都三鷹vs高知中央 Vol.1
Kumazemi Report | 2007-12-29 |
第86回全国高校サッカー選手権開幕戦 |
国立競技場(晴後雨) |
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東京の高校サッカー史に残る歴史的瞬間をこの目で見ようと、国立競技場へ行きました。そしてその瞬間に立ち会えることができました。三鷹イレブン、山下先生、香取先生、コーチングスタッフ、在校生、卒業生そしてご父兄の皆様、本当におめでとうございます。
ここ最近の全国選手権への都立高校の出場は3回ありますが、平成4年度第71回大会の都久留米(初戦東海大五に0対1惜敗)、平成9年度第76回大会の都駒場(初戦米子工に2対2からPK戦敗退)そして昨年第85回大会の都久留米(初戦準優勝した作陽に1対2惜敗)といずれもあと一歩のところで初戦突破を阻まれていました。
もし都三鷹が勝てば都立勢初の初戦突破となるというわけであり、よって上述の「東京の高校サッカー史に残る歴史的瞬間」と表現しました。それにしても試合はハラハラドキドキの展開になりました。
開始直後から三鷹は技術もしっかりしていてスピードのある高知中央攻撃陣にかき回され、やはり緊張からかいつものパスサッカーに冴えが見られず、開始1分でCK取られるなど高知中央優勢で試合が進みます。今日の三鷹はボールを奪取してもなかなかつなぐくことができず、特に白井選手に入るクサビのパスにはとりわけ高知中央も素早く詰め、白井選手も苦しそうでした。キャプテン北見選手も右の林選手がオーバーラップできない(前半はしない作戦だったかもしれません)こともあってか再三左サイドの突破を試み、相手の中央の守備陣形を崩そうとしますが、高知中央DFの配置はそう簡単に崩れず、なかなかチャンスが作れません。しかも私が家を出るときはあんなに陽がさしていい天気だったのに、あっという間に国立の空を覆いつくした分厚い雨雲から雨が滴り落ちて来たのです。水を含んだ芝のピッチはボールコントロールを難しくするので私は「嫌だな」と思っていました。
このような状況でも、選手たちはいつもの三鷹らしく少ないタッチでスピーディにつないで・・・という意思はわかるのですが、やはり雨の影響を受けたピッチコンディションに加え、高知中央のプレッシャーも速く押される時間が長くなっていきます。
しかし、私はこの前半あることに気がつきました。それは、「高知中央の守備陣はいい守備もするが不安定さもあるな」ということです。確かに白井選手にそう簡単に前を向かせずシュートも1本も打たせず、サイド攻撃を受けても中の配置を崩さずしっかり相手をマークする守備ができる反面、奪ったボールの最初の処理やビルドアップしていく時の連携に大なり小なりミスが目立っていたのです。
でもこの前半、ビッグチャンスはやはり押し気味に進める高知中央にやってきました。20分、左サイドからの攻撃で高知中央の選手が低いライナー気味のクロスを入れられ、18番炭谷選手がとまずいと思って素早く戻ってゴール前でクリアしようとしたのですが濡れた芝で球足が速く、かすった形になってあわやオウンゴールかというシーンがありました。これには私も冷や汗が出ました。
一方三鷹は33分、右サイドで高知中央6番の選手とマッチアップになっていた林選手が粘ってタテに流れた11番FW吉野選手にパスを通し、その吉野選手からの折り返しにキャプテン北見選手がシュートを打った場面がありました。シュートはGK正面でしたが、高知中央20番の選手が素早くきっちり寄せてきたので左に蹴りこむことができませんでした。あの寄せがもう一歩遅かったら、北見選手の技術をもってすればGK左側を抜いて得点になっていたのではないでしょうか。
このように前半は緊張と雨の影響からかパスの強弱や精度がいまひとつでなかなかいつもどおりのシンプルパスサッカーができない三鷹でしたが、スピードと高い技術、そしてフィジカルの強さを持つ高知中央攻撃陣に対して守備の集中だけは切らさず0-0で終わりました。攻撃に関しては、堂尾選手にいいミドルを打てるチャンスが複数回ありました。晴れてたら1本は決まってたと思うのですが(堂尾君失礼なこと書いてごめんね)、いかんせんこの雨でやりにくそうでした。
私は、思いっきり期待させていてドーンと落とすようなことする今日の天気を恨みつつ、後半間違いなく戦い方を変えてくるであろう山下采配にワクワクしながら、無失点で切り抜けた安堵とともにコーヒーを買いに席を立ちました。
川渕さん・・・。KYなんですね!がっかり・・・。
日本サッカのトップとは思えない発言。プログラムは美辞麗句ばかり。ここにも「偽」が・・・。上しか見えていないのでしょう。
三鷹、おめでとう!
都立高校が国立で初勝利!!
本当に君たちは凄い、高校サッカー蹴児に勇気を与えるよ。ありがとう!
次も期待します。
投稿: カンパオオチャカ! | 2007年12月31日 (月) 04:04
>正直昨日の全日本ユース(U-15)選手権のほうがレベルは高かったが、
>都立高も割合やるなあという印象。楽しく見させていただいた
川渕キャプテンのコメントです。協会の頂点の人が発言するコメントとは思えない・・・
投稿: | 2007年12月31日 (月) 03:26