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2010年9月17日 (金)

駿台学園vs都葛飾野

Kumazemi Report 2010-09-12
第89回全国選手権東京Aブロック1回戦
駒沢第2球技場(晴)
駿台学園   vs   都葛飾野
8
2 前半 2
6 後半 1
3

駒沢第2球技場の第2試合は駿台学園と都葛飾野の対戦です。観客席は風があり多少暑さを和らげてくれますが、ピッチ上の気温は相当高くなっていると思われました。

試合は序盤から動きのある激しい展開となりました。どちらもサイドを起点にしてチャンスを作ろうという意図を持ち、ピッチを幅広く使った攻撃を見せます。試合が動いたのは13分、都葛飾野11番の選手が中盤でボールを受けると、ドリブルで持ち上がりペナルティエリアへ進入。ゴールライン際角度の無い位置から巧みなシュートでゴールを決めます。すると駿台学園もすかさず反撃。スルーパスに反応して見事にDFライン裏へと抜けた2番の選手が同点ゴールを決めました。 Img_1086_2 両チームとも攻撃の手を緩めること無く試合は進みます。都葛飾野は7番、9番、10番、11番の各選手を中心にボールを回しながら得点の機会を伺います。小柄な彼らが体格の良い駿台学園DFの間をかいくぐってゴールへ向かうシーンは非常に迫力あるものでした。

駿台学園ではゴールを決めた2番の選手に加え、強靭なフィジカルを存分に活かしたダイナミックなプレーをする9番の選手が攻撃陣を引っ張ります。スタイルの違う両校の攻め合いにあっという間に時間が経過していきました。

前半34分、都葛飾野が再びリードを奪います。ペナルティエリア内左で7番の選手がボールをキープ。DFにカットされますが、このボールを10番の選手が奪いクロスを入れると、中央9番の選手がゴールへと流し込みます。しかし駿台学園はまたも直後の36分に試合を振り出しに戻しました。左コーナーキックをファーサイドで折り返すと、5番の選手がまず飛び込みます。ボールがこぼれたところを9番の選手がしっかりと詰めて同点としました。息をもつかせぬ展開の前半は2-2で終わります。

後半も目まぐるしい展開で幕を開けます。8分、駿台学園のクロスボールが都葛飾野DFに当たりオウンゴールに。直後の9分には都葛飾野9番の選手が、右からのクロスボールをきれいなボレーシュートでゴールネットに突き刺してスコアは3-3となりました。 駿台学園の攻撃力が大爆発するのはここからでした。12分に10番の選手のゴールでリードすると、19分、23分、24分と立て続けに決めて気づけば4点のリードを奪います。出すパスがことごとく繋がりフィニッシュまで持ち込んだこの時間帯、都葛飾野にとっては悔やんでも悔やみきれない十数分間となってしまいました。 Img_1153_2 大きく差をつけられた都葛飾野ですが、まずは1点返そうと得意のパス回しでゴールを狙います。しかし余裕を持った守備を見せる駿台学園をなかなか崩すことはできません。ならばとミドルシュートで局面打開を図りますが、こちらも奏功しませんでした。

逆に駿台学園は35分にパス1本から9番の選手が8点目を決めて試合をクローズ。このままタイムアップとなりました。 試合の流れを上手く掴んで大量得点で勝利の駿台学園、各選手の身体能力の高さもさることながら、攻撃のバリエーションの多さも目を引きました。次の対戦相手は国士舘、激しい一戦となりそうです。 都葛飾野は速いパス回しで崩していく攻撃のスタイルがとても印象的でした。この試合で引退の3年生もいると思いますが、このスタイルは来年も引き継いで、同じ舞台で披露して欲しいと思います。

取材:コータロー

保善vs都片倉

Kumazemi Report 2010-09-12
第89回全国選手権東京Bブロック1回戦
駒沢補助競技場(晴)
保善   vs   都片倉
2
2 前半 0
0 後半 0
0

駒沢補助球技場第2試合は、強豪保善高校と都大会初出場の都片倉の対戦です。初めての都大会出場ということもあり、少し控えめながら保護者の皆様の期待感あふれる応援もあって、私もフレッシュな感覚で観戦しました。

序盤は保善がボールを保持する時間が多かった感じですが、都片倉も右サイドからのクロスにヘディングでシュートシーンをつくります。保善は10番、6番の選手が左サイドからチャンスを作ろうとする場面が多かったように思えました。

前半15分、保善は左CKからヘッドでゴールネットを揺らしますが、このプレーはファウルとなり先制には至りません。続く20分にも、保善は右サイドから素早く展開、前で待ち構える長身9番の選手にクロスを合わせますが、都片倉はDF陣が必死に耐えます。

給水タイムの後、25分にも右CKからのボールに、高さで勝る保善9番の選手が頭ひとつ抜け出ててヘッドを試みますが、これは惜しくも枠の外でした。この時間帯、保善はひたすら長身の9番の選手にクロスを合わせる攻撃で攻め立てますが、都片倉の必死の守備になかなかゴールを割れません。

しかし、前半35分でした。保善は右サイドからのCKを、マークが手薄になっていたファーサイド3番の選手がドンピシャのヘディングシュートを叩き込み、先制点を奪取します。さらに続く39分、右CKを保善9番の選手がヘッドで競り、このこぼれ球を再び9番の選手が右足で蹴り込み、保善が2点目を奪います。

前半終了間際にもCKからのヘディングに飛び出したGKを越えてゴールに吸い込まれていくところを、もうこれ以上の失点を許さんとばかりに都片倉DFが必死にクリア、前半はこのまま2対0で折り返します。

前半の保善は、高さのある9番の選手を活かし、セットプレーから2発決めましたが、後半に入ってもその勢いは衰えず、ゲームをリードしていきます。

しかし、都片倉も吹っ切れたか、後半10分、右サイドからのクロスに3番の選手がヘディングシュート、これは惜しくも決まりませんでしたが、アグレッシヴな展開を見せ始めます。ここから徐々に都片倉に流れが傾き、パスが繋がるようになります。

Img_8185

後半18分には、保善のDFラインがやや引いているのをみた都片倉11番の選手が、綺麗なミドルシュートを放つなど、いい流れがフィニッシュに繋がるようになってきます。前半に比べてやや動きが落ち、中盤にスペースが出来始めた保善は、すかさずベンチが動き、7番の選手に代えて14番の選手を送り込みました。

後半23分、やや受けに回っていた保善は左サイドでボールを奪うとシンプルに6番→11番と繋いでシュートに持ち込みますが、ゴールには至りません。後半は一進一退の攻防を繰り広げますが、どちらかというと都片倉の方が観衆を沸かせるプレーがありました。

しかし、都片倉の反撃もゴールには至らず、ゲームはこのまま2対0のまま終了、保善が2回戦へ進出しました。強豪が強豪たる所以は単に成績だけでなく、ここまで積み重ねてきた一つひとつの「経験」を本番で生かすからですね。あらためて感じました。猛暑でしたが、都片倉の粘りもあり、素晴らしいゲームでした。

Img_8216

取材:ぬまちちぶ

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

都片倉のユニフォーム、かっこいいです。

2010年9月16日 (木)

都三鷹vs早大高等学院

Kumazemi Report 2010-09-12
第89回全国選手権東京Bブロック1回戦
駒沢補助競技場(晴)
都三鷹   vs   早大学院
1
1 前半 0
0 後半 0
0

猛暑の中、駒沢補助球技場で行われた第一試合の都三鷹高校と早大学院の対決をリポートします。

ゆっくりとした立ち上がりかと思いきや、初めにに仕掛けたのは早大学院でした。中央でパスをつないでいる間に出来た左サイドのスペースへ展開すると、そのままシンプルに三鷹ゴール前にクロスを入れてきます。静かな立ち上がりとなった都三鷹でしたが、徐々にエンジンが掛かってきたのはこの10分過ぎからでした。

前半13分、早大学院の最終ラインからゴールキーパーへややルーズなバックパスを都三鷹は見逃さず、ここに詰めてシュートを打ち込みますが、これは早大学院GKが落ち着いて対処します。このあたりから三鷹のパスが繋がり始め、中盤を支配する時間が増えてきました。三鷹は中盤で14番の選手がタメをつくってから左右のスペースへ展開し、早大学院を揺さぶります。

前半18分、都三鷹の敵陣右サイドへ展開されたパスを体を張って止めにいったプレーで早大学院にイエローカード、猛暑の中、押され気味の早大高等学院が必死にプレーした結果でした。

給水タイムを経てからの前半26分、都三鷹の右コーナーキックに、ファーサイドでドンピシャのヘディングシュート、決まったか!と思いましたが、ここは早大学院GKが防ぎます。

前半30分を経過したあたりから早大学院の中盤にややスペースができ始め、都三鷹優勢の時間が続きます。

前半31分、右サイド三鷹7番の選手から14番の選手にパスが通ると、そのままペナルティアーク付近からシュートを放ちますが、早大学院GK正面でした。前半39分には、早大学院が右サイドからロングパスを入れ、都三鷹ゴールに迫る場面もありました。

このまま前半が終了と思った前半40分、都三鷹17番の選手のミドルシュートが決まり、都三鷹が先制します。これは一瞬の出来事でした。都三鷹17番に対して早大学院DFはきっちりと寄せることが出来ず、フリーで打たせてしまいました。

Img_8120

後半も開始早々の右コーナーキックからのヘディングシュートなど、立ち上がりから都三鷹のは撃は手を緩めません。しかし、都三鷹は早大陣内で長くプレーするものの得点には至らず、落ちそうになる仲間を「ここで運動量を落としちゃダメだ」というゲキの声も上がっていました。

徐々に疲労の色が濃くなる後半の後半に差し掛かると、今まで防戦に徹せざるを得なかった早大学院がボールを保持する時間が増えてきます。

後半35分には両チームが選手交代を行い、都三鷹、早大学院ともに19番の選手がピッチに入ります。後半37分、ペナルティエリア内で三鷹14番の選手のシュートがGKに弾かれ、こぼれ球を8番の選手がシュートを撃ちましたが、これは惜しくもクロスバーに阻まれます。

続く39分には、途中交代で入った三鷹19番の選手が長い距離をドリブルし、一人でゴール前に持ち込みそのままシュートしますが、これも僅かにゴール右へ外れてしまい、追加点を上げることができません。

早大学院も最後まで諦めずにカウンターを狙いながら都三鷹を攻め立てますが、試合は無情にもここで終了のホイッスル、1対0で三鷹の勝利となりました。

攻撃する時間は都三鷹の方が多かったですが、やはり選手権都大会の初戦という舞台では、全国ベスト8の実績を持つ都三鷹とて、なかなか思い通りにはいかないものですね。

暑の中で走り続けた両チーム、本当に素晴らしい試合をありがとうございました。

取材:ぬまちちぶ

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

都三鷹辛勝スタート、早大学院はさすが5地区代表です。

2010年9月15日 (水)

都東大和vs都江北

Kumazemi Report 2010-09-12
第89回全国選手権東京Bブロック1回戦
私立武蔵高校グラウンド(晴)
都東大和   vs   都江北
2
0 前半 1
2 後半 0
1

私立武蔵高校会場第2試合です。こちらも都立対決となりました。もはや都大会常連となっている都江北と激戦8地区で強豪揃いのブロックをオール完封で突破した都東大和の対戦です。

とにかく暑く、第1試合の選手たちを見ていてこの試合もきついだろうなと想像していましたが、案の定、前半途中でみんな汗びっしょりになっていて、後半は足をつる選手が続出するゲームとなりました。

比較的大柄な選手が多く、高さを活かしながらシンプルに攻める都江北に対し、都東大和は左右の選手が張り出し、外から中、外から中と攻撃します。特に都東大和左サイド7番の選手のこれでもかと繰り出すシザースフェイントは、録画してうちの小5の息子に見せたくなりました。

Img_0825

ゲームは一進一退で進みますが、都江北は上述の都東大和7番の選手の中央への切り込みを多少人数をかけてでも阻止、奪ったボールは手数をかけずに前線へ預ける展開ですが、前半14分これが見事にはまり、都江北が先制します。中央ポスト役の選手がバックヘッドで流したボールを14番の選手が拾って右に持ち出し、一振りで強烈に突き刺しました。

先制された都東大和ですが、特に慌てることもなく、ていねいにパスをつないで外に出し、そこからサイド攻撃をしかけます。都江北はこの攻撃に時に複数で対応、前半はこのまま都江北1点リードで折り返します。

Img_0822

リードする都江北の後半への入り方は悪くなかったと思うのですが、後半開始直後の2分に都東大和に同点ゴールを奪われてしまいます。これでゲームは振り出しに戻ったのですが、追いついた都東大和の動きがよくなり、パスワークも冴え、執拗にサイドから仕掛けます。

このあたりから少し都江北DFの顔つきが険しくなり、都東大和もアウトオブプレー時にふくらはぎを伸ばしたりする選手がちらほら出てきて、両軍我慢比べの様相を呈してきます。

そして後半16分、パスの精度の高い東大和がドリブルからエース10番の選手が決め、ついに勝ち越します。都東大和はこのゴールの直前に左サイドを連続ワンツーで突破し、低い弾道のクロスをニアに合わせるシーンがありましたが、サイドを切り崩す練習は相当していると見ました。

暑さと1点を争う緊張感は否が応でもミスが許されない展開を生み、選手の体力を奪っていきます。後半24分には都江北が都東大和最終ラインでのパス回しをカット、9番の選手が強烈なミドルを見舞うシーン(惜しくも外れますが)がありました。

足にきている選手が多かった都東大和はベンチが動いて27分と30分に選手交代、追いかける都江北も13番の選手を投入、ラスト10分の攻防に試合の行方が預けられます。しかし、この後も足をつる選手が続出、猛暑の中のゲームは選手本来のパフォーマンスを発揮させません。でも、都東大和は疲れきった感じを醸し出しながらも1点差を守りきり、二回戦に駒を進めました。

勝った都東大和は個性的なチームですね。しかもパスワークが上手いです。都江北はサイド攻撃への対応、特に左7番の選手が巧みなフェイントと、スピードでタテへ行くとみせかけて中へ切り込んでくるプレーに前半からけっこう手を焼いている感じでしたので、これが疲労となって後半に影響したかもしれません。

しかし、実力的には互角で、それぞれが異なる攻撃スタイルを持つ両校の戦いは観る人の目を引きました。

都東大和は、足をよくマッサージして80分足つらないでプレーし続けられれば、今大会旋風を巻き起こす予感大です。

kumazemi's favorite players 2010:都東大和の7番

2010年9月14日 (火)

本郷vs堀越

Kumazemi Report 2010-09-12
第89回全国選手権東京Bブロック1回戦
私立武蔵高校グラウンド(晴)
本郷   vs   堀越
4
2 前半 1
2 後半 1
2

東京の名門校同士が早くも1回戦で激突しました。堀越は総体で修徳をPKで破りベスト11、本郷は都大会一次トーナメント決勝に進出しました(都駒場に延長で敗退)。

キックオフ前の練習で、本郷は中央でダイレクトのパス交換から左右のサイドに大きく展開、そこからのクロスに飛び込んで合わせる戦術の確認をだいぶしていました。そして、これがゲームに大きく影響します。

堀越はスピードのある6番の選手の突破など織り交ぜますが、序盤はやや本郷優勢でゲームが進みます。両校ともロングスローを多用するのも目を引きました。

そんな中前半9分、左サイドコーナー寄り深い位置からの折り返し(遠くてよく見えなかったのですが、右サイドに位置する11番の選手のように映りました)に、ヘッドで合わせ、その撥ね返りを押し込んで本郷が先制します。あっという間でした。

Img_0793

しかし、堀越もその3分後の前半12分、右コーナーキックのこぼれ球に9番の選手が反応、見事ミドルシュートを決め、これまたあっという間に同点に追いつきます。

ここからは本郷はゲーム前練習のとおりに中央パス交換からサイド、そこからのクロスにだーっとなだれ込む戦法、堀越は上述6番の選手のスピードと9番の選手の高い技術を軸に攻撃を仕掛けます。そして、本郷はこの戦法を終始仕掛け続けることになります。

ちなみに本郷右サイド11番の選手の身体能力はすごいものがありました。次戦も要チェックです。

このまま前半終わるかと思っていた40分、本郷は右タッチライン際で得たFKのチャンスにまたもやゴール前にだーっとなだれ込んでヘッドで押し込み、勝ち越します。堀越にはこの魔の時間帯の失点は痛かったと思います。

後半に入っても本郷の空中戦殺法は冴え、空中戦対応と暑さと本郷11番の選手への対応もあってか堀越DF陣が徐々に不安定になっていきます。

そして後半11分でした。奪ったボールをただ蹴るのではなく、効果的に繋げようと必死に模索していた堀越DFに、本郷9番の選手が執拗に絡んでボールを奪取、これを逆に本郷は慌てずに繋いでGKと1対1の局面を作り出してループ気味に決め、3対1とします。

Img_0802_2

その3分後の後半14分には、再び本郷前線の選手がこれまた執拗に堀越DFに絡んでボールを奪取、今度はボールを受けた9番の選手が見事にコントロールされた浮き球でネットを揺らし4点目、試合前には予想だにしなかった展開になっていきます。

ここから両軍ベンチが動き出して矢継ぎ早に選手交代、これがひと段落した後半25分に堀越が1点返して2点差、残り15分ありましたし堀越の底力を考えると、にわかゲームはわからなくなります。

しかし、本郷は7番の選手に代えて3番の選手を投入するなどして簡単に流れを渡さず、最後は激しくなりましたが、このまま本郷が堀越の追撃を振り切り、2回戦にコマを進めました。

それにしてもこの本郷のスタイルは、見ていてよほど徹底的に練習してきたんだろうな思いました。でなければこれだけ高い再現性は維持されないでしょう。

対する堀越ですが、前半終了間際の失点が痛かったです。これで後半のゲームプランを変更せざるを得なくなったのかもしれません。

今年の本郷はひと味違いますね。

2010年9月13日 (月)

昨日

昨日の都大会1回戦、激しい点の取り合いやロスタイムに追いついて延長戦などすさまじい試合が何試合があったようですね。

ゲリラは6人が出動しましたが、試合も熱かったですが気候も暑く、みな熱中症寸前でヘトヘトになりました・・・

ちなみに私が東伏見と武蔵、コータローが駒沢第2、ポチが清瀬内山、最高齢のじいじ(GG)が高尾、ぬまちちぶと研修中の新人ゲリラ「のっぽろ」が駒沢補助を担当しました。

なお、自称「高尾の鬼」ピアノマンは本業のピアノリサイタルで地方営業に行ってて不在、カトリーヌは音信不通でした。

この8名の中で高校時代にサッカー部でそれなりにプレイしたのは私だけ、あとは遊びでプレイしてたり、してなかったけどサッカーをこよなく愛するのが5名、ど素人2名です。

このプレイ経験がない、あるいは乏しい人たちのすばらしいところは、その純粋無垢な意見と感想です。ストレートに「なぜ、なぜ」とくるところは小学生と一緒で、唯一の部活動経験者である私はそれにきちんと答えられたためしがありません。メンバーと話してると、過去の体験は邪魔どころか、下手すると意味さえない気がするときがあります。

したがいまして、上は50代から下は20代前半までのTEAM kumazemiは究極の異年齢素人集団と言えます。

ただ、素人は既存概念の枠にとどまらないところがありますので、行き過ぎた場合はどうかやさしく叱っていただくと同時に、温かい目でみてください。

でも素人であればあるほど、ある特定の分野において今まで聞いたこともないようなクリエイティビティを発揮するとも言われてますので、サッカーの世界で何かおもしろいことを起こしてみたいですね。

「トーナメントかリーグ戦か」、「クラブユースか高校サッカーか」、「南米かヨーロッパか」、「3バックか4バックか」・・・このあたりは素人の私たちにはわかりませんので、日本サッカー協会職員の皆さんなど詳しい方々にお任せします。

が、私たちにとって最高のエンタテインメントであるサッカーをつまらなくするような愚策だけは勘弁してください。

まずは現行の「指導者養成事業」と並行しつつ「異能者養成事業」やってみたらどうでしょうか。「相撲部屋」もいいですが「おりがみ教室」とかもいいですよ。

「今当たり前にやっていることの全てが未来永劫通用するわけではない」

Img_1690

※中性子について研究されたい方はコータローまでお願いします。

2010年9月12日 (日)

都大泉vs都狛江

Kumazemi Report 2010-09-12
第89回全国選手権東京Aブロック1回戦
早大東伏見グラウンド(晴)
都大泉   vs   都狛江
1
0 前半 0
1 後半 0
0

いよいよ都大会が始まりました。9月も10日過ぎたというのにうだるような暑さの中、13試合行われました。まずは東伏見で行われた大泉対狛江の都立対決です。

立ち上がりは一進一退でしたが、都大泉は14番の選手を中心に都狛江のディフェンスの裏を狙い、都狛江はFW7番の選手にボールを入れてそこに周囲の選手が絡んでいく攻撃です。この都狛江7番の選手を都大泉DFはかなり意識していました。

Img_0771

しかし、流れ的には都大泉がやや優勢に展開、都狛江は辛抱してカウンターを仕掛けます。都狛江はこの暑さの中でも守備の集中は切れず、前半19分の都大泉19番の選手からの裏を突く見事な右サイド縦パスにも必死に反応して守ります。

押し込まれる都狛江も、前半21分には6番の選手がバーをかすめるすごいミドルを放ち、引きっぱなしにならず抗戦します。

前半30分には、都狛江が右サイドから5番の選手が見事なクロス、これに10番の選手がフリー気味でヘディングシュートを撃ちますが、惜しくもGK正面でした。

Img_0766_2

それにしても、都大泉18番の選手の都狛江7番の選手に対するマークは執拗で、相当警戒しているように見えました。

前半はこのまま終了、勝負は後半に持ち越されます。

後半に入り、序盤の主導権は都狛江が握ります。後半4分には40mはあるFKを意表を突いて右サイドに出し、そこからの折り返しのクロスにヘッドで飛び込むシーンもありました。

ここで後半上がり目のポジションに位置していた18番の選手が12分に負傷退場、代わりに12番の選手が入ります。すると、その5分後には都狛江が9番の選手に代えて15番の選手を投入、暑さに体力を奪われていく中、両軍ベンチも動き出します。

この20分過ぎまでは都狛江がペースを握り、心なしか都大泉の運動量が落ちたように見えました。そんな中、後半26分、都大泉は中央ポストプレーから右に展開、チャンスを作ります。

疲労の色が濃くなる中、両軍必死に足を動かしていましたが、ラスト10分を切った後半31分、都狛江が中盤で左から右にサイドを変えようとした横パスを都大泉14番の選手がカット、そのまま中央やや左をドリブルで駆け上がり、都狛江DFが慌てて戻って寄せる前に左足を振り抜いてゴール右に突き刺し、都大泉がついに均衡を破ります。

Img_0783

主導権を握っていただけに、このビルドアップしようとしていたところの逆襲は痛かったですが、虎視眈々と相手のパスの強弱を予測、しかもきっちり決めてくる都大泉14番の選手を褒めるべきでしょう。

都狛江はこれでも下を向くことはなく、どんどん攻撃を仕掛け、都大泉は逃げ切りを図るのに精一杯なるまで押し込んでいきましたが、無情にもゲームはこのままタイムアップ、粘る都狛江をミスを逃さず突いて先制した都大泉が1点を守りきり、勝利しました。

両校とも総体で部活に区切りをつけた3年生がいたのではと想像しますが、ゲームは激しくもファウルの少ないクリーンな試合展開で、見てて気持ちよかったです。

勝った都大泉の次の相手は駒大高ですが、どんな強豪でも初戦は硬くなるものです。すばらしいゲームを期待します。

kumazemi's favorite players 2010:都大泉の14番