選手権都大会ベスト8出揃う
9月24日に2回戦が行なわれ、AブロックBブロックともにベスト8が出揃いました。泣いても笑ってもこの16校から2校のみが全国選手権の切符を手にします。ここまでの戦いを見るに順当とも波乱とも言えない何と表現したらいいのか適当な言葉が見つからない大会になってますね。
【Aブロック】
- 暁星1-0國學院久我山
- 都立福生1-0中大附属
- 都立つばさ総合3-2(延長)学習院
- 関東第一1-0都立三鷹
- 国士舘0-0(PK3-1)都立駒場
- 早稲田実業4-0都立千歳丘
- 堀越2-1(延長)都立保谷
- 修徳2-1創価
【Bブロック】
- 東京朝鮮2-1都立葛飾野
- 大東文化一1-0武蔵工大付
- かえつ有明5-1私立武蔵
- 東海大菅生2-0桐朋
- 都立久留米2-0保善
- 駒大高2-0成城
- 実践学園3-0駿台学園
- 帝京2-1東海大高輪台
帝京、東京朝鮮、修徳、国士舘、早実、駒大などは順当でしょうが、夏の総体東京第一代表の國學院久我山、前年度準優勝の都立三鷹そして成立学園が初戦で姿を消し、国士舘と当たってしまった都立駒場もPKで涙をのみました。
反面、こういったら叱られてしまうかもしれませんが古豪の暁星と堀越、全国選手権出場実績のある実践学園と東海大菅生、都立久留米が勝ち残り、地力がある私立校の大東文化大一と関東第一、延長逆転勝ちで勢いがある都立つばさ総合と中大附属を完封した都立福生の都立勢、そして何と言っても総体ベスト10の私立武蔵に圧勝した全員1年生のかえつ有明。
こう見ると順当に残った強力シード校に、伝統をもつ古豪、実績のある強豪、地力ある私立校、個性的な都立勢が絡んでいく展開に、突然現れた高校サッカーにおいて歴史も伝統もない1年生軍団が無欲で挑むという図式でしょうか。
総体予選を一部振り返ってみますと、大東文化大一は都立日野台に0-2(都大会)、堀越は都立三鷹に0-4(都大会)と敗れ、都立福生は都立国分寺にPKで敗れ、関東第一と暁星はともに私立武蔵にPKで破れており、かえつ有明にいたっては地区予選1回戦で日大豊山に3-4で敗れています(というものの負けちゃいましたが1ヶ月前まで中学生で高校生相手にこのスコアというのもある意味すごい)。
組み合わせの妙もあるものの今回2回戦までの結果を見ると、高校年代は一夏越えると伸びるチームはぐーんと伸び、春先とは別のチームに生まれ変わってしまうような場合もあることに気付かされます。
3回戦は10月22日(日)です。この約1ヶ月、これまでの戦いを経て、どこをどう調整し、修正して臨んでくるのでしょう。そして私も1回戦のリポートしました、突如現れた1年生軍団かえつ有明。若いチームですので、これからの1ヶ月でさらに進化するかもしれません。そのときのブログでも書きましたが、マジメに何とも不気味な存在になってきました。ドラマの本番はこれからです。
※下の写真は24日に第4試合で行なわれた早実対都立千歳台のものです。観戦する場所が狭くて座れないにもかかわらず、こんなに大勢のご父兄、卒業生そしてファンが駆けつけていました。お疲れ様でした。
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