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2008年2月 3日 (日)

駿台学園vs東京成徳

Kumazemi Report 2008-01-20
平成20年度関東大会東京予選1回戦
駒沢第2球技場(晴)
駿台学園   vs   東京成徳
3
0 前半 0
3 後半 0
0

私の一番弟子コータロー君による凍える寒さの駒沢で行われた新人戦都大会1回戦、駿台学園vs東京成徳のリポートです。

先にチャンスを作ったのは駿台でした。2分に中盤からのボールに19番が反応すると、スピードを活かしてあっという間にDFを置き去りにし、GKと1対1の局面を迎えます。ここはGKが落ち着いて足でシュートを防ぎました。対する成徳も4分、CKの競り合いからボールがゴール左上隅に当たりこぼれますが、DFにクリアされます。

両者ともチャンスを迎える展開の早い立ち上がりでしたが、ここからは駿台の時間が続きました。7番、9番、19番の3人を中心にテンポよく攻め上がっていきます。中でもスピードが武器の19番は、成徳DFには嫌な存在だったでしょう。何度か決定的な場面がありましたが、ここでもGKが必死の守りを見せ失点を許しません。

P1060697

防戦一方となり、なかなかボールを前に運べない成徳でしたが、28分に右からのシュートがDFに当たりこぼれると、9番が果敢に飛び込んでいきます。GKと交錯してファールをとられたものの、このプレーが引き金となったのか、前に出る場面が目立つようになります。35、36分と立て続けに左右サイドからの攻撃を試みるも、シュートまでは持ち込むことはできませんでした。攻撃の勢いが少し緩まった駿台も、前半終了間際には再び19番がディフェンスラインの裏を取りますが、またしてもGKが飛び出してクリアしました。駿台が成徳の攻撃を凌ぎきった、との印象を残してハーフタイムに入ります。

後半立ち上がりは成徳が仕掛けます。2分にミドルシュートを狙うと、5分にはペナルティエリア内から9番がシュートを放ちますが、これはGKにクリアされました。7分にもFK、CKのチャンスを得るなど、相手陣内でプレーする時間帯となっていました。

その流れが一気に変わったのが14分。駿台の右からのセンタリングがファーに流れ、ボールが7番の足下に収まります。ここから外に持ち出し、左足でのシュートをゴールを決めました。直後の15分には、中盤でのワンツーからエリア内に切り込んだ10番が足をかけられてPKを獲得します。10番がしっかりと決めて、わずか2分で駿台が2点のリードを奪いました。ここからは完全に駿台の流れとなり、31分には再び10番が得点し、3-0で駿台が勝利しました。

成徳にとって悔やまれるのは立て続けの2失点だったかもしれません。あそこを1点に抑えておけば別の展開になっていたかもしれませんが、すぐに追加点をあげた駿台の勝負強さが素晴らしかったということでしょうか。

以下は個人的な話なのですが、昨年末の地区予選でも駿台の試合を観ておりまして、今回でわずかですがチーム色を感じることができました。次戦は4月に関東第一とですが、できることなら観に行きたいと思っております。

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

流経大柏の衝撃から1月はボーっとしてまして、なかなか記事が書けずにすみませんでした。読者の皆様からのネタ情報お待ちしてますので、何かございましたらいつでもメールしてください!

2月、3月は自然や芸能文化などに親しみつつ、カメラを手入れして来る4月の関東予選本戦に備えます。

それにしてもハイレベル3地区は今年度も目が離せないですね。

Kumzeminame

2008年1月15日 (火)

流経大柏vs藤枝東

Kumazemi Report 2008-01-14
第86回全国高校サッカー選手権決勝
国立競技場(晴)
流経大柏   vs   藤枝東
4
1 前半 0
3 後半 0
0

第86回選手権も昨日14日に決勝が行なわれ、見事、流経大柏が優勝いたしました。大前選手を中心とした得点力もさることながら、守備力が凄まじく、正直今の日本のユース年代でこのチームから得点を奪うのは極めて困難であろうと思いました。組立、攻撃、守備どれをとっても本当にすばらしく、史上最強の高校サッカー部です。

藤枝東は名門復活とサッカー王国復刻を一身に背負ったプレッシャーなのか、卓越した個人技とピッチを広く使った戦術で都三鷹に完勝したあの姿が見えません。対する流経大柏は藤枝東がどう出てこようと関係ないといった感じで、最初から伸び伸びプレーし、ガンガンいきます。

そして今日の試合はうんだらかんだらと同伴のメンバーと話していた開始6分、流経大柏があっという間に先制します。右サイドを駆け上がったキャプテンから低めのクロスを受けたエース10番大前選手が、藤枝東DFを2人引きつけながらキープ、巧みな技術でかわそうとしていたところをシュートを打たれたらたまらんということでもう1人のDFが寄って3人がかりで潰そうとします。しかし、小柄ながらがっちりとしていていかにも屈強そうな大前選手はバランスを崩すこともなくフリーの8番村瀬選手へボールを通し、受けた村瀬選手が難なくゴール左に蹴り込んだのです。

Sensei1 Sensei2 Sensei3

Sensei4 Sensei5

あまりに早い先制弾被弾で、藤枝東は浮き足立った、というかパニックに陥ったかもしれません。藤枝東は守備陣がボールを奪って中盤へ繋いでもあっと間に寄せられパスコースを消され、攻守の切り替えが速くてかつマークを外さない流経大柏に対し、何をどうすればいいのかわからなくなっている感じを受けました。流経大柏は活動範囲が広くて得点力のある大前選手を、いつどこにいるのか一瞬わからなくする周りの選手のアクションと上條選手のどんな体制でも執拗に前を向こうとするプレーがすばらしかったです。正直、守る方としては上條選手の方が怖かったのではないでしょうか。大前選手自身が「僕の得点はみんなのおかげです」と言っていましたがうなずけました。この言葉は心の底からでてきた衷心からの本音の告白に違いありません。

Kasiwa_shusan Kasiwa_difense

上の写真は前半の藤枝東の攻撃シーンで、左サイドとバイタルエリア付近を撮ったものです。効果的な攻撃になるであろうコースとスペースは消されており、勝率五分五分かか四分六分以上で不利なところで勝負するしかありません。Matsuda

それでいて流経大柏はみんな1対1がめっぽう強く、テクニックある藤枝東もどうにもなりません。あの松田選手もサイドに流れて深い位置への切り込みを図りますが、これも徹底的に阻止します。

左の写真は藤枝東の松田選手と流経大柏3番天野選手の後半右サイドでの1対1ですが、ここでも天野選手は半身に構えて松田選手を中側に誘い、見事に突破を止めてボールを奪いました。

このように1対1で負けず、速いプレスで中盤を制圧して河合選手にも仕事させず、シュートも撃たせず、攻撃では少ないタッチと突破を織り交ぜ藤枝東守備陣を翻弄、必ずフリーの選手を作り出してはそこへラストパス、そして撃つ方は正確にボールを捕らえてGKの届かないところへ蹴りこむ・・・凄まじいの一言です。

Oomame3tenme Kasiwa4tenme1

今大会は島原商などの古豪の出場、都三鷹の快進撃、名門藤枝東の決勝進出と話題の多い大会でした。

昨年に続いて長い間教育に携わり、こつこつ努力され、人生賭けて高校サッカーに取り組んできた指導者が栄冠を勝ち取りました。努力を重ね、耐えに耐えて信じてやり続けてきた方が最後に報われるというのは、今の社会に最も大切な価値観ではなかろうかと私は思います。全国高校サッカー選手権においては、今年もこれが見事に具現されました。

これで私の2007年度のゲームリポートは終了です。

2008年1月 5日 (土)

都三鷹vs藤枝東

Kumazemi Report 2008-01-05
第86回全国高校サッカー選手権準々決勝
市原臨海競技場(晴)
藤枝東   vs   都三鷹
2
1 前半 0
1 後半 0
0

都三鷹の選手の皆さん、お疲れ様でした。すばらしい戦いでした。感動しました。

「ひたむきにやる」「一生懸命やる」「ズルしないでやる」「諦めないでやる」「明るくやる」「仲間を思いやりながらやる」・・・ここまでのみんなの戦いぶりから思い起こしたことです。もう疲れて疲れて仕方がないでしょう。私が言うのも何ですが休ませてあげたいです。

今日は選手権で藤枝東と準々決勝を戦った証のみでご容赦ください。

Photo Photo_3

Photo_4 Photo_5

Vs Photo_6

Photo_7 Photo_8

Photo_10 Photo

すでに進路が決まった選手もいるとは思いますが、受験が控えている3年生は『ここ集中!』でがんばってください。

Photo_13

ゲームについては、ちょっと休んでから書いてみます。

2008年1月 3日 (木)

都三鷹vs宮城県工

Kumazemi Report 2008-01-03
第86回全国高校サッカー選手権3回戦
駒沢陸上競技場(晴)
都三鷹   vs   宮城県工
2
2 前半 0
0 後半 0
0

夢ではありません。三鷹がここ10年帝京以外の東京代表が成し遂げられなかったベスト8進出を果たしました。

今日は3試合目で疲れもピークでしょうし、相手の宮城県工は鹿実とのフィジカル戦を完勝、強烈な攻撃陣を擁するチームでしたので今日はヤマ場だと思っていました。昨日の鹿実vs宮城県工の試合がどんな試合だったか、下の写真でイメージしてください。

5vs9 15vs7

昨日の肉弾戦の影響だったのでしょうか、三鷹のキックオフで始まったこのゲーム、宮城県工はプレッシャーのかけ具合で三鷹を下回り、前半劣勢を強いられます。逆に三鷹は戦うごとに守備力が向上しており、この日もほとんどディフェンスは綻びを見せず、宮城県工の8番、9番、10番の選手を完封する見事なゲーム運びを展開しました。

三鷹は相手に自由にさせないようがっちりマークして守りますので、守から攻への切り替えの際に少ない人数、つまり数的不利な状況で前へボールを運ばなければならないケースが多いのですが、ここでも連動した動きと少ないタッチでつないでいくパスサッカーを展開します。逆に宮城県工は奪ったボールの展開スピードが昨日より遅く、ここを三鷹に狙われて思うように攻撃ができません。

このような流れの中の前半11分、矢板中央戦決勝点の再現のような4番繁澤選手のゴールが生まれます。矢板中央戦の時よりかなり深めの位置で得たFKを5番酒井選手がゴール前へ蹴り込み、ここに4番繁澤選手と20番林選手の二人が一気にGKに競り合いを仕掛けたところ、ボールはGKの手からこぼれ、先制ゴールとなりました。5番酒井選手はキック力があってしかも正確ですね。しかし、この場面、ゴール前で警戒したいたはずなのに宮城県工の守備陣は競りかけず、GKは相手二人と競り合う形になってしまいました。もしかしたらここらあたり昨日の鹿実戦の影響が少しあったかもしれません。

1 2

先制した三鷹ですが、持ち味の粘り強い守備、即ち綻びを見せない守備のポイントに一つに常に逆のサイドや後ろから上がってくる選手への徹底したケアが上げられると思います。ここらへんは本当によく声やジェスチャーで確認し合っていますね。あと一つ挙げるとすれば1対1の強さ、というかうまさです。飛び込んで一発でやられる場面は少なく、もし抜かれてもそれを見越した別の守備者がすぐに飛んできて寄せていきます。これをダイレクトプレーをふんだんに織り交ぜた速攻をちらつかせながら80分やり続けますから、相手はたまったものではありません。勝ち進んでいるのはただ運がいいわけででも偶然でもないのです。

試合の方は優勢に進める三鷹が24分に追加点を上げます。これも見事でした。宮城県工が4番キャプテンの選手のロングスローで深く攻め込みますが、これを三鷹DFがクリア、ボールがいったん自陣左サイドまで押し戻されます。このライン際で宮城県工7番の選手がキープして組み立て直そうとしていたところを三鷹11番吉野選手と14番玉江選手が急襲、挟みこんでボールを奪います。とその直後、手でボールの欲しいところを指しながらスペースに走りこんでいた10番白井選手にそのままパス、白井選手は見事なファーストタッチで前を向き、GKをかわして流し込みました。

いや、本当に見事でした。ここでも三鷹とは逆に宮城県工守備陣はボールのあるサイドに気を取られていて逆サイド方向から走りこんできた白井選手をケアしていませんでした。それにしても常にこういう場面を狙っていてしかもゴールに結び付けられる白井選手はある意味特殊な才能を持っていると言えるでしょう。強い、速い、高い、うまい、といった外国人型ストライカーばかりに目が行きがちですが、ジャパニーズスタイルを確立するなら白井選手のようなストライカーを目標とすべきではないでしょうか。

Photo

後半は球際の強さと粘りを取り戻した宮城県工がDF3番の選手のスパイスの効いた動きとプレーなどもあってチャンスを作り出しますが、三鷹の守備が崩れることはなく、このまま2-0で三鷹の勝利となりました。

高校生の秘めた能力というのはすごいですね。私は三鷹を東京予選から何回も観てますが、明らかに別のチームになってます。見てて逞しくなったのがわかります。自信に満ち溢れてます。

次は藤枝東です。王国復活を賭けるあの藤枝東です。

「勝てば国立だ」ではなく、「藤枝東に勝ちたい」と感じて試合に臨んでください。

2008年1月 2日 (水)

都三鷹vs矢板中央

Kumazemi Report 2008-01-02
第86回全国高校サッカー選手権2回戦
西が丘サッカー場(晴)
都三鷹   vs   矢板中央
1
0 前半 0
1 後半 0
0

1時間前には会場に着くように家を出ましたが、着いたらすでに長蛇の列、三鷹の快進撃を一目見ようと大勢のファンが西が丘サッカー場につめかけていました。

というわけで私は出遅れたわけですが、試合での三鷹は出遅れることなく開始直後から全開、これまた手に汗握るすごい試合になりました。今日はkumazemi's favorite players 2007:都三鷹の4番繁澤選手であることを最初に申し上げておきます。

試合前のスタンドでは暖かく風も弱く感じたのですが、始まる頃のピッチには北風がやや強く吹いていました。三鷹は国立競技場開幕戦だった1回戦よりさすがに落ち着いた立ち上がりを見せ、風上に立ったこともあってやや優位に進めていきます。4分にはロングシュートがバーを叩くシーンもありました。

対する矢板中央は攻撃に絡む8番、9番、10番の選手が技術も高く、したたかで一瞬で相手を置き去りにするスピードを持っています。ボールを奪ったら9番の選手をターゲットにして攻撃を仕掛けますが、この9番に気を取られていると10番の選手や左サイドの8番の選手が飛び込んできます。特にこの10番の選手は囲まれようが一人二人ががっちり寄せていようが、一瞬で振りほどいてゴールに突き進んでいくのです。非常にデンジャラスな選手でした。

しかし、三鷹は持ち味の集中を切らさずにカバーリングをしっかりした粘り強い守備とサボらず全員が動いてつなげるサッカーを展開、スーパーエースを擁する矢板中央と互角以上に渡り合います。

Photo_3 事実、10分には右スペースから玉江選手がシュート、16分には炭谷選手のミドル、20分には北見選手からの見事なロングフィードから白井選手がシュート、と風上の優位性も利用しながらチャンスを多く作り出していました。しかし、いいリズムながら決めきれずに時間が過ぎていきます。

しかし、決めきれないながら0-0で前半を終えるも、後半訪れる劇的瞬間を予感させるプレーが随所にありました。

それはDF4番繁澤選手の数々のプレーです。

守備では果敢に体を張り、自陣ゴール前競り合いでも勇気を持って戦いを挑み、攻撃時、特にセットプレーでは上がって相手の背後に飛び出してゴールを狙うなど、守備も献身的にきっちり役割を果たしながら攻撃でも相手にプレッシャーをかけていました。何より休むことなく動き続けていました。

Photo_2 1_3

後半に入って風上に立った矢板中央はボールの支配率を高め、前へ前へと出てきました。三鷹は奪ったボールの最初の出所をことごとく狙われ、矢板中央は完全に前半の劣勢を撥ね返してきました。

Df しかし、三鷹はカバーリングを怠らない粘り強い守備で完全に崩されることはありませんでした。

ただ都大会決勝早実戦や開幕戦でセットプレー、それもコーナーから失点していたので、18分、20分、21分と立て続けに来たコーナーキックのピンチにはハラハラしました。が、今日の三鷹DF陣はセカンドボールをなかなか拾えずに我慢が続く時間帯でも集中が切れることはありませんでした。

このように矢板中央押せ押せの中後半24分、三鷹ベンチは19番大木選手を投入、対する矢板中央ベンチは32分に10番を下げて長身の17番の選手を投入して勝負に出ます。

そして「その時」はPK戦がちらつく後半37分に訪れました。確か14番玉江選手だったと思いますが、左サイドからドリブルを仕掛け、方向を変えて中へ切り込んでいこうとしたところを矢板中央4番の選手に倒されFKを得ます。圧倒的に押し込まれながら凌いできた後半もあと3分しかなく、三鷹のラストチャンスかという場面になりました。

このFKを炭谷選手が奇をてらわず普通にゴール前に蹴りこみます。そしてこの蹴りこまれたボールのたどりつく先は4番繁澤選手だったのであります。疲れた体の最後の力を振り絞るかのように繁澤選手が矢板中央GKとの競り合い勝負に出ました。

1

この競り合いに勝った繁澤選手の強靭な上半身の捻りから生み出されたヘディングシュートは相手の誰にも触れることなく矢板中央ゴールに吸い込まれ、この劇的なヘディングシュートが決勝点となりました。

2_2 3_2

全員が役割を果たそうという姿勢で、決して手を抜かず、仲間を信じて必死にプレーする三鷹の勤勉フットボールが16強まで来ました。明日はベスト8かけて鹿実を破った宮城県工との試合です。私が今日見たところではあの鹿実に完勝でした。はっきり申し上げて宮城県工の個々は速くて強くてうまいです。ただ、今の三鷹ディフェンスを完全に崩しきる組織攻撃力があるかどうかはわかりません。いつもどおりにやれば必ず勝機があります。私たちに夢を見させてください。

2007年12月10日 (月)

駿台学園vs大東大一

Kumazemi Report 2007-11-25
平成20年度東京都新人選手権3地区決勝T
清瀬内山グラウンド(晴)
駿台学園   vs   大東大一
2
1 前半 0
1 後半 0
0

ちょっと時間が空いてしまいましたが、私が外せない所用で行けなかった12月1日の3地区予選準決勝をTEAM kumazemiのコータロー君が観に行ってくれました。写真はないのですがリポートをお届けします。

選手権都大会決勝から2週間経ち、ひとまず熱も収まった感もありましたが、新人戦地区予選は佳境を迎えていました。その中から第3地区の準決勝第2試合、駿台学園VS大東大一の試合をレポートさせていただきます。写真とレポートの両立ができない未熟者ですので、文章だけとなりますことお許しください。

最初にゴールに迫ったのは駿台学園でしたが、前半序盤は大東大一ペースで進みます。5分に試みた右サイドでのテンポ良いパス交換は前につながりませんが、7分には1本のパスから9番が抜け出してシュートを打ちます。これは駿台学園GKが体で止めました。

駿台学園は13分、中央からのロングボールに左サイド7番が抜け出し、GKと1対1の局面を作りだします。これに反応して飛び出したGKを冷静に見極めた7番が、ループシュートを決めて駿台学園が先制に成功しました。

ペースを握っていた中で失点してしまった大東大一ですが、その後立て続けに良い形を作ります。16分の左サイドからのFKには、ペナルティエリア中央で8番が高く抜け出て頭で合わせますが、これはゴール上へ外れました。18分には、11番からボールを受けた9番がためてスルーパスを出すと、これに11番が走りこみますが惜しくも届きません。

ここから両チームとも大きなチャンスを迎えます。まずは23分に駿台学園11番が右から中央に切り込み、エリア正面からシュートを打ちます。大東GKは一度はじきますが、しっかりとキャッチしました。直後の24分には、大東大一の選手がペナルティエリア隅から放ったシュートを、駿台学園GKが弾いてCKに逃れます。1本目をクリアされ再び得たCKのこぼれ球を11番がハーフボレーすると、これをまたGKが弾きました。3本目のCKはGKがファーサイドでキャッチし、駿台学園が大東大一の勢いを食い止めた形となりました。

その後はお互いに攻め合うといった感じでしたが、決定的な場面は生まれず、駿台1点リードで前半の35分は終了しました。

後半に入り、まず駿台学園が決定機を迎えます。2分に左サイドからのFKをエリア中央の8番が頭で合わせます。クリアされたボールを駿台学園の選手がフリーでシュートしますが、枠の上に外れてしまいました。しばらく駿台学園の時間帯が続きましたが、大東GKがロングパスに対し積極的に飛び出しチャンスの芽を摘んでいきます。前半には自らの飛び出しが裏目に出て失点してしまいましたが、それでも前に出ていく姿勢は素晴らしいと思いました。

再び試合が動いたのは19分でした。右からのCKを得た駿台は、ファーポストにボールを送ると、しっかり詰めていた選手が押し込んで追加点を奪います。サイドネットが破れていてボールが外に転がっていったため、ゴール判定に時間がかかるアクシデントもありましたが、非常に良い形でのゴールでした。

苦しい状況に立たされた大東大一は、23分に11番がエリア内からシュートを撃ちますが、GKに阻まれてしまいました。ここからは両者ともに疲れが出てきたのか、思い通りの攻めができなくなってきます。ラスト10分はどちらも大きなチャンスが作れぬまま過ぎ、2-0で勝利した駿台学園が決勝進出を決めました。

個人的には駿台学園のキャプテン8番の活躍が印象的でした。わずか1試合観ただけですが、中盤から左右にボールを配り、なおかつ相手のボールを奪える選手かな、と思います。彼を含めて、この日プレーしていた選手達をまた観られる日を楽しみに待っています。

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この3地区の決勝はこの日の第1試合で東京朝鮮を破った保善が延長の末に駿台学園を2対1で下し、3地区の地区予選優勝を果たしました。

07年度はやや不本意だったであろう保善、駿台学園といった強豪がこうやって勝ち抜いてきてくれるのはとてもうれしいことです。リポートからは大東大一の強さも伺えますし、地区予選免除組も来年の都大会はうかうかできないでしょう。

あとは2地区(本郷、都豊島、都小石川、郁文館)と6地区(国士舘、日本学園、駒大高、日大三)を残すのみとなりました。

しかし、1年経つのは速いですね。

Kumzeminame