旅立ちの日
今日は私がにわかコーチをしているサッカークラブで6年生を送る会が開かれました。
息子を連れてランチパーティから出席しました。コーチ陣の挨拶では感極まって涙ぐむコーチもいたりして、感動的なセレモニーでした。来月から中学生になる彼らは、中学校のサッカー部に入部する者、クラブに入る者、学業に専念する者、それぞれの自分で決めた道に進んでいきます。
そして少々大げさかもしれませんが、彼らにはいかなる道へ進もうとも日本の将来を背負って立つような人物に飛翔してほしいと思っています。ですから、サッカーだけでなく学業にも必死に取り組んでくれることを切に願います。
一方、私たちコーチ陣はカテゴリごとの担当を調え、役割を決めて新しい期に備えます。そしてもうすぐ入ってくる1年生を受け入れる準備にも着手します。
私は今日の送る会であらためて地域社会と積極的に関わっていくことはとても大切だなと思いました。私がコーチとしてお手伝いしているこのサッカークラブは、誰でも受け入れてサッカーを楽しむ地域密着型兼運動欲求充足型サッカークラブですが、お父さんお母さんの熱心なサポート活動が運営の大きな支えになっています。
父兄、指導者、市区町村が協力し合う運営手法は大きな苦労もありますし、互いの意見が食い違って議論しながら結論を導き出さなければならないこともあります。
しかし、成果を競い合って収入を獲得し合う「会社」ではなかなか味わうことができない要素が多分に含まれていますのでボランティアでやり続けられるんですね。従業員への「指導」「教育」はどんな企業でも重要な戦略として存在しているとは思いますが、会社には大した部下育成もしたことがないような人物がしたり顔で「○△論」を振りかざしたりしますので、教育担当の方々は大変苦労しているのではないでしょうか。理屈のみで迫ってくるタイプは本当に厄介なものです。
今日の結びは3月になって初夏を思わせるような陽気になり雲も夏っぽく見えた6年生の旅立ちの日を先日お亡くなりになられた飯田龍太さんの句を吟じて終わりたいと思います。
いきいきと三月生まる雲の奥
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