Social Media

取材記事の検索ができます 高校名入れてみてください


ご協力お願いします

  • Quickvoter

    Q.見聞録を見た私は

    高校サッカー部員です
    クラブユースにいます
    中学生です
    部員の保護者です
    サッカー指導者です
    高校サッカーファン!
    女子マネです


    -view results-

    by pentacom.jp

ユニオンスポーツ

【特別掲載】第101回全国高校サッカー選手権大会決勝フォト

  • 決勝戦のスコア
    インテンシティとコンパクトネス。Japan's Wayを示してくれました。

kumazemi's favorite players new era

  • 岡山学芸館19番木下選手
    ポストコロナ2022から私がこの目で見た素敵な選手をご紹介いたします。

kumazemi's favorite players 2018

  • 帝京10番の選手
    2018年度の私が勝手に好きになった選手をあげていきます。

kumazemi's favorite players 2012

  • 修徳の14番
    1年のブランクに再開すべきか悩みましたが、やっぱりやります。

kumazemi's favorite players 2010

  • 明治学院の8番
    2010年、この企画も4期目に入りました。少しずつでも続けます。

kumazemi's favorite players 2009

  • 修徳11番宇都宮選手
    2009年私が将来性があってイケてて面白いと思った選手たちです。

kumazemi's favorite players 2008

  • 実践学園8番
    2008年は仕事の関係であまり取材に行けなかったです。

kumazemi's favorite players 2007

  • 繁澤選手(都三鷹)
    2007年、新人戦からインターハイ、選手権とずっと追いかけました。

kumazemi's favorite players 2006

  • 久留米20野村選手
    2006年夏から冬、私がグラウンドで出会えたすばらしい選手たちです。

【特別掲載】第85回全国高校サッカー選手権大会決勝フォト

  • 応援席に挨拶する盛商イレブン
    2007年1月8日の感動劇です。応援マネージャーはガッキーでした。

【特別掲載】第86回全国高校サッカー選手権大会決勝フォト

  • 終了のホイッスル
    流経大柏は半端じゃなかったです。大前選手あっぱれ。

Football Photo

  • 都城東8番の選手(2013年関東大会予選)
    私が撮影した高校サッカー写真集です。favorite playersも入ってます。

My Relaxation

  • お盆の駒沢公園
    心の趣くままに撮りとめたフォトブックです。息抜きしましょう。

Sanctuary

  • 新国立競技場
    数々の激闘が繰り広げられてきたみんなの思い出の場所です。

アクセスランキング

Powered by Six Apart
Member since 12/2006

« 2007年4月 | メイン | 2007年6月 »

2007年5月15日 (火)

金閣寺

4月に吉野桜を見に奈良まで行った帰り、新幹線待ちの京都でけっこうな時間ができたので金閣寺へ行きました。

ご存知のことと思いますが正しくは鹿苑寺(ろくおんじ)と言いまして、臨済宗相国寺派(りんざいしゅうしょうこくじは)の禅寺です。いわゆる「金閣」は舎利殿のことです。この舎利殿は三層から成り、一層は寝殿造の「法水院(ほうすいいん)」、二層は武家造で「潮音洞(ちょうおんどう)」そして三層が中国風の禅宗仏殿造で「究竟頂(くっきょうちょう)」といいます。

金閣寺の写真はたくさん出回っていますが、安民沢(鏡湖池の背後の一段高い山腹にある池)側から撮った究竟頂だけが見える作品が下の写真です。

Kukyocho

そして金閣寺と言えば「三島由紀夫」であります。小説「金閣寺」は、31歳の三島由紀夫が全青春の決算として告白体の名文に綴った不朽の金字塔と言われています(新潮社)。

Sousei左の写真は鏡湖池に突き出した漱清です。これを見てあのクライマックスがよみがえりました。

「私は漱清のほとりから、金閣の西の板戸、あけはなしたままになっている観音披きの戸口へ踊り込んだ。抱えていた座蒲団と風呂敷を、積み重ねた荷の上へ投った。胸は陽気に鼓動を打ち、濡れた手は微かに慄えていた。あまつさえ燐寸は湿っていた。一本目はつかない。二本目はつきかけて折れた。三本目は風を防いだ私の指の隙々を明るませて燃え上がった。藁のありかを探したのは・・・」

Kinkakusessha

小説を思い出しながら、舎利殿に近づいてみました。近づいてみて思ったのですが、想像していた以上に「金ピカ」でした。

聞いたところによると1987年に金箔の張替をしたそうです。

私は少々複雑な気分でした。とにかく綺麗すぎるのです。金閣寺が学僧の放火により焼失したのは1950年(昭和25年)で、復元・再建されたのが昭和30年(1955年)ですから、築52年です。でも、綺麗すぎます。

Okite

「もし人間がその精神の内側と肉体の内側を、薔薇の花弁のように、しなやかに飜し、捲き返して、日光や五月の微風にさらすことができたとしたら・・・」という文が出てきますが、解説にあるとおり言語映像が豊饒すぎるのであります。

才能のある人が羨ましいです。

2007年5月14日 (月)

都駒場vs都立川

Kumazemi Report 2007-05-13
平成19年度高校総体都大会1次(B)1回戦
都立川高グラウンド(晴)
都駒場   vs   都立川
3
0 前半 1
1 後半 0
1 延前 0
1 延後 0
1

総体都大会1回戦です。西の前頭筆頭が西の正関脇に挑みました。

立川は先の関東予選(新人戦)初戦で“大関”東京朝鮮相手に1対2と惜敗したものの延長まで持ち込む大健闘を見せており、実は密かにマークしていたのであります。

この立川がはご存知元祖“都立の強豪”駒場とどう戦うか、みどころのあるゲームになるだろうと思っていたのですが、本当にそういうゲームになりました。

開始直後、いきなり立川が駒場DFのちょっとした躊躇からボールを奪い、決定的な場面をつくります。これがこのゲームがもつれるプロローグになりました。立川は攻撃の組み立ては10番の選手と11番の選手のホットラインに19番の選手のスピード、対する駒場は9番の選手の高い技術とスピードから10番と11番の選手へといった感じでしょうか。特に11番の選手の前半17分の振り向きざまのシュートは、会場でも「おおお!」と声が上がっていました。

11toppa2 しかし、立川の11番の選手もすばらしい選手です。長身を生かしたヘディングの競り合い、ポストプレー、左右へ流れての突破と何れも高いパフォーマンスを表現できる選手で、駒場守備陣も相当神経使っている感じでした。

前半15分すぎくらいからは、攻撃がシュートで終わる場面が増えてきた駒場が徐々にペースを掴んでいきますが、立川は出足が早く、ぎりぎりのところまであきらめないで「つま先だけでも当ててやる!」といった感じの気迫あふれるプレーでよく守っていました。

                                                                                   そして前半はこのまま0-0で後半勝負だなと思った矢先の41分、バイタルエリアちょい手前あたりにふらふらっと上がったボールに立川6番の選手が反応、駒場の3番と4番のDFの選手が寄せきれなかったところをうまくコントロールし、思い切りよく右足を振りぬきます。これが決まって立川が先制、直後に前半終了のホイッスルが鳴りました。

駒場にしてみれば予想外の展開だったかもしれません。前半0-0はゲームプラン内だったと思いますが、1点ビハインドでの折り返しは想定外だったのではないでしょうか。

後半、駒場は怒涛の攻撃を見せます。立川もGKの選手のファインセーブ連発と私が今日一番感銘を受けた2,4,7,12番の立川DFのがんばりで必死に守ります。28分には左サイドに流れた高い技術をもつ駒場9番の選手にいいボールが出ました。ファーストタッチでそのままゴール方向にコントロールしていれば即シュートが打てたと思われましたが、中(やや後ろ)にコントロールしてしまいました。これも焦りからかもしれません。下の写真はそのがんばりに私が感銘を受けた立川DFカルテットの皆様です(それにしても後方の駒場応援団、すごい数です)。

Tachikawadf12_2 Tachikawadf4_2 Tachkawadf7_2 Tachikawadf2_2

しかし、関脇はそう甘くはなかったです。選手交代含めてこれでもかこれでもかと勝負をかけてくる駒場に対し、立川はだんだんファウルが多くなってきます。そして後半30分、ついに耐え切れなくなったかバイタルエリアで駒場にFKを与えてしまいます。これを一人おとりに使ってDF5番の選手が得意の左足を一閃、ボールは立川ゴールに突き刺さり、同点に追いつきます。その後は今日はあまり仕掛けていなかった駒場のエース10番の選手も前を向いて突破を図るようなプレーが出始めましたが、ゲームはこのまま終了、延長戦に入りました。

ここまで本当によくがんばっていた立川ですが、延長前半直後の2分くらいに見事なダイレクトプレーから右サイドに流され、そこからの低いクロスに合わされて勝ち越し点を奪われてしまいます。これでもう持ちこたえるパワーがかなり薄くなってしまったようです。11番の選手も孤立してしまい、奪ってもつなぎ先をがっちり押さえ込まれてしまいました。そして延長後半6分くらいに20番の選手の右サイドでの粘りあるプレーから3点目を奪われ、勝負がつきました。

それにしても立川の健闘が光るゲームでした。格上相手に真正面から堂々と戦っていました。はっきり申し上げて強いチームだと思います。

立川の皆さん、7地区は激戦区ですが選手権でも都大会に出てきてください。11番の選手をもう一度見たいですし、DFカルテットの皆さんとももう一度会いたい気持ちです。

これだけがんばりましたから、次はもっといい試合ができます。サッカーと勉強の両立も大変だと思いますが、顔を上げて選手権上位進出目指してすぐにスタート切ってください。

Yokuganbatta

kumazemi's favorite players 2007:都立駒場の5番、都立立川の1番(GK)

2007年5月13日 (日)

総体都大会5/13結果

総体都大会1回戦5月13日の結果です。

勝利校【番付】 試合結果【番付】 次の相手【番付】
東京実業【張出小結】 2-1(延)都日野台 開成
都東大和 4-1城北 國學院久我山【張出大関】
國學院久我山【張出大関】 4-0学習院【張出関脇】 都東大和
暁星【張出大関】 2-2(PK)都城東 海城
東京【張出小結】 2-1農大一【張出小結】 都駒場【関脇】
都駒場【関脇】 3-1(延)都立川 東京【張出小結】
修徳【張出大関】 6-0佼成学園 都東大和南
創価【張出関脇】 4-2國學院 成蹊
成蹊 3-0成城学園【前頭筆頭】 創価【張出関脇】
都新宿 2-1(延)都小金井北 実践学園【大関】
都調布北 3-2(延)日体荏原【前頭筆頭】 都保谷【小結】
都保谷【小結】 2-1(延)日大鶴ヶ丘 都調布北
早稲田実業【張出大関】 2-1(延)明大中野 東京朝鮮【大関】
都国分寺【張出関脇】 5-1都石神井【張出小結】 正則学園【関脇】
正則学園【関脇】 3-0安田学園 都国分寺【張出関脇】
都西 1-0私立武蔵【張出小結】 かえつ有明【関脇】
都江北【小結】 4-0獨協 駒大高【張出大関】
駒大高【張出大関】 2-0芝【小結】 都江北【小結】
足立学園 1-0日大二【関脇】 駿台学園【張出大関】
国士館【大関】 6-1豊島学院 都調布南
成立学園【関脇】 5-1東京成徳【張出小結】 東海大菅生【大関】
東海大高輪台【張出関脇】 1-0(延)日本学園【張出関脇】 堀越【関脇】
堀越【関脇】 3-0都豊島 東海大高輪台【張出関脇】

5月9日の記事であげた注目カードは、

  • 國學院久我山(西の張出大関)4-0学習院×(東の張出関脇)
  • 東京(東の張出小結)2-1農大一×(西の張出小結)
  • 都立駒場(西の正関脇)3-1都立立川×(西の前頭筆頭)
  • ×都立石神井(西の張出小結)1-5都立国分寺(西の張出関脇)
  • ×芝(東の小結)0-2駒大高(西の張出大関)
  • 成立学園(東の正関脇)5-1×東京成徳(東の張出小結)
  • ×日本学園(西の張出関脇)0-1東海大高輪台(東の張出関脇)

その他では、都保谷と早稲田実は辛勝、暁星は冷や汗発進となりました。修徳、国士館は圧勝発進、都江北も大差をつけて勝ち上がりました。

逆に春に旋風を起こした日大二が最近静かだった実力校足立学園に、私立武蔵が都立西にそれぞれ敗れました。

日本学園と東海大高輪台の東西張出関脇同士の戦いは延長までもつれて東海大高輪台に軍配が上がりました。もし、読者の方でこの試合をご覧になられた方がいらっしゃいましたら少しでいいので戦評コメントいただけるとうれしいです。

20日には東京朝鮮vs早稲田実、東海大菅生vs成立学園のビッグカードがあります。また、都江北が駒大と、東海大高輪台が堀越と当たります。

ところで今日は延長までもつれこむ試合が8試合ありました。1回戦でこれだけもつれるというのは、やはり底辺の拡がりで以前のような実力格差が薄まっている証拠ですね。

勝った高校はまた来週公式戦でそれはそれで大変ですが、負けてしまった高校は次の選手権が最後の大会になります。こう考えると4、5月で敗れてもう次が最後の大会になってしまうというのもなんか気の毒な気がします。

なんかいい仕組みはないものでしょうか・・・

2007年5月11日 (金)

私について

今日は「私」について少しだけ書きたいと思います。

ただ、恥ずかしいので俳句でやらせてください。といっても季語はないのでただの十七音の詩です。

≪高校時代編≫~FWでした~

  • くさび打ち ワンツー決めて 枠はずす
  • ゴール前 競るも競らぬも 球次第
  • キーパーと 一対一で 地球蹴り
  • 長い距離 いくら走れど 球は来ず
  • 地区予選 単車で行って 大目玉

≪少年指導編≫~全て今の私のことです~

  • フェイントを 教えるつもりが フラダンス
  • ミニゲーム 熱くなりすぎ 肉離れ
  • 子供たち! 俺の話を 聞いてくれ
  • パス練習 つまらなすぎて ブーイング
  • リフティング デモする僕を 誰も見ず

≪仕事編≫~これでも会社では一応部長なんです・・・~

  • 出張中 途中下車して インターハイ
  • 報告書 すぐに書き終え ブログ書く
  • 朝礼で ウケを狙うも 無反応
  • 部下たちと 飲んで騒いで 財布カラ
  • 役員会 急いで行ったら 明日だった

≪生活編≫~妻と一男一女の父です~

  • 午前さま チェーンロックで あぶら汗
  • 長男の シザースを見て ほくそ笑む
  • サッカーも ほどほどにしてと 小言攻め
  • 初夏の森 娘の笑みに 希望みる
  • 四十路過ぎ 昭和文学 読みなほす

Img_0166 Img_0157

                                      こんな感じですが、背広着てオフィスにいるより、間違いなくジャージ着てグラウンドにいるほうがサマになっている男です(と勝手に思っています)。

今後ともどうぞよろしくお願いします!

2007年5月10日 (木)

総体都大会過去5年

過去5年の総体都大会のベスト8は

  • 平成14年度:帝京、正則学園、東海大菅生、保善、国士館、都立久留米、國學院久我山、堀越/決勝:帝京3-0国士舘/関東大会出場:帝京、国士館
  • 平成15年度:帝京、都立久留米、修徳、国士館、東海大菅生、駒大高、成立、都立駒場/決勝:帝京3-0東海大菅生/関東大会出場:帝京、都立駒場
  • 平成16年度:帝京、東海大菅生、駒大高、堀越、暁星、保善、國學院久我山、成立学園/決勝:成立学園1-1PK堀越/関東大会出場:帝京、成立学園
  • 平成17年度:帝京、足立学園、國學院久我山、堀越、保善、国士館、実践学園、修徳/決勝:実践学園1-0國學院久我山/関東大会出場:修徳、保善
  • 平成18年度:国士館、國學院久我山、都立三鷹、東京朝鮮、修徳、私立武蔵、早稲田実、帝京/決勝:國學院久我山1-0帝京/関東大会出場:帝京、国士館

となっておりまして、今年は今のところ

  • 平成19年度:帝京、関東第一、都立つばさ総合、?、?、?、?、?/関東大会出場:帝京、関東第一、都立つばさ総合

となっております。

こう見ますと帝京はさすが横綱ですね。ただ、昨年度から明らかに上位進出校がやや流動的になってきているような気がします。今年の関東第一と都立つばさ総合はその象徴ともいえるのではないでしょうか。

また、過去実績からは西の横綱たるは都立久留米なき後は國學院久我山、国士館、東海大菅生か堀越、実践学園かという感じですね。以外に最近の國學院久我山は関東大会には出場いないんですね。これはチームづくりに何か作戦がありそうです。微妙にTリーグが関係しているのでしょうか。

そういえば新人戦地区予選で早大高等学院にちらっと見に行ったときに思ったのですが、國學院久我山に明らかにまだ体つきが高校生じゃないなぁという感じの選手がいたことを覚えています。

5年前の平成14年度は帝京が総体を制覇しました。そして15年度は帝京が準優勝、平成16年度は成立学園がベスト4、平成17年度は國學院久我山がベスト8、そして昨年平成18年度は帝京がベスト4で國學院久我山がベスト8でした。

近年なかなか選手権で好成績を残せない東京ですが、夏はがんばってます。

今回、番付表に入っている学校同士の対戦も7試合ありますし、最近の流れからは上位陣とていつ足元すくわれるかわからない傾向もあります。

本当の相撲でも昭和59年に前頭12枚目だった多賀竜が見事13勝2敗で平幕優勝したことがあります(ちょっと古すぎますが・・・)。勝負の世界は何が起こるかわかりません。代表の椅子は二つですがどの学校にもチャンスはあります。

Vs4 暑かったり涼しかったり雨が降ったりと気圧の高低が目まぐるしく変わる季節ですので、とにかく体調管理に留意してすばらしいパフォーマンスを披露してください。

そして今年のインターハイチャンピオンの座は東京代表がいただきましょう!

※写真は昨年の全国総体3回戦の帝京vs那覇西戦です

2007年5月 9日 (水)

総体都大会組み合わせ

総体都大会の組み合わせ(一次予選)の組み合わせが決まりました。

都立保谷vs日大鶴ヶ丘や成立学園vs東京成徳、都立西vs私立武蔵などの同地区対決があるもののブロックは分かれており、私の祈りが通じたのか、「えーっ」と思うような同部屋対決は少なくなっている気がします。

この中で注目のカードといえばやはり番付表入りしている三役級同士の対決ということになります(手前味噌ですみません)が、具体的には下記のようなカードになります。

  • 國學院久我山(西の張出大関)vs学習院(東の張出関脇)
  • 東京(東の張出小結)vs農大一(西の張出小結)
  • 都立駒場(西の正関脇)vs都立立川(西の前頭筆頭)
  • 都立石神井(西の張出小結)vs都立国分寺(西の張出関脇)
  • 芝(東の小結)vs駒大高(西の張出大関)
  • 成立学園(東の正関脇)vs東京成徳(東の張出小結)
  • 日本学園(西の張出関脇)vsS東海大高輪台(東の張出関脇)

“横綱”帝京へまず最初に挑戦できるのはAブロックかBブロックということになっていますが、このブロックには東京実業、國學院久我山、学習院、暁星、東京、農大一、都立駒場、都立立川の三役級がいます。

そしてつばさ総合と関東第一が入っている帝京と反対側のブロックに東京朝鮮、国士舘、東海大菅生、駿台学園、駒大高、早実の大関陣と都立国分寺、正則学園、かえつ有明、日大二、成立学園、東海大高輪台、日本学園、堀越の関脇陣が入りました。ということは12校の大関陣のうち8校が、同じく12校の関脇陣から8校が帝京の反対側のブロックからチャンピオンを目指すということです。これは激しい戦いが連続して繰り広げられますね。

修徳はCブロックで実践学園はDブロックに入りましたが、何となく実践学園がいいクジを引いた感があります。逆にHブロックには東海大菅生(西の正大関)に成立学園、日本学園、東海大高輪台、堀越の関脇陣が4校、そして東京成徳(東の張出小結)と三役級が6校固まりましたのでここが最激戦ブロックと言えるのではないでしょうか。

強面おやじ様にレポートをいただきましたが、先の関東予選でかえつ有明に足もとをすくわれてしまった修徳がどう立て直して臨んでくるか興味深いですね。修徳も久しく総体代表になっておりませんので、虎視眈々と狙っていることでしょう。

今回の総体都大会はさしずめ「荒波」の大会ですね。

Img_1661

2007年5月 8日 (火)

番付修正

7日に番付を発表しましたところ、さまざまなご意見を頂戴いたしました。

特にkenken様とひで様からご指摘いただきましたご意見には、いくらノーロジック無手勝流とはいえ考えなければならないと感じまして、4校についてのみ修正させていただきました。

  1. 葛飾野:小結→前頭筆頭・・・やはり今回都大会出場を逃してしまった点は反映させるべきと判断しました。
  2. 大東大一:今回都大会出場を逃したとはいえ、先の選手権ではBブロックベスト8までいった実績を考えますと関脇から前頭筆頭までは落としすぎと判断しました。
  3. 創価:kenken様のご指摘はおっしゃるとおりですので、一つ下げ張出関脇としました。
  4. 日大二:初の番付表入りですが、地区予選で國學院久我山を破り、新人戦都大会でも大東大一を破って初戦を突破していますから、これはもう少し上だなと判断しました。

下方修正になってしまった都立葛飾野高校及び創価高校の選手やご父兄、ファンの皆様申し訳ございませんでした。

それからコメントいただきました「葛飾野ファン」様、選手権予選は取材に行くよう努力しますのでよろしくお願いします。何せこの見聞録は私アローンでやっていますのと私にも家族があって週末は家族とのふれあいの時間でもあることから、今までグラウンドまでは行っているもののなかなか取材タイミングを掴めませんでした。ご容赦くださいませ。

番付発表以後にコメントいただきましたソルナ様、kenken様、ひで様、東京視察様、OB様、葛飾野ファン様、本当にありがとうございました。

これ以上は私の能力からして考え直すことは不可能ですので、読者の皆様、番付はこの修正をもって確定とさせてください。

ただ、今回の番付発表に対する読者の皆様の興味と反響は私の想像をはるかに超えており、何か私はとても責任重大なことをしているような気がしてきました。

が、めげずに下記の心構えを持ち、日々心身鍛えてがんばりますのでこれからも応援よろしくお願いします!

Img_0170

2007年5月 7日 (月)

無手勝流高校サッカー番付(07夏)

新人戦(関東予選)から総体支部予選を経まして、総体都大会向けの番付を作成いたしました。

関東大会予選(新人戦)の結果をベース(Tリーグは考慮せず、あくまでも高体連ベースになっています)に過去実績などを勘案して作りましたが、西の横綱が不在となってしまい、インターハイ東京予選は帝京の一人横綱となってしまいました。何とか横綱を決めようと思ってあれこれ考えたのですが、1枠しかない最高位を指定することはできませんでした・・・

もちろん前回も申し上げましたが、この番付はノーロジックの無手勝流でございます。

たとえ地区予選敗退であっても、どの相手にどのようなスコアだったかも反映させたつもりですが、違和感がございましたらご指摘ください。

東(1~4地区)

西(5~6地区)

     帝京

横綱

    該当校なし

関東第一

東京朝鮮

都つばさ

総合

大関

国士舘

東海大

菅生

実践学園

暁星

修徳

駿台学園

大張関出

早稲田実

國學院

久我山

駒大

正則学園

成立学園

かえつ有明

関脇

都駒場

堀越

日大二

東海大

高輪台

学習院

保善

関張脇出

創価

都国分寺

日本学園

大東大一

都江北

小結

都三鷹

都保谷

都福生

東京実業

東京

東京成徳

小張結出

私立武蔵

農大一

都石神井

日体荏原

都葛飾野

本郷

筆前頭頭

都立川

都松ヶ谷

成城学園

【平幕上位】足立学園(東)、城北(東)、國學院(東)、海城(東)、成蹊(西)、佼成学園(西)、日大鶴ヶ丘(西)、都立日野台(西)、都立調布北(西)、都立小金井北(西)、都立東大和南(西)、専大附属(西)

それにしてもとても難しかったです。特に前頭筆頭や小結ゾーンはかなり頭が痛くなりました、今はこの番付発表による余波を心配するあまり、頭じゃなくて胃が痛いです(笑)。

昨年は國學院久我山が武相(神奈川)と金光大阪(大阪)を破ってベスト8、帝京が久御山(京都)、四日市中央工業(三重)、那覇西(沖縄)、韮崎(山梨)を次々に破ってベスト4まで進出しました。今年はぜひ東京代表に頂点に立ってほしいです。

今はまず関東大会に出場する3校を応援しましょう。

“横綱”帝京はもちろんのこと、関東第一と都立つばさ総合の戦いぶりも、東京の選手権覇権奪還を占う上で極めて重要なファクトになると思います。

とても期待していますし楽しみにしておりますが、あまり重圧に感じずにみなさんいつもどおりに、そしてのびのびプレーしてきてください!

2007年5月 6日 (日)

総体都大会出場校決定

注目校の総体地区予選結果です。関脇級が2校、小結級が5校姿を消しています。

まず保善、大東大一、京華、都立三鷹、都立福生、本郷、武蔵工大付、桐朋、中大附属が敗退してしまいました。逆に東海大高輪台は保善相手に張出大関の意地を見せました。

下表以外では学習院、都立石神井、日本学園、都立国分寺、都立保谷、創価、東京成徳、私立武蔵が都大会出場を決め、都立松が谷も拓大一に6対0と圧勝して都大会出場を決めました。

逆に足立学園、城北、日体荏原が久しぶりに都大会に出てきます。この3校は実績的に番付表に出てきても全くおかしくない強豪校ですから楽しみです。東亜学園を延長で突き放した都立西も要チェックですね。あとはなんと言っても立川、日野台、調布北の7地区の都立勢ではないでしょうか。

注目校 現在の番付 結果 開催日と会場
都立江北 小結 ○2-2PK3-1京華 4月30日(葛飾野)
本郷 張出小結 ×0-1都立江北 5月3日(葛飾野)
東海大高輪台 張出大関 ○1-0保善 5月4日(王子工業)
大東大一 関脇 ×1-1PK2-4日体荏原 5月3日(産業技術高専)
東京実業 前頭筆頭 ○4-0(延)大森学園 5月4日(産業技術高専)
東京 前頭筆頭 ○3-1高輪 5月4日(つばさ総合)
農大一 張出小結 ○1-0専大附属 5月4日(筑波大駒場)
武蔵工大付 前頭筆頭 ×1-2成城学園 5月4日(筑波大駒場)
都立福生 小結 ×3-6都立調布北 5月4日(桐朋)
都立三鷹 張出関脇 ×0-1都立東大和南 5月4日(国立)
都立松が谷 前頭筆頭 ○6-1拓大一 5月4日(府中東)
桐朋 小結 ×0-1都立八王子東 4月30日(桐朋)
中大附属 張出小結 ×3-3PK1-4都立調布南 5月4日(国立)

こう見ますと、3年間(実質的には2年半)という限られた時間のサイクルの中で、選手個々を伸ばしながら強いチームをつくり続けるというのは並大抵のことではないということがよくわかります。

以下、総体都大会に出場する59校です(都立18校、私立41校)。

【地区予選組】

都立城東、都立豊島、豊島学院、都立江北、開成、学習院、足立学園、安田学園、獨協、日体荏原、東京実業、東海大高輪台、東京、東京成徳、芝、海城、都立新宿、國學院、城北、都立石神井、都立西、日大鶴ヶ丘、私立武蔵、佼成学園、都立保谷、日本学園、成城学園、農大一、明大中野、都立国分寺、都立調布北、都立東大和南、創価、都立立川、都立調布南、都立日野台、成蹊、都立松が谷、都立小金井北、都立東大和

【関東予選ベスト16】

暁星、駿台学園、実践学園、国士館、東京朝鮮、日大二、堀越、帝京、修徳、かえつ有明、早稲田実、関東第一、駒大高、都立つばさ総合、正則学園、東海大菅生

【T1リーグ予選免除】

國學院久我山、成立学園、都立駒場

昨年の総体都大会決勝トーナメントは国士館、國學院久我山、保善、都立三鷹、東京朝鮮、修徳、私立武蔵、早稲田実、東海大菅生、帝京の10校で争われ、國學院久我山と帝京が代表になりました。今年も帝京を中心に展開されていくとは思いますが、一つ言わせていただきたいのは、可能なら1回戦は同じ地区同士が当たらないような工夫があったらいいなと思います。この関東予選1回戦では地区予選決勝のカードだった保善対駿台学園とかなぜか同じブロックに仲良く1地区の修徳、かえつ有明、都立江戸川、都立葛飾野の4校も入ったりなんてことがありました。都大会は地区単位でのレベル感を掴む意味でも大切な大会なのでうまく散るような組み合わせになることを祈ります。

2007年5月 5日 (土)

都江北vs本郷

Kumazemi Report 2007-05-03
平成19年度高校総体地区予選東支部2回戦
都葛飾野高グラウンド(晴)
都江北   vs   本郷
1
0 前半 0
1 後半 0
0

総体地区予選の一戦、本郷対都江北のゲームです。

それにしてもこの両チーム、公式戦でよく当たります。何か因縁めいたものも感じますね。ここ3年でも下記のとおり3回当たってます。

  • 一昨年の選手権地区予選決勝:○本郷1-1PK5-4都江北×
  • 昨年の選手権地区予選決勝:○都江北3-2本郷×
  • 今年の新人戦地区予選一次:○本郷2-0都江北

Img_0015都江北にしてみれば、ついこの間の新人戦完封負けのリベンジマッチということになるのでしょう。試合前からリラックスしつつもかなり気合が入っていました。左の写真はその試合前のブラジル体操です。隊列組んで声を出し、乱れず淡々と繰り広げられたこの光景には何か不気味な迫力を感じました。

試合はといいますと予想に反して比較的静かな立ち上がりでした。たぶんお互いに手の内知り尽くしているでしょうし、前回の新人戦地区予選こそ2点差ついたものの、他は大接戦になってますから、負けたら終わりのトーナメントでは立ち上がりは慎重に進めたのでしょう。ただ、ゲームの方はどちらかと言えば本郷がやや優勢だったと思います。本郷は20分過ぎあたりから少しずつテンポもよくなり、左サイドからの有効な攻撃も見られるようになって行きます。

しかし、先の関東予選(都大会)では敗れたもののあの実践学園相手に敵地で先制してさんざん苦しめたほどの実力を有している本郷が、有効な攻撃はするものの決定的なチャンスをつくれません。心なしかパスの質もよくなく、何かもがき苦しんでいるような感じを受けました。よく見ると実践学園戦(関東予選)と一部メンバーも変わっていたようなので何か特殊なチーム事情があったのかもしれませんが、とにかくこの日の本郷は大人しい本郷でした。

一方、都江北は本郷とは対照的によく声を出していて、最終ラインの選手たちは中盤や前線の選手を鼓舞し続けていたのが印象的でした。前半はこのまま0-0で終わり、後半勝負となります。

Img_0113 Img_0120

後半は左サイドを突破した7番由利選手がシュートを打ったり、絶好な位置でのFKのチャンスもありましたがいずれもボールは都江北GKの手に難なく収まってしまいます。

ただ、都江北も上述のようにバックはよく声を出し、GKの選手もキャッチングやキックが安定していました。このように都江北が本郷のよいところを出させないようによく集中を切らさず守ったとも言えます。ラグビー用語で申し訳ありませんが、ボールへの集散も都立江北がうまくできていました。

このような展開でしたので、決定的チャンスが先に都江北に訪れたのも必然だったかもしれません。後半22分でした。GKが出そうで出られないバックラインの裏側にパスを出し、本郷DFが一瞬処理するのに躊躇したところをあっという間に2対1の局面を作って江北一の運動量を誇る11番の選手がゴールを決めました。

Kouhokugoal

残り10分足らずで追う展開になった本郷もリズムをつかめないながらも必死に攻撃し、特にサイドから崩そうと激しく仕掛けますが、ここでも都江北は体を張って徹底抗戦します。これは最後まで集中してできていました。下の写真は自陣ゴール前で必死に守る都江北の守備と終了直前に訪れた絶好の位置での本郷FKの場面です。

Kouhoku_difence Hougo_lastchance

                                このFKはアイデアはよかったのですが、ボールは無情にも右にそれ、万事休すとなりました。

それにしても都江北は毎年チーム力が安定していますね。一つ“壁”を超えたら、そのままガーッと行きそうな気配を感じてきました。

kumazemi's favorite players 2007:都立江北の17番