修徳vs中大杉並
Kumazemi Report | 2008-01-20 |
平成20年度関東大会東京予選1回戦 |
駒沢第2球技場(晴) |
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駿台学園vs東京成徳に引き続き、駒沢補助競技場では修徳と中大杉並の試合が始まります。時間が遅くなるにつれ寒さもどんどん厳しくなってくる中、両チームの選手がピッチに登場しました。
立ち上がり主導権を握ったのは修徳です。4分に右の6番からのセンタリングを、中央の9番がヘディングで合わせますが、これは左に外れました。空中戦で絶対的な強さを見せるこの9番の選手は、この試合のキープレーヤーとなります。15分ごろまでは修徳が、武器のサイドからのセンタリングを多用して攻め込む時間帯が続きました。
中大杉並は16分、7番がペナルティエリア付近でボールをキープし、少し後ろに戻すと、13番がミドルシュートを撃ちます。ゴール左に外れましたが、これをきっかけに攻勢に転じます。25分には右CKからゴールを狙いますが、これは修徳GKが何とかクリアしました。
しかしこの後、流れが再び修徳に傾きます。28分に、ロングボールをエリア内で9番が競り、こぼれたボールを10番がシュートして先制点を上げました。その後も9、10、11番が中心となり、ロングボールから次々と追加点を狙いに行きました。ここは中大杉並が踏ん張り、修徳1点リードでハーフタイムを迎えます。
前半からの勢いに乗る修徳は後半6分、左サイドからのロングボールをエリア内で9番がポストプレーで落とします。ここに10番が走り込んでミドルシュートを決め、リードを2点に広げました。1点目と同じパターンで決められるところに、修徳の強さをかいま見た気がしました。
2点を追う展開になった中大杉並でしたが、ここから必死の追い上げを見せます。9分、12分と良い攻撃の形を作ると、14分にはパス回しからボールをキープし、ペナルティエリア内で相手を抜こうとした7番が倒されてPKを獲得します。このPKを7番自らが落ち着いてゴール右に決め、スコアを2-1としました。
ここから26、7分まではお互いにゴール前までボールを運ぶ展開が続きます。守りに重点を置いてロングボールでチャンスを作りたいように見えた修徳に対して、GKの「勝たなきゃ上行けねーぞ!!」の声に象徴されるように、ゴールするしかない中大杉並が勢いで勝っていきました。30分前後は、12番、18番をはじめとして積極的にシュートを撃っていきますが、なかなか枠内には飛びません。そうしている内にペースを取り戻した修徳が守りきり、結局2-1のまま試合は終了しました。
敗れた中大杉並ですが、後半の猛反撃は思わず応援してしまうほど気持ちの入ったものでした。見方を変えれば、それを凌ぎきった修徳が試合巧者だったということでしょうか。暁星と当たる2回戦が行われるのは4月になりますが、完成度のより高まった修徳を観られるのは楽しみですね。
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昨年の選手権予選対かえつ有明戦でも感じましたが、中大杉並は確実に実力をつけてきていますね。関脇、大関クラスはそう簡単には勝たせてくれませんが、夏が楽しみです。
なお、この記事もコータロー君が取材してくれました。
※07シーズンも終了いたしましたのでkumazemi's favorite players 2007をオープンします。
kumazemi's favorite players 2007が見れないのですが…
投稿: ん | 2008年2月22日 (金) 22:34
2008のT3リーグに急遽かえつ有明が参入決定したんですね。
是非頑張って貰いたいです
投稿: サッカーファン | 2008年2月19日 (火) 18:11