帝京vs東海大菅生
Kumazemi Report | 2009-04-26 |
平成21年度関東大会東京予選準決勝 |
清瀬内山グラウンド(晴) |
![]() |
|
![]() |
前日の雨もすっかり上がり晴れ渡る清瀬内山グラウンドにて、関東大会都予選準決勝が行われました。第1試合は帝京と東海大菅生の対戦です。
まずペースを握ったのは帝京でした。中盤から速い展開で前へとボールをつなぎ菅生ゴールに迫ります。8分には左サイドでポイントとなっていた14番のシュートもありました。押される形となった菅生はボールを奪ってからの素早いカウンターでチャンスをうかがっていきます。FW11番がロングボールの受け手となり奮戦しますが、帝京の堅い守備の前に思うようなプレーをさせてもらえません。守備が光っていたのは菅生も同じで、決定的な形は作らせませんでした。
帝京に大きなチャンスが訪れたのは前半30分のことでした。9番がスルーパスに走りGKと1対1となりシュート。ここは菅生GKのナイスセーブで得点とはなりませんでした。緊張感漂う攻防の前半は両者無得点のまま終わります。
後半開始直後の1分、菅生に大チャンスが訪れます。センタリングを跳ね返されたこぼれ球をつないで入れたボールを、9番がDFと競り合いながらシュートします。放物線を描いてゴールへと向かったボールは無情にもクロスバーに跳ね返されました。
出だしに決定機を作った菅生でしたが、時間が経つにつれて帝京の厚い攻撃に押されていき、攻める帝京と守ってカウンター狙いの菅生、という構図が出来上がっていきました。帝京は6番が存在感を放つ中盤から次々とボールを入れてゴールをこじ開けようとしますが、菅生はセンターバック3番を中心に懸命なディフェンスで持ちこたえます。終盤に入ると、菅生が帝京ディフェンス裏に空いたスペースをどんどん狙い、どのプレーで点が入っても不思議ではない手に汗握る展開となりました。しかしそれでも得点は生まれず、延長戦へ突入します。
延長戦に入っても一進一退の攻防は続きます。延長後半10分にはゴール前での混戦から帝京のシュートがありましたが、この日大活躍の菅生GKが好セーブを見せて延長戦も終了。決着はPK戦に持ちこまれ、3-1で制した帝京が決勝進出を手にしました。
100分間の激闘の末にPK戦で勝者が決まったこの試合、実力の拮抗した2チームによる素晴らしい試合でした。最後まで集中力が切れることなく戦った選手達に拍手を贈らせて頂きたいと思います。
コメント