早稲田実vs都葛飾野
Kumazemi Report | 2008-05-24 |
平成20年度高校総体都大会1次(B)決勝 |
早大東伏見グラウンド(曇) |
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入梅が近いことを感じさせる不安定な天候のもと、総体東京都大会Bブロック決勝カードが早大東伏見グランドで行われました。強豪早稲田実業に挑むは下町都立の雄、葛飾野高校。この試合はホソゼミさんがリポートしてくれました。
試合開始早々、両チーム足を使ってリズムを掴もうとしますが、早実がワンタッチまででまわすテンポの速いパス回しでリズムを作っていきます。開始早々ながら自然とボールは葛飾野サイドで早実が仕掛ける攻撃が目立ち始めた前半10分。左サイドから上がったボールにヘッドで綺麗に合わせて葛飾野ゴールに先制点を叩き込みます。
その後、間もなく、前半15分にはまたも早実がカウンターで中盤から出た長いスルーパスに9番が合わせて葛飾野ゴールに追加点を決めます。
前半15分を回ったところで早実が2点リード。このまま早実の完勝ペースで終わってしまうのか?
この後も早実はスムーズなパス回しで左右に揺さぶりながらゲームを展開しますが、決定的なシーンを作らせず耐える葛飾野が後半30分に19番が打ったロングシュート。ここから葛飾野の動きがよくなって来たように感じるとともに、今まではなんてことなく繋がっていた早実のパスが要所要所でカットされ、リズムが乱れ始めます。ここからはお互い早めにタテへ入れる展開が目立つようになりますが、スコアは動かないまま後半へ向かいます。
後半、早実のパスをつなげて組み立てる展開が再び繰り広げられるかどうかをポイントと見ていましたが、逆に葛飾野が積極的に攻撃を仕掛けるシーンが目立ち始めました。泥臭くも見えますが、豊富な運動量と体を張ってボールを保持しようとする葛飾野の攻撃に早実が耐える時間が続く中、セットプレーから流れが変わります。後半25分左サイドからの早実のコーナーキックに12番がヘッドで合わせてゴールネットを揺らします(が、後日ファウルにより得点でないことが判明)。続く33分にはセットプレー(FK)のチャンスに7番の選手がが綺麗な弧を描くシュートを葛飾野ゴールに突き刺しました。
ここまでで3対0と点差は開いてしまいましたが、諦めず早実ゴールへ仕掛ける葛飾野は後半39分に13番の選手が早実ゴール左へシュートを決め1点返しますが、無情にもここでタイムアップとなりました。
得点差が3点ありながらも互角の戦いのように感じさせた葛飾野イレブンの頑張りはすばらしく、試合直後の光景を見て早実イレブンは終了間際に失点から何か課題を掴んだかのように感じました。
思うようにいかない時にどのようにするべきか、その中で自分達らしさを出すにはどのようにするべきか。日々の生活や仕事でも同じようなことがあります。その答えは、日々積み重ねられていく練習にあるのでしょう。
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葛飾野の39分の1点は大きな1点ですね。早実相手に3対0と3対1では大きな違いです。強豪相手に突き刺したこの1点は、今夏の成長に必ず寄与するものと思います。
早実の次の相手は城北です。そして勝った方が春のチャンピオンに挑みます。
※ホソゼミさん、これからはゴールかノーゴールかはしっかり観るよう、心よりお願い申し上げます。
CKです。
投稿: 関係者 | 2008年5月29日 (木) 22:05
そうだったんですか。CKですかそれともFKの方でしょうか。
いずれにしましてもすぐに修正します。現場で観てた者は気づかなかったようです。すみませんでした。
投稿: 関係者様<kumazemi | 2008年5月29日 (木) 13:40
後半のセットプレーはファウルで無得点です。
投稿: 関係者 | 2008年5月28日 (水) 22:36
4対1ではなく、3対1らしいです。
投稿: 観戦者 | 2008年5月28日 (水) 13:16