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2008年4月30日 (水)

プリンスリーグ関東第4節(東京ガス深川G)

TEAM kumazemiのコータロー君が4月13日のプリンスリーグを観に行って簡単ですがリポートをくれました。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

以前から興味のあったプリンスリーグ観戦のため、東京ガス深川グラウンドへ行ってきました。高校サッカーを観ていると、同年代であるクラブチームのユースもどうしても気になります。非常に簡単ではありますが、2試合リポートします。

 

第1試合は、FC東京U-18vs東京ヴェルディ1969ユースの東京ダービーです。前半はFC東京ペースで進みます。ヴェルディは守備陣が踏ん張り失点を許しませんが、前線ではなかなかリズムに乗った攻撃ができない印象でした。それでも、ここぞという局面では強さを見せていました。ヴェルディとしては、2本のシュートがポストに弾かれたのが非常に痛かった前半だったでしょう。

後半に入ると、FC東京が11分、21分と得点し、2点リードします。追うヴェルディは徐々にペースを奪っていくと、40分に1点返しました。さらに試合終了まで同点弾を狙いますが、ここはFC東京がうまく守って2対1でダービーを制しました。FC東京の試合運びのよさが目立った一戦だったと思います。

 

第2試合は、三菱養和SCユースvs桐蔭学園です。前半6分に先制した桐蔭学園が、サイドをうまく使った攻撃でペースを握ります。三菱養和は体格のよいセンタ^バック2人を中心に追加点を許さず、同点のチャンスをうかがいますが、前半はこのまま桐蔭学園1点リードで終わります。

後半に入っても先手を取ったのは桐蔭学園で13分にゴールを奪い、リードを2点に広げます。なかなか攻撃の形が作れない三菱養和でしたが、セットプレーからの空中戦は非常に迫力があり、得点を感じさせてくれるものでした。ですが、桐蔭学園ディフェンスも体を張った守りでシュートをことごとくブロックし、試合は2対0で桐蔭学園の勝利に終わりました。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

コータローはえらい!

Kumzeminame

2008年4月28日 (月)

決勝進出の二校

昨秋から新人戦の形で進んできました関東大会都予選ですが、いよいよ5月3日に春のチャンピオンを決める決勝戦が行なわれます。

ここ3年の両校の足跡(高体連ベース)は以下のようになっています。

かえつ有明(東の関脇)          駿台学園(東の張出関脇)

選手権:?

総体:?

新人戦:決勝進出

 2008年度

  (今年)

選手権:?

総体:?

新人戦:決勝進出

選手権:Bブロックベスト16

総体:都大会一次敗退

新人戦:ベスト8

 2007年度

  (去年)

選手権:地区予選敗退

総体:都大会一次敗退

新人戦:ベスト8

選手権:Bブロックベスト8

総体:地区予選敗退

新人戦:不出場

 2006年度

 (一昨年)

選手権:Bブロックベスト16

総体:都大会一次敗退

新人戦:ベスト16

女子高でした。 2005年度

 (3年前)

新人戦:ベスト8

総体:都大会初戦敗退

選手権:Bブロックベスト4

かえつ有明は共学になって男子サッカー部創部3年目の春に王手かけてますので、勝手な想像ですが3年計画3年目の今期は期するものがあるのだと思います。

駿台学園はすでに東京の強豪校として知られていますが、超えそうで超えられない壁のようなものがあって、その前後を行ったり来たりしていたようですが、今年の春でスパークしましたね。

このように見てみますとこの決勝はとても興味深いです。高校生は自信がつき始めるとおそろしい伸びを見せるときがありますので、今シーズンは大関/横綱陣もうかうかしていられない群雄割拠状態になるかもしれませんね。

しかし、この状態は私が思うにいい状態でして、このような環境が東京のレベルを押し上げていくと信じていますので、外の番付組や平幕組も総体では巻き返して欲しいです。

※くまぜみ動画にかえつ有明vs國學院久我山戦、アップしました。

2008年4月21日 (月)

駿台学園vs暁星

Kumazemi Report 2008-04-20
平成20年度関東大会東京予選準決勝
清瀬内山グラウンド(曇)
駿台学園   vs   暁星
3
1 前半 1
2 後半 0
1

名門対新鋭の構図となっていた準決勝、第1試合で名門が敗退しこの試合はどうなるのか注目の一戦でした。ただ、申し訳ないのですがどうしても外せない所用があったため、前半のみの観戦となりました。ご了承ください。

昨年の関東大会予選決勝は帝京vs関東第一で、4強はこの二校に都つばさ総合と実践学園でした。都つばさ総合は3位決定戦で実践学園とのハードな試合を勝って関東大会に出場(後に選手権神奈川代表になる日大藤沢に惜敗)し、秋の選手権予選で決勝まで進んだのはご承知のとおりだと思います。高校生にとって「自信」は成長していくのに最も大きなエネルギーとなります。

さて、この試合ですが、第1試合よりも風が強くなってきて悪コンディションでのスタートとなりました。やはり風上の暁星が優勢に進めますが、両チームともややパスの精度が良くない感じがしました。

Gyosei_senseiそんな中、前半10分くらいだったと思います。暁星は左からのロングスローをヘッドでねじ込んで先制します。このパターンは繰り返し練習しているのでしょうか、修徳戦でも何回か見たような気がします。とにかく比較的早い時間に得点が生まれました。

あっさり先制を許した駿台学園ですが、選手一人ひとりの能力はかなりのレベルでして、特に攻撃の時のスピードは凄いものがありました。正直、修徳戦をスピードとダイレクトプレーで粉砕した暁星より、駿台学園の方がスピーディに感じました。

前半風下にまわった駿台学園ですが、そんなことお構いなしでボールが風の抵抗で止まることも味方につけるかのようなオープン攻撃も見られました。

そして前半終了間際、暁星相手陣内のFKのこぼれ球を奪った駿台学園がここから速攻を仕掛け、(駿台学園のユニフォームのデザインがやや番号が見づらいカラーなので曖昧なのですが確か)19番の選手が1人で中央をドリブルで突破し、暁星DF陣を次々と振り切りそのままシュートを決め、同点に追いつきました。

Sundai19

試合は後半2点を奪った駿台学園が暁星を破り、こちらも初の決勝進出となりました。

これで5月3日の駒沢第2はかえつ有明vs駿台学園です。フレッシュな決勝カードですね。とは言え、それぞれ國學院久我山、暁星を破っての決勝進出ですからその実力は推して知るべしです。

旋風巻き起こす高校が毎年入れ替わり立ち代わり出てきて、ビッグネームとてうかうかできない東京は本当にエキサイティングですね。

2008年4月20日 (日)

かえつ有明vs國學院久我山

Kumazemi Report 2008-04-20
平成20年度関東大会東京予選準決勝
清瀬内山グラウンド(曇)
かえつ有明   vs   國學院久我山
1
1 前半 0
0 後半 1
0 延前 0
0 延後 0
1
4 PK 2

関東大会東京都大会は、本日強風の中、準決勝が行われ、ここまで成立学園、帝京を破り波に乗る國學院久我山に、ベスト4の壁を突破したかえつ有明が挑みました。

開始早々からGKと1対1の場面が出るなど、スロースターターのイメージがある國學院久我山の猛攻が続きます。國學院久我山は選手個々の技術が高く、かつ視野が広いので次々とスペースを見つけては仕掛けていく感じでした。かえつ有明は完全に守勢にまわり、シュートまで持込むことができず、我慢の時間が続きます。

10分には國學院久我山9番の選手の左サイドからの低いクロスに見事に合わせる決定的な場面がありましたが、かえつ有明6番の選手がゴールマウスからはじき出して防ぎました。

Img_3439 ここで國學院久我山は7番の選手に替えて13番の選手を投入します。この選手は私のFavorite Player 2007です。心なしか体格ががっちりした感じがしました。元気そうでよかったです。

この後も國學院久我山の9番、10番、11番がこれでもかとかえつ有明陣内をかき回し、完全にペースを握ります。とにかく視野が広いのであっという間にスペースを見つけてはそこを突くという感じに見えました。対するかえつ有明はパスコース選択の判断がやや遅い感じもしました。

國學院久我山は25分にも決定的場面がありました。結果論ですがこれらここまでの多くのチャンスを決めきれなかったことが、勝敗に影響してしまったような気がします。

Kaetsu_sensei対するかえつ有明はこの25分のピンチを凌いだ後、右サイドからのオープン攻撃から激しいスライディングを間一髪かわして中央へ入れたボールを(よく見えなかったのですが、たぶん)11番の中村選手が押し込んで先制します。中村選手も3年生になって精かんな顔つきになりましたね。何回もあった決定的場面を決められなかった國學院久我山に対して、たった1回のシュートまで行ったチャンスをかえつ有明はモノにします。前半はこのままかえつ有明リードで終わりました。

後半に入るとリードするかえつ有明の出足が見違えるようによくなります。國學院久我山10番の選手にはかえつ有明4番の選手ががっちりマーク、前半しばしば見られたDF不安定さも見えなくなってきました。

Kugayama_pk_2 こう着状態が続いていた後半25分、國學院久我山の選手がレッドカードを食らってしまいます。このあたりは少し苛立ちがあったのかもしれません。1人少なくなった國學院久我山は6番の選手に替えて12番の選手を投入します。しかし、かえつ有明は出足鋭く攻撃の芽を摘み、リズムを崩しません。私もこれで決まったかと思った後半37分、かえつ有明のパスミスからボールを奪った國學院久我山が左へ速攻を展開、すぐに中へ折り返したところをペナルティエリア内で痛恨のファウル、かえつ有明がPKを与えてしまいます。國學院久我山はこれを難なく決めて同点に追いつきます。

試合はこのまま同点で終了、延長戦に入ります。延長に入るとかえつ有明は13番佐々木選手を投入しました。1年生の時はDFで選手権都大会であの石神井をはね返し続けたあの選手です。國學院久我山は1人少ない疲れからやや攻撃が淡白になってきてここで10番の選手に替えて18番の選手を入れますが、かえつ有明も延長後半に9番の選手が退場となってしまうなど両チーム決め手を欠き、決着はPK戦にもつれ込みました。

PK戦は専攻かえつ有明は2人目の選手が止められてしまいますが、國學院久我山は3人目4人目が連続で止められ、5人目3番の選手がきっちり決めたかえつ有明が4対2で勝利しました。

Kaestsu_win

これでかえつ有明は決勝進出です。脅威の1年生軍団だった2006年から足掛け3年で春の都大会で決勝まで来ました。國學院久我山破っての決勝進出です。すごいですね。しかし、決勝で9番の選手が見られないのは残念です・・・

kumazemi's favorite players 2007:かえつ有明の19番

2008年4月15日 (火)

新人戦(関東大会予選)準々決勝結果

もう皆様ご存知だとは思いますが、春の東京都4強は以下のとおりです。

この日はどうしても外せない用事があり、取材に行けませんでした。

コメントいただいた「ちー」様、本当にごめんなさい。

【東京都新人戦都大会準々決勝(関東大会予選)取組結果】

結果 勝利チームの番付 一言
國學院久我山5-0成立学園 西の張出大関 東の横綱を連続撃破
かえつ有明2-1都駒場 東の関脇 かえつ有明ついに4強
駿台学園3-0都つばさ総合 東の張出関脇 駿台学園かなり強い
暁星3-1正則学園 東の張出大関 暁星さすがです

横綱は全て消え、準決勝は両カードとも大関級vs関脇級ということになりました。

実績ある名門校にここ最近メキメキ力をつけてきた新鋭2校が挑む構図ですね。

かえつ有明3年目に入ってメンバー変わっているのかな。

動画配信の方に駿台学園vs関東第一アップしましたのでご覧になってください。両校の激しい攻防が伝わってくると思います。

このブログも3期目に入り、私が勝手に取材した選手達が大学リーグとかでがんばっているという情報もちらほらいただいており、今年はkumazemiブログのOBたちを追いかける取材も敢行してみたいと思います。

あと私が独断で勝手に選ばせていただきましたfavorite playersですが、その後の彼らの情報を持っている方がいらっしゃいましたら教えてください!

それが大学サッカーでも社会人サッカーでも地域クラブでもサークルでも時間があれば突撃取材いたします!

Kumzeminame

2008年4月 9日 (水)

暁星vs修徳

Kumazemi Report 2008-04-06
平成20年度関東大会東京予選2回戦
早大東伏見グラウンド(晴)
暁星   vs   修徳
3
3 前半 1
0 後半 0
1

東京を代表する名門同士がここで対決しました。

お馴染みの赤が暁星、伝統の白-紺-紺が修徳です。思い出しますね、2006年選手権東京都大会Aブロック決勝。あれもすごい試合でした。暁星は絶対的エースだった風間君が卒業し、修徳は小澤君&目黒君&西谷君のスーパー攻撃陣と寡黙なボランチ原選手が抜けてどんなチームになっているか興味津々で会場に来ました。

試合の方は開始直後から両チーム全開、激しいゲームになりました。両チームとも「20番」の選手がエースストライカーなのだと思って見ていましたが、先に修徳の「20番」の選手が大仕事をします。修徳はタテへの意識が強く、局面によっては少しボールを落ち着かせて攻撃してもいいのになとは思いましたが、お家芸のサイド攻撃はこのチームでも健在でして、サイドに出たらどんどん仕掛けていきます。

そして前半10分でした。修徳は中央付近から暁星DFが足を投げ出しても届かなかったに低くて速いグラウンダーのパスを右サイド出します。これを受けた右サイドの選手が間髪入れずこれも低くて速いグラウンダーのボールで折り返し、ものすごいスピードで詰めてきた「20番」の選手がダイレクトで蹴りこんで先制しました。

Img_3305

暁星はややパスの精度を欠き、いつものため息が出るようなダイレクトプレーがなかなか出ません。これも修徳の守備が集中していたからだと思いますが、前半中ごろあたりから暁星がスピードに乗った攻撃が出始め、修徳もボディコンタクトを強めて対抗します。しかし、前半20分、暁星は右サイドから速攻を仕掛け、修徳はその折り返しの対応に激しく対応したのですがこれがファウルとなってしまい、PKを献上してしまします。しかし、暁星はこのPKを外してしまい、当然私は「これで流れは修徳だな」と思いました。

しかし、この後暁星持ち前のスピード&ダイレクトが冴え始め、24分にはゴール前に放り込んだFKから押し込むもクロスバーに当たる場面もありました。それにしても暁星の18番の選手と11番の選手は速いです。この二人がサイドに流れては繰り返し繰り返し強引に突破を図るので、リスク対応に追われた修徳DFの連携がだんだん崩れだし、不安定になっていきます。

そして前半30分でした。暁星は左サイドからロングスローを入れ、これをダイレクトでポンポンつなぎ、無理せずいったん下げたところをこれまたダイレクトでミドルシュートを叩き込み、同点に追いつきます。見ていてこれぞ暁星サッカーの真骨頂だなと感じました。

先制してPKのピンチを凌いだ修徳でしたが、なかなか守備の修正がうまくいかず、ここから暁星の怒涛のスピード&ダイレクト攻撃が始まります。35分には暁星の11番の選手が右寄りの位置でボールを受け、途端に大きく空いた前のスペースにドリブル突破を仕掛けます。この11番の選手へのタテパスがよかったです。修徳DFは一瞬彼をフリーにしていました。修徳のDFはファーストディフェンダーーが並走して突破を止めにかかりますが振り切られてしまい、危険を察知したセカンドディフェンダーがもの凄いスピードで止めに入りましたが最後間に合わず、ゴール右スミに流し込まれてしまいました。

Img_3394

逆転した暁星は完全に流れを引き戻し、4分後の39分にも自陣FKをこれまたヘッドでポンポンとつなぎ、最後もダイレクトでシュートを決めあっという間に3対1になりました。本当、アッという間の3得点でした。

後半は両チームとも得点できず、試合はこのまま終了、3対1で暁星がベスト8に進出しました。

今年も暁星のスピードを生かし、そして巧みなダイレクトを多用した攻撃が見られそうです。そして修徳もこの日明らかになった課題はきっちり修正して夏に出てくるでしょう。

本年もこの名門対決がドラマを生み出すことを願ってやみません。

Kumzeminame_4

2008年4月 8日 (火)

正則学園vs都三鷹

Kumazemi Report 2008-04-06
平成20年度関東大会東京予選2回戦
早大東伏見グラウンド(晴)
正則学園   vs   都三鷹
2
0 前半 0
2 後半 1
1

めっきり春らしくなってきました。6日には先の全国高校サッカー選手権で旋風巻き起こした都三鷹と正則学園のゲームを始め、帝京vs國學院久我山、暁星vs修徳の名門対決もありました。好天に恵まれ、各会場いずれも接戦が展開されたようです。ここでは都三鷹と正則学園のゲームをリポートします。

都三鷹は一見して大型チームになってまして、選手権で大暴れした白井選手に雰囲気が似ている6番の選手がキャプテンです。対する正則学園にも長身の外国人の選手もいて、またがっちりした体格のいい選手が揃っていました。

都三鷹は長身FW11番の選手の空中戦を仕掛け、正則学園は6番の選手と7番の選手が織り成すシンプルでスピーディな組み立てに早くて上手な11番の選手が絡んで攻撃を仕掛けます。前半はやや正則学園優勢かという感じでしたが、0対0で終わりました。

Img_3227

後半、正則学園はメンバーを変えたようでしたが、後半開始早々から正則学園は高い位置からガンガンプレッシャーかけ、ボールを奪ったらすぐに仕掛けていき、三鷹DFの対応がやや後手に回り始めます。

そして後半7分、バイタルエリアを突破されそうになった三鷹DFがファウルを犯してしまい、このペナルティエリアすぐ外のほぼゴール正面という絶好の位置でFKを与えてしまいます。正則学園はこのFKを(確か右ポストをかすめたのではないかと思われます)ゴールに直接叩き込んで先制します。

先制された三鷹は10分に大木選手を投入します。大木選手といえばあの選手権開幕試合対高知中央戦のぼてぼてシュートを思い出しますが、そもそも昨年から秘密兵器としてほぼ必ず後半投入され、出ると前線で動き回って相手DFをかき回す必殺仕事人であります。

しかし、正則学園の早い出足は一向に衰えず、逆に三鷹DFラインからのタテパスをことごとく狙い打ち、なかなか効果的な攻撃をさせません。

そして後半13分、正則学園は右コーナーキックのチャンスにヘディングシュートを決め、2点目を奪います。このヘディングシュート、かなり難しい状態から放たれたもので、正則学園の選手のレベルの高さがうかがえました。

Img_3260

上の写真はそのヘディングシュート直後の画像です。この直前に大きく体のバランスを崩されており、そこから立て直して反り返りながらきっちりミートし、ゴール枠内に飛ばしました。本当、見事でした。すごいです。ただ、正則学園はこの後も速い展開で決定機を作りますが決めきれませんでした。

2点のビハインドとなった三鷹もスピードにある13番の選手が再三突破を試みるようになり、反撃を開始します。ピッチを広く使って左右に大きく揺さぶる攻撃も出始め、ゴール前に混戦を作り出してチャンスを作るなどいい攻撃が見られるようになってきます。

そして後半30分でした。三鷹は敵陣やや浅い位置で得たFKを7番の選手がゴール前に送り込み、ここで粘って混戦を作り出して押し込み、1点返します。この場面ではやっぱり秘密兵器の大木選手が絡んでました。

これでゲームはわからなくなりますが、正則学園は37分に8番の選手に替えて12番の選手を、39分にはエース11番の選手に替えて19番の選手を投入、イケイケになってきた三鷹のリズムをこれ以上よくさせまいとベンチが絶妙のタイミングで流れを崩し、このまま2対1で逃げ切りました。

新チームになったばかりですので「個」にフォーカスしてみましたが、私個人的にはスピードがあって体の使い方が上手い正則学園の11番の選手が印象に残りました。

西の横綱はここで姿を消しましたが、新チームの重圧は相当なものだと思います。16~17歳に過度な期待と注目は必ずしもメンタル面にいい効果が表れるとは限りません。選手の皆さんは自分たちらしいプレーをしてください。正則学園はもともと力の以前から力のある学校ですが、堀越、三鷹と接戦を勝ち抜き、いい感じになってきました。要注目です。

Kumzeminame_3

2008年4月 7日 (月)

都つばさ総合vs足立学園

Kumazemi Report 2008-04-05
平成20年度関東大会東京予選2回戦
都つばさ総合高グラウンド(晴)
都つばさ総合   vs   足立学園
2
0 前半 0
1 後半 1
0 延前 0
1 延後 0
1

1回戦から約3か月。待ちに待った関東大会・都予選2回戦が各地で開催されました。つばさ総合高校グラウンドでの、都つばさ総合VS足立学園の試合をリポートします。

お互いのCKで幕を開けたこの試合は、まず足立学園ペースで進みます。中盤での浮き球をほぼ自分たちのボールとして、厚みのある攻撃で先制点を狙いました。前半15分と20分には左サイドからのセンタリングに、ゴール前に飛び込んでいく場面がありましたが、得点に結びつけることはできません。つばさ総合はなかなかボールを前に運べない中、9番と10番がワンツーでの突破を見せたり、ミドルシュートを撃つなど局面の打開を試みます。また、ディフェンス陣も集中した守りで足立学園の攻撃を凌ぎました。前半は0-0で終了します。

後半も足立学園が攻める展開が続きます。後半9分にはセンタリングを、4番だったでしょうか、頭で合わせてゴールに入れますが、その前にファールがあり得点は認められませんでした。この4番の選手は、センターバックとして攻守ともに非常に存在感がありました。

P1060970試合の大きな転換点となったのが15分でした。足立学園10番が退場となってしまいます。よくわからなかったのですが、イエローカードを受けたことに抗議して、もう1枚もらってしまったようでした。ここからしばらくは足立学園が攻め続けますが、つばさ総合も徐々に相手ゴールに近づいていきます。そして32分、ゴール前の混戦から押し込んで先制点を奪いました。足立学園も直後の34分に、7番のシュートが弾かれたのを押し込んで、あっという間に1-1の引き分けに持ち込みます。その後は両ゴール前での攻防が続きましたが、得点は生まれず延長戦へと突入することとなりました。

延長前半は、さすがに疲れが出てきたのかコンタクトプレーが少し目立つようになってきました。まず足立学園18番がディフェンスラインの裏を取る動きを見せますが、ここはつばさ総合DFがうまく守ります。対するつばさ総合も裏を狙いますが、オフサイドをとられてしまいました。終了間際には、足立学園7番がセンタリングに合わせてボレー気味のシュートを撃つも、ゴール左に外れます。

延長後半に入ると、とにかくゴール前でプレーしたい気持ちからでしょうか、ロングボールを多用した展開となります。試合を決める得点が生まれたのも、そこからでした。つばさ総合がロングボールから1人抜け出してゴールに流し込みます。試合はこのまま2-1でつばさ総合の勝利となりました。

P1060979_2 1人少ない中で、最後までそれを感じさせないサッカーを見せていた足立学園には、残念な結果となってしまいましたが、この場を借りて敬意を表したいと思います。つばさ総合は、次は駿台学園との対戦となりますが、この日のように粘りのある守備を見せて欲しいです。

by コータロー

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

つばさ総合、今年もいい感じみたいですね。昨年のチームは個性派ぞろいで面白いチームでしたが今年はどのように進化していくのでしょうか。

つばさ総合相手に10人で延長までの持ち込んだ足立学園も夏までにはきっちりとチーム力を高めてくることでしょう。高校生は短期間にグーンと伸び、時折信じられないような成長しますので、総体予選が楽しみです。

Kumzeminame

2008年4月 1日 (火)

一通のメール ~2008春~

昨年5月31日の記事『一通のメール』で記事にさせていただいた当時の都立立川高校サッカー部“DFカルテット”の1人、7番の選手だった彼が私にメールをくれました。

以下、彼からのお便りです。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

こんにちわ。

都立立川の“DFカルテット”7番です。おひさしぶりです。時は早いものであの試合からもう1年が経とうとしています。

今年皮肉にも(笑)僕たちが敗れた都立三鷹が、またしても僕たちが敗れた東京朝鮮・都立駒場を倒し躍進を続け全国ベスト8までのぼりつめましたね。受験勉強に勤しみテキストと闘う僕らとは対照的に全国のピッチで堂々と他県の強豪と戦っている姿に感動し、最初は正直複雑な気持ちにはなりましたけど(笑)最後は純粋に三鷹を応援することができました。

報告が中途半端なタイミングになってしまいましたが、何とか東京学芸大学に合格することができました。サッカー部は予想を上回る受験戦争の厳しさに相当苦しめられ、思うように結果が残せなかった部員が多かったのですが、一橋や慶応・早稲田などに合格者を出すことができました。

引退したことに後悔したくはありませんでしたが正直何度かピッチに戻りたくなりました。しかしその歯がゆい気持ちやあの駒場戦の悔しさをバネにモチベーションを保つことができました。

いかなる選択にもどのような形であれ後悔はつきものだと思います。けれどもその後悔を感じるか否かは自分次第だと思います。ですので自分が決めた道に自信を持てるようにこれからの大学生活を過ごしていきたいと思います。

現在の立高サッカー部はなかなか思うような結果が残せていません。もうしばらくは「復活」を模索する段階に滞るかもしれません。しかし現役の部員は日々の練習に汗を流し春の選手権で都大会出場を目指しています。

くまぜみさん、これからも高校サッカーというプロサッカーとは違う魅力のあるスポーツを追い続けてください。今後とも「くまぜみ蹴球見聞録」の一ファンとして高校サッカーを見守りたいと思います。

立高サッカー部はあの試合を取材して頂いたくまぜみさんに感謝しています。

PS.受験終わってから遊びほうけていますので文章が支離滅裂で申し訳ございません。GKだった選手は東京外語大学に合格しました。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

大学合格おめでとう!そして「大学受かったら連絡くれる」と言ってくれたあの日の約束を守ってくれてありがとう!

お便りの文中にあった、

『いかなる選択にもどのような形であれ後悔はつきものである。けれどもその後悔を感じるか否かは自分次第なのだ。だから自分が決めた道に自信を持てるようにこれからの生活を大切に過ごしていくのだ』

というフレーズ、感動しました。こんな言葉、大人でもそう言える人はいません。

自ら選んだことなのに悔やみ、他人のせいにし、ならばよりよい方向へと動くこともしない大人達にはこの言葉を噛み締めてほしいです。

高校サッカーって本当にすばらしいですね。