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2008年11月10日 (月)

帝京vs実践学園

Kumazemi Report 2008-11-09
第87回全国選手権東京Bブロック準決勝
西が丘サッカー場(曇)
帝京   vs   実践学園
0
0 前半 0
0 後半 0
0 延前 0
0 延後 0
0
7 PK 6

昨日と変わり映えしない曇天の中、この天気と真逆の展開でBブロック準決勝が展開されました。

総体都大会で國學院久我山に0対4と信じられないスコアで決勝トーナメントを阻まれた帝京ですが、ここまでの3試合全て完封で勝ち上がり、しかも準々決勝では駿台学園に完勝してここまで来ました。対する実践学園は初戦足立学園の粘りに苦しみつつも準々決勝では都駒場を一蹴して勝ち上がってきました。

Img_5320_2試合は序盤から帝京が厳しいプレッシャーをかけ、セカンドボールに対する読みも対応も速く、実践学園を圧倒します。攻撃では10番の選手が中心となってダイレクトプレーを随所に織り交ぜ、信じられない身体能力を持つキャプテン11番の選手の突破力と空中戦に強く一発のある13番の選手を中心に多彩な攻撃を仕掛けます。

対する実践学園攻撃のカギは両サイドハーフかなと思っていたのですが、これでもかこれでもかと繰り返される帝京の分厚い攻撃に、守勢に回らざるを得なくなります。それでも前半11分と12分に立て続け似合ったFKのチャンスでは、ゴール前GKの出にくいポイントにボールを入れてこぼれ球を狙うパターンを展開しました。

20分過ぎには帝京が時折ロングボールを入れる攻撃も見せ始め、迫力ある連続攻撃でどんどん実践学園を追い詰めていきます。正直、失点も時間の問題かなと思いましたが、実践学園は守備でつまらないミスを犯さず、体を張り堅実にとにかく耐え続けていました。帝京の26分の右サイドFKから10番の選手のヘッド、30分の10番の選手に右サイドを突破されての13番の選手へのニアでの合わせにも必死に守り、37分の右CKをグラウンダーでニアに合わされたピンチも体を張って守りました。このように帝京の分厚い怒涛の攻撃にとにかく耐える実践学園でしたが、前半はこのまま凌ぎ切り、何とか0対0で前半を終えます。

後半も実践学園の耐える時間は長くなるだろうなと思っていたのですが、ベンチワークが流れを一転させます。後半5分、実践学園は4番の選手に代えて8番の選手を投入します。この8番の選手がそれまでの耐える実践学園を苦しみから解放します。縦横無尽に動き回り、正確な技術で果敢に帝京に挑み、これにより前半は孤立して機能していなかった前線11番9番の選手にボールが入るようになり、ダイレクトプレーがバンバン出てきて前半と打って変わって見違えるようなチームになります。逆に8番の選手が入ってから15分くらいは、連続セットプレーを受けるなど帝京が耐える時間となりました。

押され気味だった帝京も後半20分過ぎからは盛り返し、25分には左ファーサイドへのクロスにフリーの13番の選手に決定的チャンスが訪れるなど徐々にリズムを奪い返しに行きます。しかし、この直後の29分には実践学園が右サイドからロビング気味のクロスに前に出てきた帝京GKが触れない惜しいヘディングシュートもありました。

そして26分の帝京の選手交代の後、34分に実践学園はいつものスーパーサブ19番の選手を投入、両チーム延長を見据えます。試合はこのまま0対0で終了、昨日のAブロックの2試合に続いてまたもや延長戦突入となります。

延長前半6分、帝京にビッグチャンスが訪れます。ゴール右側すぐそばで帝京が間接FKを得たのです。このプレースキックは観衆が息を飲むドキドキの場面となりました。キッカーを任されたのは6番の選手でした。

Img_5309

この絶体絶命のピンチを防いだ実践学園は8番の選手の豊富な運動量と19番の選手のスピードで息を吹き返して逆襲しますが、さすがここまで失点0の帝京守備陣、強く堅実な守りで決定機を作らせません。このような息詰まる両者の攻防に20分は短すぎ、ゲームはこのまま終了、PK戦にまでもつれ込みました。結果は7人目まで行って7対6で帝京が決勝進出を決めました。

Img_5332 Img_5341

それにしても壮絶な試合でした。前半の実践学園は、あれは作戦だったのかと勘ぐりたくなるほど後半・延長は別のチームに変貌、とても見ごたえある展開となりました。特に実践学園8番の選手の動き、レフティ7番の選手の正確無比な左足のプレースキックには唸るものがありました。

帝京はこれで初戦海城戦から連続4試合無失点で決勝まで勝ち上がりました。さすがです。

kumazemi's favorite players 2008:実践学園の8番

Kumazeminame

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コメント

高校サッカーで一番感動を覚え、スポーツの原点を垣間見るのは試合終了のホイッスルが鳴った瞬間です。勝者・敗者とも表情は違うもののJリーグではありえない光景が観戦した者の心に新鮮に写ります。勝者が敗者をいたわっている光景もスポーツマンらしくて心が癒されるようです。敗れた実践学園は、毎年観戦者に勇気と感動を与えくれます。そんな実践のプレーが大好きです。
王者帝京に臆することなく挑みました。東京の上位校として誇りを持って、来年は更なる感動を期待しています。
最近は、多くの子供たちが小学校からサッカーを始めている影響か、昔ほどの学校間の格差が無くなったような気がします。(私の子供のころは野球しか無かったが)
くまぜみさんの、心配りのあるレポートには感謝しています。

2・30年 東京高校サッカーを見続けていますが、一つの時代を感じました。
まず、帝京と実践学園の選手の技量です。以前(松波・阿部 位まで)なら、選手のユニフォームを見なくても、区別がつくくらい差がありましたが、今回は、ほとんど差を感じられませんでした。廣瀬・深町監督、丁寧に教えられていらしゃるのが解りましたか、Jリーグの影響か目立つ選手が、東京の高校へ集まらなくなったのかもしれません。
次に、レフリーです。主審は、ベテランの方ですが、この歳で、また改善されています。もしかしたら、若い時よりも、メリハリが利いていたかもしれません。そして、アシスタント 2名も、30歳前後の若手の教員でした。ここ、10年前後、教員の就職難で、ベテランの先生方が頑張っていましたが、徐々に若手が台頭してきている様で、頼もしいと思いました。
最後に、日本テレビの、取組み姿勢です。過去は、新人アナウンサーの登竜門的な扱いもあったように見受けましたが、今回、本大会のために、20年前から、高校サッカーに、携わっていた、アナウンサーが、事前取材を行なっていました。日本テレビ内の状況は解りませんが、高校サッカーに携わっている方々の、コンテンツを大切にしている態度が伝わってきたように、思えました。
流れは、確実に変わりつつありますが、伝統を大切にしようとしている対応もみえて、バランスをうまくとって行って欲しいと感じました。

まるで試合を観ているかのような臨場感あふれる内容で、とてもよかったです。
ところで、Bチームのもう一試合、国士舘対農大もありますか?是非お願いしたいです。

帝京すごいですね。私も応援しましたが、
興奮しました。ドキドキ。いよいよ決勝!
また写真とレポート楽しみにしてます。

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