West Ham vs Fulham (PREMIER LEAGUE)
8/30からLONDONに行ってまいりました。kumazemiもついにサッカーの母国イングランドに足を踏み入れたのであります。もちろんプレミアリーグを観るべく、表題のとおりのいぶし銀のカードを観戦してきました。
Kumazemi Report | 2012-09-01 |
PREMIERLEAGUE第3節 |
BoleynGround(UptonPark)(晴) |
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West HamのホームUpton Parkで行われたのですが、まずはその熱気に圧倒されました。それもそのはず今期下位のフットボールリーグ・チャンピオンシップから昇格してきたからです。ご存知の方も多いと思いますが、ここUptonは東ロンドンの下町でサポーター層は労働者階級が多いです。こう言っては何ですが、私の左側と後部座席のお客さんはちょっぴり怖かったです(汗)。
ゲームの方は開始1分にケヴィン・ノーランが先制ゴール、29分にはデンマーク育ちでニュージーランド代表のウィンストン・リードがCKから相手DFもろともヘッドで決めて2対0、前半終了間際の41分にはマシュー・テイラーがこぼれ球を左足で蹴りこんで3対0とします。
前半のゴールラッシュでUpton Parkのボルテージは最高潮に達し、いつの間にか私もスタンディングで全く意味がわからない応援歌を口ずさんでおりました(というよりこうしないとヤバいのではないかという恐怖心からでしたが・・・)
一方、フラムはマハマドゥ・ディアッラが奮闘するも前半は全くいいところナシでしたが、後半に入ってからはポゼッション重視で丁寧に繋ぐサッカーを展開し、試合のペースを握りました。しかし決定機をほとんど作ることができず、このまま3対0でWest Hamが勝利しました。これでWest Hamは3戦2勝1敗となり、序盤の序盤ですがいい位置につけました。
しかし、リヴァプールからloan(レンタル移籍)でWest Hamに合流した絶大な人気を誇るFWアンディ・キャロルが後半途中で負傷退場、翌日の新聞にはこのような記事が出ました。
この日の観客数は33,458人と軽く3万人を突破、帰りのUpton Park駅までは長蛇の列で事故防止から迂回誘導されており、並ぶのが嫌いな私は一つ先のPlaistow駅まで歩いてVictoria駅で乗り換えてホテルのあるGreen Parkに帰りました。日本ではJ1第24節の浦和対大宮のさいたまダービーが39,814名、ここまでのリーグ1試合平均が17,153名という数字と比較すると唸っちゃいますね。
それにしてもやはりサッカー発祥の地、特にこのようなコックニー訛りのある下町でのゲームではサッカーとイギリス階級社会の関係に意識を向けざるを得ません。観戦席での飲酒は禁止されていますが、スタジアム裏側通路のフードコート前あたりは瓶ビール持ったタトゥーもろ出しのサポーターがとぐろを巻いてます。小さい子供がほとんどおらず、眼光鋭い中高生ぐらいの若者が大勢いました。これはマジで怖い。私にフーリガニズムを語る知識も見識もありませんが、日本におけるスポーツと社会との関係性とはその歴史的背景含めてどういうものなのかを勉強してみる価値はありそうです。
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