夏の東京チャンピオン
6月22日(日)に総体都大会の決勝が行なわれ、國學院久我山が5対1で国士舘を破り、夏のチャンピオンになりました。くまぜみ軍団は法事やら仕事やらで全員行くことができませんでした(ここまでたくさん観てきて何で決勝に限って誰も行けないんだ!というお粗末さがくまぜみ軍団らしいですが)。決勝の様子は、國學院久我山応援ブログを見ていただきますとよくわかります。
私も拝見させていただきましたが、何よりも目を引いたのが、ご父兄が来ていらっしゃるTシャツの『美しく勝て』というバックプリントです。いいフレーズですね、『美しく勝て』(私も欲しい!)。さすが、ファンタスティック久我山です。
今大会を振り返ってみますと、東京は着々と力をつけてきている学校がいわゆるビッグネームを脅かす状態になってきたのがよくわかります。本当東京にはいいチームが増えてきました。春先は駿台学園とかえつ有明が快進撃して関東大会に出場、夏本番前には東京を代表する名門二校が復活しました。
あと私が見るに久我山も国士舘も選手達はみんなけっこう楽しそうにやってました。昔(三菱ダイヤモンドサッカー世代)は悲壮感ただよわせて死力を尽くしている感じの選手も多かったですが、時代は大きく変わりました。
指導者のレベルも格段に上がり、科学的論理的な指導法が定着、サッカーの進歩とともに高度化した戦術も高校生年代ですでに一定以上に習得できるようになりました。少年サッカーの盛り上がりが底辺拡大をもたらし、ジュニアユース年代のレベルも格段に高くなりました。このような環境の中、Jクラブ下部組織と高校サッカー部が共存し、ユース年代を形作っています。
私はこの総体都大会、國學院久我山の試合を何試合か見ましたが、本当にすばらしいサッカーをするチームだと感じました。まさしく美しいサッカーですね。私の持つ久我山の伝統的イメージにはスロースターターで淡白っていうのがあるのですが、準決勝の駿台学園戦はそうではなかったです。相手がどこであろうとあのような試合運びを再現できるなら、総体全国制覇も夢ではありません。
国士館は準優勝に終わりましたが、選手権3年連続出場の輝かしい歴史を持つ名門です。そして、今年のチームも全員がよく動き、何よりみんな明るそうでナイスな選手が多いすばらしいチームです。
インターハイには、両代表校ともコンディション万全で臨んでいただき、すばらしいプレーを披露してください。
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