東海大高輪台vs國學院久我山
Kumazemi Report | 2009-06-20 |
平成21年度高校総体都大会2次準決勝 |
駒沢第2球技場(晴) |
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インターハイ予選もいよいよあとわずか。好天に恵まれた駒沢補助球技場第1試合では、國學院久我山と東海大高輪台が顔を合わせました。
立ち上がりから主導権を握ったのは國學院久我山でした。持ち前のパスを細かくつないでの崩しからチャンスをつくっていきます。前半15分には、10番の選手がゴール前の混戦から一瞬空いたコースを狙いシュートしますが、これはGKが正面でキャッチしました。
やや押され気味の東海大高輪台ですが、駆けつけた大応援団の声援を受けて粘り強い守備で対応します。チーム全員の守備の意識が非常に高く、ペナルティエリア付近にはそう簡単には入らせません。ボールを奪ってからは國學院久我山の中盤でのプレッシャーを受けなかなか前へつなげませんが、セットプレーからチャンスを演出していきます。前半25分には左からのコーナーキックを、ファーサイドで見事に叩きつけるヘディングで合わせますが、國學院久我山DFがゴールライン上でボールを跳ね返しました。
前半28分には、國學院久我山8番の選手がスルーパスに抜け出し、飛び出してきたGKをかわすシュートを撃ちますが、惜しくも左に外れました。堅い守備に思うようにボールを回せない國學院久我山ですが、それでも個人で打開できるキープ力、ドリブル力には素晴らしいものがあります。前半残り時間もやや押し気味で試合を進めますが、0-0のままハーフタイムを迎えました。
後半に入ると東海大高輪台の勢いが目立つようになります。後半5分に右サイド突破から絶好のチャンスを迎えますが、2度のシュートは2度とも跳ね返されました。また、セットプレーでは8番の選手の精度の高いキックで國學院久我山ゴールを脅かしていきます。
國學院久我山は中盤からどんどんスルーパスを出してDFライン裏へ抜けようとしますが、巧みにオフサイドをとられてしまいます。東海大高輪台にうまく守られてなかなかゴールに近づけない時間が続きました。
時間は過ぎていき後半39分、東海大高輪台が右サイドからのクロスのこぼれ球をシュートしますが、これはクロスバーの上へ。両者無得点のまま延長戦へと突入しました。
両チームとも最後の力を振り絞ってゴールへと向かいます。延長前半4分、國學院久我山20番の選手がロングボールに抜けるも飛び出したGKがクリア、7分には見事な崩しからエリア中央18番の選手がシュートしますが、惜しくもゴール上に外れました。延長後半3分には今度は東海大高輪台がクロスボールからチャンスを迎えますが、飛び込んだ選手はわずかにボールに届かず流れてしまいます。9分の國學院久我山のシュートも枠には飛ばず、ついに決着はPK戦へと持ちこまれました。PK戦ではこの日大活躍の東海大高輪台GKがシュートを止めて、チームに勝利をもたらしました。
東海大高輪台にとっては、守り勝ったという試合だったでしょうか。最後まで集中の切れない堅いディフェンスで猛攻を凌ぎきりました。國學院久我山は惜しくも敗れてしまいましたが、美しいサッカーは健在でした。選手権予選ではさらに美しいプレーを見せて欲しいと期待しています。
あの高輪サッカー部が総体かぁ…ビックリ!!がんばれ高輪サッカー部!!!!
投稿: 卒業生 | 2009年6月22日 (月) 21:28
ベスト4チームに値するいいゲームでした。東海大のモチベーションが少しですが高かった感じがしました。小柄ながら10番の選手中心にMF,DFがいいプレーでした。久我山は、スピードとテクニックを備えた8番の選手、キープ力のある10番の選手が目を引きましたが、全体的に中盤で持ちすぎの感じで、展開力(運動量?)が欲しかったような気が。後半途中、東海大が嫌がっていた感じの8番の選手が交代して(足の故障かな?)東海大にはゲームが有利に動いていったかもしれませんね。東海大はおめでとう。皆さん、暑い中お疲れ様。お互いこれから切磋琢磨して、またいいゲームを見せてください。
投稿: 一応プロ | 2009年6月22日 (月) 10:58