実践学園vsかえつ有明
Kumazemi Report | 2009-04-12 |
平成21年度関東大会東京予選2回戦 |
実践学園高尾グラウンド(晴) |
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やわらかな陽射しが心地良い、春の実践学園高尾グラウンドからのリポートです。
試合開始早々、かえつが4番のミドルシュートや連続でのコーナーキックでチャンスを作ります。実践も前へ前へという気持ちが見られ、両チームとも積極性が目立つ立ち上がりは、徐々に実践ペースとなっていきました。
19分には右サイドで7番から9番へパスがつながり、縦に切り込んだ9番がセンタリングから好機を演出すると、24分には再び右サイドからのクロスに、4番がハーフボレーでゴールを狙います。この2つのプレーにも関わっていた中盤の4番、7番がよく前線に飛び出すことで、実践に良い形が生まれていたような印象を受けました。
押され気味のかえつは、ボールを奪ってから縦に速い展開で打開策を探りますが、ボールがなかなかつながらず耐える前半となります。また、実践の選手と比較して体格の小さい選手が多いためでしょうか、ショートコーナーを多用しますが、決定機は作れません。
29分、速いパス回しから実践6番がボールをゴールに流し込み先制かと思われますが、その前のプレーでファールがあり得点にはなりませんでした。これで得たFKはわずかに右に外れます。終始実践がペースを握っていた前半は無得点のまま終わりました。
後半に入っても流れは変わらず、押す実践と受けるかえつという構図が続きます。時間が経つにつれて疲れもあるのでしょうか、かえつはゴール前でフリーキックを与えることが多くなってきました。この流れは後半25分過ぎまで続きますが、スコアは0-0のまま動きません。
終盤に来て、これまで長く耐えていたかえつにチャンスが訪れます。まずは29分に11番が左サイドを突破してチャンスを生み出すと、33分にはキャプテン6番がシュート、さらに34分には再び6番がスルーパスからシュートを撃ちますが、実践GKがナイスセーブを見せました。対する実践も31分に19番がゴール正面やや左から巧く巻いたシュートでゴール右隅を狙いますが、ボールはわずかに外に飛びます。
激しく動き出したこの時間帯に勝負を決めたのは実践でした。35分、左からのボールを2番が押し込んで先制。これが決勝点となり実践が3回戦へ進出、帝京との対戦となりました。
かえつ、実践ともに新チームの初々しさが感じられましたが、その中にもチームカラーというのは出てくるものですね。夏、そして秋へとそれがより鮮明になっていくのでしょう。それを見守っていきたいと思います。
取材:コータロー
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かえつ有明がオール1年生で旋風巻き起こしてたあの時から3年経ったのか・・・私も3歳年をとったということですね。でも、高校サッカー追っかけてると1年あっという間で、老け込むヒマがないので、若くいられます。
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