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2009年9月28日 (月)

選手権東京都大会16強

東京ではAブロックBブロックともにベスト8が決まり、ここからしばらく空きます。次の戦いは熾烈になるでしょう。なぜなら勝った方が西が丘行きの切符を手にするからです。

その16強の組合せは、

A-1(左側)ブロックが帝京vs私武蔵と堀越vs東海大菅生、A-2(右側)ブロックが成立学園vs駒大高と都駒場vs暁星で、B-1(左側)ブロックが実践学園vs都国分寺と日本学園vs都東久留米総合でB-2(右側)ブロックが保善vs東京朝鮮とかえつ有明vs修徳です。

総体代表の東海大高輪台は修徳に屈し、國學院久我山は暁星の前に敗退、早稲田実、国士舘、都三鷹も敗れました。次戦カード見るとA-2(右側)の成立学園vs駒大高と都駒場vs暁星は要注目です。保善vs東京朝鮮というのもすごい試合になりそうですね。

あと、毎年ひと夏超えて変貌する修徳と日本学園がコンディションもモチベーションもいい状態のように感じます。

Img_7343

kumaゲリラのウラ話ですが、13日1回戦は1人足りずにつばさ総合会場の速報対応ができず、20日にいたっては7会場同時進行ということで半ばあきらめていたのですが、直前になって50代から20代半ばの世代を超えたkumaゲリラを6名編成、清瀬内山会場は1人で2会場を同時に対応させて何とか仕上げました。

試合見ながら携帯に文字を打ち続けるというのはけっこう難しい技でございまして、ここに撮影が入るともうこめかみがキリキリ状態です。言い訳じみて申し訳ないのですが、見落としたり見誤ったりして誤字脱字や入力ミスなどでご迷惑おかけしているのでないかと思います。でも、最近はみんなだいぶスキルが上がってまいりました。

可能なら20日のような日は、夏の甲子園みたいに1日4試合を4会場くらいでやっていただけると嬉しいですね。そしてkumaゲリラ側も2人1組で対応できたら万全です。このあたりは早急に改善を要する課題ですので、10月第1週あたりにはどっかでもつ鍋でも食べながら反省会&10.18対策会議を開きたいと思います。

最後に一つお願いなのですが、モバイルのアンケート、ぜひご協力お願いします!

Kumazemi_new_rogo_2_2  Flying_gutsman

2009年9月27日 (日)

堀越vs東京実業

Kumazemi Report 2009-09-20
第88回全国選手権東京Aブロック2回戦
菅生学びの城グラウンド(晴)
堀越   vs   東京実業
3
1 前半 0
2 後半 0
0

菅生学園学びの城グラウンド、第2試合は堀越と東京実業が登場です。

堀越は細かいパス回しからの組み立て、東京実業はロングボールをシンプルにターゲットへと当てていく展開で、試合は幕を開きます。最初に決定機を迎えたのは東京実業。前半10分に右サイドからのクロスをファーサイド14番の選手が頭で折り返すと、ペナルティエリア中央の9番の選手がこれをトラップ。背中にDFを背負った状態から振り向きざまにシュートします。GKが防ぎましたが、鮮やかな流れ、動きのプレーでした。

堀越は直後の12分、中盤でボールを奪うと9番の選手がドリブルで上がっていきます。そのままエリア内へと侵入しシュートを決めて先制に成功しました。

このゴールで勢いがついたのか、ここから堀越の時間帯が始まります。中盤で素早くタイトな寄せを徹底し、東京実業の選手がボールを持ってもなかなか前を向かせません。攻撃に切り替わってからは右サイドに流れる9番の選手を起点として、追加点のチャンスをうかがいます。時にワンタッチでボールを捌くテンポの良いサッカーを披露しました。

思うように前に出られない東京実業ですが、ここぞという場面ではしっかりとフィニッシュまで持ちこみます。前半20分にはカウンターから14番の選手がシュート。また34分には積極的なミドルシュートもありました。前半は堀越1点リードのまま終了します。

P1100029

後半立ち上がりは両チームともゴールへの強い意志を感じられるプレーが目立ちました。2分には東京実業の8番の選手だったでしょうか、シュートを放ちますが堀越GKがナイスセーブ。5分には今度は堀越が右サイドからのパス交換でシュートに持ちこみますが、これはクロスバー上へと外れます。どちらにゴールが入ってもおかしくない状況の中、東京実業は後半6分にFW11番の選手を投入し前線の活性化を図ります。

後半11分、堀越に追加点が生まれます。中盤から右サイドへ見事にパスが通ると、前半からポイントとなっていた9番の選手が再び持ちこんでシュート。リードを2点に広げます。東京実業は後半15分に20番の選手を投入し局面打開を狙うと、19分にはセットプレーからチャンスとなりますが、ゴールには結びつきません。そして後半24分、堀越に3点目が入りスコアは3-0となりました。

さあここから!という時間帯に得点されリズムが途切れてしまった東京実業ですが、ラスト10分も諦めることなくゴールを目指します。しかし堀越は選手交代などで中盤での激しいプレッシャーを最後まで緩めず、チャンスの芽を摘み取っていきました。後半37分のミドルシュート、39分のフリーキックなど惜しい場面もありましたが、堀越守備陣の厚い壁は最後まで崩れません。このまま堀越が3-0で勝利を手にしました。

P1100034

堀越の動きのある中盤は魅力的でした。東海大菅生との次戦は相当に激しい試合となるのではないでしょうか。この試合で2点を決めた9番の選手がいる堀越右サイドと、東海大菅生DFのマッチアップは見応えあると思います。

2009年9月26日 (土)

東海大菅生vs足立学園

Kumazemi Report 2009-09-20
第88回全国選手権東京Aブロック2回戦
菅生学びの城グラウンド(晴)
東海大菅生   vs   足立学園
2
2 前半 1
0 後半 0
1

壮大な自然に囲まれた菅生学園学びの城グラウンド。正午に第1試合がキックオフとなりました。

強豪校同士の対戦ということもあり序盤から動きのある展開になるだろうと予想していましたが、その通り両チームとも素早い寄せで激しくボールを奪い取りにかかる、中盤での主導権争いでゲームの幕が開きます。どちらもしっかりとパスをつないで攻撃を組み立てたいという意図伝わってきました。

先手を取ったのは足立学園。前半6分に右サイドを突破しゴールライン際から折り返しのボールを入れると、6番の選手だったでしょうか、ゴール左サイドネットにきれいに流し込みます。しかし東海大菅生はその5分後、前半11分にゴール前で高くバウンドしたボールを、11番の選手が巧く頭で押し込み試合を振り出しに戻しました。

ここからもお互いに一歩も譲らない白熱した時間が過ぎていきます。少しずつですが主導権を握っていった東海大菅生が、持ち前の両サイドを広く使ったダイナミックなボール回しで好機を演出します。前半18分にはロングボールから9番の選手のシュートがありましたが、これは足立学園GKがナイスセーブ。この9番の選手は後にも左サイドから切れ込んでゴールを狙うなど、前線でのアクセントになっていました。

中盤をやや抑えられ気味の足立学園は、手数をかけずシンプルに前線にボールを入れてきます。このあたり臨機応変な対応ができるのは見事でした。こちらも9番の選手が右サイドから中へ切れ込む動きを何度も見せ、攻撃陣を活性化させます。前半29分、ハーフウェーライン付近右サイドから、左サイド20番の選手へと見事な対角線のパスが通ります。ドリブルで持ちこんでからのシュートは惜しくも左へ外れますが、素晴らしいプレーでした。

目まぐるしい展開の前半終了間際、結果的に決勝点となるゴールが生まれます。東海大菅生左サイドからのセンタリングを、足立学園DFがクリアしようと足を伸ばしますが、当たったボールはゴールへと吸い込まれました。思いもよらない形で均衡が破れ、ハーフタイムを迎えます。

P1100020

後半も真っ向勝負の様相を呈します。両校とも自分たちのスタイルを崩すことなく、サイドを起点とした攻めで次の得点を奪いに行きます。好ゲームと呼ぶに相応しい息をもつかせぬ攻防が続きました。

後半20分、足立学園にビッグチャンスが到来します。中盤から出たスルーパスに、ここまでも独特の存在感を放っていた6番の選手が抜け出してシュート。これは東海大菅生GKがファインセーブで得点を許しません。26分にはクロスボールのこぼれ球を9番の選手が拾い、DFともつれながらシュートしますが、こちらもGKが判断の良い飛び出しで防ぎました。

足立学園にはもどかしい終盤となりました。次々とゴール前でチャンスを作るも、東海大菅生の懸命な守備をこじ開けられず、なかなかシュートで終わらせることができません。この流れは最後まで変わることなく、東海大菅生が激戦を制することとなりました。

P1100024

「運」という言葉を軽々しく使うのはピッチで戦い抜いた選手達に失礼だとは思いますが、どうしてもサッカーにおける運の存在を感じずにはいられない試合でした。イタリア代表カラーがカッコいい足立学園イレブンが姿を消してしまったのは残念ですが、先輩達の気持ちを引き継いだチームが見られることを、来年の楽しみにしたいと思います。

東海大菅生の次戦は堀越との試合です。ボールを持つことを基本とする両チームの対戦、どんなドラマが生まれるのでしょうか。

2009年9月25日 (金)

日本学園vs城北

Kumazemi Report 2009-09-20
第88回全国選手権東京Bブロック2回戦
都東久留米総合高グラウンド(晴)
日本学園   vs   城北
6
2 前半 0
4 後半 0
0

赤の日本学園vs白緑縦縞の城北の試合は12:00日本学園ボールでキックオフしました。

開始1分には早くも日本学園がシュートまで行きますがゴール右に外れます。続く3分にも左サイドを突破してシュートまで行きますが、これは左に外します。 
前半4分、城北は左サイドを突破しFKを得てゴール前の攻防になりますが決定打とはなりません。
前半8分押し気味に展開する日本学園8番が右から切れ込んで中央へドリブルで入り、ミドルシュートを打ちますがクロスバー上へ外しました。

そして前半11分でした。日本学園10番がゴール前でこぼれ球を受け、落ち着いてゴール左へ流し込み日本学園が先制します。
前半15分には城北10番がドリブルで持ち込みますがシュートまでは至りません。続いて城北7番がスルーパスに反応しますが、これは日本学園DFがカバーします。
前半21分、日本学園8番が中央を突破しゴール前へ迫りますがシュートには至らず。 逆に24分には城北8番がこぼれ玉を直接ミドルを撃ちますが、不運にも味方に当り外れます。 

前半25分、城北10番の見事なボール捌きと切り返しに思わず日本学園DFが足を引っ掛けてしまいFKを与えますが得点にはなりません。 前半28分には城北10番へ出たパスを7番へ折り返しシュートしますが、これは日本学園GKがキャッチ、続く29分、日本学園は今度は正面遠目のFKを得て、これをサインプレーで7番が流れたところへ配球し7番がダイレクトシュートを放ちますがゴール右へ外れてしまいます。 ここまでは日本学園の時間帯が続きますが、城北DFも体で日本学園の攻めを跳ね返し守ります。

そして前半35分、日本学園7番が中盤右サイドからドリブルで中へ持ち込み、右足のアウトサイドに掛けたインステップで強烈な弾丸シュートをゴール左へ突き刺し、追加点を奪いました。ジャストミートされ低い弾道のミドルシュートで、これぞ「弾丸シュート」と言えるもので、すばらしい得点シーンでした。
2点を追う城北ですが、前半36分37分とゴール前にせまり、6番が足元に入ったパスをうまくトラップして振り向きざまに反転シュートしますが、日本学園GKがキャッチ、そして前半は日本学園2-0城北で終了しました。

Img_5069

後半は城北のキックオフで開始します。

直後の後半1分、日本学園がクリアしたボールを城北DFが自陣ゴールへ向かって下がりながら見送り、キーパーに預けようとしたところを狙いすました日本学園8番が城北DFを追い越してGKの前でかっさらい、ゴール右へ流し込み3点目をゲットします。城北守備陣の連携ミスもありましたが、それを予測していたかのように日本学園8番が猛ダッシュで走り込む様は、僅かな可能性でも労力を惜しまず得点に結び付けようとする姿勢が感じられました。

しかし、後半3分、日本学園の選手が反則で一発レッドとなり、日本学園は10名で戦うことを余儀なくされます。そしてその直後、日本学園ベンチが動き前半から精力的な動きで貢献してきた8番に代えて18番を投入します。

その直後の後半7分、日本学園はFKからのボールがゴール前でこぼれたところを押し込み、4点目を追加、更に1分後には日本学園10番が右サイドからのシュートを見事にゴール左へ入れてあっという間に5点目を上げます。サッカーでは一人少なくなった方がいい流れになることはよくあることですが、この日の日本学園も10人で戦っている感じをまったく感じさせません。

その後も日本学園が押し気味で時間が経過して行きますが、後半12分には城北7番がゴール前へ走り込みキーパーと絡みながらシュートしましたが、これは惜しくも右サイドネットに外します。シュートを防ぐために飛び出した日本学園GKは城北7番と交錯して負傷しましたが、何とかその場で手当てをして数分で試合再開しました。

後半20分を過ぎた辺りから城北は左右逆サイドに大きく展開して局面打開を図ります。サイドチェンジのパス精度は高くチャンスへ結びつきそうなのですがなかなか決定的な状況まではいけません。この時間帯でも11人対10人の影響あまり感じられませんでした。

後半途中から日本学園はCF18番を前線に置いて、他の選手は引き気味に試合を進めます。そういう状況の中、城北もミドルを放ちますがクロスバーの上に外れます。 そして29分日本学園は守備固めなのでしょうか11番に代えて19番が入ります。 後半31分には城北も8番に代えて16番が入りました。

後半30分を過ぎた辺りから城北の時間帯となります。ようやく数的有利の恩恵が出てきたのでしょうか?この時間帯の日本学園の攻撃は、3選手のみで他の選手は守備固めなのか前へは出てきません。日本学園は3人のみの攻撃でもシュートまで行きますが得点にはなりません。城北はやや攻め急ぎ始め、ミドルを打ちますが枠を捉えられません。

後半37分には城北のセンタリングを日本学園GKがパンチ、こぼれ玉に両チームの選手がもつれて城北の右CKになります。これを走り込んできた城北7番にニアで合わせてヘディングしますが惜しくもクロスバーを越えます。続く後半39分には日本学園が城北陣の左サイドへ持ち込み細かくパスを回してキープ、これを10番が中央へ向けてドリブルで持ち込み、ゴール左45度から放ったシュートが決まって決定的な6点目を奪います。

後半43分、日本学園は10番を下げて16番を投入、直後に7番が見事なスピードのあるドリブルで左サイドを突破してゴール前へ左から持ち込みます。ここに中央から左方向へ斜めに走り込んだ日本学園18番が7番を追い越し、足元に来たボールをゴールへ入れますが判定は18番のオフサイド。

ロスタイムも5分を過ぎ、一矢報いたい城北は日本学園ゴールへ向けて攻め入りますが、得点には至らず、ゲームはこのまま日本学園6対0で城北を下しました。 後半は10人で3点奪って城北を完封、日本学園はかなり強いです。

※取材:GK16さん(kumaゲリラ最高齢、OVER50)。GK16さんはこの後急いで帰宅、シニアサッカー公式戦に出場したそうです。人生を楽しんでおられます。

2009年9月24日 (木)

都東久留米総合vs東京成徳

Kumazemi Report 2009-09-20
第88回全国選手権東京Bブロック2回戦
都東久留米総合高グラウンド(晴)
都東久留米総合   vs   東京成徳
1
1 前半 0
0 後半 0
0

後半ユニフォーム東久留米総合対うすい山吹色と濃紺のユニフォーム東京成徳の試合は、強風の中、成徳大学ボールのキックオフで始まりました。

開始早々いきなり東京成徳が東久留米総合ゴール前へ迫りますが東久留米総合が守り逆襲をかけて、前半2分には右コーナーキックを得ますがこれは東京成徳GKがキャッチ。 東久留米総合はダイナモ的な動きで8番が左サイドを駆け上がりますが決定的なチャンスまでは至りません。

前半7分東久留米総合は東京成徳ゴール前で10番がチャンスを作り、左コーナーを得ますが東京成徳GKがキャッチ。 その後も東久留米総合11番が右サイドから東京成徳ゴールラインギリギリを中への突破を試み押し気味に進めます。 この流れの中から東久留米総合10番が右から中へ突破してシュートしますが惜しくもゴール右へ外れます。この時間帯、更に東久留米総合は右からクロスを入れますが、これは成徳大学GKがキャッチ。
前半12分には、東京成徳が右サイドへ展開し粘り強くボールに絡むことでゴール前の混戦に持ち込みますが、これは東久留米総合GKがボールを確保します。

Img_5065_2

前半18分、東久留米総合が左サイドを攻めあがって粘り、ペナルティーエリア外の左45°FKを得ます。 この時、東京成徳ディフェンスが負傷し、再開までにしばらく時間が有りました。そして前半19分、FKを東久留米総合8番が見事な右足シュートでゴール左上へ打ち込み東久留米総合が先制します。

東京成徳は挽回を図るため攻め上がり、前半22分には中央からループ気味のミドルを放ちますが、これは東久留米総合GKが必死のジャンプとパンチで、何とかクロスバーに当てて逃れます。 その跳ね返りが幸運にも東京成徳の選手の前へ落ち、フリーでシュートを打ちますが、右へ外してしまいます。会場では悲鳴とドヨメキとため息が渦巻きました。ミドルに始まったこの一連のチャンスは東京成徳にとっては本当に惜しい時間帯でした。

前半24分には東久留米総合が右CKを得て、ファーサイドからニアサイドへ走り込んで来る20番に合わせます。ジャンプヘッドでシュートしますが、惜しくもクロスバーの上へ外してしまいます。
前半32分には東久留米総合14番が右サイドから東京成徳ゴールライン上を中へ切り込んで行きグラウンダーでマイナスのセンタリングを入れますが、これは合わずに逆サイドのタッチラインまで転がってしまいます。 14番の迫力のある突破でした。

前半36分、今度は東京成徳が左サイドでFKを得ます。これを9番に合わせてヘディングシュートに持っていきますがクロスバーの上へ外れてしまいます。 この直後に東久留米総合は右サイドで11番へスルーパスを通そうとしますが、これは東京成徳DFが見事なカット。

前半39分、東京成徳10番が右サイドのペナルティーエリア外で倒されてFKを得ます。これを低い弾道でゴール前へ入れますがDFがカット。更に東京成徳の右サイドバック(だと思います)5番がクロスを入れますがこれもクリアされてしまいます。

前半40分、東久留米総合は右サイドの長い距離を自陣からドリブルで駆け上がります。この時、同時にゴール前へ向かって何と5人もの選手が走り込んで行きました。すごい迫力の攻め上がりでしたが残念ながらクロスは合わず決定的なチャンスまでは行きません。

そして前半は東久留米総合1対0東京成徳で終了しました。 

大きな影響は無いようですが試合開始時に比べて少し風が弱まった中、後半は東久留米総合のキックオフで始まりました。 東京成徳ベンチは後半から1名を交代投入しました。

後半開始から数分間、東久留米総合の時間帯が続き、24番が低い弾道のシュートまで行きますがこれはGKがキャッチ。後半6分には東京成徳8番が東久留米総合DFを細かくかわして6番へパスします。これを6番がシュートしますが高過ぎました。7分には東京成徳10番から9番にパスが出てこれをシュート。しかしDFにカットされ跳ね返ったところを10番がもう一度シュートしますが右へ外れてしまいます。惜しいチャンスでした。

その後、東久留米総合は2回のCKを得ますが、何れも東京成徳DFにクリアされます。更に東久留米総合が押し気味に展開しますが決定的な状況までは行きません。 東京成徳はハーフライン近くのサイドから2番がアーリークロスを入れるなどトライしますがこちらも決定的な状況にはなりません。

後半17分、東久留米総合は左サイドを突破してファーサイドの14番へクロスを上げます。これを14番が中へ折り返しますがセンターの選手とは合いませんでした。

後半18分東久留米総合ベンチが動き、14番に替わって17番が入ります。20分、東京成徳はスローインから8番がドリブルで中まで持ち込みシュートしますがDFの足に当たりCKをゲット。 このCKはGKがキャッチします。東久留米総合は8番と9番の精力的な動きに10番の足技を絡めて攻撃を仕掛けています。

後半22分、やはり東京成徳2番がアーリークロスを放り込み8番がシュートに行きますが、これはタイミングが合わず空振り、ゴール前でもつれ合っての攻防が起きますが、何とか東久留米DFがクリアしました。

後半25分、東京成徳ベンチは8番に代えて15番を投入し、一進一退の攻防が続き、東久留米ベンチも30分に20番に代えて19番を投入。直後に東京成徳が右サイドから何回か攻めますがなかなかシュートまではいけません。

後半33分には試合開始から東久留米総合のダイナモ役を果たしてきた8番の足が攣ってしまい15番に交代します。
後半34分、東久留米総合は7番から11番へスルーパスを出しますが、長過ぎて東京成徳GKがキャッチ、続く後半35分には東久留米総合5番がFKを東京成徳GK前へ走り込んだ11番の頭に合わせ、これを11番が流し気味にシュートしますがクロスバーを越えていきました。

後半36分、東京成徳が2本続けてCKのチャンスを得ますが得点には結びつきません。そしてその後も東京成徳は東久留米総合サイドで押し気味に試合を進め、16番が右サイドからシュートまで行きますが浮いてしまいクロスバーを越えます。この試合終了に近い時間帯は最後の気力を振り絞る東京成徳の時間帯となっています。ロスタイムも東京成徳が攻め入りますが得点は生まれず、ついに後半もタイムアップ、ゲームセットとなりました。 

とてもスピーディーで緊張感のあるすばらしいゲームを東久留米総合が1点を守りきり勝ち抜けました。東京成徳も惜しいチャンスがありました。結局勝負は1本のFKで決しましたが、痺れる試合でした。

※取材:GK16さん(kumaゲリラ最高齢、OVER50)

2009年9月23日 (水)

暁星vs國學院久我山

Kumazemi Report 2009-09-20
第88回全国選手権東京Aブロック2回戦
駒沢補助競技場(晴)
暁星   vs   國學院久我山
2
0 前半 0
2 後半 0
0

駒沢補助グラウンド第4試合は、國學院久我山と暁星の名門対決が行われました。

試合開後、久我山が美しいショートパスをテンポよく繋ぎながら、徐々に暁星エリアに攻め入るといった展開を見せます。ゴール前での狭いスペースでパスを繋ぎ、そのまま久我山11番がシュートに持ち込みますが、これは暁星GKパンチングでクリアします。

久我山は前半15分くらいまで、代名詞とも言えるパスサッカーを展開、暁星陣内に攻め込みますが、今日の暁星は寄せが速く、そして球際の強さを発揮して、久我山にリズムを掴ませません。その暁星はセットプレーでの惜しい場面もありつつ、中盤では速いプレスを繰り返し行い、久我山にペースを握らせず一進一退で流れていきます。

200909204

しかし、前半15分を過ぎた頃から、心なしか久我山のDFラインが下がり始め、暁星陣内でのプレー時間が減ってきます。そして前半19分、暁星は右コーナーキックからヘディングシュートを見舞います。これは惜しくも合いませんでしたが、続く28分にはバイタルエリアからのドライブの掛かったシュートを放ち、徐々に暁星がゴールを襲う機会が増えてきます。ディフェンディングチャンピオンの久我山も流れを渡すまいと前半30分に9番の選がゴール前で美しい個人技を披露、DFを交わしてループを放ち、さらに32分には10番が左サイドからのグラウンダーのクロスからのシュートと、暁星ゴールを脅かします。

しかし、いずれもゴールを割ることができず、両者互角の攻防で前半が終わりかけようとした前半39分でした。暁星の左サイドからのクロスを久我山DFがクリアして得た右CKにヘディングで合わせ、ついに暁星が均衡を破ります。前半終了間際のセットプレーからの先制点が、暁星のムードを一気に湧きたてることとなりましたが、ゲーム展開としては五分五分で後半へ折り返します。

前半、あれだけプレスを効かせた暁星のスタミナは大丈夫なのか?久我山は気持ちを切り替えて持ち前のパスサッカーの冴えをみせるのか?このあたりが後半のポイントになるであろうと思いました。

後半の立ち上がりは久我山でした。左サイドから11番が持ち込んでそのままシュートを放ちますが、これは暁星GK落ち着いてセーブします。しかし、久我山はDFからのバックパスをキーパーがまさかのトラップミス、あわやオウンゴールといった、いつもの久我山からは想像できないミスが出たり、中盤ではパスを繋ぎながらもラストパスでは精度を欠いてしまう等、久我山は暁星の勝利への執念にいつものプレーがなかなかできません。対する暁星は心配していたスタミナも落ちることはなく、守備では集中も切らさず、久我山を追い詰めていきます。

200909202

そして後半23分でした。暁星は、ヘディングシュートがクロスバーに当たって跳ね返ってきたこぼれ球を9番の選手が落ち着いて押し込み、欲しかった追加点をゲットします。久我山も反撃を試みますが、暁星はスタミナ切れを起こすことなく動き回り、守勢に回らず終始手を緩めることなく攻め続け、強豪國學院久我山を破りました。

相手のストロングポイントを消し去り、球際で負けず、持てるフィジカルと途切れることの無いスタミナを持ち合わせた暁星には「強さ」を見せられました。一方、久我山は今年も本当に素晴らしい技術とチームワークを兼ね揃え、最後まで諦めない姿を見せてくれました。終始途絶えることなく声援を送る久我山1、2年生はきっと3年生の姿を糧に来年、選手権に挑んでくれると思います。

2009年9月22日 (火)

都駒場vs都城東

Kumazemi Report 2009-09-20
第88回全国選手権東京Aブロック2回戦
駒沢補助競技場(晴)
都駒場   vs   都城東
4
0 前半 0
4 後半 1
1

駒沢補助球技場第2試合は駒場と城東の都立高対決となりました。

両校、激しい中盤のボール争いが続きますが、序盤で先に仕掛けたのは駒場でした。5分過ぎから両サイドをうまく使いながら相手陣内に入り込み、シュートまで持ち込むシーンを何度となく見せます。しかし城東GKの堅守にゴールを割ることはできません。

前半18分には駒場が左CKからのこぼれ球をペナルティエリアやや外で拾った6番がそのままシュート、枠に飛びますが、これも城東GKがファインセーブします。駒場は押しながらもなかなか決定的場面を創出できない時間帯が続きますが、中盤では簡単にボールを失うことはなく、自軍へ傾いた流れをきっちりキープします。

2009092002

しかし、前半32分、駒場6番のパスが演出した胸でトラップ→ボレーは、惜しくもクロスバーに嫌われてしまったものの、破壊力抜群のシュートに会場がどーっと湧きます。このシーンを目の当たりにした城東ですが、ひるまずに35分には惜しくも枠の外でしたがいいミドルシュートで応戦します。このような展開で両校、カウンター気味の攻撃が多かったですが、両校ともディフェンスに集中力を切らすことはなく、前半をスコアレスのまま終了します。

後半に入って立ち上がり早々の4分、あれほど集中切らさず守っていた城東ディフェンスを駒場8番が左サイドから持ち込んで崩してシュート、これが決まってあっという間に駒場が先制します。

続く後半7分には駒場14番がシュートのこぼれ球をきっちり決め、さらに後半13分には右サイドからのクロスに合わせてで3点目をゲット、前半堅守に阻まれていた駒場がたった10分強で3点もぎ取ります。城東は中盤での駒場のパスの出所を抑えきれず、ウラのスペースやサイドを広く使われて揺さぶられ、バランスを崩される形となりました。

後半27分にはここまで駒場のゲームメイクの軸となってきた10番がゴール前でのボールを落ち着いて拾って駄目押しの4点目を決めます。しかい、城東は下を向いてあきらめることなく、果敢に駒場ゴールへ迫り、後半33分、ついに左サイドからのクロスをきっちりトラップしてシュートを決め、ついに駒場から1点を奪取します。

しかし、試合は3点差のままタイムアップ、4対1で駒場が城東を破って準々決勝進出を決めました。

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前半掴めそうで掴めなかったリズムをハーフタイムで何かを修正したのでしょう、後半はピッチを大きく使いながら、相手の裏を突く攻撃が随所に見られました。試合は駒場が完勝でしたが、城東にとって後半33分の得点はきっと次につながっていくでしょう。

駒場の準々決勝の相手は、國學院久我山を倒した暁星です。これは両監督の采配含め要注目の一戦ですね。

2009年9月21日 (月)

都国分寺vs学習院

Kumazemi Report 2009-09-20
第88回全国選手権東京Bブロック2回戦
実践学園高尾グラウンド(晴)
都国分寺   vs   学習院
3
0 前半 0
3 後半 1
1

実践学園高尾グラウンド第二試合です。第一試合が壮絶なゲームでしたので最初は静かなゲームに映りましたが、どっこい後半の40分は準々決勝進出をかけた激しい試合になりました。

ゲームはあえて甲乙つけるとすればやや学習院押し気味で展開、その学習院は10番、11番を中心に攻撃し、なぜか4番をつけたストライカーが密かにゴールを狙います。

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前半18分にはこの学習院10番の選手の振り向きざまのすごいシュートがありました。

Img_7653対する国分寺はゆっくりと急がないビルドアップから時折ワイドに展開、速攻はなかなかはまらないものの確実なパスワークでサイド攻撃を仕掛ける感じだったと思います。

スピードスターはいないものの中央にひき付けておいてから左右に展開(14番の選手が効いてました)、そのクロスに15番、19番の選手が突っ込み、こぼれ球もしっかり狙うというスタイルですね。そしてこの引き付け役だったのが9番の選手でした。

前半はこのままスコアレスで終了、後半勝負となります。

そして、後半に入ってすぐの3分でした。国分寺ディフェンダーが特に焦る必要もなかったボールにやや緩慢な処理をしたところ、学習院4番の選手がすかさず絡んでボールを奪取、滑りながらも蹴りこんで学習院が先制します。

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しかしここから、国分寺がアクセル全開になってきます。前半のあの展開は何だったのかと思わせるようなドリブル突破、スピードに乗ったサイド攻撃を仕掛けます。そして後半10分、自らのミスで先制点を献上してしまった国分寺DFが、正確無比な低い弾道のパスを右のオープンスペースを狙っていた14番の選手に通し、そこから中央へクロス、そこに19番の選手がヘッドで合わせて同点に追いつきます。この19番の選手、ヘッド強くてどんなボールにも果敢に飛び込むハンターの香りがしますが、顔は以外にかわらしくしかもけっこうハンサムです。もう一人攻撃面でかなり効いていた15番の選手の方がワイルドですね。

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そしてこの5分後には、ゴール前やや正面左寄りの位置にいた選手が浮き球にヘッドで合わせ国分寺が2対1と逆転に成功します。すると今度は学習院が混戦から抜け出た4番の選手がいい位置からシュートと前半と打って変わって打ち合いの様相を呈してきます。

逆転されて受身に回ってはいけない学習院ですが、国分寺の左右へ振り回す攻撃とドリブル突破を織り交ぜた攻撃への対応に終始せざるを得ない苦しい展開になっていきます。

そして後半29分でした。国分寺は、自陣内センターライン付近で得たFKをDF15番の選手が見事な軌跡を描いた速くて強いボールを蹴り込んだところGKがファンブル、そこをまたもや愛すべきゴールハンター19番の選手が詰めて押し込み3点目をゲットします。

この後両校メンバーを変えますが、試合はこのまま終了、国分寺が勝利しました。それにしても国分寺は面白いチームですね。高校生なのに大人のサッカーします。ノックアウト方式の選手権予選で、しかも後半にミスで先に失点するとガタガタっと崩れそうなものですが、どっこい国分寺は違います。平然といつもの練習どおりかつ監督のゲームプランどおりできる能力を持ってますね。ちなみに私は全くできません。実践学園は半端じゃないですが、いいゲーム期待しています。

kumazemi's favorite players 2009:都国分寺の15番

2009年9月20日 (日)

実践学園vs国士舘

Kumazemi Report 2009-09-20
第88回全国選手権東京Bブロック2回戦
実践学園高尾グラウンド(晴)
実践学園   vs   国士舘
1
0 前半 0
0 後半 0
0 延前 1
1 延後 0
1
5 PK 4

やや風があるものの雲ひとつない快晴の実践学園高尾グラウンドで、東京を代表する強豪同士が早くも顔を合わせました。そして、ゲームの方も手に汗握るものとなりました。

最初のチャンスは前半3分、ホームの実践学園が右CKをファーサイドに蹴り込み、ここに10番の選手がボレーで合わせます。

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この最初のチャンスでリズムを掴んだ実践学園は押し気味に試合を進めますが、対する国士舘にはまずは相手の出方を見て受ける余裕も少し感じました。両校ともエースFWが長身でキャプテン、中盤に運動量豊富なMFを配置と似ていると言えば似ているチーム同士ですが、ここまで何度も試合しているであろう両校は闘志あふれるプレーを見せ、攻守の切り替えの速さは私たちの目を釘付けにします。

前半12分には実践学園が自陣FKからゴール前で絡んだ8番がFWキャプテン10番に通してチャンスを作り、国士舘も3分後の15分には右クロスをこちらもFWキャプテン11番に合わせるなど、試合はエース対決の様相を呈してきます。序盤は実践学園優勢でしたが20分過ぎから国士舘も盛り返し、まさしくがっぷり四つに組んだ展開となります。

しかし、前半32分でした。国士舘8番の選手が中央やや右に抜け出たエース11番にスルーパス、やや長かったところをあきらめボールを追ったところ、セービングに出てきた実践学園GKと激突、しばらく起き上がれず、治療時間が長かったので頭打ったかと思いましたが、左足を負傷してしまったようでした。ここから実践学園は8番の選手が執拗に右サイドのスペースを突いてチャンスメークしますが、前半はこのまま0対0で終わりました。

後半も序盤は実践学園優勢で、2分には右CKから7番の選手がヘッド、5分にはゴールに向かってやや右のペナルティエリアすぐ外で得たFKを直接狙い、10分にはミドルシュートがクロスバーを叩くシーンも見られました。

このあたりで両校ベンチが動き、メンバーチェンジを行いますが、後半20分過ぎから国士舘が怒涛の攻めを展開、実践学園は相手に流れを渡すまいと遅攻と速攻を織り交ぜて抵抗します。

後半30分過ぎから再び両軍がメンバーをチェンジ、両校ともゴール前での激しい攻防が多く繰り広げられるようになり、迫力満点のゲームになりますが、国士舘のセカンドボールへの反応と処理が実践学園に勝るようになり、いいリズムになります。しかし、集中切らさない実践学園もそう簡単には決定機を作らせず、ゲームはこのまま終了、延長戦に入ります。

延長に入ってすぐの2分、国士舘が得たゴール正面やや右よりのペナルティエリアすぐ外の位置でのFKを昨年もレギュラーだった7番の選手が直接狙い、これが見事に決まって国士舘が1点もぎ取ります。やはりこういう展開でのセットプレーは怖いですね。

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延長前半の10分はこのまま国士舘1点リードで折り返し、延長後半に入ります。泣いても笑ってもゲーム自体はあと10分ということになりますが、その3分、実践学園が繰り出すハイパント攻撃から高いボールが国士舘ゴール前に上がりますが、これをGKがキャッチできずに落球、ここに実践学園の選手が猛然と突っ込みますが押し込めず、時間が刻々と過ぎていきます。9分にはまたもや実践学園がハイパント攻撃を見せ、こぼれたところから決定的場面を作りましたがシュートが外れ、観客席からため息が漏れます。私もこれで終わったと思いました。

ところが延長後半終了直前でした。国士舘ゴール前での空中戦からファーサイドに飛んでいったボールにフリーで待ち構えていた実践学園10番の選手が両足踏ん張ってダイビングヘッド、何とこれが決まって土壇場で同点に追いつきます。歓喜する実践学園イレブンにうなだれる国士舘イレブンのシーンは、広く高校サッカー全てを応援する私の心は何とも言えない色に染まりました。

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そしてタイムアップのホイッスル、決着はPK戦となり、奇跡的に追いついた実践学園が国士舘を振り切り、準々決勝進出を決めました。

kumazemi's favorite players 2009:国士舘の11番(私なんぞにと思われるかもしれませんが選ばせてください。)

 

2009年9月18日 (金)

都大泉vs成城学園

Kumazemi Report 2009-09-13
第88回全国選手権東京Aブロック1回戦
私立武蔵高グラウンド(晴)
都大泉   vs   成城学園
3
3 前半 0
0 後半 1
1

9月13日(日)、私立武蔵会場第2試合、明るい陽射しのグラウンドに映える、オレンジの成城学園と青の都大泉の両イレブンが登場しました。

この試合も立ち上がりからスコアの動く早い展開となりました。キックオフから間もない前半4分、甘いバックパスのボールを奪った都大泉の選手がゴールキーパーの股下を転がす技ありシュートで先制点を決めます。続いて11分には都大泉13番の選手が、右サイドから粘りのドリブルで切れ込むと、角度のない場所からこちらも見事なシュートで追加点を上げました。

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いきなり2点のリードを奪われてしまった成城学園は、前半13分に右コーナーキックからのゴール前でのチャンスを迎えますが、混戦の中一足早く都大泉DFがクリアします。中盤の真ん中を都大泉が支配する状況下で、成城学園はサイドにボールを振り分け、長身FW11番をシンプルに狙いたいところ。サイドへの早いパスを積極的に出していきますが、都大泉DFラインのオフサイドにかかり思うように繋げない時間が続きました。

前半24分には都大泉3点目のゴールが生まれ苦しくなった成城学園でしたが、前半35分頃から怒濤の攻撃を見せます。35分のペナルティエリアすぐ外からのシュートは惜しくもゴール上へ。38分には10番の選手が右サイドから上げたクロスボールに11番の選手が懸命に足を伸ばしてコースを変えますが、ゴール左へと外れてしまいました。都大泉3点リードで試合は折り返しとなります。

後半立ち上がり、成城学園にいきなりのビッグチャンスが訪れますが、ゴールへと向かうボールを都大泉DFが必死のクリアでかき出します。たらればは禁物ですが、これが入っていれば展開が大きく変わったかもしれない、という場面でした。

前半思うようにパスの繋がらなかった成城学園ですが、後半15分頃からはボールを回して崩しにかかるプレーが目立つようになります。リードする都大泉の中盤でのプレッシャーが少し緩まったためかもしれません。いずれにしても成城学園が押す展開となり、後半23分には待望の得点が生まれスコアは3-1、まだまだ試合はわかりません。27分にも成城学園が決定的なチャンスまであと一歩、というプレーがありました。

都大泉は最終ラインでの堅実な守備で成城学園の勢いを防ぎます。また、前がかりになった相手中盤にスペースを見つけると、そこでボールを持ち速い展開で裏を取りに行きます。このあたりの判断はさすが、と思わせるところでした。

終盤に入ると成城学園はチーム全体が上がっての攻撃を仕掛けます。後半37分にはセンタリングに対して滑り込んだ選手がボールをゴール内へと送り込みますが、これは惜しくもオフサイドの判定。その後も最後の最後までゴールへと向かう姿勢を貫き通しますが、スコア3-1のまま試合終了となりました。

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都大泉の次戦は帝京とのカードとなります。春、夏に続き秋のタイトルも狙う王者帝京が相手ですが、力まずに自分達のサッカーで勝負してください。楽しみにしています。

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