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2007年9月27日 (木)

都三鷹vs東京朝鮮

いつも応援してくださり、コメントもいただいているコートンハンクス様より、都三鷹vs東京朝鮮戦のリポートをいただきました。読むと見ていたかのように情景が浮かび上がるすばらしいレポートです。

Img_0376

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昨年ファイナリストへ一歩届かなかった東京朝鮮と一昨年のファイナリスト都三鷹の興味ある一戦です。

~試合開始前~

私がこのゲームに興味を抱いたのは、8月末の東京朝鮮vs帝京(Tリーグ)戦における東京朝鮮の高校生とは思えない左右両サイドからの攻撃に感銘を受けたこと、前述したとおり東京朝鮮の2、3年生は昨年の悔しさを、都三鷹は一昨年の悔しさをゲームの中でお互いにぶつけて、白熱した戦いになるのではと思ったからです。

試合開始前のアップでは、一糸乱れぬアップ体操をこなす「静」の東京朝鮮とオープンスペースへのダッシュを行なう「動」の都三鷹の対照的な姿が印象的でした。

~前半~

試合は予想どおり、東京朝鮮は攻撃力を生かす3トップ気味の布陣に対して、都三鷹は1トップで中盤とディフェンスを厚くした布陣で対抗していたと思います。その三鷹の厚い布陣が最後まで東京朝鮮を苦しめるとは誰が予想したでしょうか。恐らく当の三鷹関係者でさえも「してやったり」以上の出来だったと驚いているのではないでしょうか。

試合開始のホイッスルが鳴って5分、早くも試合が動きます。三鷹のGKがパントキックでボールを蹴ると主審の笛が鳴り響き、副審が旗を振っています。様子を見ていると三鷹ゴールのほぼ正面、ペナルティエリアのすぐ外からの東京朝鮮FKです。駒沢補助Gはご存知のとおり観戦位置が低いので、ファーサイドの奥域やエリアラインが非常にわかりづらく、何が起きたのか理解できないままでした。どうやらGKのパントキックがハンドの判定を受けたようです。三鷹はキーパーサイドを空けて6人位の壁を作りましたが、東京朝鮮キッカーから放たれたキーパーサイドへ低い弾道の強烈なボールが三鷹ゴール右隅に鮮やかに決まり、東京朝鮮が先制します。残り時間が少ないのであれば守りに入るのは当然ですが、開始5分に思わぬ展開で先制できた東京朝鮮にすればさらに追加点を取って前半でゲームを決めてしまおうと思うのは当然です。しかし、そこに三鷹の試合展開が残されていました。

三鷹はしきりに東京朝鮮に前掛かりなバックス陣の裏のスペースへボールを運ぼうとしています。そして先制点を取られてから5分後、今度は三鷹に思いがけない絶好のチャンスが巡ってきます。東京朝鮮バックス陣が、自陣ペナルティエリア前で安易なゴロの横パスを出したところを三鷹FWがカット、そのままGKとの1対1を落ち着いて決めて同点とします。これで試合は振り出しに戻りました。両チームともミスからの失点で、どちらが早く精神的ダメージを払拭できるかも見所になってきます。

15分には三鷹の選手がマークの甘くなった隙を突いて東京朝鮮ゴール前ペナルティエリア外からミドルシュートを放つもGKがはじいてCK、20分にもCKを得るなどチャンスを作っていきます。しかしてこの20分のCKから東京朝鮮は見事なカウンター攻撃を見せます。センターサークルあたりでクリアボールを受けた東京朝鮮FWがドリブルで中央突破を図り、三鷹バックス陣が詰め寄ったところを右サイドに展開、ここでボールを受けた選手が右45度からファーポストを狙ったインサイドキックのシュートを放ち、ボールはGKの右脇を通過していきます。誰もが「あ、入った」と確信した瞬間でしたが、無情にもボールは右ポストをボール1個分かすめていきました。この時ばかりは両チームの選手ともスローモーションのように転がるボールを足を止めて見入っていたのではないでしょうか。30分過ぎには三鷹ゴール前で東京朝鮮のワンツーからのシュートがありましたが、シュートに勢いがなく、難なくGKにセーブされる場面もありました。その後は両チーム一進一退、このまま前半は1対1で終わります。前半で感じたことはセカンドボールに対する詰めやボール奪取は中盤を厚くした三鷹が勝っていました。それに三鷹は少ない人数で攻撃を仕掛ける状況にもかかわらずシュートで終わる場面が多かったです。ただ、決定的なチャンスはあまりありませんでした。対する東京朝鮮は左右からの仕掛けや突破があまりできず、やや不完全燃焼のように思えました。

~後半~

後半も開始早々、これまた何気ないプレーでゲームが動きます。東京朝鮮ディフェンスが自陣センターサークル付近から強めのグラウンダーのバックパスをしたところ、バックスがスルー(トラップミスではないと思います)してボールがGKに向かって転がっていきました。この状況を三鷹FWは予想していたかのように詰めていきます。東京朝鮮GKは浅いポジションではなかったので、急いでボールに寄っていきますが、ペナルティエリア内で三鷹FWと交錯、ボールは無情にも東京朝鮮ゴールに吸い込まれていきました。東京朝鮮は前半に続いてディフェンス陣のミスにより失点してしまいました。ここから東京朝鮮の攻撃がパワープレー含めて激しくなるのですが、三鷹はこの状況を待っていたかのようにカウンターを仕掛けていきます。

追加点をあげてから5分後、三鷹は自陣右サイドで奪ったボールを相手陣地にたっぷりあるスペースの右サイド深い位置に向けてロングボールを入れます。東京朝鮮GKがクリアしようと飛び出してきますが、それを待ってましたといわんばかりに三鷹FWが素早く詰め寄り、GKがクリアする前にボールを奪取します。そしてGKと1対1になったところをフォローに来た味方選手に戻し、この選手が守備陣形が整わない東京朝鮮ゴール前にパス、これが決まって3対1となります。これで東京朝鮮にとっては非常に苦しい展開になってしまいました。

残り30分は東京朝鮮のパワープレーの連続です。サイドからゴール前、両サイドからの果敢な仕掛けと突破など厚みのある攻撃を続けますが、三鷹は前半同様セカンドボールへの詰めと寄りの速さと中盤での出足で東京朝鮮の動きを封じ込めようと必死にプレーします。後半15分にはCKからヘディングシュート、同25分には同じくCKからのこぼれ球を拾ってシュート、同31分には右サイド突破からのセンタリングに体を張った逃げで得たCKにドンピシャのヘディングシュート(これは三鷹GKが前半のミスを帳消しにするファインセーブで死守)、同35分には三鷹ゴール前正面30mのFK・・・これでもかこれでもかと押し寄せてくる東京朝鮮の攻撃を三鷹は最後まで集中を切らさず守りました。そしてこのままタイムアップ、三鷹が東京朝鮮を下しました。

~最後に~

それにしても相手の3回のミスを見逃さず全て得点につなげたサッカーには驚かされました。特に印象に残った選手は三鷹のサイドバック20番の選手です。小柄ですが身体能力に長けているのか、東京朝鮮FW陣に臆することなくプレーしていたのが印象的でした。この試合の得点は全てミスによる得点といっても過言ではないと思います。またこれもサッカーなんですね。ゲームだけでなく、日常生活においてもミスをなくそうと思ってもそう簡単にはなくなりません。また、自らミスしたいと思う人もいません。大事なことはミスを繰り返さないように努力することだと思います。だからこそ選手の皆さんは猛暑の中でも一生懸命繰り返し繰り返し練習をしたのだと思います。

この試合で東京朝鮮は去りましたが、また来年度を楽しみにしています。都三鷹は次戦関東第一とのことで、次回はどのようなプレースタイルか楽しみにしています。

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私はまさかこんな展開になっていたとは知りませんでした。確かに三鷹の得点は東京朝鮮のミスがらみだったようですが、それでも実力がなければ勝つことはできません。さすが三鷹は山下先生と香取先生がタッグ組んでるだけあります。これはBブロック本当にわからなくなってきました。インターハイ出た関東第一も次は全開モードでしょう。

ちなみにこの情報はコートンハンクス様から27日の明け方にいただきました。お仕事でお疲れのところ睡眠時間削って書いていただき、本当にありがとうございました。

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都三鷹vs東京朝鮮を参照しているブログ:

コメント

もう1週間経ちましたが…。
1日駒沢に居たので、この試合も見ました。
私ももちろん朝鮮が圧倒的なサッカーをし、勝つものだと思っておりました。
しかし蓋を開けてみるとどうでしょう。いい勝負をしているではありませんか。
前半お互いミスから失点し1対1で折り返す。後半開始早々、またミスから三鷹が勝ち越し。すぐさま追加点をあげ3対1。
この後朝鮮はパワープレーに出ましたが、ことごとく三鷹DF陣に跳ね返されそのままタイムアップ。
朝鮮が押していたようにも思えた試合。試合を振りかえってみると、都三鷹のほうが決定的チャンスを作っていたように思えます。
朝鮮は少し「個」に頼りすぎていたのかもしれません。
もう少し朝鮮を見てみたかった気はしますが…

それにしても三鷹のDF陣の集中力、中盤の出足の速さには私も驚きました。

次は関東第一が勝つだろうと思っていましたが、わからなくなりました。
関東第一対都三鷹、楽しみです。仕事で見に行けないかもしれないので、できればレポートお願いします。

さすが、山下監督です!
三鷹は随分と東京朝鮮を研究したようですね。得点場面も素晴らしいですが、相手にあれだけロングボールを蹴られ続けても集中力を切らさないあたりが、並のチームではありません!恰も全て分かっていたかのように準備が出来ていたように思えます。しかも、立ち上がりGKのミスから失点したにもかかわらず・・・。(東京朝鮮はU17北朝鮮代表と前代表を入れると3人もスーパーな選手がいるのですよ。)
関一戦まで一ヶ月、三鷹がまたパワーアップしてきそうで、楽しみです!

突撃インタビューありがとうございます。何か作戦があったんですね。それで勝つんだから本当、山下先生、さすがですね。また、関東第一戦後も聞いてみてください。ただ、先生の機嫌が悪かったら無理しないでけっこうです。

記事にできるかどうかわかりませんが、今日(9月29日)DVD見ます。

くまぜみさんへ
つたないレポートを取り上げていただき、ありがとうございました。
まだまだ未熟者で、見落としているシーンや勘ちがいも多いと思いますが、これからもよろしくお願いいたします。

東京高校情報通 様へ
おっしゃるとうり、8月のTリーグ対帝京戦での失点でも露呈した、東京朝鮮のディフェンス陣の課題は解消されていませんでしたね。

久我山の試合が詳しくしりたいです!!

三鷹高校の山下監督と話をしました。
当方から、「はめましたね」と声をかけたら「いつもの三鷹と全然違うイメージだろう」
と言ってました。
明らかに、東京朝鮮高校に合わせてサッカーを組み立てていたようです。
この辺は、山下監督の策士ぶりがよくでていました。
それと、東京朝鮮高校も、DFラインとGkとコミュニケーションの悪さを知っていたのかもしれません。
私の見た感想は、山下三鷹高校は、いかにもらしいサッカーを実施し多少運も引き寄せたかな、東京朝鮮高校は、個人に頼りすぎたゲームプランで、ボールの出所を抑えられ、自滅した感じを受けました。

成立学園と実践学園の試合も詳しく載せてほしいのですがだめなのですか?

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