するパターンが多い展開でした。

実際、6対4~7対3くらいで成立学園がゲームを支配していたので、私も正直「このままずるずるいっちゃうのかなぁ」と思っていた矢先の22分(2点目をくらった直後)にやや左サイドへ出されたスルーパスに素早く反応、成立学園DFの寄せの甘さもあって保善高校が1点返し、前半はこのまま2-1成立学園1点リードで終わります。結果論ですが、私はこのゲームのポイントは保善高校がこの早い時間に1点返して2-1で前半を折り返したところにあったと思います。

ハーフタイム、保善高校は円陣を組み、監督の指示に聞き入っていました。どういう指示だったかは無論聞こえませんのでわかりませんが、後半の保善高校の攻撃を見て「サイドから行け」ということだったのかなと勝手に想像してます。

すると後半、保善高校がキックオフ直後から仕掛けていきます。11番の選手に無理に前を向かそうとせずにポスト役で使ったり、中盤の選手が外からえぐったりと右に左にサイド展開を繰り広げて行きます。

そして後半4分、保善高校は右サイドでの粘りのプレーから成立学園DFを振り切って入れた低くて速いクロスに走りこんできた選手がニアサイドでドンピシャでヘッドを合わせ、2-2と追いつきます。この直後の5分頃にも、11番の選手のポストプレーから左へ展開、これまた低い(ゴロだったかもしれません)折り返しで決定的なチャンスを作るなど、後半は一転してサイド攻撃で保善が流れを掴みます。

なかなか流れを変えられない成立学園も攻撃カルテットがこれでもかこれでもかと保善守備網をこじ開けようとしますが、保善DFも体を張って阻止します。このような展開の中、後半8分、保善高校がまたもや左サイドを突破し、低いシュート性のボール(シュートかもしれません)入れたところ、成立学園GKが後へそらしてしまい、そこをきっちり詰めてついに3-2と逆転に成功します。

リードした保善高校にもDFキャプテン2番の選手が負傷退場するアクシデントが発生しますが、(たぶん)代わりに入ってきた17番の選手も同じようにしっかりプレーしてました。さすが強豪校は選手の層が厚いです。ただ、後半に入って何がなんだかわからないうちによもやの逆転を許した成立学園が、残り時間見て冷静さ取り戻したのか、追う展開になって前半のように激しく攻撃し始めます。ここでもやはり中央からの攻撃で、25分には10番の選手が無人のゴールに流し込むだけの決定的チャンスを創り出すなどしてしつこく中央攻撃を繰り返しているうちついにチャンスが訪れます。

成立学園PKゲットです。中央から抜け出した相手に思わず保善GKが相手の足を手で引っ掛ける形(写真下左)になってしまいました。この後にも同じようなことがあったんですが、保善高校はそっちの方も冷やっとしたのではないでしょうか。何れにしましても成立学園はこのPKをきっちり決め(写真下右)、3-3の同点となります。時間にして後半30分の出来事でした(新人戦は35分ハーフです)。

Photo_29 Photo_30

ゲームはこのまま終了、延長戦では一進一退で決着がつかず、PK戦にもつれ込み、4-3で保善高校が都大会切符を手にしました。

ここで成立学園が姿を消すというのもファンとしましては何ともいえない気分ですが、成立学園は例のカルテットによる創造性豊で破壊力抜群の攻撃に比べ、やや守備に課題があるような気がしました。特にサイドから攻撃の阻止力とやむを得ず突破されクロスを入れられた時の中央での連携です。でも攻撃陣はすごいですね。8番の選手は飛び級で関東大学リーグかなんかでプレーしてもいいのではないでしょうか。

これで3地区はもう一方のブロックで勝ち上がってきた駿台学園(東京成徳を1-0)と保善高校の決勝になりました。

kumazemi's favorite players 2007:保善高校の2番

なお、他地区の結果は下記のとおりです。

25日:(1地区リーグ最終戦)都立葛飾野1-1安田学園、都立江戸川2-1都立城東、(4地区準決勝)芝2-1東京、正則学園1-0東京実業、(7、8地区2次リーグ最終戦)都立立川1-1桐朋、都立東村山西3-2都立拝島、都立三鷹4-0大成、中大附属1-1都立東大和、都立南平0-0都立松が谷、都立東大和南2-1都立小金井北、都立国立2-2都立調布北、都立国分寺2-1創価

26日:(5地区リーグ最終戦)都立保谷0-0日大二、中大杉並2-2日大鶴ヶ丘、私立武蔵1-0佼成学園、國學院久我山8-0都立武蔵丘

現状私が把握している地区予選免除校以外の状況は、都大会出場決定が(1地区)都立葛飾野都立江戸川(3地区)駿台学園保善(4地区)正則学園(6地区)日本学園都立駒場です。また、絞られた状況は(2地区)筑波大附属・学習院・本郷・都立竹早から2校、(5地区)國學院久我山vs日大二の勝者と中大杉並vs都立保谷の勝者、(7地区)都立三鷹vs桐朋の勝者と都立立川vs都立南平の勝者、(8地区)都立東大和vs創価の勝者と中大附属vs都立国分寺の勝者となっています。

2006年11月25日 (土)

高校生の皆様、ありがとうございます。

Photo_31 ゲームの取材では必ずどちらか一方の敗北を観ることになります。ここの写真にもある準決勝で敗れてグラウンドにうっ伏せて涙する国士舘高校の選手を見て、私の小学校1年の長男がぽつりと「おにいちゃんも泣くんだね」と言って神妙な顔つきになりました。

息子を取材に連れて行くときには「上手なおにいちゃんのサッカー見に行こうね」と半分騙して?連れ出すわけですが、その上手なおにいちゃんのこのシーンを目の前で見て、サッカーは楽しいスポーツなんだけど何か言いようのない過酷なものが存在するんだないうことを感じたのかもしれません。

私が高校サッカーのファンである理由は、たた一つだけで、それは皆さんのプレーが胸を打つからです。胸を打つというのは、そのゲームで繰り広げられるひたむきなプレーだけでなく、選手には選手の、指導者には指導者の、ご父兄にはご父兄のそれぞれの思いがストーリーを形成し、それが一つ一つのプレーに凝縮されて私の内面に激しくぶつかってくるからです。たぶん、これはみんなと同じくサッカー部に所属していた私の高校時代にその要因があると思っています。

私は評論家でもスカウトでもないので、皆さんがプロや強豪アマで通用するかどうかにはあまり興味がありません(というよりそれを見抜く分析力も眼力もないのでわかりません)。ただ、続けてほしい、サッカーに関わり続けて欲しいという思いは強いです。

Photo_32 Jリーグのレベルを上げることあるいは日本代表がワールドカップに出ていい成績を収めることにつながるかという観点のみで高校サッカーを観れば、高校サッカーは単なる高校生のサッカーゲームでしょう。でも、日本のプロの試合に、デンジャラスなファウル、不必要に手を使ったプレー、くだらない罵り合いがふんだんに出てくる今の状況からすれば、子どもにはちょっとくらい寒くて遠くても高校サッカーを見せた方がいいです。

親として一番困るのは、日頃口すっぱくして子どもに注意していることを、大人からもろに見せつけられることです。

私は皆さんがこのような大人にはならないよう、高校サッカーに打ち込む3年弱の間がきちんとした大人に成長してその後の人生をよりよいものにするための道程となるよう願っています。

今日の日記の最後になりますが、選手権予選で観させていただいた各高校のサッカー部の皆さんに感謝したいことがあります。

それは、私の息子がマシューズやシザースを覚えたのは、私からのありがた迷惑の休日コーチングでも通っている少年団での指導でもなく、皆さんが彼の目の前でカッコよく披露してくれたおかげだという点です。

百聞は一見にしかずとはよく言ったもので、手取り足取りガミガミ教えなくても、リアリティを感じながら見ることができる機会を与えれば、子どもってすぐ覚えてしまうものなのですね。また、一つ勉強になりました。

胸を打つ実際のプレーに積み重なっている各校のストーリー、そして子どもの教育にも効果がある高校サッカー、これからも応援し続けて行きます!

2006年11月24日 (金)

kumazemi's favorite players 2006

kumazemi's favorite players 2006をサイドバーにアップしました。

このブログを始めた今年の夏の選手権地区予選からこの間の選手権都大会決勝までの間、私が取材を通じてグラウンドで出会うことができたすばらしい選手たちの記録です。

なお、選手権予選後の新人戦からはkumazemi's favorite players2007に収めております。

以下の選手の方々のフォトが収められております。

  1. 都立小山台18番の選手(選手権地区予選、対暁星戦の抜け出して決めたゴール)
  2. 暁星14番の選手(T2リーグ、対横河武蔵野FC戦のゴール前ターンの瞬間)
  3. 横河武蔵野FCユース13番の選手(T2リーグ、対暁星戦のヘディングシュート)
  4. 横河武蔵野FCユース9番の選手(T2リーグ、対暁星戦の正面からのシュート)
  5. 東工大附属11番の選手(T3リーグ、対東大和南戦の右サイド突破)
  6. 大東大一13番の選手(選手権都大会、対東京実業戦のゴール前ヘッドの競り合い)
  7. かえつ有明11番の選手(選手権都大会、対石神井戦の戦況を見つめるシーン)
  8. 学習院高等科14番の選手(選手権都大会、対つばさ総合戦のスローアーへの指示)
  9. 都立つばさ総合11番の選手(選手権都大会、対学習院戦の中盤ドリブル突破)
  10. 都立福生7番の選手(選手権都大会、対中大附属戦のニヒルにたたずむシーン)
  11. 東京朝鮮5番の選手(選手権都大会準々決勝、対大東大一戦の右サイド突破からのクロス)
  12. かえつ有明4番の選手(選手権都大会準々決勝、対東海大菅生戦の試合前アップ)
  13. 暁星8番の選手(選手権都大会準決勝、対関東第一戦の左足一閃ミドルシュート)
  14. 関東第一9番の選手(選手権都大会準決勝、対暁星戦、キープから突破を図るシーン)
  15. 修徳3番の選手(選手権都大会決勝、対暁星戦の相手エースの突破を阻止するシーン)
  16. 都立久留米20番の選手(選手権都大会決勝、対東海大菅生戦左コーナーでのスクリーン)

情報が少なくお名前の確認が出来ない選手、すばらしい選手だったんですが撮影できなかった選手、私が出会えなかったすばらしい選手・・・申し訳ありません。

これはあくまでも私が現場に行けた範囲での作品であり、他愛もない私の個人的趣味の域を出ないものですが、今年の取材活動の証としてアップしたものであります。

もし、ご覧になりたい方がいらっしゃいましたら、お手数ですがメールあるいはメールアドレス付きのコメントをいただけますと幸いです。閲覧に必要な「ユーザー名」と「パスワード」をメールにてご返信させていただきます。

なお、すでに「kumazemi's favorite players 2007」もスタートしており、新人戦都大会終了時あたりにアップしたいと思っています。

※最後に

選手の皆様、勝手に撮っちゃってごめんなさい。そこは高校サッカーをこよなく愛し、東京の選手権覇権奪還を心から願っているkumazemiの名に免じてご容赦くださいませ。

2006年11月23日 (木)

新人戦23日の取組結果

青字は今後の予定です(念のため東京都高体連HPでもご確認ください)。

【1地区】決勝リーグ(葛飾野が勝ち点6で首位

  • ■葛飾野高校会場
  • 11/23 [10:00] ○都立江戸川3-2安田学園
  • 11/23 [11:30] ●都立城東1-2都立葛飾野
  • ■城東高校会場
  • 11/25 [10:00] 都立江戸川vs都立城東
  • 11/25 [11:30] 都立葛飾野vs安田学園

【2地区】一次トーナメント終了。4チームによる決勝リーグへ(12/10~)。

  • ■筑波大附属会場
  • 11/23 [10:00] ●郁文館1-1PK1-3学習院○・・・やはり郁文館は実力をつけてきていると思います。
  • 11/23 [11:30] ●都立文京1-2筑波大附属○
  • ■京華浦和会場
  • 11/23 [10:00] ●京華0-1都立竹早○・・・張出小結、敗れる!
  • 11/23 [11:30] ●都立豊島1-3本郷○

【3地区】トーナメント準々決勝終了。ベスト4出揃う。

  • ■城北高校会場
  • 11/23 [13:30] ●芝浦工大附2-2PK3-4東京成徳○
  • 11/23 [15:00] ○駿台学園4-0國學院●
  • 11/26 [09:30] 成立学園vs保善・・・2試合19得点対16得点の戦い
  • 11/26 [11:00] 駿台学園vs東京成徳
  • ■飛鳥高校会場
  • 11/23 [09:30] ○成立学園6-0早稲田●
  • 11/23 [11:00] ○保善10-0順天●

【4地区】トーナメント準々決勝終了。ベスト4出揃う。

  • ■つばさ総合高校会場
  • 11/23 [10:00] ●東海大高輪台1-1PK4-5東京○・・・観たかったです。
  • 11/23 [11:30] ○芝2-1高輪●
  • 11/25 [10:00] 東京vs芝
  • 11/25 [11:30] 正則学園vs東京実業
  • ■産業技術高専会場
  • 11/23 [10:00] ○正則学園1-0青陵●
  • 11/23 [11:30] ●東工大附属0-0PK3-4東京実業○・・・激闘だったようです。

【5地区】二次リーグ(Aグループ勝点6で国学院久我山が首位独走、Bグループは勝ち点6首位都立保谷を勝ち点4で日大二が追う展開)

  • ■早大高等学院会場Img_2008_1
  • 11/23 [09:30] ●私立武蔵1-3日大二○
  • 11/23 [11:00] ○中大杉並2-0都立武蔵丘●
  • 11/23 [12:30] ○都立保谷1-0佼成学園●
  • 11/23 [14:00] ○國學院久我山4-0日大鶴ヶ丘●
  • 11/26 [09:30] 都立保谷vs日大二
  • 11/26 [11:00] 中大杉並vs日大鶴ヶ丘
  • ■私立武蔵高校会場 
  • 11/26 [09:30] 私立武蔵vs佼成学園
  • 11/26 [11:00] 國學院久我山vs都立武蔵丘

【6地区】決勝

  • 11/23 [12:30] ○日本学園2-1都立駒場●・・・実力校で三役級の日本学園が張出大関を破り地区優勝です。日本学園は都大会でもひと暴れしそうです。

【7地区】【8地区】二次リーグ(都立立川と都立国分寺が勝ち点6で一つ抜け出す)

  • ■立川高校会場
  • 11/25 [10:00] 都立立川vs桐朋(7地区)
  • 11/25 [11:30] 都立東村山西vs都立拝島(8地区)
  • ■松が谷高校会場
  • 11/23 [10:00] △桐朋1-1都立国立△(7地区)・・・国立はしぶといです。
  • 11/23 [11:30] ○都立三鷹1-0都立松が谷●(7地区)
  • 11/23 [13:00] ●都立調布北1-3都立立川○(7地区)
  • 11/23 [14:30] ○都立南平3-1大成●(7地区)
  • ■東大和高校会場
  • 11/25 [10:00] 都立三鷹vs大成(7地区)
  • 11/25 [11:30] 中大附属vs都立東大和(8地区)
  • ■東大和南高校会場
  • 11/25 [10:00] 都立南平vs都立松が谷(7地区)
  • 11/25 [11:30] 都立小金井北vs都立東大和南(8地区)
  • ■国立高校会場
  • 11/25 [10:00] 都立調布北vs都立国立(7地区)
  • 11/25 [11:30] 創価vs都立国分寺(8地区)
  • ■国分寺高校会場
  • 11/23 [10:00] ○創価5-0都立拝島●(8地区)
  • 11/23 [11:30] ●都立東村山西0-5都立国分寺○(8地区)
  • 11/23 [13:00] ●都立小金井北0-1都立東大和○(8地区)
  • 11/23 [14:30] ○中大附属1-0都立東大和南●(8地区)

2006年11月22日 (水)

吉祥寺界隈の高校サッカー選手の皆様へ

明日、ずっと私をとてもかわいがっていだいてる大先輩が、吉祥寺にレストランをオープンします。

お店の名前はSam's Factory(サムスファクトリー)といいます。ハワイをイメージした南国楽園風のカジュアルレストランです。


Photo_33 Photo_34 Photo_35

場所は井の頭通り沿い、吉祥寺南病院の対面です。吉祥寺駅からは歩いて10分ちょっとです。

で、私もオープンを翌日に控えた今日の夜、レセプションに駆けつけたわけです。ただ、お店に入って驚きました。上の写真をご覧になってください。何と杉山清貴ELTEXILEからお花が届いているではありませんか!

大先輩であるこのお店のオーナーは芸能界に知り合いが多いとは聞いていましたが、ここまでとは正直びっくりしました。なお、そうそうたるアーティストに並んで私の届けたお花もちゃんとありました(写真左)。

近い将来、このお店を運営する会社のスタッフの皆様と一緒に、食べることで「視野が広くなり、ボールタッチが柔らかくなるくまぜみスペシャルなる特別メニューを創る予定です。

価格もリーズナブルですし、毎日激しい練習で多くの栄養素を必要とし、基本的にラテン系で明るいノリであるはずの高校サッカー選手にはおいしく食べてくつろげる最高の空間です。

吉祥寺にほどなく近い国学院久我山高校サッカー部の選手の皆様、都立西高校サッカー部の選手の皆様、成蹊高校サッカー部の選手の皆様、横河武蔵野FCユースの選手の皆様、その他吉祥寺をよく使われる皆様、ぜひ一度お立ち寄りください!きっとファーストタッチの精度が上がります!

Photo_36

2006年11月21日 (火)

新人戦「西」19日取組結果

青字は19日の結果、紫字は今後の予定です(念のため東京都高体連のHPでも確認してください)

【5地区】19日は全て順延。5地区は雨の場合決して無理しませんね。

  • ■早大高等学院会場
  • 11/23 [09:30] 私立武蔵vs日大二
  • 11/23 [11:00] 中大杉並vs都立武蔵丘
  • 11/23 [12:30] 都立保谷vs佼成学園
  • 11/23 [14:00] 國學院久我山vs日大鶴ヶ丘
  • 11/26 [09:30] 都立保谷vs日大二
  • 11/26 [11:00] 中大杉並vs日大鶴ヶ丘
  • ■私立武蔵高校会場 
  • 11/26 [09:30] 私立武蔵vs佼成学園
  • 11/26 [11:00] 國學院久我山vs都立武蔵丘

【6地区】準決勝終了

  • ■狛江高校会場
  • 11/19 [11:00] 筑波大駒場1-4日本学園
  • 11/19 [13:30] 都立駒場4-1武蔵工大付
  • ■日大三高会場
  • 11/23 [12:30] 日本学園vs都立駒場・・・張出大関対上位進出を虎視眈々と狙う前頭筆頭の決戦となりました。これは間違いなく激しい戦いになりますね。

【7地区】【8地区】二次リーグ(なぜか引き分けが多いです)

  • ■立川高校会場
  • 11/19 [10:00] △都立三鷹1-1都立南平△(7地区)
  • 11/19 [11:30] ●都立国立0-2都立立川○(7地区)
  • 11/19 [13:00] △都立松が谷1-1大成△(7地区)
  • 11/19 [14:30] ○桐朋1-0都立調布北●(7地区)
  • 11/25 [10:00] 都立立川vs桐朋(7地区)
  • 11/25 [11:30] 都立東村山西vs都立拝島(8地区)
  • ■松が谷高校会場
  • 11/23 [10:00] 桐朋vs都立国立(7地区)
  • 11/23 [11:30] 都立三鷹vs都立松が谷(7地区)
  • 11/23 [13:00] 都立調布北vs都立立川(7地区)
  • 11/23 [14:30] 都立南平vs大成(7地区)
  • ■東大和高校会場
  • 11/19 [10:00] △中大附属0-0都立小金井北△(8地区)
  • 11/19 [11:30] △都立東大和南3-3都立東大和△(8地区)
  • 11/19 [13:00] △創価0-0都立東村山西△(8地区)・・・創価は国分寺戦を落とせなくなりました。
  • 11/19 [14:30] ●都立拝島0-8都立国分寺○(8地区)
  • 11/25 [10:00] 都立三鷹vs大成(7地区)
  • 11/25 [11:30] 中大附属vs都立東大和(8地区)
  • ■東大和南高校会場
  • 11/25 [10:00] 都立南平vs都立松が谷(7地区)
  • 11/25 [11:30] 都立小金井北vs都立東大和南(8地区)
  • ■国立高校会場
  • 11/25 [10:00] 都立調布北vs都立国立(7地区)
  • 11/25 [11:30] 創価vs都立国分寺(8地区)
  • ■国分寺高校会場
  • 11/23 [10:00] 創価vs都立拝島(8地区)
  • 11/23 [11:30] 都立東村山西vs都立国分寺(8地区)
  • 11/23 [13:00] 都立小金井北vs都立東大和(8地区)
  • 11/23 [14:30] 中大附属vs都立東大和南(8地区)

2006年11月20日 (月)

新人戦「東」19日取組結果

※速報です。第85回全国高校サッカー選手権大会の我が東京代表の相手が決まりました。

暁星は30日開会式直後の開幕戦で全日本ユースチャンピオンの滝川第二(兵庫)と、都立久留米はここ5年で2度も東京代表がやられてる宿敵作陽高校(岡山)と当たることになりました。

※ここからは新人戦です。

青字は19日の結果、紫字は今後の予定です(念のためこちらでもご確認ください)。

【1地区】二次リーグ

  • ■葛飾野高校会場
  • 11/19 [10:00] ●都立江戸川1-2都立葛飾野○・・・江戸川は小結相手に健闘しました。
  • 11/19 [11:30] ○都立城東1-0安田学園●
  • 11/23 [10:00] 都立江戸川vs安田学園
  • 11/23 [11:30] 都立城東vs都立葛飾野
  • ■城東高校会場
  • 11/25 [10:00] 都立江戸川vs都立城東
  • 11/25 [11:30] 都立葛飾野vs安田学園

【2地区】一次トーナメント3回戦終了。

  • ■筑波大附属会場
  • 11/19 [10:00] ●獨協2-2PK3-4都立文京○
  • 11/19 [11:30] ●豊島学院0-1筑波大附属○
  • 11/19 [13:00] ○本郷2-0都立江北●・・・本郷がリベンジ果たしました。
  • 11/23 [10:00] 郁文館vs学習院
  • 11/23 [11:30] 都立文京vs筑波大附属
  • ■学習院会場
  • 11/19 [10:00] ●日大豊山1-3郁文館○・・・来ましたね、郁文館。
  • 11/19 [11:30] ○学習院高等科1-0都立小石川●・・・観たかった。
  • ■京華浦和会場
  • 11/19 [10:00] ○京華6-0都立足立西●
  • 11/19 [11:30] ●巣鴨0-3都立竹早○
  • 11/19 [13:00] ○都立豊島3-0昭和一●
  • 11/23 [10:00] 京華vs都立竹早
  • 11/23 [11:30] 都立豊島vs本郷

【3地区】トーナメント3回戦終了。ベスト8出揃う。

  • ■城北高校会場
  • 11/19 [09:30] ○駿台学園3-0岩倉●
  • 11/19 [11:00] ●都立高島0-1國學院○
  • 11/19 [12:30] ○順天3-0都立戸山●
  • 11/19 [14:00] ○保善9-0海城●・・・さすが関脇。圧勝です。
  • 11/23 [13:30] 芝浦工大附vs東京成徳・・・前頭筆頭にとっても難敵ではないでしょうか。
  • 11/23 [15:00] 駿台学園vs國學院・・・ダークホース國學院が関脇に挑みます。
  • ■大山高校会場
  • 11/19 [09:30] ○早稲田2-1成城●・・・張出小結、1点差で敗れる!
  • 11/19 [11:00] ●青山学院0-0PK3-4芝浦工大付○
  • 11/19 [12:30] ○東京成徳3-0淑徳●
  • 11/19 [14:00] ○成立学園10-0都立北園●
  • ■飛鳥高校会場
  • 11/23 [09:30] 成立学園vs早稲田
  • 11/23 [11:00] 保善vs順天

【4地区】トーナメント3回戦終了。ベスト8出揃う。

  • ■つばさ総合高校会場
  • 11/19 [10:00] ●明大明治1-4東京○
  • 11/19 [11:30] ○東海大高輪台3-0都立三田●
  • 11/23 [10:00] 東海大高輪台vs東京・・・注目カードです。
  • 11/23 [11:30] 芝vs高輪
  • ■私学事業団新小岩会場
  • 11/19 [10:00] ●都立九段1-1PK6-7青陵○
  • 11/19 [11:30] ○芝2-2PK4-1大森学園●
  • 11/19 [13:00] ○正則学園3-1都立田園調布●
  • ■産業技術高専会場
  • 11/19 [10:00] ●東洋0-4東京実業○
  • 11/19 [11:30] ○東工大付属4-1正則●
  • 11/19 [13:00] ○高輪2-1都立美原●
  • 11/23 [10:00] 正則学園vs青陵
  • 11/23 [11:30] 東工大附属vs東京実業・・・このカードも激闘になりますね。

2006年11月19日 (日)

都立久留米vs 東海大菅生

Kumazemi Report 2006-11-18
第85回全国選手権東京Bブロック決勝
西が丘サッカー場(晴)
都久留米   vs   東海大菅生
1
0 前半 0
1 後半 0
0

選手権東京Bブロック決勝です。

Bブロックは帝京vs東京朝鮮のカードになるのではないかと予想していた高校サッカーファンは多かったのではないでしょうか。

しかし、この両校はそれぞれ準決勝でものすごい激闘を演じ、この二強を退けて決勝に来ました。ちなみにこの両校、今年の総体都大会でも顔を合わせており、そのときは東海大菅生が2対0で勝っています。

前半お互いに何度かチャンスを作りますが、ゲームは一進一退に展開されていきます。

私から見て目立ったのは都立久留米の20番野村選手です。ポストプレーだけでなく、前線でのタメなど前半からいい仕事をしていたと思います。後半、この野村選手がとてつもなく大きな仕事をすることになります。

東海大菅生は5番早崎選手を中心としたディフェンスがすばらしいですね。集中も切れませんし、寄せも速いし、1対1も強いです。久留米の10番新宅選手の右に左に散らすパスにも慌てずに対処してピンチを作りません。

東海大菅生の攻撃はというとサイドから精度の高いクロスでチャンスをつくります。守備は堅く、攻撃は制度の高いクロスを武器にサイドからという感じです。もちろん攻守の要は10番大野選手です。

38分の大野選手のFKは絶妙でした。走りこんだ選手のヘディングシュートがきちんとインパクトしていればゴールだったと思います。

Photo_83

 

都立久留米の7番菅原選手も小柄なんですが、新宅選手からの縦パスに反応したときのスピードはすばらしく、突破力のある選手だなと感じました。やはり、都立久留米や東海大菅生などの強豪校でレギュラーになるには何がしかのオンリーワンを持っていないとダメですね。

前半はこのまま0-0で終わり、Aブロック同様、勝負は後半ということになりました。

後半の立ち上がりは東海大菅生が来ました。最初の10分くらいは一方的だったと思います。中盤での激しいプレスでことごとくボールを奪い、前線でどんどん仕掛けます。特に右サイド展開からの4番不動岩選手のシュート、ロビングから見事なトラップで放った9番伊藤選手のシュート、FKからの笹栗選手のバーをたたくヘディングシュートと激しい攻撃が続きました。願わくばこの後半立ち上がりの攻撃で東海大菅生は1点でも取りたかったです。

この怒涛の攻撃をしのいだ都立久留米も徐々に攻撃にもリズムが出てきて、フィニッシュまでいくケースも増えていきますが、東海大菅生も3番大河原選手やGK渡辺選手を中心に守ります。ここらへんはさすが守備の堅い東海大菅生です。

Photo_82 それにしても、都立久留米のキャプテンの14番桜井選手は上手ですね。小柄ですが、足もとの技術も視野の広さも一定以上のレベルにあると思います。

この流れの中、先に都立久留米が動きます。後半20分、長身186cmの13番「一撃必殺の仕事人」千葉選手の投入です。続いて25分頃には菅原選手に替えて8番の新村選手も投入します。34分頃には惜しくもゴールマウスから外れたものの20番野村選手の決定的なヘディングシュート、その2分後には野村選手が右に開いて作ったチャンスから6番柿原選手の決定的場面もありました。

こんな感じで後半30分過ぎまでお互い攻め合いながらの0-0ですから、セットプレーかあるいは一瞬のスキが勝敗を決めるような展開だったと言えるでしょう。そして、ドラマは誰もが延長戦だと思っていたロスタイムに起こりました。演出したのは都立久留米20番野村選手です。

都立久留米は自陣左サイドで相手を囲んで奪ったボールをそのままタテ一本、左サイドに流れた20番野村選手めがけて放ちます。低いボールは東海大菅生DF5番早崎選手が先に触れことができるものでしたが、ここで野村選手が一度ならず二度もあきらめずに足を出して粘ると、ボールが野村選手の前の絶好の位置に弾んで出てきます。

同時に中央付近では新宅選手が長い距離を走ってきていました。野村選手は左サイドから冷静に中を観、走りこんできた新宅選手にどうぞといわんばかりのやさしいボールを供給、新宅選手は難なくゴールへ流し込みました。そしてタイムアップ。Bブロックは都立久留米が代表になりました。

今年も選手権東京大会は両ブロックともすごい戦いでした。

kumazemi's favorite players都立久留米の野村選手(20番)

次は全国ということになりますが、燃え尽きないようモティベーションを維持し、コンディションを整え、万全で初戦に向かっていってほしいと思います。

夏から暇を見つけては取材して書いてきた2006選手権東京大会もこれにて終了です。

読んでくださった皆様、素人の独りよがりに過ぎない記事にお付き合いくださり、本当にありがとうございました。心より感謝申し上げます。

2006年11月18日 (土)

暁星vs修徳

Kumazemi Report 2006-11-18
第85回選手権東京大会Aブロック決勝
西が丘サッカー場(晴)
暁星   vs   修徳
2
0 前半 0
2 後半 2
0 延前 0
0 延後 0
2
5 PK 3

選手権Aブロック決勝戦です。真夏の地区予選から足掛け4ヶ月間繰り広げられてきたこの戦いもこれがLast Standです。

準決勝、関東第一に圧勝した暁星と粘って国士舘に辛勝した修徳との名門同士の戦いということで各校関係者以外にも数多くのファンが詰め掛けました。

修徳は23分、9番小澤選手にボールを当てて起点にして右サイドに展開した場面もありましたが、暁星は右サイドからのアーリークロスに11番小嶋選手の決定的チャンスなどやや暁星優位で0-0で終わり、勝負は後半に持ち込まれます。前半はお互い決め手を欠く展開だったと思います。

後半は一転、ゲームが激しく動きます。まず、5分修徳は得意の右サイド攻撃からフィニッシュまでいくチャンスがありましたが、ここは暁星DFもよく体を寄せて防ぎます。最初に動いたのは修徳でした。前半7分11番秋元選手に替え17番二瓶選手を投入します。

この3分後の11分、タテに走りこんでパスを受けた小嶋選手が粘りながらも前を向き、左足から放たれた強烈なシュートがGK佐々木選手のファンブルを誘い、暁星が先制します。

追う修徳は8番MF足昇選手に替えて18番FWの目黒選手を投入、点を取りに行きます。

Photo_79 しかし後半25分、ゴールキックからのボールを中盤でつなぎ、受けた11番小嶋選手が仕掛けた後、14番風間選手へ絶妙なパスを通します。そしてこのパスを受けた風間選手がDFの追走を振り切り落ち着いてシュートを決めました。

それにしても風間選手は何度見てもすごいですね。こういった決定力もさることながら、トップスピードでのボールコントロール、囲まれた時の局面打開力と、FWに必要な能力を全て高いレベルで持ち合わせています。あと忘れていけないのは風間選手は守備の意識も高いです。

これで2-0となり、暁星の13年ぶりの優勝にぐっと近づきました。暁星は修徳9番小澤選手を簡単に前に振り向かせず、サイド攻撃に対してもバランスを崩すことなく安定して守っていましたので、私は正直この時間で2点差はいくら修徳とはいえきついなぁと感じていました。

Photo_77 しかし、後半31分、ゴール前中央25m付近でFKのチャンスを得ます。キッカーは4番原選手です。千葉根木内中出身の2年生、昨年の修徳キャプテンで国体東京選抜のGK山下君の後輩です。

その原選手の右足のキックは速度をそこそこ保ったまま急旋回な右カーブを描いてクロスバーぎりぎりを通過し、暁星ゴールに吸い込まれました。これで1点差となります。見事なフリーキックでした。

こうなってきますと決してあきらめない修徳の執念と暁星の「勝ちたい」思いの戦いです。

そして後半の37分でした。暁星の左コーナーキックからのピンチをしのいだ修徳が自陣左サイドでのボールの奪取から速攻を仕掛け、18番目黒選手⇒9番小澤選手への流れるような展開からパスを受けた西谷選手がダイレクトで流し込み、2-2の同点に追いつきます。この時の18番目黒選手からワンタッチで9番小澤選手にはたき、自身も左サイドを駆け上がるプレーは見事でした。これで暁星20番荒木選手を一発で振り切りました。

ゲームはこのまま同点で終了、延長に入ります。そしてここでも決着つかずPK戦になりました。PK戦は5人全員が決めた先攻暁星が5-3で勝ち、見事Aブロックで優勝し、東京代表になりました。

私には延長戦とPK戦の戦評は書けません。胸が熱くなり、ここまで書くのが精一杯です。地区予選から勝ち上がってきた暁星とⅤ3のかかる修徳が100分闘いました。もうそれでいいでしょう。

私はPK戦に敗れて肩を落とす修徳のGK佐々木選手とキャプテン石川選手にたった一人近寄って肩を抱いた暁星8番宮崎選手の姿を見て、暁星が東京の代表として全国に出場するにふさわしいチームであることを確信しました。自分さえよければいい、自分さえ勝てばいいという風潮が強い今の社会で、敗れた相手の気持ちを慮る高校生がいることを私たち大人はわからなければいけません。

 

Photo_78

kumazemi's favorite players暁星の宮崎選手(8番)、修徳の石川選手(3番)