Social Media

取材記事の検索ができます 高校名入れてみてください


ご協力お願いします

  • Quickvoter

    Q.見聞録を見た私は

    高校サッカー部員です
    クラブユースにいます
    中学生です
    部員の保護者です
    サッカー指導者です
    高校サッカーファン!
    女子マネです


    -view results-

    by pentacom.jp

ユニオンスポーツ

【特別掲載】第101回全国高校サッカー選手権大会決勝フォト

  • 決勝戦のスコア
    インテンシティとコンパクトネス。Japan's Wayを示してくれました。

kumazemi's favorite players new era

  • 岡山学芸館19番木下選手
    ポストコロナ2022から私がこの目で見た素敵な選手をご紹介いたします。

kumazemi's favorite players 2018

  • 帝京10番の選手
    2018年度の私が勝手に好きになった選手をあげていきます。

kumazemi's favorite players 2012

  • 修徳の14番
    1年のブランクに再開すべきか悩みましたが、やっぱりやります。

kumazemi's favorite players 2010

  • 明治学院の8番
    2010年、この企画も4期目に入りました。少しずつでも続けます。

kumazemi's favorite players 2009

  • 修徳11番宇都宮選手
    2009年私が将来性があってイケてて面白いと思った選手たちです。

kumazemi's favorite players 2008

  • 実践学園8番
    2008年は仕事の関係であまり取材に行けなかったです。

kumazemi's favorite players 2007

  • 繁澤選手(都三鷹)
    2007年、新人戦からインターハイ、選手権とずっと追いかけました。

kumazemi's favorite players 2006

  • 久留米20野村選手
    2006年夏から冬、私がグラウンドで出会えたすばらしい選手たちです。

【特別掲載】第85回全国高校サッカー選手権大会決勝フォト

  • 応援席に挨拶する盛商イレブン
    2007年1月8日の感動劇です。応援マネージャーはガッキーでした。

【特別掲載】第86回全国高校サッカー選手権大会決勝フォト

  • 終了のホイッスル
    流経大柏は半端じゃなかったです。大前選手あっぱれ。

Football Photo

  • 都城東8番の選手(2013年関東大会予選)
    私が撮影した高校サッカー写真集です。favorite playersも入ってます。

My Relaxation

  • お盆の駒沢公園
    心の趣くままに撮りとめたフォトブックです。息抜きしましょう。

Sanctuary

  • 新国立競技場
    数々の激闘が繰り広げられてきたみんなの思い出の場所です。

アクセスランキング

Powered by Six Apart
Member since 12/2006

« 2006年8月 | メイン | 2006年10月 »

2006年9月12日 (火)

関東大学リーグでプレーするということ

前登録チーム

高校出身

(東京)

クラブ出身

(東京)

関東大学リーグ一部

319

(51)

78

(12)

関東大学リーグ二部

342

(56)

36

(9)

関東大学リーグ計

661

(107)

114

(21)

上表は関東大学リーグのメンバー登録者に限っての出身母体に関する表です。リーグ全体で高校サッカー出身者とクラブユース出身者の比率は一部リーグでは80.3対19.7、二部リーグでは90.5対9.5、リーグ全体では85.3対14.7という構成になっています。

私は東京在住なので関東大学リーグ登録メンバーに占める東京出身者に絞ってみたところ、一部リーグで63名、二部リーグで65名、リーグ全体では129名となっていますので全体に占める東京出身者は約16.6%です。

で、このような構成比を調べたところであーそうなのって感じで終わりになったちゃいますので、東京の高校サッカー出身者にフォーカスしてどのくらいのレベルの選手が関東大学リーグに行っているのか国体選抜をファクターにして調べてみました。

国体東京選抜

国体選抜候補

その他

23

96

関東大学リーグに進んだ128名のうち23名は国体東京選抜になっていて、候補まで合わせると32名となり実に25%を占めます。また、関東大学リーグ一部に限っては63名の内27名が国体東京選抜及び候補者ですから42.8%にも及びます。で、余談ですがこの27名のうち中学校の出身者は7名いますが、高校の附属中が3名含まれておりますので実質4名です。その他は全員クラブ出身です。したがってジュニアユース年代は圧倒的にクラブが中学校を凌駕しています。

ちなみに現在の大学1年生~4年生にあたる年代で高校卒業してすぐにプロに行ったのは5名、JFLに行ったのは4名です。この合わせた9名の内5名は国体東京選抜ないし候補でしたが、クラブユース出身者はいませんでした。

こう見ますとセレクションで条件設定していることもあるかと思いますが、関東大学リーグ一部でプレーするには国体選抜レベルの技術、持久力、戦術理解力が必要なことがあらてめて浮き彫りになりました。

ただ、関東大学リーグ二部に視点を移すと東京出身者65名の中に都立高校サッカー部出身者が15名いることを見落としてはいけません。

例え強豪校に所属してなくとも、しっかりした基本技術と志があれば、大学だけでなく地域リーグも含めて上のカテゴリーに挑戦することは可能です。

まずは地域選抜に選ばれるようがんばって、そこで思い切り目立ってみましょう。

しかし、こう見るとJリーガーとは技術、戦術理解力、持久力、体幹強度そして「運」がみな揃った選ばれし凄まじい人たちであることがよーくわかりました。小学生の子供達に軽々しく「プロ目指そう」などど言えなくなりました・・・

2006年9月11日 (月)

東工大附属vs都東大和南

Kumazemi Report 2006-09-11
2006年T3リーグ順位決定戦
都東大和南高グラウンド(晴)
東工大附属   vs   都東大和南
2
1 前半 0
1 後半 0
0

TFL-T3リーグの11位・12位の決定戦です。両チームとも残念ながら選手権予選は地区予選決勝で敗退してしまいましたが、リーグ戦では一つでも上の順位を目指そうという熱い戦いになりました。東工大附属には3年生がいたようですが、都東大和南は新チームだったようです。

ゲームは中盤での激しいボールの奪い合いから、東工大附属は11番の選手を起点に攻撃し、東大和南は8番の選手の豊富な運動量から14番の選手の突進でチャンスを作る展開です。

東工大附属は確実に危険を予測してスペースを消していく3番の選手を中心に決定的な場面を作らせません。対する東大和南もバイタルエリアではフリーでプレーさせないよう体を寄せて守ります。前半、東工大附属のいいシュートを東大和南GKがすばらしい横っ飛びで防いだ場面があったのですが、これは迫力あるシーンでした。

しかし、よく守っていた東大和南ですが、前半終了間際に東工大附属に絶交の位置でFKを与えてしまいます。これを東工大附属の11番の選手が直接決めて先制します。この11番の選手はドリブルよし、キックよしで、また緩急つけた動きができるすばらしい選手でした。

0910_1

後半に入って東大和南はFWの選手を1枚入れ替えてきます。交替して退いた18番の選手は前への意識が高いいい選手でしたが、このゲームでは、自身に供給される際のボールのスピードや方向に対する「予測」の精度が今一歩でした。、監督はここらへんのタイミングのズレを見逃さず判断したのではないかと思います。

そして後半10分くらいだったと思いますが、東工大附属が中央からのスルーパスに10番の選手が抜け出して落ち着いて2点目を決め、2-0で東工大附属が勝利しました。

この日も真夏のようなコンディションにもかかわらず両チームのご父兄も多数応援に来ていました。すばらしいことです。

なお、T3リーグの優勝決定戦ははFC町田ゼルビアユース対東亜学園高校のカードで9月24日(日)に東亜学園小平グラウンドで行なわれます。

kumazemi's favorite players:東工大附属の11番、東大和南の14番

2006年9月 9日 (土)

一貫指導

今日、朝早く起きて近い将来中高一貫6年制学校に移行する都立高校の説明会に行ってきました。約90分のプログラムでしたがかなりの盛況でした。開始ぎりぎりに到着したら立ち見になってしまいました。

東京ではすでに5校が移行しており、今後平成22年度までにあと7校増える予定だそうです。

この一貫校は、小学校5・6年次の報告書(内申書みたいなものですかね)と適性検査(これが入試です)の総合判定により選抜されます。ユニークなのは各学校が入試に特徴(つまりどういう子に来てほしいか)を思い切り前面に出していることです。

例を挙げると

  • 社会と国語だけで67:33の学校
  • 国語、算数、理科、社会で11:33:11:45の学校
  • 算数と社会だけで89:11の学校
  • 国語、算数、理科、社会で29:14:28:29の学校
  • 算数、理科、社会を36:11:32とし残りの21が作文の学校

というような感じです。

ここでサッカーの話になっちゃうんですが、この方式だとサッカーにおいても6年間一貫指導がシステム上可能になります。

また、私はサッカーは右脳のスポーツだと決めつけていますが、算数の比率が高い学校なんかでサッカーを6年間一貫指導するとクリエイティブなチームもできそうです。ここからちゃんと受験勉強して大学入り、関東大学リーグでガンガンやるんです。

そして「サッカーが大好き」の状態のまま将来は右脳、左脳、語学をフルに活かしてプランナーやコーディネーターとして世界を相手にサッカー関係の仕事するのもいいですね。もちろんJリーグに挑戦もOKです。

都立高校は比較的に地域に密着していますから、地元のジュニアチームからいい指導者のいる中高一貫6年制学校にうまく受け渡しができれば、駒場や三鷹、久留米以外にも強力な都立高校が出現するかもしれません。

暁星、城北、高輪といったすでに一貫指導の私立もあり、サッカー指導に熱心な公立校でも下部組織かそれに限りなく近いクラブと連携して取り組んでいるところもあると思いますが、この中高一貫6年制学校は部活動でも何か新しい形ができるかもしれません。

条件として中学年代、高校年代それぞれのカテゴリーで優秀な指導者を配置しなければなりませんが、都立高校サッカー部で監督なされている先生方には熱心で優れた指導者がたくさんいます。

この中高一貫6年制学校の中からサッカー強化校みたいなカラーを持つ学校を作って、B級、A級ひいてはS級ライセンスを保持している先生はそこに15年くらい異動なしで配置したらどうでしょう。そしてこの教職にチャンレンジする先生は、公式戦の成績に応じてボーナスや退職金がアップダウンするようにしたらどうでしょうか。リスクをとる人に成功報酬がつくのはある意味当たり前ですし。

全日本ユースに東京から公立校が出てきてベスト4にでも残ろうものなら面白いことになりますね。

今日の日記の最後にこの説明会で聞いた言葉を記しておきたいと思います。

「自分で考える力を強化するためには体験が必要である」

2006年9月 6日 (水)

選手権東京予選激闘の記憶2

8月25日の日記でも記憶をたどって書いたのですが、もうひとつ記したいと思います。

2003年の選手権Aブロック決勝、帝京高校vs成立高校戦です。

この年の帝京は関口選手(現ベガルタ仙台)を擁していてインターハイでも準優勝(優勝は平山選手を擁した国見)するなどかなり強かったです。対する成立は宮内総監督を迎えての強化策が実りつつある年でした。

帝京の関口選手に注目が集まっていましたが、成立10番の市川選手(現法政大学)や鳥井選手(現駒澤大学)もすばらしい選手でした。市川選手の準決勝修徳戦の追いつかれてからの立て続けのゴールも本当に見事でした。

前半は一進一退で0-0で終わりますが、後半12分中盤からの縦パス一本で10番市川選手が右足で流し込み成立が先制します。このシュートも帝京DFがこの縦パスに素早く体を寄せ一度は止めるのですが、これでも体のバランスを崩さなかった市川選手が流し込んだものです。強い選手と評価されていましたが、久々に見る本当に屈強なFWでした。

このままどんどん時間が過ぎていきます。帝京にも焦りの色が見えるのがはっきりわかりました。私も「あー帝京負けだな」と思いました。

しかし終了直前(私の腕時計では40分を過ぎていたと思います)、ややゴールから離れた左サイド寄りの位置で帝京がFKのチャンスを得ます。後がない帝京はDF1人残して残りの9人全員が上がりました。

直接フリーキックでしたが、帝京DFの選手はシュート性ではないロビングに近いボールをゴール前に上げます。ここに帝京DFの選手が走り込み成立DFとヘッド競り合い、僅かに帝京の選手の頭が先に触れてボールはそのまま成立ゴールに吸い込まれていきました。帝京が同点に追いつきます。そしてこの後すぐにタイムアップ。この年のAブロック決勝はVゴール方式の延長戦に入ることになりました。

このタイムアップの笛のとき、成立の選手の何人かが天を仰いだのを見ました。無理もありません。勝てば全国選手権という舞台で帝京相手にあと1分凌いでいれば1-0で勝っていたのですから。対して帝京は9回裏ツーアウトランナーなしから起死回生の同点ホームランが出た感じですから完全に息を吹き返しました。

延長前半は0-0で終わります。私的結果論ですが、成立がこの延長前半を踏ん張って凌いだことが、起死回生の同点ゴールで息を吹き返したその後の帝京の勢いをかなり弱めたとのではないかなぁと思っています。

一気に決められなかった帝京に対し、準決勝もそうであったように追いつかれても意気消沈しないで顔を上げてゴールに向かい続ける成立の精神的な強さが、奇跡的に追いついた帝京のアドバンテージを徐々に消していったのではないでしょうか。そうこうしているうちに奇跡的に追いついた側とあと1分逃げ切れずに勝利をするりと落としてしまった側の精神的優位性がなくなってきたのだと思います。

そして延長後半3分、成立はセンターサークルに程近い位置からのフリーキックをゴール前に上げ、競り落としたボールを完全にフリーだった当時2年生のFWの選手が決め、成立の延長Vゴール勝ちとなりました。なぜかこのとき帝京DF陣はみんなボールウォッチャーになってしまい、この選手を完全にフリーにしてしまいました。本当、このときだけです。他の場面では声を掛け合い、きちんマークをし、体を寄せて守っていました。

後で何かで知ったのですが、成立はこの攻撃パターンを繰り返し繰り返し何度も練習していたそうです。日々の苦しい練習の成果を土壇場で出すんですから、見事というしかないです。

私も高校時代、顧問の先生に言われました。

「試合で100%の力を出したければ練習で120%出せ」

これはできないことをやれといっているのではありません。練習は真剣にやれということです。そして練習を手を抜かず真剣にやることで精神力も鍛えられます。

この積み重ねがいざというとき出るんですね。そしてこの厳しい練習の賜物を無意識に表現し、観ている人に感動を与えてくれるのが高校サッカーなのです。

2006年9月 3日 (日)

横河武蔵野vs暁星

Kumazemi Report 2006-09-06
2006年T2リーグ最終戦
横河武蔵野グラウンド(晴)
暁星   vs   横河武蔵野ユース
3
2 前半 0
1 後半 2
2

TFL-T2リーグの優勝決定戦です。Tリーグというのは東京都サッカー協会主催の4月から9月で行なわれるリーグ戦で3部構成になっています。1部(T1)優勝チームが次年度のプリンスリーグUー18関東への出場権が与えられますが、今日のゲームは2部にあたるT2の1位を決めるゲームです。試合は私の予想に反してやや一方的な展開になりました。

このリーグ戦は45分ハーフの90分で行なわれますが、この時間での戦い方や今までの相手の戦い方などがゲームに大きく影響を及ぼすと思いましたので、ちょっとこのリーグ戦の戦績も合わせて見てみました。

 

横河武蔵野(6勝1分)

 

暁星高校(4勝1敗2分)

   

3-0

vs都立日野台

6-1

vs城北

 

5-1

vs杉並FCユース

0-0

vs都立三鷹

 

6-0

vs駒場学園

1-1

vs早稲田実業

 

7-2

vs保善

2-1

vsFCトリプレッタユース

 

6-1

vs東海大高輪台

1-3

VS東京朝鮮

 

1-1

vs実践学園

2-0

VS駿台学園

 

4-2

vs都立国分寺

5-1

VS東海大菅生

 
 
 
 

Photo_21

 

ゲームは暁星が序盤から早い出足と横河武蔵野の9番の選手を徹底してマークして仕事をさせないような展開で優位に進めます。

この流れは暁星の攻撃にもリズムを与え、前半15分頃、暁星が14番の選手のシュートで先制します。選手権地区予選日記でも書きましたが暁星の選手は本当にシュートがうまいです。慌てませんし、きちんとGKの位置を見て正確に打ちます。徹底した基本技術の練習が想像されます。ただ、前半は横河武蔵野のDF陣がちよっと動きがよくなかったです。間合いも寄せも少し中途半端でした。結局、前半暁星がもう1点入れて2点リードで終わります。

Photo_23

後半に入ってすぐ横河武蔵野に決定的チャンスが訪れます(写真)。しかし、ゴロでGKの足元を狙わず、浮球でゴールのコーナーを狙ったのか、GKにキャッチされてしまいます。この直後、暁星はゴール正面から左足のアウトでゴール左奥に見事なミドルシュートを決め3-0になります。ここでも横河武蔵野は寄せが遅かったため、狙いすまされた感じでした。

そしてこの数分後に4点目を決められ、ほぼゲームは決まったかと思いました。しかし、上述のとおりTFLリーグは90分で行なわれます。それまでチャレンジ&カバーを精力的に行なっていた暁星DF陣に疲労が見え始めます。

この状態で後半からFWとして交替で出てきた横河武蔵野の13番の選手がかき回してリズムが出始めたので、暁星DFがバタバタになっていき、横河武蔵野がチャンスが作る場面が増えていきます。この13番の選手の運動量でそれまで徹底マークに苦しめられていた9番の選手にもスペースができ、ついにゴールが生まれます。中央からのドリブルシュートでした(くまぜみサッカーフォト参照)。ここからは暁星は防戦一方になり、この4分後くらいに2点目を決められます。

しかし横河武蔵野が息を吹き返して猛攻を仕掛けるのも遅すぎ、このままタイムアップとなりました。

横河武蔵野のDF陣がもう少ししっかりマークして寄せを早くし、かつ攻撃に切り替わるときにもっと中盤から前の選手が効果的な「もうらう動き」をしていれば、少し展開は違ったのではないかと思います。でも、暁星の速い寄せとボールを奪ったらダイレクトや少ないタッチでスピーディに展開する戦術は見事でしたので、これが勝敗を決したのだと思います。

最後に見せた横河武蔵野の攻撃は迫力ありました。さすがTリーグ1試合平均4.57です。ただ、サッカーに「たられば」は禁物ですが、13番の選手が最初からいたら違う展開になったかもなぁ(素人考えですが)と少し感じてしまいました。

kumazemi's favorite players暁星の14番(2度目)、横河武蔵野の9番、13番

2006年9月 2日 (土)

駒沢公園でサッカー遊歩

今日は息子を連れて駒沢公園に行ってきました。

息子のサッカースクールが夕方からあるので許された時間は1時間だけでしたが、ちょうど関東大学リーグと高円宮杯Uー15東京都大会が開催されていて、駒大vs東農大とヴェルディ調布vs町田一中のゲームをちょっと見ました。

まず中学生のゲーム。いや、うまいですね。特にヴェルディの個人技と流れるようなパスワークはかなりのレベルです。Photo_19

写真は金網越しでちょっとみずらいですが、ヴェルディの選手の中盤でのドリブルです。町田一中の選手も相手が個人技に勝るヴェルディですから不用意に飛び込まず、ワンサイドカットで右を切り中央に縦パスを通させないディフェンスをしています。

結果は2-0でヴェルディが勝ちました。両チームとも連戦となるようですが、ここのグラウンドは硬そうに見えましたので、明日のゲームでは膝など痛めないよう十分注意して臨んでください。

次に関東大学リーグですが、あまりゆっくり見る時間がなかったので、ただひたすら駒澤の強力ツートップをウォッチしてました。強力ツートップとはもちろん原選手(4年、市立船橋卒)と巻選手(4年、国見高校卒)のことであります。

Photo_20

結果は掲載の通りですが、二人ともゴールこそなかったものの、きっちり得点に絡むあたりはさすがです。

やはり二人ともかなりの存在感がありますね。

それぞれの出身校の市立船橋と国見は高校サッカー界に頂点に君臨するチームですからこれも納得です。

オシム監督も各地の大学リーグのスターから1人くらい代表に招集するくらいのサプライズがあってもいいと思ったりしましたがどうでしょうか。

最後になりますが、本日全国高校サッカー選手権の東京都大会の組み合わせが決まりました。

3連覇のかかる修徳はAブロックで、宿敵帝京はBブロックに入りましたので、両チームは当たらないことになりました。

しかしAブロックにはインターハイ出場の国学院久我山、虎視眈々と狙う選手権出場経験を持つ暁星、成立学園、国士舘、堀越、創価といった強豪私立組、そして昨年決勝で戦った三鷹、駒場の強豪都立組が入り、私がダークホースと見ている早実も入っていますのでかなりの激戦です。

Bブロックは帝京が入った場所に正則学園、東海大高輪台、駿台学園、駒場学園、実践学園と強豪私立がずらり並んでいますので帝京とて気が抜けない戦いが続きそうです。

2ヶ月間の戦いですが、たぶん今年もどこかでドラマが展開されるはずです。そのドラマを運よく現場で観られましたら必ずこのブログで紹介します。

2006年9月 1日 (金)

サビオラの衝撃~2001ワールドユースより~

見聞録といいつつ、実際に生で「見」してませんが生で「見」した方のお話を「聞」したので、記しておこうと思いました。

この大会は前田選手(ジュビロ磐田、暁星高校卒)が出場した大会で他には駒野選手(サンフレッチェ広島)や飯尾選手(アビスパ福岡)が代表として参加した大会です。優勝は皆さんご承知のとおりアルゼンチンです。

他にはアスレチックプレイヤーを擁するドイツ、フランス、ガーナ、ブラジルに、ハイプレッシャーを避けるためにワイドに開いて展開するオランダなどが参加しています。

この中で特にすごかったのがアルゼンチンのサビオラで、もちろん得点王(11得点)ということもありますが、その判断の早さと的確さ、シンプルな技術、守備の意識の高さが群を抜いていたそうです。

日本サッカー協会技術委員会もきちんと分析してテクニカルレポートを出してますが、そこの総括では日本とファーストランクの国との差を高度な技術・戦術にあるのではなく、「技術的・戦術的な基本の差」と位置付けました。

そして「何を指導すべきか、何を習得させるべきかという考えから、どのようなレベルでトレーニング・試合を経験させればいいのかへ考え方を移行すべきである」という指導における新しい方向性を導き出し、課題としてハイプレッシャー下でのトレーニングの工夫ハイプレッシャー下での厳しい試合のできる大会創出をあげて結んでいます。

大会創出は協会に任せるとして、「ハイプレシャー下でのトレーニング」で向上すべき能力をまとめますとレベルアップポイントは早い判断とギリギリ直前でも判断を変えることのできる柔軟性フィジカルコンタクトを受けている時のブレない技術の発揮プレーヤーのフィジカルそのものコンタクトスキルと言えます。

また、練習自体に「時間軸」を導入するのも必要です。短い時間で何かをするには効率よくやらなければならず、効率よくやるには周りを見てシンプルにやる必要が出てきますが、シンプルにやるには基本技術をきちんと習得していなければなりません。

日本人とさして体格の変わらないサビオラがこの大会で示してくれたこれらのことをもう一度思い出し、5年経った今、Jリーグ、日本代表とユース代表、そして高校年代のゲームがどうなってるかを見ていきたいと思います。