国士館vsかえつ有明
Kumazemi Report | 2008-06-21 |
平成20年度高校総体都大会2次準決勝 |
駒沢第2球技場(晴) |
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今にも雨が降り出しそうな暗い空の下、全国への切符をかけて国士舘とかえつ有明が対戦しました。豊富な運動量で圧倒するかえつ有明でしたが、ここまで勝ち上がってきた勢いで運まで味方につけた国士舘がインターハイの切符を手にしました。
序盤からかえつ有明の良さが目立つ展開となりました。フォワードからディフェンダーまで、どの選手もビックリするくらいよく走るのですが、無駄な動きというものがありません。ボールをもらった国士舘の選手に対して一気に寄せてボールを奪うと、その瞬間に前線の選手はパスをもらうための動きだしを始めます。特に目立っていたのは10番の選手でした。どこにでも顔を出してパスをつなぎ、またドリブルでの突破も見せていました。
かえつ有明は前半17分、CKのこぼれ球からシュートを撃ちますが、これはポストに弾かれてしまいます。ここからも両サイドから精度の高いセンタリングを上げてゴールを狙っていくものの、国士舘の懸命な守備になかなかシュートまで持ち込ませてもらえませんでした。
国士舘も決して防戦一方だったわけではありませんが、かえつ有明の勢いに良さを出し切れていない印象もありました。それでもしっかりとチャンスを組み立てていきます。前半終了間際には、GKからのボールをゴール前でうまくつないでシュートまで持ち込む場面がありました。
0-0で試合を折り返して迎えた後半も、かえつ有明が押し気味に進めますが、後半8分に試合が動きます。かえつ有明は中央でのパス交換で空けた左サイドに展開し、そこから中へ切り込んでゴール正面からシュートを放ちました。これをGKがセーブした国士舘は、ボールを素早く前線へ送ります。このボールを受けた左サイド11番が深い位置まで突破しセンタリングを上げると、中央で1人潰れたその向こう側でフリーで待ち受けていた8番にボールが渡ります。これをしっかりと決めた国士舘が先制に成功しました。
このゴールで流れが大きく変わりました。国士舘は俄然動きが良くなり、17分には速攻からゴール前で数的優位を作りますが、11番のシュートはかえつ有明GKの好セーブに阻まれます。続く22分には、中盤でドリブルを始めた10番が左に流れながらペナルティエリア内に入ると、GKの位置を確認して浮かせたシュートを打ちます。このボールがかえつ有明DFに当たりオウンゴールとなりました。国士舘が2点のリードを奪います。
あっという間に得点差をつけられてしまったかえつ有明でしたが、ここから再び猛攻を仕掛けます。29分、右サイドから崩すと、ペナルティエリア内でGKと1対1の局面を迎えます。狙い澄まされたシュートは入ったかと思われましたが、国士舘GKの片手で弾くスーパーセーブに阻まれました。38分には左サイドでフリーとなった10番のシュートがポストに跳ね返される場面があり、どうしてもボールがゴールに入ってくれません。
結局、かえつ有明の猛攻を凌ぎきった国士舘の勝利で試合は終わりました。ホイッスルと共にかえつ有明の選手はピッチに崩れ落ちてしまっていました。立派な試合をしても勝てない試合がある、と口で言うのは簡単ですが、戦った選手達にそう言っても良いのかどうか、正直なところ自分でもわかりません。ただ、観ていて強く印象に残るプレーをまた観せて欲しいと、誠に勝手ですがこの場を借りて伝えられればと思います。
国士館には、持ち前の相手の攻撃を凌いでワンチャンスを決められる勝負強さでインターハイでも上を目指して欲しいです。
取材:コータロー
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獅子がついに起き上がりましたね。名門の底力はさすがです。
お久しぶりでございます!
コメントありがとうございました。かえつ有明は本当に強くなりました。これも練習の賜物でしょう。私も選手権でのかえつ有明の快進撃を期待しています。
投稿: コートンハンクス様<kumazemi | 2008年6月27日 (金) 00:30
ご無沙汰してます。
久々に都合がついたので、駒沢に行きました。
ほんのちょっとした、攻守のバランスの崩れによる失点で敗れた「かえつ有明」ですが、「国士舘」ディフェンス陣を翻弄させた内容は次の選手権に生かされてくると思います。
三年生にとっては最後の選手権。期待しています。
投稿: コートンハンクス | 2008年6月23日 (月) 23:44