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2012年5月29日 (火)

国士舘vs都小山台

Kumazemi Report 2012-05-27
平成24年度高校総体都大会1次(F)決勝
駒沢補助競技場(晴)
国士舘   vs   都小山台
4
1 前半 0
3 後半 0
0

ここまで大森学園と日大三をPKで破り、粘り強さとあきらめない精神力でここまで勝ち上がってきた都小山台が国士舘に挑みました。

都立高校が国士舘に名前負けしないで戦うのは容易なことではないですが、小山台は前半集中切らさず踏ん張りました。

この踏ん張りに圧倒的にボールを保持しゲームを支配しながら、国士舘はフィニッシュの精度を欠き、やや苛立つゲーム展開になっていきます。

前半12分には逆襲から小山台10番の選手が抜け出して国士舘GKと1対1になる場面がありました。これは惜しくもポスト右に外してしまいますが、この時の国士舘GKの守備に対する激しいコーチングの声はすごかったです。それぐらい一方的に押す国士舘が失点してもおかしくない場面でした。

前半だけで5本のCKを得るほど押し込みながら決めきれない国士舘でしたが、このまま前半スコアレスで折り返すかと思われた38分、遠目から観た感じでは特に工夫したようには見えなかったゴール前に蹴り込んだロビングボールを、小山台GKがジャンピングキャッチしようとするも後ろに逸らしてしまい、国士舘に先制点が転がり込んできます。あわよくば前半0対0でと思っていたであろう小山台でしたが、ここはちょっとツキがない感じもしました。

後半に入ると苦しみながらも1点リードした国士舘がエンジン全開となり、徐々に小山台の体力を奪っていきます。特に6番の選手のドリブルと左サイドを疾走する7番の選手が次々に決定機を演出します。

Img_2412_5

Img_2454_5 このような展開から国士舘は後半16分にこの日8本目の右CKにどんぴしゃヘッドを決めて2対0、21分には5番の選手の右からのクロスに11番の選手がこれまたヘッドで合わせて3対0、27分に小山台DFの連携ミスを突いてボールを奪うとゴール前6番の選手がゴロで受け流し込んで4対0ととどめを刺しました。

途中23分に出てきた15番の選手は替わって出た7番の選手に勝るとも劣らないスピードと正確なクロス供給力を持つすばらしい選手でした。国士舘の選手層の厚さを感じました。

対する小山台はここまで本当によくがんばったと思います。これでサッカーをいったん休止して受験準備に入る3年生もいるかと思いますが、私立2校PKで下して国士舘相手にここまで食い下がった事実は小山台サッカー部の歴史に残ることでしょう。お疲れさまでした。

kumazemi's favorite players 2012:国士舘の15

Kumazemi_new_rogo  

 

2012年5月28日 (月)

修徳vs大東大一

Kumazemi Report 2012-05-27
平成24年度高校総体都大会1次(H)決勝
駒沢補助競技場(晴)
修徳   vs   大東大一
7
5 前半 0
2 後半 1
1

総体都大会一次トーナメント屈指の好カードは意外な展開となりました。

序盤から両校ガンガン行くかと思いきや、比較的静かな立ち上がりでした。しかし、前半3分修徳が最初のCKを得た後のチャンスに右45度の位置から4番の選手のシュートが決まり、あっという間に修徳が先制します。

Img_2339

立ち上がりから修徳は出足が速く、読みも良く、コンディションの良さがうかがえました。対する大東大一は石神井戦で暴れたFW11番の選手が先発しておらず、どこかコンディションが良くないのかなとも感じました。

修徳は14分にもたて続けにCKのチャンスを得、16分には前半4本目のCKからチャンスを作ります。

そして、前半20分にペナルティエリア左の位置からシュートを突き刺し2対0、25分には5本目のCK、続く27分には右サイド攻撃から精度の高いクロスに9番の選手がヘッドでたたき込んで3対0とします。

大東大一は何か元気がない感じで、全体的に運動量も少なく、パスの供給先をことごとく修徳に潰されてしまい、リズムを掴むことができません。

前半38分には右サイドにいた9番の選手から10番の選手につなぎ、ゴールライン際まで突破されてシュートを打たれて4対0、直後の39分には7本目の右CKからファーにいた4番の選手の折り返しを8番の選手が押し込んで5対0となります。

Img_2366

前半はこのような展開で大東大一が5点のビハインドを負う形で折り返します。

後半に入っても修徳の勢いに大東大一が耐える形は変わらず、2分に右ペナルティエリアすぐ外で得た直接FKを11番の選手が直接ファーサイドのネットに蹴り込み6点目を取ります。

ここで大東大一はFW11番の選手を投入、すると少し流れが変わって修徳ゴール前まで攻め込むようになります。そして後半12分、左サイドにいた7番の選手が供給されたパスに見事に反応して蹴り込み、大東大一がここで1点返します。ここから大東大一はワイドに展開して修徳守備陣形を開かせてチャンスを作り始めます。

しかし、後半20分左サイド5番の選手のクロスをファーサイドから走り込んだ9番の選手が押し込んで7対1となりゲームは完全に決まってしまいました。

修徳は前回都町田に2点返されたポイントを見事に修正してきましたが、ここまで圧勝すると誰が予想したでしょうか。大東大一のコンディションがものすごく心配になるゲームでした。修徳は確かに強いです。でも大東大一はこのように大敗を喫するチームではないです。必ず巻き返してほしいです。

これで修徳は二次トーナメントでは第1試合で農大一を5対0で撃破した早稲田実業と当たります。

 kumazemi's favorite players 2012:修徳の10番、大東大一の7番

Kumazemi_new_rogo  

 

2012年5月27日 (日)

駒沢補助競技場第4試合と第5試合(5/27)

Kumazemi Report 2012-05-27
平成24年度高校総体都大会1次(C)決勝
駒沢補助競技場(晴)
暁星   vs   多摩大目黒
4
1 前半 0
3 後半 2
2

第4試合は多摩大目黒が食らいつくも7番の選手と長身9番の選手が活躍した暁星が貫禄勝ちしました。

多摩大目黒が都大会で8強4強に上がってくるのも近いのではないでしょうか。相当強化されてますね。

Kumazemi Report 2012-05-27
平成24年度高校総体都大会1次(A)決勝
駒沢補助競技場(晴)
かえつ有明   vs   都小松川
5
3 前半 1
2 後半 3
4

第5試合は今回team KUMAZEMIのメンバーたちも台風の目になるとみていた都小松川がかえつ有明に挑んだのですが、ものすごい試合になりました。

序盤で1点ずつ取り合うもかえつ有明が素早いパス回しで都小松川を翻弄、前半は3対1で折り返します。

しかし後半、都小松川は17番の選手と13番の選手の見事な連携で怒濤の追い上げを見せ、あと1点というところまでかえつ有明を追い込みました。

かえつ有明は7番の選手が攻撃の要でスピードあふれるプレーを披露してくれました。

以上、デジタル一眼レフ購入を検討しながら踏ん切りがつかないteam KUMAZEMI最年少のっぽろがお伝えしました。

2012年5月21日 (月)

国士舘vs國學院久我山

Kumazemi Report 2012-05-20
平成24年度高校総体都大会1次(F)2回戦
清瀬内山グラウンド(晴)
国士舘   vs   國學院久我山
3
1 前半 2
2 後半 0
2

清瀬内山グランドの第1試合は國學院久我山と国士舘という強豪同士の顔合わせとなりました。

久我山は序盤から華麗なパス回しでゴール前まで展開、すると前半9分にフリーでいた9番の選手がペナルティエリア手前右スペースでボールを受けてシュートまで持ち込みます。

立ち上がりからボールを支配する久我山は前半19分、中央でのショートパス交換から右サイドでスペースを狙っていた久我山9番の選手にボール供給、するとこの9番の選手がゴール左隅に鋭いシュートを決め久我山が先制します。

先制された国士舘は、カウンター気味にサイド攻撃を試みますが、なかなか決定機を演出できません。このような展開の中の前半27分、久我山は中央からサイドへ、中央からサイドへとボールを動かして国士舘を揺さ振ります。すると、久我山10番の選手が、ペナルティエリアに入ったあたりで受けたラストパスを落ち着いて蹴りこみ、久我山が追加点をもぎ取ります。

Img_0788_4 前半30分までに2対0となり、久我山完勝のペースになってしまうのかと感じさせるような展開ではありましたが、国士舘も踏ん張ります。そして前半37分、国士舘は左サイドからの展開からバイタルエリアにいた11番の選手にボールが渡り、この選手が相手DFを引き付け、左に走りこんだ10番の選手にパスを出すと、この10番の選手が久我山DFのスライディングタックルを交わすように左隅に決め、国士舘が1点返します。

1点差で迎えた後半開始早々の2分でした。、国士舘は左サイドからドリブルでペナルティエリア内に侵入したところを久我山DFが必死のスライディングで止めにかかりますが、ここでホイッスルが鳴り、国士舘のPKとなります。このPKを国士館は落ち着いて決め、試合は振り出しに戻ります。

このPKのから久我山が前半とは異なるムードになっていくのを少し感じましたが、それでも全国にその名が知れる両校は一歩も引かず激しいゲームになります。後半18分には久我山20番の選手が10番からのパスを受けてペナルティエリアにドリブルで切り込むも国士館DFが4人がかりで止めにいく場面もありました。一方、国士舘は後半37分、右サイドから出たグラウンダーのパスにフリーだった18番の選手が反応、シュートを打ちましたが、これはわずかに枠を捕らえることができません。

Img_0818_2 そして誰もが延長戦を予感していた後半38分、ゴール左手前ペナルティエリア内での久我山DFのスライディングに、無情のイエローカードが出てしまい、再び国士館にPKが与えられます。国士舘はこのPKをゴール左に落ち着いて決め、残り時間の久我山の攻撃もきっちり押さえ込んだ国士館が逆転で勝利しました。

ボールゲームには「流れ」というものがあります。これは、ピッチ内の選手だけではどうにもならないケースもあります。そして、この「流れ」はちょっとした出来事や時間の経過と共に変わります。この試合にもそういうボールゲームの持つ魔性を感じました。しかし、このゲームに限って言えば、高い技術力と強靭な精神力を持つ両校だからこそこういう流れになったのではないかとも解釈することもできます。

国士舘イレブンはインハイ目指して久我山の分まで暴れまわって欲しいです。 Kumazemi_new_rogo

2012年5月20日 (日)

大東大一vs都石神井

Kumazemi Report 2012-05-19
平成24年度高校総体都大会1次(H)2回戦
駒沢補助競技場(晴)
大東大一   vs   都石神井
4
1 前半 0
3 後半 0
0

私が今大会密かに注目する大東大一と都立の名門石神井の一戦です。

Dsc_0034

両チームとも気合い十分、序盤から激しいプレッシャーをかけ合い、ハードな幕開けとなります。

大東大一は上手くて強いエース11番の選手を擁し、よく訓練された動き出しの良さと連動で石神井に対して優位に立ちます。

都石神井は攻守の要である10番の選手を軸に組み立てようとしますが、大東大一もここの10番の選手にそう自由にはさせません。だんだん攻撃のスピードを増す大東大一に対して耐えていた石神井ですが、前半23分、大きく左に展開され7番の選手がダイレクトで見事に折り返し、そこに2番の選手がすばらしいシュートを決め、大東大一が先制します。この時間帯、石神井は大東大一のスピードに翻弄されていました。前半はこのまま1対0で折り返します。

後半はスピードがあり寄せが速い大東大一に対して石神井はあまり持たずにシンプルにロングボールを入れる展開を見せます。しかし、後半4分、11番の選手のプレーからチャンスが生まれ、7番の選手が決めて大東大一が2対0とします。この大東大一の7番の選手はかなりデンジャラスな選手です。フリーにしたら決定的な仕事されます。

後半24分にはタテ一本からまたもエース11番の選手が抜け出し、巧みなフェイントで石神井DFを抜き去り、落ち着いて蹴り込んで3体0、両軍ベンチが動き出した後半28分には10番の選手から8番の選手に繋ぎ、ここから2人かわして中央から見事なシュートを決め4対0とします。

後半の石神井は10番の選手が前半よりボールに絡むシーンが増え、押し込む時間帯もあったでのですが、大東大一の「ハイスピード&連動」に前半から対処することで最後は力尽きた感じでした。

それにしても大東大一はいいチームです。はっきり申し上げて強いです。次戦修徳戦はすごいゲームになるのではないでしょうか。

Kumazemi_new_rogo

2012年5月19日 (土)

修徳vs都町田

Kumazemi Report 2012-05-19
平成24年度高校総体都大会1次(H)2回戦
駒沢補助競技場(晴)
修徳   vs   都町田
4
3 前半 0
1 後半 2
2

駒沢補助競技場グループH2回戦、修徳登場です。

120519_145526112 まずお詫び申し上げなければならないのですが、デジカメ持ってきながらコンパクトフラッシュ忘れるという愚行を犯してしまい、スマホと携帯を駆使しましたが、いい画像は撮れませんでした。外出前の持ち物だめ押し確認は、いつも息子に口酸っぱくして言っている私がやらかしてしまいました。

しかも、午前中の所用が予定通り終わらず、駒沢に到着したとき、既に時計は14時20分を回っておりました。

ゲームは都町田が修徳に対してどこまで踏ん張って戦えるかがポイントとみていましたが、前半で0対3と修徳に大きくリードされてしまいます。

やはり、修徳には歯が立たないのかと思っていた後半、都町田は猛然と反撃いたします。

まずは後半始まってすぐの3分、都町田は左サイドに大きく展開してから精度の高いクロスを入れるとこれにダイレクトで合わせてズバッと突き刺し、1点返します。

修徳も20番の選手のポストプレーや小柄ながらトップスピードで正確な技術を発揮する19番の選手の突破などで流れを渡すまいとしますが、都町田は後半11分に敵陣バイタルエリアで修徳の寄せが甘くなったところを逃さずタイミングよくミドルを決め、1点差に詰め寄ります。私にも前半3点差つけた修徳の選手の顔に余裕がなくなっていくのがわかりました。

しかし、押せ押せで動きの良くなった都町田ですが、20分過ぎから足を攣る選手が出始め、やや疲労の色が出てきます。

追い上げられ嫌な流れになっていた修徳はこれを見逃さず、もともと持っていたスピードを生かしたシンプルな攻撃をこれでもかと仕掛け始め、都町田陣内深い位置まで攻め込むシーンが増え始めます。

そして後半33分、持ちこたえられなくなった都町田は修徳キャプテン11番の選手にペナルティエリア右すぐ外で粘られてFW20番の選手に決定的なタテパスを通され、これをきっちり流し込まれて4点目を失い、2対4で都町田が敗れました。

修徳が後半やや受け身になったことはありますが、都町田の後半に入ってあっという間に2点返した攻撃は見事でした。特に1点目は修徳のお株を奪うサイド攻撃からの得点で、これは本当にすばらしかったです。

才能の固まりのようなタレント10番の選手もいますし、選手権大会までの変貌が楽しみなチームですね。

勝利した修徳も後半のような流れになった要因を分析して次戦までにきっちり修正してくるでしょう。楽しみです。

Kumazemi_new_rogo

2012年5月16日 (水)

都国分寺vs京華

Kumazemi Report 2012-05-13
平成24年度高校総体都大会1次(A)1回戦
早稲田実業グラウンド(晴)
都国分寺   vs   京華
3
1 前半 0
0 後半 1
2 延前 0
0 延後 1
2

早稲田実業高での第2試合は、都国分寺と京華との顔合わせとなりました。

試合開始から大きな掛け声がピッチ上で飛び交う気合の入った幕開けとなりました。前半17分、国分寺左サイドから5番の選手がクロスを入れると国分寺10番の選手が綺麗にスルー、その奥から別の選手が走りこみますが、ここは京華DF陣は落ち着いて守りました。

続く前半28分には国分寺10番の選手がペナルティエリア付近から強烈なシュートを見舞いますが、堅固な京華DFは集中してこのピンチを乗り切ります。この時間あたりから国分寺は徐々に京華左サイドのスペースを狙って攻撃を仕掛けます。また同時に国分寺はテンポの良いショートパスもつながるようになり、リズムが出てきました。

そして前半33分でした。国分寺10番の選手がペナルティエリア付近から放ったシュートがゴール右に決まり、国分寺が先制します。

Img_0697

先制された京華は焦りもあったでしょう、中盤とFWの間にややスペースができてしまい、このFWへのタテパスもやや単調なパターンになってしまいます。

しかし、前半36分には京華11番の選手がタテパスにすばやく反転し、そのままシュートまで持ち込むシーンがありました。これは国分寺GKも必死にブロックの体制をとり、ボールはわずかにゴールの枠を外してしまいました。ここで前半が終了、ハーフタイムに入りますが、後半京華はFWの選手を代え20番の選手をピッチに送り込んできました。

後半12分、チップキックでゴール前に出されたパスに20番の選手が飛び出して体を投げ出してシュート体勢に入りますが、国分寺GKも体を張ってディフェンスします。

前半とは異なりFWへのクサビのパスが入るようになり、また中盤でタメができてサイドに展開する攻撃が出始めた京華は後半31分、右コーナーキックのチャンスをモノにしてファーサイドからシュートを決め、ラスト10分切ったところでゲームを振り出しに戻し、ゲームは延長戦に突入します。

流れは京華にありましたが、逃げ切れなかった国分寺もマインドをリセットします。そして延長前半8分、左サイドからのクロスに打点の高い国分寺4番の選手のヘディングシュートがドンピシャに決まり、追いつかれた国分寺がここで突き放します。さらにこの2分後の延長前半10分には、左CKにここでも4番の選手がヘディング、そのこぼれ球を無回転気味にゴールに突き刺し3点目を奪取します。

延長に持ち込みながら残り10分で2点差になると心が折れてしまうものですが、京華はなおも果敢に攻め、延長後半8分に飛び出してきた相手GKを落ち着いて交わして追撃の2点目を決めます。しかし、ゲームはこのままタイムアップ、国分寺が勝利いたました。Img_0713

京華の総体の結果は初戦敗退です。しかし、京華が延長後半に奪ったこの1点は、この夏のチームの成長に向けてとてつもなく大きいものになると思います

Kumazemi_new_rogo

2012年5月15日 (火)

早稲田実vs八王子

Kumazemi Report 2012-05-13
平成24年度高校総体都大会1次(G)1回戦
早稲田実業グラウンド(晴)
早稲田実業   vs   八王子
1
0 前半 0
1 後半 0
0

晴天に恵まれた早稲田実業高校での第1試合は、早稲田実業と八王子の顔合わせとなりました。

ゲーム序盤は両チームとも非常にアグレッシヴでしたが、前半10分を過ぎたあたりから早実はショートパスを多用し始め、対する八王子はこれに素早い寄せで自由にさせまいとし、一進一退の展開が続きます。

このような展開の中、八王子は最終ラインからのロングボールにFWの選手がきっちり反応、シュートまでもっていくシーンがありましたが、これは早実GKが正面でセーブしました。

前半30分に差し掛かるころ、中盤の密集した狭いエリアから早実10番の選手が左にできたスペースを見つけるとそこに大きく展開、ここは残念ながらオフサイドとなりましたが、このプレーはこの後の展開のひとつのきっかけになったように思えるプレーでした。ゲームは前半このままスコアレスで折り返します。

Img_0670

後半に入ると、徐々に両校のゲーム展開がはっきりしてきます。後半12分、左サイドでボールをもった早実は、逆サイドへ大きくサイドチェンジして八王子DFを揺さぶると、これ以降はピッチを大きく使う展開を意識していきます。

後半15分すぎあたりから、八王子は8番の選手が軸となって仕掛ける展開が出始めますが、ここから25分すぎあたりまで両チームともイエローカードが出てしまうなど、1点を争う展開の中エキサイティングな様相を呈してきます。

そして後半38分でした。早実左サイド5番の選手がクロスをあげるのかと思いきやそのままドリブルでペナルティエリアまで持ち込むと、目の覚めるような強烈なシュートを見舞い、これが八王子ゴール右上に突き刺さり、早実は喉から手が出るほど欲しかった先制点を奪います。早実5番の選手のゴールを決めた後の天高い握り拳と腹から出る雄叫びがまさにそれを象徴しているようでした。

Img_0680

追いかける八王子は、決して諦めることなく攻め、ロスタイムには8番の選手からのクロスからのルーズボールが早実無人のゴールに吸い込まれていきそうな場面も作りましたが、早実は必死のスライディングでクリア、虎の子の1点を死守して勝利しました。

この試合は非常に見ごたえのあるゲームでした。両校の選手のみなさん、本当にありがとうございました。

Kumazemi_new_rogo

2012年5月14日 (月)

都城東vs青山学院

Kumazemi Report 2012-05-13
平成24年度高校総体都大会1次(D)1回戦
私立武蔵高グラウンド(晴)
都城東   vs   青山学院
4
2 前半 2
2 後半 1
3

私武蔵高校会場第2試合です。激しい点の取り合いは都城東に軍配があがりました。

私は午後から地元のフットサル大会に出場する用事があって前半だけの観戦でしたが、お互い激しく攻撃し合うエキサイティングなゲームでした。

Img_2313 都城東の攻撃を担うのは7番と8番の兄弟選手です。二人ともボールタッチが柔らかくてチャンスに飛び出す勘所も良いラテンスタイルの選手です。

対する青山学院はハードなプレーを身上とする7番の選手を中心に、あまりこねくり回さずにスピーディに攻撃を仕掛けます。

前半7分でした。青山学院のパスをかっさらった8番の選手がGKをかわして左サイドネットに突き刺し、都城東が先制します。しかし、直後の9分、今度は青山学院が城東のミスを突いて7番の選手がGKをよく見てループを決め、あっという間に同点になります。いい攻撃の形もあった中、両校とも相手ミスを突いての得点でした。

この後は追いついた青山学院が7番の選手を中心に11番の選手を絡めて少し優位に立ち、前半16分、この7番の選手のバイタル付近での粘りから左へふんわり浮かしたボールに確か9番の選手がヘッドで押し込み逆転します。

どんどん出足が良くなってくる青山学院に対して城東はやや押し込まれる時間が続きますが、前半28分、起死回生のゴールはやはり城東エース8番に生まれます。交代で投入された19番の選手が左サイドを疾走、ここから上げた見事なクロスにこの8番の選手がヘッドで合わせたのです。これで城東が2対2の同点に追いつきます。

Img_2324

前半はこのまま2対2で折り返しました。この後、私はおやじフットサル大会出場のため帰路についたのですが、高体連HPでゲームは4対3で城東が勝利したことを確認いたしました。

激しい点の取り合いを制した都城東は次戦東京朝鮮に挑みます。手強い相手ですががんばってください。

Kumazemi_new_rogo

2012年5月13日 (日)

東京朝鮮vs都三鷹

Kumazemi Report 2012-05-13
平成24年度高校総体都大会1次(D)1回戦
私立武蔵高グラウンド(晴)
東京朝鮮   vs   都三鷹
3
1 前半 0
2 後半 0
0

総体都大会が始まりした。1回戦屈指の好カードを観に武蔵高校までやってきました。両校とも実績ある実力校でありながら新人戦では地区大会で敗れ、関東大会都予選までは進めませんでした。その2校が総体都大会1回戦でぶつかりました。

序盤から速い出足と球際の強さで東京朝鮮が流れを掴みます。特に東京朝鮮FW11番の選手はスピードがあり、かつそう簡単にボールを奪われないキープ力もあって都三鷹は手を焼きます。

前半8分には、左サイドで東京朝鮮10番の選手からこの11番の選手につなぎ、そこからの絶妙なクロスに12番の選手が飛び込んでシュートを打つ惜しいシーンもありました。

そして東京朝鮮ペースで進んできた前半10分、左CKにから雪崩を打って飛び込み、東京朝鮮が先制します。

Img_2267

東京朝鮮は相手ボール保持者へのアプローチが速く、しかもあっという間に複数で囲むことができ、都三鷹は攻撃の糸口が見つからない展開が続きます。囲まれてからのパスは限定されてしまうので、どうししてもパスの受け手は五分五分の勝負にならざるを得ず、苦しい時間が続きます。でも前半はこれ以外のピンチをしのぎきり、都三鷹は1点のビハインドで折り返します。

後半は都三鷹の動きも前半より格段に良くなり、アグレッシヴになりました。しかし、東京朝鮮は相手の押し込みを受けながらも、都三鷹DFの裏へのロングフィードを狙い続けます。特に東京朝鮮DF3番の選手の左奥を狙うロングパスは精度が高く、ここに9番、10番の選手が絡んで最後11番の選手にラストパスを供給するパターンが印象に残りました。

そして後半9分、東京朝鮮は右サイド攻撃からのクロスに10番の選手が落ち着いて左足を振り抜いて2点目を決め、13分には左サイドを突破した11番の選手から供給された中央へのパスに7番の選手が落ち着いて蹴り込んで3対0となります。

都三鷹は前半より動きは良くなったと思うのですが、それ以上に東京朝鮮の攻守の切り替えが速く、また東京朝鮮のスピーディなサイド攻撃の際に中央の選手を捕まえきれていない感じがしました。後半の2点は何れもサイド攻撃からの失点でした。

ゲームはこのまま3対0で東京朝鮮が勝利し、2回戦に駒を進めました。東京朝鮮はスピードのある9番、11番の選手に汗かき役の7番の選手、そして攻守の切り替えの要諦である10番の選手、ロングフィードの正確な3番の選手とタレントがそろっているなと思いました。新人戦地区予選で敗れてしまったのが信じられません。いいチームだと思います。

都三鷹は球際の部分でやや劣勢に立ちましたが、この場合の打開策として、ワンツーとかを多用して少ないタッチで前に運ぶ試みがあってもよかったかなと思いました。

東京朝鮮はま初戦で難敵を破ったことで、ここから波に乗っていくような予感がします。

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kumazemi's favorite players 2012:東京朝鮮の11番

Kumazemi_new_rogo