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2007年5月31日 (木)

一通のメール

5月13日(日)、私は立川高校に取材に行きました。カードは総体都大会一次トーナメントBブロック1回戦、立川vs駒場です。

すでに記事にしておりますが、先制した立川がリードしている時間が長かったものの、地力のある駒場が後半ファウルで得た絶好の位置でのフリーキックを直接決めて追いつき、延長で突き放したのです。

この試合でその同点となるファウルをしてしまった立川DFカルテットの一人、背番号7の選手がコメントを書き込んでくれました。そして昨日、彼がこの試合で感じたことをメールしてくれました。

それが下の文章です。

--------------------------------------

本当に冷静さを欠いてしまい、もうがむしゃらに体をボロボロにしてでもっていう感じのプレーしかできなくなってしまい、あのようなファールを犯してしまいました。
そして2点目も相手のクロスを僕がフリーだったのに焦ってクリアミスしてしまいそれを押し込まれたのです。  

サッカーに限らず何事も大事なのはがむしゃらなプレーをしていても心は常に冷静でなくてはいけないと言うことがとても身にしみて分かりました。
言い訳になってしまいますが、今回は慣れないポジションを任された上、相手は駒場、そしてケガしてるセンターの奴の為にも負けるわけにはいかない。冷静でいられることがとても難しい条件が揃ってしまいました。。

僕ら立川はT1のチームに当たっても延長戦に持ち込んだりする力はあるのですが、やはり底力、体力みたいなことで負けてしまうのです。
東京朝鮮の時も試合内容もほぼ互角で延長戦、一対一が3~4回あったりしたのですが決めきることができなかったのです。DFではあのGKのファインセーブ(僕らにとっては彼の普通のセーブですが。笑)で、危機を救い、いよいよPK戦かと誰しもが思った残り20秒、ゴール前でFKを与えてしまいそれをきっちり決められてしまいました。
ちなみに決めたのは現在2年生の確か国体に入ってるアンビョンジュン選手でした。彼はあの試合2ゴールです。

残った4人の3年生、(あの試合に出てた12番と19番を含む)と1、2年の新チームになって僕らの2度の敗北(新人戦の地区決勝で三鷹に0-1で負けたのを入れれば3度)を見た後輩は根本的な部分、体力、筋力といった所から強化をはかっているそうです。新チームには都大会で勝って結果を残せるチームになって欲しいと思っています。

僕個人として進路は学芸大学を考えています、将来教職に就きたいと思っているのです。部活に入るかは分かりませんがどんな形でもサッカーには関わっていくつもりです。                                                     

試合で負けた悔しさをバネに、延長戦まで戦ったあの気力を頼りに受験を戦っていきます。
吉報(大学合格)を伝えることができたら嬉しいです。
ありがとうございました。
--------------------------------------

このメールには胸が熱くなりました。

本来そのポジションでプレーするはずの仲間がケガをして出られず、彼が不慣れながらもこのポジションに入ってプレーしていたのです。

駒場攻撃陣に必死にくらいつき、足をいつもより遠くまで投げ出して守ろうとしていたあの姿は、この試合に出られない仲間のためでもあったんですね。私は直に見ましたが、本当に体を張ってました。

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今の世の中が何か殺伐としていて、自分さえよければいいというような人が多いなぁと感じていた私は、彼のこのメールを読んで、そう感じている自分自身が会社でも家庭でも「独りよがりになってはいなかったか」と恥ずかしさがこみ上げてきました。

そして結果的に失点に結びついたファウルから「何事も大事なのはがむしゃらなプレーをしていても心は常に冷静でなくてはいけない」と学ぶ彼の姿勢に、私の方が学ぶ姿勢を持たなければならないと思いました。

彼は考え抜いた末にこの総体で高校サッカーに別れを告げ、学芸大を志望校として受験に向けた準備に入ることを選択しました。そして将来は教職に就くという目標を持っています。

わが国にはこのようなはすばらしい高校生がいます。

しかし、私たち今の大人は、彼らに「ああいう大人になりたいな」と思ってもらえているでしょうか。

メールをくれた彼のこれからの人生が、希望に満ちたすばらしいものになるよう祈っています。

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一通のメールを参照しているブログ:

コメント

はじめまして。
いつも楽しく読ませていただいています!
高校サッカーのファンなのですが
もしよっかたらいつも撮られている
素敵な写真集をいくつかいただければ
うれしいなと思いメールさせていただきました。
どのような形でご連絡すればいいのかわからずコメント欄に記入してしまってすみません。。
お忙しいなか恐れ入りますが
よろしくお願いいたします。

star☆様
コメントありがとうございます。
ありがたくもこのブログをご覧になっていただき、そしてこのようなお気持ちを抱かれる親御さんに育てられた息子さんは、きっとサッカーと勉強をきちんと両立させて、日本の将来にとってかけがえのない人材になることでしょう。私が元気だったら、star☆様の息子さん、2~3年後くらいに間違いなくこのブログに出てます。

初めまして・・・☆
昨年あたりから仕事が忙しくなり
息子と高校サッカーを観に行く時間もめっきり減りました。
気が付いたら中学生になり、小学生の時とは打って変わって
毎日練習に忙しく過ごしています。
いつの日かこちらに登場する先輩達の様に
人間的にすばらしい選手になれるといいなと思います☆

はじめまして。
サッカーは、他の部活に比べて、引退の時期が3年の秋になるので、そこまで続けるのは大学受験のことを考えると、なかなか厳しいことかもしれません。

ただ、昨年12月30日の全国大会のピッチにたった、暁星の選手たちは、見事に大学受験にものぞんでいます。そのうち2人は都内国立大学に合格しています。

こんな例もあることを考えると、ぜひ最後まで続けて欲しいなあと思います。

こんばんは!
一通のメールを読みました。先日立川GK君のメールも読んでいたので、立高サッカー部の3年生がインターハイ予選で引退してしまうのではないかと心配していたのですが、どうやらそれが君たちの出した答えなのですね。
ここからは、サッカーおやじの独り言として軽く聞き流してください。今年度の君たちの活躍を見る限り、夏の最後の選手権で台風の目になり、上位進出を狙う力は十二分にあると思っていました。君たちの勇士をピッチ見たかった高校サッカーファンにとって、大変残念で仕方ありません。
学生の本分は勿論学業!学校生活!!大学全入時代を迎え現役思考が強くなっている現状も分かっています。随分と悩んだ末に出した結果だと言うことも・・・。
しかし、高校サッカーは今この時しかできません。三年間という限られた時間でしかできないのです。教職に就きたいという希望があるそうですね。それなら、後数ヶ月トコトンやってみたらどうでしょう?今の自分のために、そして将来君に教わる子どもたちのために!色々な経験、体験そして出会いが必ず人間の引き出しを増やしていきます。教員の資質は、勉強を教えることだけではなく、どういう生き方をしてきたのか?子どもたちに何が語れるのか?が大切だと思います。男の人生の基盤を作るのは今です。この2年半の高校生活を今一度振り返ってみてください。生活の中心は、友だちは、サッカー絡みだったのではないでしょうか?
君たちの先輩も知っています。高校サッカーからは20年近くも遠ざかりましたが、サッカーという共通の仲間として今も付き合っています。
もう一度、立高伝統のオレンジ色のユニフォームを着てピッチで躍動する君たちを見てみたい!と思うのはきっとサッカーおやじだけではないはずですよ。今年の選手権を是非沸かせて欲しいものです。
いよいよ明日からは関東大会です!
      ・・・選手権予選まで75日・・・

立川の選手すばらしいですね。同じ高校生を持つ親としてやはりサッカー部所属の息子にサッカーでも勉強でも芸術でも何でもいいから同じ事をできるだけ長く続けなさいと、言ってます。失敗してもいいです。結果が出なくてもいいです。そこから何かを(自信)掴み取って欲しいからです。息子はまだ解らないみたいですが。立川の選手はそんな何かを掴んだのではないでしょうか。高校生諸君、がんばって!そして私も。ビバッ!

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