フライを落とした野手はなぜ空を見上げるのか?
私がいつも大変よくしていただいている保科充弘さんが新しい本を出版されました。
その名も「フライを落とした野手はなぜ空を見上げるのか?」というものです。
内容は企業防衛とM&Aがわかるというもので、本当によくわかります。この手の本は専門用語(しかもカタカナ系+ローマ字系)がやたら出てきて難しくて途中で嫌になっちゃうのも多いですが、さすが保科さんは少年野球チームの監督をされているだけあって、野球のエピソードを紹介しながらとてもわかりやすく表現されています。
スポーツに限らず小学生年代に何か指導する立場になると「自分は指導者なんだ」と力んでしまい、つい難しい「専門用語」や「カタカナ系用語」を多用してしまいますが、この場合、子供はだーれも聞いてないです。
コーチ:「絞れ!」
子供:「何を?」
コーチ:「ディレイ!」
子供:「リレー???」
コーチ:「スペース見てんのか!」
子供:「すぺーすまうんてん?」
本題に戻りますが、保科さんは大手銀行のご出身で、かの本田宗一郎氏の資産運用アドバイザーだったというご経歴をお持ちでございます。直接お会いするとよくわかりますが、いつも料理はおいしそうに食べ、お酒は楽しく飲み、いろいろな方に気さくに話しかけ、豪快に笑うすばらしい方です。
子供たちに難しいことを平易な言葉でわかりやすく伝えるのが大人の役目であり、難しいプレーをいとも簡単に、そしてシンプルに美しくやってみせるのがJリーガーの役目です。
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