都東久留米総合vs足立学園
Kumazemi Report | 2010-09-19 |
第89回全国選手権東京Bブロック2回戦 |
都東久留米総合高グラウンド(晴) |
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朝から快晴に恵まれた都東久留米総合グラウンドでは、この日3試合が開催されました。第1試合は都東久留米総合と足立学園の顔合わせ。いつ見ても惚れ惚れする綺麗なピッチでキックオフです。
試合は比較的落ち着いた、ゆっくりとしたペースで始まります。しっかりと攻撃を組み立てる意図が両チームにあったのだと推測しますが、それに加えてお互いに中盤でのチェックが速く、どちらも自由にボールを回せないいという側面もあったように見えました。こうした中でも足立学園は前半8分に、東久留米は9分と11分にゴールに迫ります。 中盤での濃密な攻防がしばらく続き、両チームとも単発的なシュートを撃つにとどまる時間帯が続きます。
この流れを変えたのは26分の東久留米でした。中盤やや左でボールを持った5番の選手が、逆サイドへとパスを出すと、これを受けたフリーの7番の選手が狙いすましたシュートを決めます。東久留米が1回戦と同じく7番の選手の得点で先制します。 足立学園は直後の29分、右からのコーナーキックのボールがこぼれたところを、9番の選手だったと思いますが、右サイド角度の無い位置からシュート。これがゴールネットに突き刺さり、あっという間に同点に追いつきました。 ここからハーフタイムまでは東久留米が押す時間となりました。32分には右からのクロスに15番の選手が飛び込みますが惜しくもボールに触れず。34分にはゴール正面でパスをつないでから10番の選手がシュート、これは枠の上に外れました。前半は1-1で終わります。
後半立ち上がりも、やはり中盤での激しいボールの奪い合いとなりました。セットプレーやドリブル突破で打開を図りますが、両チームともしっかりとしたディフェンスで付け入る隙を与えません。 後半14分、東久留米の選手がドリブルでペナルティエリアに入り込んだところでファールを受け、PKを獲得します。キッカーは10番の選手、ゴール左へと放ったシュートは足立学園GKが見事弾きました。このファインセーブに沸き上がる応援団に呼応するかのように、足立学園は2つのチャンスを作り東久留米ゴールへと迫ります。試合の流れが一気に加速しました。 東久留米は21分、左サイドを突破して強烈なシュート。23分には足立学園9番の選手が背後からのボールに走りこみますがトラップが合わず。27分に今度は東久留米9番の選手がミドルシュートを放つと、GKが触りクロスバーに弾かれます。さらに34分、足立学園のシュートをGKが弾いてコーナーキックになると、そのクリアボールから東久留米がカウンター、11番の選手のシュートはGKのナイスセーブに阻まれました。
そして37分、ついに均衡が破られます。東久留米11番の選手だったでしょうか、右サイドを突破してからのシュートを見事に決めてリードを奪いました。足立学園は残り少ない時間で猛攻を仕掛けますが、東久留米はこれを耐え抜きこのままタイムアップ。非常に見応えのあった一戦は東久留米が制しました。 敗れてしまいましたが、足立学園は守備の意識の高さが非常に際立った素晴らしいチームでした。勝ち上がった東久留米は、次戦かえつ有明との対戦。こちらも壮絶な試合になりそうです。
取材:コータロー
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