都小松川vs学芸大附
Kumazemi Report | 2015-09-13 |
第94回選手権東京都大会Aブロック1回戦 |
早大東伏見グランド(曇) |
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第94回全国選手権の都大会が始まりました。私はこのブログの原点とも言える早大東伏見グラウンドに行ってまいりました。
都小松川の中盤の選手たちは非常に技術力が高く、正確なボールコントロールにダイレクトプレーを多用する攻撃を仕掛け、対する学芸大附属は異次元のプレーで次々とチャンスを創る10番の選手を中心に攻撃を組み立てます。
前半の私は学芸大附属のスピードのある8番の選手の再度の突破と都小松川は運動量豊富な左サイド6番の選手をマークしながら観戦していました。
このような中、前半18分、ペナルティエリアすぐ左外でFKを得た都小松川がFW11番の選手のクイックプレーからニアサイドに走り込んだ9番の選手が合わせてゴール右隅に蹴り込んで先制します。これは相当練習していたプレーではないでしょうか、その場の意思確認で決まるゴールではなかったです。
勢いに乗った都小松川は前半34分にも右サイドでのボールの奪い合いから大きく逆サイドへ展開、そこに走り込んでボールを受けた11番の選手が強引にシュート、ボールは相手選手に当たりながら大きな弧を描いてゴールに吸い込まれて2対0となります。
これで勝負の流れは決まったかと思った直後の37分、学芸大附属の異次元プレーヤー10番の選手が巧みなドリブルにで都小松川守備陣は翻弄、さらにここしかないという縦パスを通し、受けた4番の選手が抜け出してシュートを決め、1点差に迫ります。
このゴールで1点差のまま前半は終了します。
後半は追い上げムードの学芸大附属の方がいい感じの入りでしたが、都小松川は開始3分の左CKにファーサイドにいた2番の選手に押し込み、再び2点差をつけます。
それでもあきらめない学芸大附属は10番の選手がプレーでも声でもメンバーを鼓舞、激しく都小松川ゴールに迫ります。そして後半13分、この10番の選手が粘りのボールキープから左足を振り抜いて正確な弾道のボールを8番の選手に供給、これをドンピシャヘッドで突き刺して再び1点差に詰め寄ります。
普通この流れだと逃げる都小松川の方が苦しくなるものですが、よほど攻撃力に自信があるのでしょう、選手は慌てることなく、冷静に自分たちのプレーをやり続けます。そして後半16分に9番の選手が再び突き放す4点目、後がなくなって前掛かりになった学芸大附属に対して36分に5点目、さらに終了間際の40+2分に9番の選手が6点目を決めて都小松川が6対2で勝利しました。
結果論ですが、学芸大附属は後半いい感じでゲームに入った直後にセットプレーから押し込まれた3点目が痛かったのではないかと思いました。後半中ごろまで1点差で進んでいたらゲームは違う展開になっていたかもしれません。
とはいえ高い技術力にダイレクトプレーを多用したリズミカルな展開を繰り出す都小松川ははっきり申し上げて強いです。守備の確認を徹底すれば間違いなく台風の目になる存在だと思いました。都小松川のみなさん、次戦もがんばってください。そして学芸大附属の2年生の皆さん、新人戦で上位に入ってください。
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