サッカーによって建設された昆虫王国
2000年から静岡県沼津市で個人の技術の向上を目的とした小学生のサッカースクール「ソルナシエンテ」を運営されているソルナさんが、私の息子のためにたくさんのカブトムシとノコギリクワガタを贈ってくださいました。
ソルナさんが運営されているスクールは勝つことにこだわるのではなく、サッカーの「蹴る・止める」といった基本技術を中心に子供たちの「個の能力」を伸ばすことを第一に考えているスクールです。
そしてすばらしいのはそれだけでなく、地域スポーツの活性化と発展への貢献をしっかりとその運営理念に添え、実行しているところです。私のように週末にちょこっと子供たちにサッカーを教えているようなお父さんはけっこう多いでしょうが、ソルナさんのように子供たちにサッカーだけでなく、自分たちが住む地域社会との関わりを通じて心の成長もサポートしている方はそう多くはありません。私とは志が違います。
そのソルナさんからたくさんの甲虫をいただいて、我が家はさしずめ「昆虫王国」となりました。もとからいたヒラタクワガタやコクワガタ、ニイニイゼミにヒグラシ、ゴマダラカミキリ、そしてゼリー求めてどこからともなく集まってくる蟻などなどです。
息子といえば、今朝は6時ごろからベランダに出て、昆虫ゼリーを一心不乱にセットしておりました。ここのところおたふくかぜになったのもあって彼はあまりボールを蹴っていないのですが、そんなことは全く気にしていないようで、今は「昆虫あるのみ」です。
ちなみに私はソルナさんとお会いしたことはありません。このブログがきっかけでSNSを通じて知り合いになりました。コメントをいただいたり、お互い東京と静岡の高校サッカーの情報交換などをしていて身近な存在になりました。
サッカーのすばらしさはこういうところにもあります。あっという間に仲間がどんどん増えていきます。
読者のみなさん(注:成人の方)もそうだと思いますが、サッカー好き親父は焼き鳥屋でも行ってサッカーの話でもしだしたらエンドレスになります。「俺はJリーグのどこのファンだ」とかいう話から、 「自身の現役時代」の話、「日本代表」のこと、「海外リーグ」のこと、「オシムさん」のこと、「川淵キャプテン」のこと、「帝京や清水東」のこと、「自分が入っているチーム」のこと、「adidasとPUMAについて」、「マラドーナ」のこと、「指導・育成について」、「クラブに入っている息子」のこと、「サッカーはもういい加減にしてくれと小言を言う奥さん」のこと、などなどです。ざっとあげただけでこれぐらいありますから、午前さまになるのも無理はありません。でもそれぐらいサッカーは人を惹きつけてやまないものなのですね。
そしてこのたびサッカーつながりは息子が卒倒するくらい大興奮する出来事に発展いたしました。
次はどうなっていくのか、私自身とても楽しみです。
※ソルナさん、明日から家族で旅行に行きますが、お土産をお送りいたします!それにしてもこんな巨大なノコギリクワガタ、私も初めて見ました。ビックリです。
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