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2008年10月22日 (水)

修徳vsかえつ有明

Kumazemi Report 2008-10-19
第87回全国選手権東京Aブロック3回戦
清瀬内山グラウンド(晴)
修徳   vs   かえつ有明
1
0 前半 1
1 後半 0
0 延前 0
0 延後 0
1
3 PK 1

午前中より風が少し強くなった清瀬内山グラウンドで行われたベスト4をかけての修徳vsかえつ有明戦、速報隊員が写真は撮れなかったものの感動のリポートを届けてくれました。

キックオフ直後は両校とも探り合いのような状況で、中盤でボールの奪い合いという展開でしたが、前半10分のかえつ有明の初シュートを皮切りに、徐々にかえつ有明がペースを上げていきます。かえつ有明は、右サイドを細かいパス回しでつなぐ攻撃を中心にペースをつかんでいき、FW10番の選手が俊足を生かして修徳DFの裏を取ったり抜き去ったりと活躍を見せ、修徳ゴールに襲い掛かりますが、修徳はチームプレーで猛攻を防いでいました。

一方、修徳も黙ってはいません。高さのある堅い守りからボールを奪うと、攻め上がっているかえつ有明の右サイドのスペースへとロングボールを流し込み、一気に駆け上がります。この時、修徳10番の選手が攻守にわたりサポートし、DFの裏を狙うべく動きまわる9番にボールを入れ、シュートチャンスを作っていきます。ライン際でのかえつ有明のショートパス、修徳のロングパスは見もので、両校ともライン際の強さ・うまさが光るいいプレーが続出の展開でしたが、試合としては膠着状態が15分ほど続きます。

試合が動いたのは前半27分です。かえつ有明がまたもや右サイドを細かいパス回しで攻め上がり、中央へグラウンダークロスを出すと、それに反応して走りこんできた選手がドンピシャのタイミングで足を合わせゴールを決めました。かえつ有明がスコアを1-0とします。

先制し、勢いづいたかえつ有明は、その後10分ほど左サイドを中心にショートパスをつなぎ波状攻撃を仕掛けます。修徳にとっては耐える時間帯となっていましたが、先制されても焦ることもなく、運動量・集中力とも切らさず必死に守りを続けます。必死の守りから前線へボールを運び、攻撃回数を増やしていくことで、少しずつ自分たちのペースを取り戻し、試合は膠着状態のまま前半戦終了となります。

後半戦、先にペースをつかんだのはリードしているかえつ有明でした。両サイドを使いながら短くパスを回し修徳ゴールに襲い掛かる、かえつ有明押し気味の試合展開となります。

修徳は後半10分に9番の選手がバイタルエリア右から強烈なシュートを放ちますが、枠左に外れます。両校ともに疲れの見えだしてきた後半21分、修徳ベンチが動き2名の選手を交代をします。これが功を奏したのでしょうか、ここから徐々に修徳がペースを取り戻し、少し運動量が落ちてきたかえつ有明からボールを奪う場面が増えてきます。

後半30分過ぎから修徳が怒涛の攻撃を見せ始めます。後半34分には、修徳7番の選手が右サイドを駆け上がり絶妙なクロスを上げると、12番の選手が頭で合わせましたが枠右に外れました。疲れの見えてきたかえつ有明に対し、2人の選手交代から勢いに乗ってきた修徳。2人に引っ張られるかのように、他の9人の選手も運動量を落とさず、果敢にかえつ有明ゴールを脅かしていきます。かえつ有明も必死の守備で修徳の攻撃を防ぎますが、後半36分に修徳がPKのチャンスを得ました。後半の疲れのある中、攻守ともに必死に走り回っていた修徳10番がキッカーです。プレッシャーのかかる中、落ち着いてキーパーのいない真ん中へ蹴りこんでゴールを決めました。修徳が追いつき、1-1となります。

このまま修徳押し気味の試合が続きますが、ロスタイムも消化し後半終了となります。ベスト4を掛けた戦いにふさわしく、激闘は延長戦に突入していきました。延長前半2分にはかえつ有明、3分には修徳がペナルティーエリアからシュートを放ちますが、ゴールにはなりません。疲れがピークに達しているであろう身体に鞭打ち、両校一進一退の攻防を繰り広げますが、膠着状態のまま延長戦前半は終了します。

延長戦後半、最初のシュートはかえつ有明でした。風の影響もあり、あわやゴールかと思われましたがクロスバー上に外れます。試合が動いたのは延長後半5分。修徳の攻撃を防ごうと、かえつ有明は必死に守っていましたが、ペナルティーエリア内でファールを取られ、修徳にPKのチャンスを献上します。修徳サポーターはビッグチャンスに大声援の嵐。私の周りにはかえつ有明のサポーターの方が多かったのですが、みなさんからはため息の声でした。そんな中立派だったのが、かえつ有明選手応援団でした。キーパーを信じ、最後まであきらめずに大声で応援をしていました。その祈りが通じたのか、何とPKをファインセーブ。修徳のキッカーも左上の厳しいところを狙ったのですが、かえつ有明キーパーが横っ跳び一番でゴールを死守します。ピッチの雰囲気が一瞬にして逆転しました。かえつ有明のキーパーの精神力・判断力には本当に感動しましたし、その後ピッチの雰囲気が変わった中でも決して攻撃の手を緩めない修徳イレブンの集中力・精神力にも感動しました。

この感動さめやらぬまま、両校ゴールを奪えず、両校イレブンが死力を尽くした延長戦も前後半終了し、PK戦に突入します。PK先攻は修徳、後攻がかえつ有明です。激闘の試合を戦った満身創痍のイレブンが共に肩を組み、勝利を信じ、気持ちを一つにしているのが、見ていてすごく伝わってきます。どこからこのエネルギーが出てくるのか、と不思議な気持ちになるぐらいのオーラを選手は出している中、PK戦がスタートしました。

結果、修徳のキーパーがファインセーブを連発し、3-1で修徳が激闘の末の逆転勝利を手にしました。

トーナメント戦は勝者がいれば、必ず敗者がいます。そのような極度の精神状態の中で試合をしていた両校イレブンは、試合終了後、極度に張りつめた緊張感と敗れた悔しさから、涙を流して崩れていました。

修徳イレブンは最後まであきらめず、走り切った100分。本当にお疲れ様でした。そして、本当におめでとうございます。準決勝も素晴らしい戦いをしてくれることを期待しております。また、惜しくも敗れたかえつ有明イレブン。本当にお疲れ様でした。そして、感動を本当にありがとう。選手応援団を率いていた方も泣き崩れていましたが、このようなお互いを信じ支えあえるチームというのは本当に素晴らしいと思います。この悔しさをバネに、3年生はこれからの人生を素敵な人生に、2年生、1年生は来年に向けてまたいいチームを作って選手権予選に出場してきて下さい。両校イレブン、監督、コーチ、保護者の皆様、このような素晴らしい試合を見せて頂き本当にありがとうございました。

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コメント

レポートありがとうございました

私も 隣の久我山戦を横目に かえつ側で観戦しました

本当に手に汗握る好ゲームでした

PKを与えた選手も決めた選手も止めた選手も本当に極限と言える動きでした

ベスト8のカードではもったいない気がしました
是非修徳には頂点までいってほしいと思います

感動的な試合でした

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