東京実業vs成城
Kumazemi Report | 2013-05-27 |
平成25年度高校総体都大会1次(C)決勝 |
実践学園高尾グラウンド(晴) |
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晴天の中、総体都予選一次トーナメントのファイナルラウンドが 行われました。
この試合を勝利すれば6月8日から始まる二次トーナメントへ進めるとあって各会場では熱戦が繰り広げられましたようです。今回のマッチレポートは、成城VS東京実業となります。
試合序盤から両チームともにサイドを起点にチャンスを演出します。特に東京実業の11番の選手は間合いが独特で細かいステップから成城の右サイドを切り崩し、18番の選手は快足を飛ばしDF陣を置き去りにします。
そんな中、前半6分でした。東京実業は18番の選手が突破し、センターリング。そこに反応した10番が頭ですらし、そこに詰めていた9番がヘディングで合わせ1-0とします。このまま一方的な展開となるかもしれないと思いましたが、成城は徐々に 東京実業の中盤でのパスミスを拾い、攻撃のペースを握りだします。成城6番の選手は視野が広く、攻守にアクセントを持たせます。
しかし、東京実業のDF陣も最後のところでは成城に良い形でボールを受けさせません。 1-0から試合は膠着状態となり前半を終了します。前半20分過ぎからの展開から、成城の巻き返しを期待していましたがペースを握ったのは東京実業でした。
東京実業は前半途中から中盤でのパスミスが目立ちましたが、 後半に入り、しっかり前線にくさびが収まりだすと 後半5分に8番がミドルレンジからのシュートを放ち これがゴールネットを揺らし2-0とします。 18分には東京実業18番が右サイドを切り崩し、5番がセンターリング、 11番にピンポイントであわせ3-0とします。
一矢報いたい成城は途中交代で入った19番の選手がスピードを活かした突破からチャンスメイクしますが、組織で守る東京実業の固いDF陣を なかなか崩し切れません。38分には東京実業8番のハーフウェイ付近からのロングスルーパスに抜け出した20番がGKをかわし無人のゴールに流し込み4-0とし、勝負を決定づけました。個人的にこの試合のMOMを決めるとすれば東京実業8番です。
攻守の切り替えには必ずこの選手が起点となっていました。足元の技術も さることながら、労を惜しまないハードワークや攻めに転じたときのクレバーな 展開力、見事でした。成城は負けはしたものの、サイド攻撃のバリエーションを増やしたり、個の守備から組織化した守備への意識変革をすることでまだまだ強くなるチームだと感じました。
二次トーナメントに進出した東京実業は、6月8日に東海大高輪台との対戦と なります。頑張ってください!!
取材:おび天
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