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2009年11月 8日 (日)

修徳vs東京朝鮮

Kumazemi Report 2009-11-08
第88回全国選手権東京Bブロック準決勝
西が丘サッカー場(晴)
修徳   vs   東京朝鮮
4
0 前半 2
4 後半 0
2

東京Bブロックの準決勝第2試合は、本大会下馬評高き東京朝鮮と虎視眈々と代表の座を狙う名門修徳が対決するという見逃すわけにはいかないカードとなりました。

キックオフ直後から修徳は右サイドの7番の選手と左サイド11番の選手が躍動、得意の攻撃スタイルをみせます。しかし、最初にゴール前まで仕掛けたのは東京朝鮮でした。前半5分、右サイドから持ち込んだ7番の選手からのパスを10番の選手がペナルティエリア付近からシュートを放ちます、これは修徳GKの正面でしたが、やはり、東京朝鮮の不動のエース10番ユン・ヨンスン選手のシュートはものすごい威力です。

続く前半7分、東京朝鮮がファウルからFKを得ます。中央やや左、ゴールまで約30mくらいの位置だったと思いますが、これを直接狙ったボールが見事に修徳ゴール右に突き刺さり、セットプレーから東京朝鮮が先制します。

しかし、驚いたのはこの後11分の東京朝鮮の攻撃です。中盤でのボール争いから右サイドに展開、フリーで受けた東京朝鮮11番の選手が思いきりよくペナルティエリア外から左足ミドルを一閃、放たれたボールは無回転のまま修徳ゴール左に突き刺さります。何と開始10分で東京朝鮮が修徳相手に2点をリード、東京朝鮮恐るべしといった感じの序盤となります。

2img_5714

一方修徳は、前の試合でもキーとなった左サイドの11番の選手がスペースを作ってはしきりにボールを呼び込むのですが、東京朝鮮もこの修徳のストロングポイントを消すべくこのスペースを潰し、修徳の思うようなゲームを展開にはさせません。それでも、前半21分頃には、修徳がダイレクトやワンタッチの速いパス交換を織り交ぜてスペースを作り、東京朝鮮DFラインの裏を突くチャンスを作りますが、これはGKと交錯しファウルとなってしまいました。このあたりから、2点ビハインドとなった修徳も徐々にエンジンが掛かってきた感じはしました。しかし、前半はこのまま東京朝鮮2点リードで折り返します。

2点追う形になった修徳は何か仕掛けてくるのか?はたまた東京朝鮮はこのリードを守り抜くのか?このように後半の激しくなるであろうゲーム展開を大いに期待していたのですが、実際には私たちの期待も想像もはるかに超越した展開になります。

後半まずは両チーム選手交代を実施、東京朝鮮は14番、修徳は14番と15番を投入しましたが、開始早々に修徳と東京朝鮮と両校にイエローが出てしまい、激しい立ち上がりとなります。

しきりに左サイドを攻め続けていた修徳キーマン11番の選手がファウルを受けます(彼は負傷し一旦ピッチを出ます)が、ここで得たFKを今度は修徳が直接狙います。ボールは東京朝鮮ゴールマウスを捕らえますが右ポストを直撃、しかし、これをきっちり詰めていた15番の選手が押し込んで修徳が1点を返します。選手交代ずばり的中、しかもセットプレーからのこのゴールを機に修徳の動きが俄然良くなっていきます。忘れてならないのは、前半あれだけ左サイドから展開していたのに、後半は右サイドからの展開中心に変えた修徳の戦術転換です。これが東京朝鮮右サイドを面白いように崩します。

1img_5734_2 

押せ押せになってきた修徳は続く後半11分には、再三狙い打ちしていた右サイド7番の選手からのクロスに9番の選手がドンピシャヘッドを打つも惜しくもGK正面、直後の12分にはこれも右サイドからのクロスに中央10番の打ったシュートのこぼれ球を11番の選手が決めてついに修徳が同点に追いつきます。このシーンでは修徳はツキも呼び込んでいる感じがしました。

追いついた修徳の猛攻はまだ続き、後半14分、空いた右サイドを9番の選手が長いドリブルで持ち込んでそのままシュートの場面がありました。そして、続く後半15分でした。またも右サイドからの早いクロスにこれまで再三チャンスを演出する側だった11番の選手がドンピシャのタイミングでヘッドでこの日2点目を決め、ついに逆転します。

3img_5752

よもやの逆転を喰らった東京朝鮮も負けじと19分、6番の選手がFKを直接狙い、壁を綺麗に越えていきましたが、これは修徳GKも必死のパンチングでクリアします。しかし、相手に流れを渡さず攻撃の手を緩めない修徳は、後半21分、これでもかと完全にバランスを崩した東京朝鮮右サイドをえぐり、7番の選手のクロスに左サイド11番の選手がシュートを決めて4点目を奪取、修徳11番宇都宮選手のハットトリックが成立します。

後半の15分間で4点をもぎ取って逆転した修徳は後半を支配しますが、東京朝鮮も意地を見せ、34分の絶好の位置でのFKは名キッカー6番の選手に託されましたが、これは惜しくもバーに嫌われ、このまま4対2で修徳が3年ぶりの決勝の舞台へ駒を進めました。

この試合、修徳が後半見せたサイド攻撃の完成度の高さはすばらしかったです。東京朝鮮も10番の選手を中心に全員が高い技術があり、本当に最後まで質の高いサッカーを見せてくれました。個人的には東京朝鮮がまさか4失点するとは全く予想だにしていませんでした。

この試合は本当にスペクタクルなゲームでした。両校の選手に感謝し、心から拍手を贈りたいです。

kumazemi's favorite players 2009:東京朝鮮の10番

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コメント

ナイスレポート
有難うです。

U-17W杯日本VSスイス戦のような展開でした。

高校生年代ではメンタル面が成熟していないのが出てしまった試合ですね。一度崩れるとなかなかリカバリー出来ないのが大逆転を生み出す要因になっしまいますが、そこが高校サッカーや高校野球の魅力ですね。

激戦ですねっ!!!!!!!!!!
東京朝鮮2点リードしてただけに・・・
しかし、早々に2点リードすると難しい試合運びになることも。
FINALレポート楽しみです!

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