東京朝鮮vs都三鷹
Kumazemi Report | 2009-04-19 |
平成21年度関東大会東京予選3回戦 |
清瀬内山グラウンド(晴) |
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晴天に恵まれた関東大会3回戦が清瀬内山グランドにて行われました。
試合開始直後から東京朝鮮はサイドを大きく使います。左右サイドバックが果敢に攻撃に参加、大きなサイドチェンジから切れ込む攻撃で都三鷹を揺さぶり、速くて精度の高いクロスで攻撃をく仕掛けます。
特に右サイドを7番の選手が、左サイドを8番の選手が、何れも前線の選手を追い越して攻撃参加、厚みのある攻撃を見せます。前半8分には、9番の選手を追い越した7番の選手に都三鷹DFがつられ、できたスペースへそのまま9番が切れ込んでシュートまで持ち込むシーンもありました。
東京朝鮮優勢で進んでいた前半10分、今度は左サイドのスペースに飛び込んだ11番へパスが通るとそのままシュート、きっちりインパクトされたボールが都三鷹ゴール右へ突き刺さり、東京朝鮮が先制します。
流れが掴めず我慢すべき時間に失点してしまった都三鷹ですが、東京朝鮮の少ないタッチで速くリズミカルなパス回しや、何度となく繰り返されるサイド攻撃に守備に割く時間が長くなり、、なかなかチャンスを作れません。結果的に前半はこのまま東京朝鮮1点リードで終了、都三鷹の前半26分と36分にチャンスがありましたが、何れも決定的なチャンスにはならず、前半は東京朝鮮に優位にゲームを運ばれる展開でした。
後半に入って、2分でした。1点を追う都三鷹が東京朝鮮ゴール前にボールを運び、ややゴール左のポジションからシュートに持ち込み、何とか流れを掴みたいところでしたが、攻撃力に勝る東京朝鮮が再び攻撃のアクセルを踏むと、またもや速くて精度の高いクロスでサイド攻撃を展開、都三鷹に流れを渡しません。
早めのタテ攻撃からチャンスの糸口を見つけようとする都三鷹でしたが、東京朝鮮はサイド展開、中央突破、そして速攻、遅行と多くの選択肢を有し、ついに後半16分、後半からゲームメークに冴えを見せ始めていた10番の選手が、ゴールを背にしてボールを受けながらも素早い反転からシュート、すると都三鷹DFの寄せも間に合わず、見事に三鷹ゴールに突き刺さり、リードしていた東京朝鮮が追加点を奪取しました。
この2点目は試合の流れからしてもかなり大きな得点となり、この後も東京朝鮮は攻撃の手を緩めず、三鷹陣地でのゲームを展開、集中を切らさない守備でゴールを脅かされる場面を作らせないまま、2対0で東京朝鮮が勝利しました。
東京朝鮮は高い個人技を持ち、さらに精度の高いパスサッカーができ、春先の新チームとしては完成度が高い感じを受けました。
東京朝鮮の次の相手は山下先生率いる都駒場です。一昨年選手権都大会でのあの試合のリベンジは、この都駒場に勝ってこそ果たせるという思いでしょう。この準決勝カードは両校によるすばらしいパフォーマンスを期待できそうです。
そういえばパク リョンイ君どうしてるかな。
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