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2018年1月 7日 (日)

上田西vs明秀日立

Kumazemi Report 2018-01-05
第96回全国高校選手権準々決勝
駒沢陸上競技場(曇)
上田西   vs   明秀日立
3
2 前半 1
1 後半 1
2

第96回全国高校サッカー選手権準々決勝、駒沢陸上競技場会場の第1試合です。堅守明秀日立対速攻上田西の対決となりました。

県予選を無失点で勝ち上がり、本大会でも堅守を発揮している明秀日立と長野県勢として久しぶりの上位進出を果たした上田西の対戦です。

茨城というと80年代世代は古河一か水戸商かとなるわけですが、茨城含め現在の関東全域はその時とは大きく勢力図が変わりました。東京では帝京が第88回大会(2009年度)から、埼玉では武南が第85回大会(2006年度)を最後に本大会から遠ざかっております。そんな中、2000年代に入って県大会で優勝、準優勝、4強は多く経験している上田西は長野では強豪です。しかし、このような上田西も80年代90年代は県大会上位に進出できず苦しい時代を経験しているのでしょう。

試合は明秀日立のキックオフで始まります。上田西はボールを奪ったら手数をかけないで前線9番か10番の選手に送り、そこから攻撃を組み立てます。対する明秀日立は攻守のかなめである10番の選手を起点に27番の選手をからめたアグレッシブな攻撃を展開します。

すると前半12分でした。二本目の左CKを上田西DFのヘッドのクリアが流れてしまったところを10番の選手が蹴りこみ、明秀日立が先制します。10分過ぎという時間帯も決めた選手が10番ということで明秀日立にとっては願ってもない展開になります。

しかし前半13分、上田西9番の選手が左サイドをドリブル突破したチャンスにペナルティエリア内で明秀日立の選手が不用意なファウルで倒してしまい、上田西がPKを獲得、これを2番の選手が落ち着いて決めて試合は振り出しに戻ります。

これはあくまでも私の主観ですが、これが今日の試合のポイントの一つになったような気がします。というのも、結果的に明秀日立側にイエローカードが3枚(上田西はゼロ)出たことでもわかるように、やや明秀日立にファウルが多く、このいったん途切れて相手ボールでリスタートするファウルが明秀日立の堅守リズムを崩してしまったのではないかと感じたからです。

そして前半21分、上田西の左CKのチャンスに6番の選手がニアに低く蹴りこんだところにDF2番の選手が突っ込み、ここに明秀日立DF2人が引っ張り込まれたのですが、意表をついてボールは誰にも触れることなくそのまま明秀日立ゴールに吸い込まれ、上田西が逆転に成功します。ニアサイドを2人のDFがケアしていたので、中央からファーサイドでキャッチングかパンチングの準備をしていたGKは全く反応できませんでした。これは無理もありません。およそゴールインするとは思えないプレーが逆転ゴールに繋がるわけですから、この時間帯の流れは上田西にあったと言ってよいでしょう。

Img_5710

それでも明秀日立が上田西の攻撃をファウルで止めるシーンがやや目立つのは気になりました。上田西のシンプルかつ速くタテに入れるサッカーがやりづらかったからかもしれません。

前半はこのまま上田西1点リードで折り返します。そしてハーフタイムでは両軍指揮官が動き、選手を入れ替えてきます。

その後半開始直後の41分、左サイドからのロングスローをバックヘッドでゴール前へ流し、ここに3番の選手がダイレクトで合わせて上田西が3点目を奪います。このコーナーキックと同じくらいの威力を持つロングスロー+バックヘッド攻撃ですが、これ上田西は相当練習している技だなと私は見ました。

徐々に攻守の要である10番の選手にもいい形でボールが収まる機会が少なってきた明秀日立は、先制したもののひっくり返されて2点ビハインドになったことでかなり苦しくなります。

このあたりから両軍選手交代を入れてゲームの流れの奪い合いを演じますが、これが吉とでたのは明秀日立でした。50分、奪ったボールを上田西のお株を奪う速いタテ展開で中央へ、そこでDF引きつけておいて左に流れた27番の選手に見事なパス、受けた27番の選手はもう自分が決めてやると言わんばかりに1対1を仕掛けて見事に突破、左足の振り抜いてゴールを決めます。これで1点差となりゲームはわからなくなります。

これで息を吹き返した明秀日立は球離れも良くなって速い攻撃を仕掛けていきます。57分には11番の選手に変えて9番の選手を投入します。このあたりからボールを持つと何かが起きそうな気がする明秀日立27番の選手に私の眼はクギづけになりました。

Img_5694

しかし対する上田西も攻撃こそ最大の防御と決して引いて守るわけでもなく攻め込みます。確か後半にCKが4本あったと思いますが、これは攻撃したら何とかシュートで終わらせる姿勢の表れとも言え、この上田西の粘り強い攻撃スタイルは特筆すべき点だと思います。

ゲームの方は堅守明秀日立と流れをうまく掴んで真っ向勝負した上田西に軍配が上がりました。上田西の準決勝進出は長野県勢初の快挙ということです。

対する明秀日立はいつもの本調子ではなかったかもしれません。正直堅守の明秀日立が前半で2失点喫するとは予想していませんでした。しかしこれも高校サッカーです。

翌7日準決勝、上田西は横綱前橋育英に果敢に挑みましたが、残念ながら敗れてしまいました。でもベスト4は立派です。また一つ今後も注目すべき高校が信州から出現しました。

Kumazemi_new_rogo

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