都立高校改革
昨日の暇つぶし記事をもうちょっとちゃんと調べてみました。
【ビジョン】
『かけがえのない存在となることを目指す教育の実現』
- 豊かな人間性の育成
- 学ぶ力と確かな学力の向上
- 生きる力の基盤となる健康・体力づくりの増進
【都立高校改革とは】
- 時代を担う人間を育成するため、生徒の可能性を伸ばすよう、少人数指導や体験学習など様々な指導方法を取り入れる。
- 中高一貫教育校や総合学科高校などの新しいタイプの学校を地域バランスを考えて設置し、様々な学習希望や進路希望に応える。
- 生徒・保護者に対してそれぞれの学校の目指す方向や授業内容についての説明責任を果たし、理解と協力を得ながら学校づくりをしていく新しい仕組みをつくる
【いろいろな都立高校】
- 学年制高校:従来のタイプ。それぞれの学年の中でとらなければならない授業(単位)が決められれている高校
- 単位制高校:決められた科目を学ぶのではなく、用意された科目の中から自分の興味・関心や進路希望に応じた科目を選んで学ぶ高校⇒都立芦花高校、都立飛鳥高校、都立大泉桜高校など
- 進学重視型単位制高校:単位制高校の中で、特に大学進学希望の実現に力を入れる高校。⇒都立国分寺高校、都立墨田川高校、都立新宿高校
- 総合学科高校:国語や理科などの普通教科から工業や商業、情報や美術などの専門教科まで、自分の興味・関心や進路希望に応じて学べる高校⇒つばさ総合高校、杉並総合高校、若葉総合高校など
- 中高一貫教育校:中学校から高校までの6年間を継続してじっくり学ぶことができる学校で、一貫した教育活動を計画的・効率的に行なうことによって学力や教養を身に付け、将来、社会の様々な場面、分野でのリーダーとなりうる人材を育てていく学校⇒都立桜修館高校(中等教育学校)、都立小石川高校(中等教育学校)、都立両国高校・中学校(併設型)、都立白鴎高校・中学校(併設型)
- 産業高校:ものづくり・流通・ビジネス活動等に関心を持つ生徒や多様化する社会の実情に対応できる広い知識と経験を兼ね備えた生徒を育成するために設置した専門分野の優れた職業能力や進路選択能力・職業意識を学ぶことができる高校⇒2007年度に墨田地区と八王子地区に開校予定
- 科学技術高校:科学技術に関する基礎的・基本的な知識や技術を幅広く学ぶことができる高校⇒都立科学技術高校、
- 昼夜間定時制高校:全日制と同様に3年で卒業できることも可能な夜だけでなく午前中から学べる定時制過程の高校⇒都立六本木高校、都立大江戸高校など
- チャレンジスクール:小中時代に学校生活のなじめなかったり、自分の個性や能力を発揮できなかったが、自分の夢や目標に向かってもう一度はじめからチャレンジしたいという生徒を応援する学校。総合学科で午前部から三部制の定時制単位高校⇒都立桐ヶ丘高校、都立世田谷泉高校など
- トライネットスクール:自宅などでインターネットを使って勉強する、新しいタイプの通信制高校(月2回程度のスクーリングあり)⇒都立砂川高校
- エンカレッジスクール(指定方式):可能性を持ちながら力を発揮できずにいる生徒を積極的に受け入れ、30分授業や体験学習の導入等の思い切った指導を取り入れた高校⇒都立足立東高校、都立秋留台高校、都立練馬工業、都立蒲田高校
- 進学指定重点校(指定方式):全国の公立高校のトップクラスの学力を身につけた生徒を多数育てる目的の高校⇒都立日比谷高校、都立戸山高校、都立西高校、都立八王子東高校 都立青山高校、都立立川高校、都立国立高校
本当に大きく変わろうとしていますね。というより変わりましたね。すでに「特別推薦」みたいな制度もあって、スポーツや芸術などの分野で優れた生徒を推薦で受け入れる都立高校も多数あります。それに教育理念にはサッカー指導教本とかぶるところもあったりしますし、企業で教育研修などを担当されている方には一つの参考にはなるのではと思います。
都立高校出身の親御さんはどうしても自分のときのイメージがなかなか離れないかもしれませんが、その時とは大きく変わっておりますので、親としてきちんと理解しておくことも重要かなと思いました。
詳細はこちらを見てみて下さい。
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