國學院久我山vs日大三
Kumazemi Report | 2012-04-15 |
平成24年度関東大会東京予選2回戦 |
駒沢第2球技場(晴) |
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関東大会2回戦、國學院久我山が登場しました。
私も久々の取材現場ですが、やっぱり晴天の駒沢は最高ですね。
日大三は久我山相手ということで守りをがっちりさせた布陣で臨みます。対する久我山は高い技術に裏打ちされたパスサッカーを展開させつつ、前線中央で存在感示す10番の選手に長めのボールを入れる攻撃も仕掛けます。
しかし、日大三の最終ラインをなかなか突破できず、ボール保持率で上回りながらももシュートまでなかなかいけません。
このように久我山優勢ながらも前半29分には右DFのがんばりからいいボールが前線の9番の選手に渡り、日大三にもビッグチャンスが訪れます。やや劣勢ながらも集中して守って少ないチャンスを生かそうとする日大三に手こずる久我山は30分過ぎから前線中央に張らせていた10番の選手を右サイドに変え、膠着した局面の打開を図ります。
しかし、日大三は久我山の攻撃をしのぎ切り、前半はこのまま0対0で折り返しました。
後半序盤の6分、8分と立て続けに日大三にシュートまで行くいい攻撃が見られましたが、これは何れも久我山陣内左寄りエリアを一気にスピーディに突くものでした。
ここで日大三ベンチが先に動いて5番の選手を投入、すると11分に久我山は13番の選手、14分には12番の選手を投入し、両軍とも先取点を取りに動き出します。
そして後半21分ついに久我山が右からの攻撃にでスルーを受けた9番の選手が落ち着いて決めて先制します。
先制された日大三ですが、気落ちすることなく果敢に攻め、後半31分にはボールを奪ってスピーディに右に展開、9番の選手の見事なクロスに11番の選手がボレーで合わせる会場を唸らせる場面がありました。これは久我山GKがすばらしい反応で防ぎました。このプレーも見事だったです。
この直後の32分に日大三は再びサイドから攻撃を仕掛け、左ファーポスト前で完全にフリーだった選手の前にボールが転がる決定機が来ますが、バランスを崩してしまってミートできず、同点にはなりませんでした。この場面だけはサッカーの神様が久我山に微笑みました。
34分には久我山が敵陣バイタルエリアで日大三GKが前へ出てきたところを14番の選手が狙いすましたシュートを放ちますがわずかにバーの上、36分には逆に日大三がカウンターから10番がシュートまで持って行くシーンがあるなど、両軍激しく攻め合います。
そして後半39分、必死に追いつこうとする日大三に逆に久我山がカウンターを仕掛け、9番の選手が抜け出して冷静に流し込み2対0とし、勝負を決めました。
日大三は運がなかった部分もありましたが、前後半通して集中を切らさない守備と少ないチャンスをシュートまで結びつける速攻の展開力もありいいチームだなと思いました。総体が楽しみですね。
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