都野津田vs中央大学高
Kumazemi Report | 2009-05-10 |
平成21年度高校総体都大会1次(H)1回戦 |
都東久留米総合高グラウンド(晴) |
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総体1次トーナメントHブロックから、都立東久留米総合高校グラウンドで開催された都野津田と中央大学高の試合です。
立ち上がりペースをつかんだのは中央大学高でした。中盤でパスがよく回り、リズムよく攻めの形を作っていきます。開始早々の前半6分には9番のシュートで先制点を奪い、これ以上ない試合の入り方となりました。その後もしっかりとしたパス交換、緩急をつけたボール運びでチャンスを作り、18分、20分とフィニッシュまで持ちこむシーンが見られます。
リズムをつかむのに苦労しているように見えた都野津田は、前半20分頃の給水休憩を終えてから徐々に前に出てきます。24分にチャンスを迎えていた9番が、その4分後にドリブルから切れ込んでのシュートでスコアを1-1としました。この得点シーンもそうでしたが、両サイドの空いたスペースにシンプルにボールを入れる形がハマっていきます。ハーフタイム間際の38分には、右サイド7番からのセンタリングから12番だったでしょうか、ヘディングで押し込んで逆転します。
直接の因果関係があったかどうかはわかりませんが、給水休憩後に流れが変わった前半でした。サッカーは流れのスポーツとはよく言われますし、夏の試合はこの辺りもポイントになってくるのかもしれません。
後半最初の10分は都野津田が一気に流れを引き寄せます。2分に右からのクロスを9番がヘディングで、直後の3分には左からのコーナーキックに7番がボレーシュートで合わせて一気に2得点を追加します。さらに8分、ペナルティエリア右から14番が狙い澄ましたクロスをあげると、9番がハットトリックとなる得点を再び頭で押し込んでリードを広げます。
短い時間で離されてしまった中央大学高でしたが、ゴールへ向かう気持ちは変わらずに前に出て行こうとします。しかし、かなりの暑さだったこともあり、あと少しのところで足が出なかったり、わずかなズレでボールが繋がらないという場面が目立ち始めます。思うようなプレーができないもどかしさが伝わってくるかのような時間が続きました。
終盤に入っても前線からのプレッシャーを緩めない都野津田は後半28分、スルーパスから途中出場の16番がゴールを決めます。スコアはここから動かず試合終了となりました。
都野津田は地区予選決勝から2試合連続での逆転勝ちです。チームに勢いのある証拠なんでしょうね。この日ハットトリックの9番を中心に、流れに乗ったときの攻撃陣は非常に迫力がありました。
逆転されてしまった中央大学高でしたが、最後まで懸命にボールを追い続ける姿、素晴らしかったです。敗れた悔しさをバネに、今度は選手権予選で勇姿を見せてください。
二回戦のレポートはなしですか?
投稿: さ | 2009年5月21日 (木) 10:03