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2009年8月24日 (月)

都福生vs成蹊

Kumazemi Report 2009-08-21
第88回全国選手権東京大会8地区予選
都東久留米総合高グラウンド(晴)
都福生   vs   成蹊
2
1 前半 0
1 後半 1
1

このところ好天に恵まれている東京ですが、今日も太陽の照りつける1日となりました。その中でも一番暑いであろう14時半にキックオフの都福生と成蹊の試合を、東久留米総合高校グラウンドからリポートいたします。

昨年の地区決勝でも顔を合わせた両校だからでしょうか、探り合いの一切ない、出だしから持ち味を出し合う試合となりました。最初にシュートしたのは都福生4番の選手。右に外れてしまいましたが、隙あらば狙っていく姿勢を感じさせる良いプレーでした。都福生は、ボールを奪ってから手数をかけずにライン裏を突くシンプルなサッカーで先制のチャンスをうかがいます。

対する成蹊は、長身FW9番の選手をターゲットにロングボール中心でいくかと思われましたが、スペースを巧く使いワイドなボール回しで攻撃を組み立てます。中盤でのセカンドボールをほとんど拾っていたこともあり、ボールを支配する時間が続きました。またコーナーキックでは、ファーサイドの9番の選手を狙いつつ、ニアに直接ゴールへ向かうボールを入れるなど、変化をつけて攻め立てます。

前半23分、都福生が一瞬の隙を突いて先制点を上げます。何番の選手だったか確認できなかったのですが、浮いたボールを見事にミートさせ、成蹊GKが伸ばした手とクロスバーとのわずかな隙間を通す約35mものドライブシュートを決めました。思い切りの良さとテクニックのどちらかが欠けても生まれない素晴らしいゴールで都福生が先手を取ります。

このゴールでやや慌ててしまったのでしょうか、ここまでロングボールをしっかりと跳ね返していた成蹊DFに乱れが出始めます。都福生はそこを突いて追加点を奪いたいところですが、時間が経過するにつれて落ち着きを取り戻した成蹊が再びペースを握り返しました。前半35分には成蹊9番の選手のシュートがありましたが、これは都福生GKがセービング。都福生1点リードで試合を折り返します。

後半に入ってもボールを持つのは成蹊。しかし都福生はバイタルエリアにボールが入ると、ほぼ必ず数的優位に立ちボールを奪っていきます。これは実際にプレーしている選手にしかわからないことでしょうが、成蹊がボールを支配していたのか、それとも都福生がボールを支配させていたのか、どちらともとれるような状況のように見えました。後者のように思えたのは後半7分、都福生が素早い展開から右サイドを崩し強烈なシュート。成蹊GKがファインセーブで凌ぎます。

P1090774

後半15分を過ぎたあたりから成蹊が次々とチャンスを生み出します。17分には11番の選手のミドルシュートがクロスバーをかすめると、27分にも右サイドから8番の選手が足を振り切ってシュートしますが、これもクロスバーへ。成蹊イレブンのもどかしい気持ちが伝わってくるような場面が続きました。

長く耐えていた都福生が反撃に出たのは後半30分でした。右サイド7番の選手が粘って折り返すと、待ち受けていた9番の選手が落ち着いて決めてリードを広げます。この時9番の選手以外にも何人か飛び込んできていたのですが、このように中盤の選手が一気に走り込んでくるシーンは他にもありました。練習から徹底してやっていたプレーと思いますが、見事の一言に尽きます。

成蹊は後半35分に1点を返し、応援団の声援を背中に受け最後まで同点ゴールを目指しましたが、無情にも試合終了のホイッスルが響きました。猛暑の中で戦い抜いた両校の選手たち、お疲れ様でした。

昨年に引き続き都大会への切符を手にした都福生は、守るべき所でしっかり守り、決めるべき所でしっかりと決める勝負強さを持つチームでした。昨年は1回戦で姿を消してしまいましたが、今年はどこまで勝ち上がって行くのか、期待したいと思います。

敗れた成蹊は運に見放されてしまった面もあったかと思いますが、自分たちのスタイルを明確に持ち、最後まで変えることがありませんでした。何事も最後まで貫き通すのは難しいことです。それをやってのけた選手達に拍手を贈らせて頂きたいと思います。

P1090776_2

2009年8月16日 (日)

都清瀬vs都武蔵野北

Kumazemi Report 2009-08-16
第88回全国選手権東京大会8地区予選
明法高校グラウンド(晴)
都清瀬   vs   都武蔵野北
2
0 前半 1
2 後半 1
2
5 PK 4

猛暑の中、8地区の地区予選に行ってきました。それにしても本当に暑く、このような環境下で必死に戦った両校イレブンにまず敬意を表したいと思います。

試合開始直後の1分、まずは武蔵野北のファーストシュートで幕が開きました。8分には右CKをファーサイドで合わせるなど、序盤は武蔵野北が押し気味で展開されます。対する清瀬は奪っちゃボールをエース10番の選手に預け、そしてこの10番の選手が巧みなボディバランスで一気にドリブルでゴールに迫るという展開でした。この都清瀬の10番の選手はどこかクールで難しいことを簡単にやるあの石塚啓次(山城高校→ヴェルディ)を髣髴とさせる選手ですね。

Img_6854

試合の方は前半19分、確か8番の選手だと思いますが、敵陣やや左寄りの位置から思い切り良く右アウトサイドにかけたロングシュートを放ち、これが見事に清瀬ゴールに吸い込まれ武蔵野北が先制します。これは一瞬周囲が凍りつくシーンでした。というのもあそこからまさかあんなシュートが放たれるとは誰も予想できなかったと思うからです。武蔵野北は清瀬7番、9番からのエース10番の選手へのパスを分断、さらに大柄な2番の選手が清瀬10番をタイトにマーク、清瀬にシュートらしいシュート打たせずこのまま1対0で前半が終わります。

後半に入り4分、10番の選手の粘りから清瀬が左サイドの崩しから決定的チャンスを作りますが、ここは誰も押し込めませんでしたが、この執拗な左サイド攻撃がこの後生きてきます。

そして後半21分、またもや左サイドの粘りから確か7番の選手だったと記憶してますが、抜け出してシュート、ボールは反対側サイドネットに突き刺さり同点となります。ここらへんから清瀬6番の選手の配球がキーポイントとなるのではなかろうかと感じました。

しかし、追いつかれた武蔵野北は直後の23分、左サイドのドリブル突破からいとも簡単に勝ち越しゴールを奪います。正直、試合の流れ的にこれで勝負あったかと思いました。

ところが、残り10分前後になって清瀬の決してあきらめない精神力がやや武蔵野北の逃げ切りの意識を上回ったか流れが徐々に清瀬に傾いていきます。しかし、、武蔵野北もキャプテン11番の選手の豊富な運動量と右サイドの駆け上がりで必死にチャンスを作ろうとします。

Img_6928

ただ、上述した清瀬の7番の選手と11番の選手が絡んだ左サイドからの攻撃は、武蔵野北も本当に嫌そうな感じを持っているのでないかという印象を受けました。そしてタイムアップまであと少しとなった後半33分、清瀬は右サイドからの展開により生まれたゴール前の混戦から豪快に蹴り込み、ついに同点に追いつきます。

70分間のうち半分以上、追いつかねばという展開だった清瀬が最後の最後に追いつき、PK戦を5対4で制して3回戦に進出しました。

それにしても清瀬の劣勢でも自分たちのスタイルを変えない戦法には脱帽しました。一発勝負で1点ビハインドですとどうしてもいつもやらない戦術を採ることが多いですが、清瀬は自分たちのスタイルを貫き通しました、あっぱれです。

一方敗れた武蔵野北ですが、私は見ていてサッカー、とりわけ一発勝負のトーナメントにおける1点リードという状況の難しさ、逃げ切ることの難しさをあらためて感じざるを得ませんでした。

清瀬の次戦は強豪東大和南ということで、あっと驚く奇襲が必要な相手かもしれませんが、エース10番の選手がスパークすればきっと好勝負になると思います。

kumazemi's favorite players 2009:都清瀬の7番

2009年8月14日 (金)

明大明治vs都調布北

Kumazemi Report 2009-08-14
第88回全国選手権東京大会7地区予選
都府中東高校グラウンド(曇)
明大明治   vs   都調布北
1
0 前半 0
1 後半 0
0

いよいよ13日から6地区を皮切りに今年の選手権地区大会が始まりました。14日は7地区で9試合、8地区で10試合が行われ、その中から府中東会場の第三試合を見てきました。

ゲームの方は実力が拮抗する両校が激しく1点を争うタイトでシビアなゲーム展開となりました。

調布北は2年前にも一度取材しましたが明大明治は初めてです。その明大明治が開始7分に長身FW11番の選手が抜け出しシュートまで持っていくチャンスがありましたが、両校負けたら終わりの一発勝負からか、なかなかボールが収まらない展開となります。

序盤は調布北は中盤9番、10番の選手の粘り強いプレーからサイドアタックを仕掛け、対する明大明治は早めに前線にフィードして11番の選手の競り合いをポイントにゴールに迫るという感じでした。

Img_6688

20分には明大明治がGKと1対1の決定的チャンスを得るものの決めきれず、24分には調布北が左からのクロスにシュートする場面が訪れるも惜しくも決まらず、両校先取点を奪うべくもがき苦しむ時間が過ぎていきます。やや調布北優勢という展開で進んだ前半はこのまま0対0で終了、勝負は後半に持ち越されます。

調布北は、前半見てて私が「この選手が鍵になる」と睨んでいた9番の選手のボールに触れる機会が増え、守備では明大明治エース11番の選手にゴール付近では絶対に自由にさせず、流れを引き寄せようとします。しかし、明大明治も個人技のある10番の選手を中心に前半の早めのタテ攻撃からサイドを使ったり緩急つけたりと、後半は両校とも前半とは違う趣でゲームが構成されていきました。

Img_6781

このような展開の中、後半17分でした。自陣右サイドからビルドアップを始めた明大明治ですが、これはチャンスになると見て前線中央で早めに動き出した10番の選手にロビングボールが供給(と言っても弾道は結構速かった)されます。このボールは調布北DFが待たないで直接ボールを処理することができそうでできないポイントに落ちます。ここに早めに動き出していた明大明治10番の選手が果敢に絡んだいったことでボールは調布北ゴール側にこぼれ出します。決定的ピンチとなった調布北GKが猛然と飛び出しましたが、ボールは明大明治10番の選手が先に触れて流し込み明大明治が待望の先制点と奪いました。

Img_6766

これは普段から練習しているのでしょうか、膠着した状況を一発で打開するサイドから前線中央へのロングボール攻撃が見事にはまった瞬間でした。調布北は明大明治11番の選手へのロングボールは高いレベルで警戒していましたが、この場面はボールの受け手が大柄でない10番の選手であったことも影響していたかもしれません。でも、この10番の選手のプレー、特に動き出しが見事でした。

先制された調布北でしたが、後半は前半よりセカンドボールを拾えるようになっていましたので、この1点でそんなに焦りはなかったと思いますが、明大明治の動きも先制したことで俄然良くなり、なかなか調布北はチャンスが作れません。

そして後半20分過ぎに調布北ベンチが動きます。21分に18番の選手に代えて19番の選手、24分に16番の選手に代えて5番の選手、そして26分には9番の選手に代えて13番の選手を次々に投入、そしてこの投入された3人の選手は全員大柄、遮二無二1点を取りに行きます。しかし、前掛かりになってできてしまった中盤のスペースを明大明治MF陣にかき回され、なかなか前線にいいボールを供給できないままタイムアップ、明大明治が1対0で勝利しました。

実力互角な両校による1点を争うゲームでしたが、一瞬のスキを突き、あっという間に決定的場面を演出してしまうロングボール攻撃の怖さをあらためて思い知りました。

kumazemi's favorite players 2009:都調布北の3番

2009年8月12日 (水)

お久しぶりでございます

世の中予想だにしないことが降りかかってくるということがあるもので、私もそれに遭遇、サッカーどころではなくなってしまい、なかなか記事を書けないでおりました。でも、ここのところ元気を取り戻しつつあります。

そんな中、スペイン帰りで就活中のEntrenador KAZUさんと一緒に食事しました。

KAZUさんのことはブログを見ていただくとしまして、彼のこれまでの歴史とその胸に抱く志を聞き、なんとすばらしい若者がわが日本にいるのかと感服いたしました。

日本サッカー界もこういった若い人にどんどんチャンスが訪れるよう、我々1960年代生まれは改革の土壌を作らなければならないと強く感じました。

KAZUさんは中国地方の生まれなんですが、サッカーエリートととしてすくすく育ってきたわけではなく、いろいろな経験を経てきています。世界最高峰のサッカーを間近で見れる世界で生きてきた彼に、「たとえばバルセロナでトップでプレーする選手は他の選手とどこが違うの?」と素人並みの質問したところずばり「インテリジェンス」と返ってきました。

「インテリジェンス」。どっかで聞いた言葉だなぁと思ったんですが、そう言えば僕ら世代で知らない人はいない三菱ダイヤモンドサッカーで解説の岡野俊一郎さんがしきりにこの「インテリジェンス」を連発していたことを思い出しました。

当時の私は岡野俊一郎さんの「インテリジェンス」と聞いて辞書で調べて「知性」と出てきて「ほほう」で終わってしまったわけなんですが、世界のトッププロは刻々と変化するプレー環境を瞬時に把握して変化も予測、もう一度瞬時に複数のプレー選択肢を用意、またまた瞬時にこの選択肢の中からベストなものをセレクトする「インテリジェンス」を持っているわけなんですね。

Img_6428

私はもっと勉強しなきゃダメだ・・・