公認指導者研修2006(10/9)
先日、公認指導者研修with全日本ユース決勝でも書きましたが、後半のテーマだった「ユース育成」について、いただいた資料にオシム語録(本文中の『』内)を記したページがあったのですが、それがとても示唆に富むものでしたのでそのページをご紹介します。実際のJFA公認指導者研修で使用されたものです。
■指導者のポリシー・指導者のあり方・・・Players first
■ゲームは子どものもの 指導者の「チェス」ではない
『サッカーのコーチは学校の先生より2倍難しい』
■大人は手助けをする・・・①選手の技術を向上させられる(年代に応じた指導→長期一貫指導)②育成の指導者は教育的であること(選手を自立させる)
『自分たちが良いプレーをして前進する戦術は正統派』
■育成年代・・・①自チームの選手に目を向け、分析し、働きかけることの重要性を忘れないこと②相手の良いところを潰し、スコア上で勝つことを狙う戦術を採用したら、戦術的な進歩はない
『育成のサッカーはしつけ』
秩序と自由・・・意見を言う(自己主張)⇒言ったことに責任を持つ(自己責任)⇒全ては思い通りにならない(秩序の中での自由)
『学ばない子供は知らない大人になる』
■理不尽を楽しめる≪U14≫・・・①「理屈」と「理屈じゃない」それがサッカーであり人生②秩序、それに伴う理不尽さに耐えることを学び始める時期
■理不尽を楽しめる≪U16≫・・・①大人のサッカーの入り口(全て要求され始める)②心身ともに闘える選手に
そして、まとめの一発はこれです。
『勝つ事と育てる事は矛盾すると同時に矛盾しない。コーチはその矛盾の間に生活している』
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