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2007年10月24日 (水)

都駒場vs國學院久我山

TEAM kumazemiの最新秘密兵器コータローの初取材記事です。以下全文加筆修正なしで掲載いたします。なお、写真は「普通のおじさん」アキゼミが撮影いたしました。

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Kumazemi Report 2007-10-21
第86回選手権東京大会Bブロック3回戦
駒沢補助競技場(晴)
都駒場   vs   國學院久我山
2
0 前半 0
2 後半 1
1

小春日和」よりも「小夏日和」がしっくりとくる陽気の中、駒沢補助競技場に國學院久我山と都立駒場が登場です。私、こと高校サッカーに関しては全くのド素人で、レポートさせて頂くこと自体恐れ多いのですが、ド素人なりに感じたことを表現してきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

この試合、感動という言葉そのままに、感情を揺り動かされた80分間でした。

前半は久我山ペースで始まります。独特の間合いとリズムの10番を中心に細かいパス回しを見せると、左サイドに張る14番や、中央の8番が積極的にゴールを狙い、駒場DF陣を悩ませました。特に久我山左サイドの攻防は激しく、駒場が2人でボールを奪いに行っても、久我山はその隙間を縫うようにパスをつないでいきます。シュートまで持ち込む場面もあったのですが、得点を奪うことはできません。

前半14分頃、久我山の最初のCKだったでしょうか、ファーサイドで久我山8番と駒場DFが接触し倒れます。このとき久我山8番が、駒場DFが起き上がるのを待って軽くタッチしたのですが、こういうシーンは大好きです。かっこいいですね。

話が少し逸れましたが、試合は久我山ペースのまま進んでいきます。10番と9番がきれいなワンツーで突破すれば、ゴールを背にしてボールを受けた8番がワントラップで振り向き相手を置き去りにする場面もありました。32分頃にはCKからファーサイドで4番が完璧なヘディングを放ちますが、無情にもクロスバーに弾かれてしまいます。圧倒的に攻めているのにどうしてもゴールが奪えないのは、久我山側としては非常に嫌な展開だったと思います。

反対に駒場側としては、攻められていても失点していないとポジティブに考えられたかもしれません。私はそう感じたのですが、それは駒場GKのプレーがとても印象的だったからです。好セーブや思い切った飛び出しに加え、良く声が出ていました。一方的に攻められている中で、彼の声はDF陣に力を与えていたように見えました。

両チームの選手がどう感じていたかは想像の域を出ませんが、圧倒的な久我山ペースという事実は変わりません。特に35分以降は、10番がこれまで以上に鋭いプレーを次々と見せていきますが、ゴールは依然として遠い存在のままでした。

前半終了間際、猛攻を耐え抜いた駒場に突然のチャンスが訪れます。ロングボールから11番がシュートを撃ちますが、これは久我山GKが好セーブを見せ、0-0のままハーフタイムに突入しました。

後半に入り、駒場が積極的にシュートを撃ちに行く場面がありましたが、久我山の勢いは前半から衰えを見せません。前線の選手がポジションを流動的に代えながら、休み無く厚みのある攻撃を展開します。後半13分にはCKから2番がニアに飛び込み合わせますが、これがポストに当たってしまいました。直後に10番がGKと1対1の局面を迎えると、シュートではなくフリーの2番へのパスを選択しますが、これはオフサイドとなります。

試合が動いたのは後半22分でした。駒場が右サイドで浮き球を拾いゴール前に入れると、最後はゴール前に詰めていた9番が押し込んで先制しました。予想外、と言っては駒場に失礼ですが、全く予期せぬゴールに会場はどよめきます。これで勢いづいた駒場は、直後にもGKと1対1の局面を作りますが、ここは久我山GKが果敢に飛び出してセーブしました。
確実に流れを変えた駒場のゴールでしたが、久我山も徐々に反撃に転じます。後半28分、右の10番から中央9番へパスが通り、絶好のチャンスを迎えました。シュートは駒場GKが弾いてCKになります。2本続いたCKを凌いだ駒場でしたが、ここでGKがボールを持ったままエリア外に出てしまい、危険な位置でFKを与えてしまいます。

Pict0265_2ゴール正面やや左、約20ⅿからのFKをゴール左にきれいに沈めた久我山10番は、喜びを爆発させながら駒場ベンチに向かって絶叫していました。ゴールを決めて相手ベンチに向かう行為自体は、賛否両論あるかもしれません。ですが私は、彼が心の底から出したかのような声がとても好きでした。感情をストレートに表現する姿に、若干のうらやましさを感じたことも否めません。

さて試合に戻りましょう。残り時間が10分ほどということもあり、両チームとも勝利への執念がさらに燃え上がったのでしょうか、激しい攻防が繰り広げられます。少しずつ押し込む久我山が、隙を突かれてハーフウェーライン付近でボールを奪われたのが37分のことでした。ゴールまで無人のフィールドを独走しようとする駒場の選手を後ろから久我山の選手が掴み、一発レッドで退場となりました。

Pict0307 決定的チャンスを潰された駒場でしたが、ここでもらったFKから決勝点が生まれます。3番が大きくゴール前に上げたボールが、ニアで流されてゴールに吸い込まれました。後が無くなってしまった久我山は、とにかくボールを前線に運びシュートを撃ちます。終了間際には久我山8番が1人で突破しますが、駒場DFとGKの気迫あふれる守備を破ることはできませんでした。

終始攻めながらもゴールが遠かった久我山には、つらい試合だったと思います。試合終了と同時に倒れ込んだ選手の姿が、全てを物語っていたようでした。残念な結果にはなりましたが、観る者をゾクゾクさせるような攻撃には誇りを持って欲しいと思います。少なくとも私の記憶と感触には、この日の久我山サッカーがしっかりと刻まれました。感謝しています。

番狂わせを演じた駒場にも、ホイッスルと共に崩れ落ちた選手がいました。最後列からチームを励まし続けたGKです。失点のきっかけが自分のミスだったこともあり、ギリギリの精神状態で最後まで戦っていたのだと思います。その彼にチームメイトが手を差し伸べた時、チームが1つ成長した瞬間を見たような気がして、私、年甲斐もなく泣いてしまいました。準決勝でもチーム力を出し切ってサッカーをして欲しいと心から思っています。

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20代の感性豊かな青年によるみずみずしい文章です。何も言うことはありません。彼は天才です。

私(kumazemi)は今日(24日)の午後から26日まで海外へ出かけますので、清瀬内山会場のレポートは帰国後にアップいたします。

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都駒場vs國學院久我山を参照しているブログ:

コメント

コータローに乾杯のご発声までいただいて、恐縮です。駒場と三鷹の試合はすごい試合になりそうですね。

貴重な情報ありがとうございました。本当よくご存知ですね。とても勉強になります。

まずは、コータローさんのデビューに乾杯!
東京の高校サッカーの更なる発展に、今後のご活躍を期待しています。(多くのクマゼミフリークは、暖かい気持ちで応援することマチガイナイ!)

「駒場」、「三鷹」のみなさん、次戦はファイナリストへの権利を賭け、又「久留米」なき後の、西の都立の雄を決する戦いです。
残された日々を有意義に、そして体調管理に気をつけて、当日を迎えてください。
熱いゲームに期待してます。

こんにちは。
この試合は、前回の都三鷹vs東京朝鮮と同様、監督の対策が決まった試合でした。試合終了後、山下監督も、中田監督が見事にはめ込んだ(業界用語で、相手のゲームを予想して、ゲームプランを立ててその通リにゲームを行い、勝つ事)なと評価していました。ポゼッションサッカーに対して勝つため(見ていて綺麗なゲームでなく)に何が必要かを示したと思います。試合中も、駒場の選手は、ボールを保持する相手選手にすばやく寄せ、2・3人で囲んでボールを取る。一人の時には、無理に飛び込まずに待つ、また、いくらパスを回されても、自分の視野の中に留めている限りは、あわてない等我慢強い守備を行っており、攻撃は、カウンター狙いで、手数をかけずに早く前線に送っていました。これに対して、久我山の選手は、横パスは出せるが、縦に楔を入れることが出来ずに、段々と縦に大きくけりこみ始め、自分達のサッカースタイルと異なりはじめていました。特に、最後の突破の所では、個人の技術をあてにしてしまう形が多く、ほとんどサポートの動きが見られませんでした。駒場のゲームプランは、パスは回されても、シュートは打たせない、もしくは、GKの取れるところに打たせ、相手を引き寄せて空いたスペースを使ってゴールへ一直線に攻める形でした。試合終了後、中田監督と話をしましたが、やはりポゼッションサッカー対策を、この一ヶ月行っていたそうで、練習試合の相手も、格上と思われるチ-ムを選んでいたそうです。ポゼッションサッカーがうまくいかないと、かならず大きく縦蹴になり、守備側の裏スペースを使う形になる、その対応も練習したとの事です。また、攻撃は、最初はトップに当てていましたが、相手の守備陣にたいして、負担が小さいと判断して、大きく縦に蹴りこんで、守備陣を自分のゴール方向へ向かわせるようにしたとの事でした。このレベルから上のクラス同士の戦いになると、監督同士の駆け引きが強くなり、個人の性格や生き様が出るため、ゲームが将棋の様になる気がします。試合終了後、ゲームの解説を監督にしてもらえるとよりその観が強くなります。また、このクラス(東京代表を狙える)のチ-ムは、監督の意思をピッチ上に表現できることがミニマムのような気がします。この試合に関しては、国学院久我山のサッカースタイルが中心で、久我山は何処までスタイルを貫けるか、駒場はいかに久我山にそのスタイル以外のサッカーを行わせるかがの戦いだったようにみえました。久我山も最後まで、自分達のスタイルを続けられれば、違った展開になったかもしれません。それに引替え駒場は、後半途中から、小柄だが、足が速く、守備陣の裏へ抜けタイプで、なおかつ体をはれる選手をFWに出すなど、ゲームプランが一定していたようです。選手もゲームプランを充分に理解していたようで、判断に迷いがなく、完全に力を出し切ったようで、試合終了時に何人かの選手が、ピッチに倒れこんでいました。負けたチームの選手にはよくあることですが、勝ったほうのチームでは、珍しいことです。久我山の監督もハーフタイムにきちんとした指示をだしていましたが、選手達がいつもの試合と雰囲気が異なることに、対応する前に、駒場のゲームプランに乗せられていたようにみえました。いずれにせよ、東京代表を勝ち取るためには、このような試合を勝ちきっていく必要があり、高校生という限定された枠内でも、これだけの深さがあるのが面白いところだと思います。すこし、内部に入った情報を得ましたので、レポートさせていただきました。

堀越が負けた東京成徳の試合レポート楽しみにしてまってます ^。^

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