地区予選途中経過
28の都大会枠に281校が参加した選手権東京地区予選もすでに193校が姿を消し、いよいよ佳境に入ってきました。
敗れ去った193校の中には東海大高輪台(対東工大附属2対4)、都立福生(対創価1対2)、芝(対都立日比谷2対3)、桐朋(対大成1対2)、都立立川(対都立国立1対1PK4対5)、成城学園(対都立芦花1-1PK6対7)、保善(対東京成徳1対2)などの実績あるチームが含まれています。
特に昨日の保善対東京成徳は実績では保善に分があるもののお互い強豪ひしめく3地区で確固たる地位を築いている学校同士なので激しい戦いになるだろうと思っていましたが、これもまた私の友人から聞いたのですがその通りの展開だったようです。この友人からの情報から少し試合内容に触れてみたいと思います。
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先の総体支部予選ではFK一発で東海大高輪台に都大会出場を阻まれここで負けるわけにはいかない保善に、春から夏にかけて力をつけてきた東京成徳がどう戦うかというゲームでした。開始直後から保善のパワープレーが東京成徳DFを追い詰めますがフィニッシュの精度がいまひとつで得点できない中、暑さからか中盤が間延びしてボールを拾えなくなったところを東京成徳が一瞬のスキを突いて先制し、このまま東京成徳1点リードで前半を折り返します。後半は保善の交代選手が期待にこたえてサイドからの突破で同点に追いつきます。これで保善が目を覚ますかと思いきや、DFからのバックパスをGKが処理を慌ててしまい、そこを東京成徳FWに絡まれて勝ち越し点を献上してしまいます。この後、保善は猛攻を仕掛けますがこれを凌ぎきった東京成徳が2-1で勝利しました。
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ギリギリの中の戦いではちょっとしたミスが命取りになることがあります。完全に崩されて完璧なクロスを上げられそこにエースがボレーで叩き込んだ1点もバックパスをかっさらって押し込んだ1点も同じ1点です。人間のやることにミスはつきものですが、絶対にミスが許されない場面でミスが出てしまった保善はここで敗れてしまいました。個人的にはこの両チームとも都大会でガンガン戦えるチームですから保善の敗退はとても残念です。組合せを恨んでもしょうがないですが、3地区はこれがあるから怖いです。
6、7、8地区は19日に都大会出場校が決まります。6地区では成城学園が都立芦花にPKで破れ、日本学園、武蔵工大付、農大一といった有力校も苦しみながらの勝ち上がりでした。特にPKまでもつれこんだ農大一は冷や汗ものだったのではないでしょうか。激戦区7地区は桐朋を破った大成が注目です。8地区は中大附属が都立東久留米総合を退けました。私的には東海大菅生vs錦城というのも面白そうだなと思っています。
いずれにしましても各地区6~12チームに絞られました。ここからは技術・戦術もさることながら「何が何でも都大会に行くのだ」という強い精神力と心の安定を失わない冷静さが大切です。
持てる力の100%出し切りいつものプレーをしてください。普段やってないことややり慣れてないことは本番ではできません。しかし、選手の中で監督やチームメイトも知らない密かに特訓していたオリジナル秘密兵器を持っている選手はぜひ出してください!
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