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【特別掲載】第101回全国高校サッカー選手権大会決勝フォト

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【特別掲載】第85回全国高校サッカー選手権大会決勝フォト

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2018年10月30日 (火)

東京朝鮮vs修徳

Kumazemi Report 2018-10-28
第97回選手権東京大会Bブロック準々決勝
実践学園高尾グラウンド(晴)
東京朝鮮   vs   修徳
2
1 前半 0
1 後半 1
1

実践学園高尾グラウンド第三試合は、東京朝鮮対修徳の一戦です。近年の両校の選手権都大会ですが、修徳は昨年は都東久留米総合に初戦敗退で二年前は二回戦で帝京に敗退、対する東京朝鮮はここ三年続けてブロック4強と、修徳には分が悪い感じです。

しかし、この両校、ちょっと盛って大げさに言いますが、私が記憶する限り1980年代から選手権で当たった暁にはそれはそれで表現しにくいほどものすごい壮絶な戦いをしてきたわけで、オールドファンにとってこのカードには緊張から否が応でも緊張が走るわけであります。

しかし、時代は変わり、高校サッカー部はスマートで素敵でカッコいい部活動になりました。何より保護者の皆様から校名エンブレム入りのマフラータオルを手に、黄色い声援を送っていただけるスポーツコンテンツになったのです。三十年という月日は、プロリーグの誕生、日本代表のワールドカップ出場常連化そして少子高齢化という世相などを経て、高校サッカーと選手と保護者の関係性をも変容させたと言えるでしょう。

能書きこれくらいにして試合の方ですが、お互い削り合う展開ではなく、さすがに球際は厳しいながらもスピーディに攻守が入れ替わるスリリングな展開となります。

しかし、開始2分でした。左サイドのダイレクトを織り交ぜた速いパス交換から一気に抜け出した東京朝鮮5番の選手がトゥキックで修徳ゴールニアサイドに突き刺して先制します。第二試合の駒大高もそうでしたが、試合開始直後に得点が動く試合となりました。

修徳はここまですべて一点差勝ち、シードの東京朝鮮も総体では二試合一点差で勝ちあがって関東第一には3対3からPK負けと、僅差の激しい戦いを多く経験している両校ですので、先制点がどれほど重要かは十分わかっているでしょう。なので、この時間での失点は修徳にとっては痛かったかもしれません。

それでも失点後の修徳はエンジンフルスロットル状態で攻撃を開始し、10番の選手を中心に得意のサイド攻撃をこれでもかと仕掛けます。特に左サイドからが多かったです。これはおそらく作戦だったのだと推測します。

対する東京朝鮮は大柄でパワフルながらスピードもあって足下も上手い6番の選手が目立っていました。とにかくこの両チームはサボらないのです。選手全員が声出し合って足止めずに動き回り、ピンチには体を張ったプレーで守ります。

前半はこのまま1対0で終わりますが、試合としてはほぼ互角、前半の後ろ半分はやや修徳の流れだったかと思いました。

ここでお詫びがございます。

私はこの日青梅方面でのゴルフ終わりで高尾に参上、日中汗ばむ陽気だったゆえ半袖にウィンドブレーカーだった私は、太陽が沈んだ10月下旬の高尾の寒さに耐えきれず、ハーフタイムで退散となりました。本当すみません。西多摩を甘く見てました。

結果は皆様すでにご存じのとおり2対1で東京朝鮮が勝利しましたね。4年連続4強進出おめでとうございます。次は帝京とのご近所対決、これもオールドファンには手に汗握るカードとなりました。

この試合、もし後半観戦されて本ブログをご覧になった方がいらっしゃいましたら、お手すきのときに後半の様子をコメントいただけますと幸いです。

東京朝鮮の皆さん、準決勝がんばってください。そして、敗れた修徳ですが1年生2年生にスーパーな選手がいるようですので、来期も要注目で行きます!

Img_6161

※暗くなる前にかろうじて撮影できた1枚載せます。

Kumazemi_new_rogo

2018年10月28日 (日)

駒澤大学高vs國學院久我山

Kumazemi Report 2018-10-28
第97回選手権東京大会Bブロック準々決勝
実践学園高尾グラウンド(晴)
駒澤大学高   vs   國學院久我山
2
1 前半 1
1 後半 0
1

久しぶりに高尾に来ました。高尾駅から会場までの道中、立って挨拶しながら案内をする実践学園サッカー部の皆様、本当にありがとうございます。毎度の光景ですが、本当に頭が下がります。部活動は今いろんな意味で岐路に立っていますが、物事を決める側の方々はぜひきちんと現場を見て議論していただきたいと思います。

さて、今日の観戦はBブロック準々決勝実践学園高尾会場第二試合です。第一試合の帝京vs堀越(2対1で帝京勝利)の途中に会場入りしたんですが、もはや寸分の立つ場所もないくらいの観客数で、私は列に並んで会場入りを待つこととなりました(約1時間)。

さて、夏のインターハイのこの二校ですが、駒大高は都大会二次トーナメント初戦敗退、國學院久我山は本大会に出場して2勝(神戸弘陵に3対0、星稜に3対0、大津に0対2)して16強に入りました。ですので駒大高が國學院久我山に挑むという図式になります。

試合の方は開始早々駒大高にファーストシュート、直後に國學院久我山がバイタルエリアやや左20m強のFKが生まれるなどアグレッシブに始まりました。駒大高にはクラウチを彷彿とさせる11番の選手を前線に置き、中盤での速いプレスと空中戦で流れを掴もうとします。

対する國學院久我山はもはやその名詞となっている「華麗なパスサッカー」を展開、ただ勝つだけでなく彼らが背負う「美しく勝」たなければならない使命感をピッチで表現します。

しかし、前半14分、サッカーでは往々にして起こる「挑戦者が先に点を取る」現実が現れます。FKからのゴール前の混戦ごちゃごちゃっとしたところ押し込んで駒大高が先制します。このシーンでの盛り上がりはすごかったです。そもそも今日のこの試合の観客数は、およそこの実践学園高尾グラウンドの観戦者収容キャパシティを超えた状態でありました。

追う立場になった西の横綱はそれでも自分たちのサッカーを展開、正確な技術と巧みなダイレクトプレーで焦ることなくゲームを展開、すると2分後の16分でした。左サイドからの攻撃から低くて速いクロスを入れると駒大高DFが対応しきれずボールがファーサイドへ、このボールを落ち着いて蹴り込んでアッという間に國學院久我山が同点に追いつきます。

駒大高は國學院久我山攻守に切り替えの要である14番の選手だけに対してでなく、中盤全体で早め早めにプレッシャーをかけてパスサッカー封じを展開していたのですが、このシーンではやられてしまいました。

Img_6142

追いついた國學院久我山はリズムが良くなりますが、駒大高ベンチはここで動き、31分に長身FW11番の選手に代えて14番の選手を投入します。私、この14番の選手のヘアスタイル、好きです。

前半はこのまま同点で終了、勝負は後半ということになりました。

後半の入りのリズムは國學院久我山で、後半2分(42分)に敵陣中央から強烈ミドル、これを駒大高GKが止めるも威力が強烈過ぎてファンブル、するとボールが願ってもないところ出てきて完全フリーとなった国学院久我山の選手がゴール右サイド狙って押し込みましたが、惜しくもポスト右をかすめ、外してしまいます。場内にどよめきとためいきと悲鳴が交錯するほどのビッグチャンスでした。

でも、これは強烈ミドル後の一瞬の出来事で、駒大高DFが強烈過ぎて立ったまま見ているしかなかったところを素早くこのこぼれ球に反応、体制を崩しながらも一か八かで蹴るのではなく右スミを狙ったものであり、単に決定機を外したものではなくてすごいプレーだったのです。

しかし、ピンチの後にチャンスありとはよく言ったもので、失点を免れた駒大高は直後の後半3分に中央から左そして右と揺さぶった後のクロスに絶対的エース10番の選手がヘッドを決め、ついに勝ち越します。

Img_6146

このシーンも結果的にアシストとなるクロスを入れた右サイドの駒大高の選手も、ファーストタッチをゴールから遠い位置にボールを流してしまったのですが、寄せが一瞬遅れたところを半ば強引にサイドボレー気味に蹴り込んだものです。これがハーフライナーみたいな速いボールになってどんぴしゃりとなりました。

勝ち越された西の横綱は久我山スタイルを貫きながら猛攻を仕掛け、横綱から3点取るのは至難の業と認識している駒大高は必死の守備、この手に汗握る展開に時間が消費されていきます。

それでも横綱に焦りが出たかなかなか効果的な縦パスが入らず、駒大高の素敵なヘアスタイルの14番の選手がどんだけ体力がるのかと思わせるほど追い掛け回してました。

結局ゲームはこのまま駒大高が逃げ切り、2対1で勝利しました。

選手権都大会は上手いから勝つわけでもなくデカいから勝つわけでも速いから勝つわけでもなく、80分の間にほんの何回かくるチャンスを運よくモノにできたチームが次に進んでる気がしました。

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写真は前半國學院久我山ゴール前での攻防です。

Kumazemi_new_rogo