雲の上の人
よく畏れ多くて近づけなけない、超大企業のトップとかある特定の分野でおよそ一般には考えらない実績や功績のあった人などによく使います。
この間海外に行ったとき、実はこの「雲の上」に出くわす機会があり、パシャッとやってみました。それが下の写真です。
この写真を見てあらためて思ったのですが、「雲の上」は「その下は何も見えない」のでありました。
「雲の上の存在」の方は何もすき好んでそうなった方ばかりではないですし、そもそも外野が勝手に言うことですのでご迷惑に感じていることもあろうかと思いますが、雲の上からは地上が見えませんので注意が必要です。
満開の桜を観ながら日中から「花見」と称して酒宴を催すことができる人がいる反面、少しお酒がまわっていつもより不自然に明朗になっているその大勢の笑い声に耳を閉ざし、今日をどう生きればいいのか思案せざるを得ない人がいるのも現実です。
今自分がおいしいところを食べていられているのなら、反対側で誰かがおいしくないところを食べ続けている可能性が高いです。
しかし残念ながら、一部から評価され、ちやほやされて勝手に「雲の上の存在」に近いところにいると大きな勘違いをし、「俺は何をやっても許されるのだ」と驕りながら甘えている輩が多くなってきている気がしてなりません。
現実が見えなくなってきたなと感じながらも自己を変えるエネルギーが沸いてこないようなら、もう引いた方がいいです。と言いますか引いていただかないと周りが迷惑です。
他者を慮る能力の欠如した人間は共同体の維持を阻害します。
今日どっかの試合見に行ったんですか?
投稿: ガガガSP | 2007年5月20日 (日) 20:55